共鳴するものたち


これは、時期的には第6夜と第7夜の間にあたる時期の物語。
それは、久しぶりにウィザードとして復帰した、可憐を迎えた席での事。
…そこに忽然と、長らく行方をくらましていた【そら】が現われる。

そら:「おひさしぶり、です・・・また・・・あえました・・・ね(にこ)」
智律:「お久しぶりです♪お元気でしたか?」>そらさん
そら:「はい・・・暫く、用事を・・・すませて、いましたので・・・おあい、できませんでした・・・」>智律さん
アドノレ:「確かにひさしいな」
智律:「はいです・・・・。でも、お元気そうでなによりです♪」>そらさん
そら:「先日まで・・・両足を、再生・・・してました、ので・・・実はあまり、動けません・・・でした、が・・・」>智律さん
智律:「・・・・え・・・?ど、どうかしたですか?本当にもう大丈夫ですか…!?」>そらさん
そら:「動けます、から・・・もう、だいじょうぶ・・・それに、腕の1本・・・どうとでも、なります・・・まだ。」
翔真:「………(嘆息&苦笑)」
智律:「だ、駄目ですよ!腕がなくなったら大変ですよぅ…。」>そらさん
そら:「だいじょうぶ・・・腕が、砕けても・・・また、再生できる・・・・から(にこ)」>智律さん
真琴:「・・・相変わらず、ハードですね(苦笑)」<腕の一本
そら:「命を、守るためなら・・・安いもの・・・です(にこ)」>真琴さん
真琴:「それは、そうなんですけどね(苦笑)」多分命より腕が大事って言いそう(爆)>そら
そら:「それなら・・・問題は、ありません・・・ね(にこ)」
真琴:「問題が無いわけではないんですけどね(くす)」
そら:「それでも、しなくては・・・ならない、戦いもあります・・・」
アドノレ:「烏賊・蛸でもあるまいに。」>そら
そら:「たこ・・・いか・・・?(きょとん)」>アドノレさん
アドノレ:「足が切れても再生してくるものでは比較的メジャーな奴らだ。ストレスで自分の足を喰らったりもする」(クト様とか)
そら:「では・・・アドノレさんも、足を・・・食べますか・・・?(きょとん)」
アドノレ:「女性を喰らうとゆうならもっと適任がいそうな気がする・・・(うぉほん)」
真琴:「誰とは申しませんが、ね(くす)<女性を
そら:「・・・・・・・・・?(きょとん)」
翔真:「何か言ったか?アドノレ殿?(唇の端を上げる)」その後、涼夜の方に視線を(笑)
真琴:あからさまに目をそらす(笑)>翔真
アドノレ:「気のせいだろ」>翔真
翔真:「……(苦笑)」
可憐:翔真さんの方を見てあげましょう
翔真:「……可憐ちゃんまで…^^;」

