ベリヤ&エジョフ 〜大粛清の鬼達〜 | |||
第1属性 | 虚 | 第2属性 | 水 |
性別 | 男 | 年齢 | 35ほど |
ワークス | 憂世騎士団ロシア方面支部所属 | ||
出身 | ロシア | ||
性格 | 自分の欲望に忠実で変態 | ||
ライフパス(闘気修正) | 死亡(±0)/永遠のライバル(+1) | ||
GL | 15 | ||
キャラクタークラス | HP(重傷値) | 131(26) | |
第一クラス | 魔物使い(12) | MP | 117 |
第二クラス | 転生者(3) | P内包値 | 122 |
第三クラス | P解放値 | 33(38) | |
第四クラス | 闘気 | 7 | |
基本能力値 | |||
筋力 | 8 | 知力 | 6 |
器用度 | 8 | 信仰心 | 5 |
敏捷度 | 12 | 知覚力 | 12 |
精神力 | 9 | 幸運度 | 10 |
移動力 | 2(3) | CF修正 | 3 |
戦闘能力値 | ||||||||
基本値 | C修正 | 固有 能力 | 未装備 | 装備 修正 | 装備時 能力 | 装備 状態 | 備考 | |
命中値 | 10 | +3 | 13 | +11 | 24 | |||
回避値 | 12 | 12 | +1 | 13 | ||||
攻撃力 | 8 | 8 | +15 | 23 | ||||
防御力 | 8 | +2 | 10 | +6 | 16 | |||
魔導力 | 7 | +3 | 10 | +16 | 26 | |||
抗魔力 | 7 | +2 | 9 | +13 | 22 | |||
行動値 | 11 | 11 | +1 | 12 |
戦闘装備 | |||||||||
装備名 | 重量 | 命中 | 回避 | 攻撃 | 防御 | 魔導 | 抗魔 | 行動 | 射程 |
魔導制服 | 1 | +1 | +3 | +3 | +1 | ||||
ブーツオブインセクト ※転倒ペナ7点減免 |
1 | +1 | +2 | ||||||
グローブオブメイジ | 0 | +1 | +1 | ||||||
マギアブースター | 1 | +1 | +3 | +1 | |||||
黒ローブ | 1 | +1 | +4 | +4 | |||||
NKVDの紋章 | 0 | +1 | +2 | +2 | |||||
+3 | +3 | +3 | |||||||
小計 | 4 | +4 | +1 | +6 | +16 | +13 | +1 | ||
(ウェポンフォーム) | − | +7 | +15 |
特殊能力 | |||
名称 | 能力LV | T | 備考 |
ウェポンフォーム | 7 | 通常 | 命中+「Lv」、攻撃+「