そこに現われたのは…明らかにその場には珍しい人物…そう、弓だった。

弓:「………………ちゃんと再生するまで、無理禁止。…」
翔真:「弓ちゃん……禁止するのは『無理』じゃなくて『無茶』にしておいてくれ……(苦笑)」
可憐:と言っても出歩いてますからね<そら
翔真:「まぁ確かに、放っておくと『無理』もしそうだがな……(苦笑)」
アドノレ:「死ななければ構わん。多少の無茶は成長に必要なのだ」
そら:「・・・・・・・・・・・あなたも・・・無理は・・・いけない・・・(哀微笑)」>弓さん
弓:「………………してないわ……平気、よ………」
可憐:「私から見れば、お二人とも無茶をしていると思いますわ。(苦笑)」
そら:「そう・・・それなら、よかった・・・どこか、苦しい・・・と、見えた・・・から」>弓さん
弓:「……………………今は…問題ない。………そらが、近くにいるから……かな……?」
そら:「・・・そういえば。弓さんに、会うと・・・なぜか、落ち着きます・・・どうして・・・?」
弓:「………………なんで………かしら…ね……」Gストーンが共鳴してるから(違)
そら:「『共鳴』・・・かも、しれません・・・ね・・・なぜかは、わかりません・・・が(にこ)」>弓さん
アドノレ:「硝煙の匂いなら俺様も負けてないのだが」<落ち着く
翔真:「……そう言えばアドノレは銃を持っていたのか。」
アドノレ:「持ち歩くのもあるが、長いこと戦場をうろつけば身に染み付くのだ。実際の匂いというより気配という方が近いのかもな」ピストル大名たるべく尻尾に隠し持つようになりました
翔真:「(頷いて)……そう言う物か…。」
アドノレ:「剣士もなぜか同類が判ってしまう事があると思うぞ?」>翔真
翔真:「……そうだな、確かにそう言う事も有る…似た様なものか…(苦笑)」>アドノレ
アドノレ:「覚えがあるなら修羅場の一つも超えた事があるという証明だ」>翔真
翔真:「まぁ……それなりにな……(フッ)」>アドノレ

アドノレと翔真が話しているその間に、智律は再度、
弓の傍らで安らいだ風の【そら】へと訴えかけていた。

智律:「はぅう…。そらさんが腕や足に大怪我をされると、僕まで悲しくて、痛い気がするんです…。それに、僕達に声をかけてくれれば、そんな怪我もしないで住むかもしれないんですよぅ・・・。」>そらさん
そら:「でも・・・わたしは、『痛み』が・・・わからない・・・『悲しい』は、理解・・・できます、が」>智律さん
智律:「はぅうう…。そらさんが…、ううん、誰が傷ついても僕は悲しいです…。それが腕が取れるような大怪我なんて、とてもとても悲しくなるです……だから、どうか、怪我をするような無茶はしないで下さい…。もし、怪我をしそうなら僕を呼んでください…。僕は少しはお役に立てるはずですから…。」>そらさん
そら:「・・・・・・・・・・まるで、あなたは本当に・・・!? ・・・・・・・・・――――――――いえ、だいじょうぶ・・・」>智律さん
智律:「は、はぅ・・・? どうかしたですか・・・?」>そらさん
そら:「―――――ちがう・・・あのひとは、あの時に―――でもあの時とは、なに・・・この記憶は・・・?前にも見た…場所…つなげられない、破壊・・・断絶、15年・・・異常・・・!?」
真琴:「また・・・記憶が・・・混乱しているのですか・・・・・・」考え込む
アドノレ:「未だ時に非ずか」
智律:「そらさん・・・!そらさん・・・! 大丈夫ですか・・・!?」
そら:「・・・あ・・・・・・・・・・・・だいじょうぶ・・・平気、です・・・頑丈、ですから・・・(にこ)」
翔真:「……………」
智律:「は、はぅううう・・・。(少し涙ぐんで)」>そらさん
弓:「……………………そら………。……無理に思い出さない方が……いい……。」
そら:「もう、大丈夫・・・なぜ、そのような・・・顔を、します・・・か?(にこ)」
翔真:「心配だからに……決まっているだろうが…(苦笑)」
智律:「だって・・・。そらさんは僕と会うといつもそうやって苦しそうにするです…。 僕はそらさんに何か悪い事をしたでしょうか・・・?」
そら:「違う・・・あなたには、罪はない・・・」>智律さん
智律:「・・・でも・・・。」>そらさん
そら:「―――完全に・・・思い出せない、のは・・・私の力が、足りないから・・・」
アドノレ:「知っておるか?忘れてる過去の大半は覚える必要の無い事と、覚えてない方が幸せな事なのだぞ」(複雑な笑みを浮かべる)
弓:「………………………そのとおり……ね………(少しくらい顔で俯いて)」
智律:「はぅ・・・・・。」
真琴:「(やれやれ、少しばかり時計の針を・・・進めたくなりますね(くす))」ある決意を
そら:「記憶は・・・断片しか、ないです・・・が。ひとつ・・・蘇った、ことが・・・」
翔真:「…………」
そら:「蘇った、のは…身体を、壊される…記憶…ばらばらに、削り…とられて…だから、もう何も…『痛み』を…覚えない、のでしょう…か」
弓:「……………………………やっぱり………よく………似てる………」
そら:「・・・・・・・・・・・?(小首傾げ)」>弓さん
弓:「……………私も、そう。……1番古い記憶は、痛み。……………カラダがコワされる痛み………」
アドノレ:「言っても無駄だろうが痛みそれ自体は悪では無いのだぞ」
そら:「『痛み』では・・・なくて、それ以前の・・・何か・・・腕も、足も・・・頭も、身体も・・・ばらばらに―――でも、今日・・・なぜか、わたしは・・・ここに、います・・・」
智律:「そらさん・・・・・・。」
弓:「…………そうね…………私も……なぜか、ここにいて……こうしてる……。……それでいいと、思う…………………………そらも……ここにいる。……それでいい……。………そらは、そら……だから……」

その時…【そら】に異変が起きた。髪が異変に反応し、緑色の淡い光を放ちながら波打つ。
それに呼応するかのように、弓の『破壊の右腕』が反応し、紅の輝きを帯びていく。
……2人の周囲から、優しげな光の粒子が数多く散らばり、周囲に振りまかれていった……

そら:「力・・・が、おさえ・・・られない・・・自然に、周囲に・・・放出が・・・」
弓:「………………………右手が………アツい………」
智律:「そらさん・・・。弓さん・・・。」
そら:「身体の奥・・・どこかが・・・こう、させて・・・ぁあ・・・」

2人が放つ光に反応し、周囲から無数の鳥が、小動物たちが姿を見せ…集まる。
そして、2人の少女は…その場のすべての面々が見つめる中、優しく抱きしめあった。

アドノレ:小動物たちに視線を走らせる(どちらに肩入れするかもう少し見守るとしよう)
そら:「・・・・・・・・・わたしは、わたしが何なのか・・・知らない・・・でも、これだけは・・・分かる・・・あなたと、わたしは・・・・・・何かが、繋がって・・・」
弓:「……………私は、貴方が何か知っている……。………大切な………仲間…だ………(///)。………」はずかしそーにそっぽむいて小声(爆)
そら:「・・・・・・・・・・ナカマ・・・・・・それは、トモダチと・・・同じ・・・?」
弓:「……ナカマ、トモダチ、シンユウ、コイビト………それはつまり……タイセツナヒト……」
そら:「つまり・・・わたしは・・・あなたの、そして・・・皆さん、の・・・タイセツナヒト・・・」
真琴:「・・・・・・・」シルクハットで表情を隠しています・・・
翔真:「…………(ふと、微笑む)」
智律:「そうです、そらさんは僕達皆にとって大切な仲間です♪」
アドノレ:(全てを取り戻すときが全てを失う時。神々は相変わらず良い趣味をしておる。)
弓:「………………………………………………そうよ…(ぷい)」

弓は一瞬、戸惑った表情を見せ…す、と【そら】から身体を離し…そして、翼を広げる。

そら:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
弓:「…………………………調整があるから………帰る………(突然(笑))」
智律:「あ、さようならです・・。」>弓さん
翔真:「(フッ)………『アテ、ロゴ』」>弓
そら:「必ず会える・・・いつかどこかで、貴方と私は・・・必ず(にこ)」>弓さん
弓:「………でも……もう一度言う………無理は……だめ……」

弓は、翼をはためかせ…夕闇に消える。
その意思が何ゆえであったか、うかがい知るものはおそらくいまい。
しかし、その後を…【そら】は今一度、穏やかに緑色の髪を光らせて、呟く。

「もしか、したら・・・弓さんに・・・してあげられる、ことがある・・・必ず・・・それを、思い出し・・・ます」


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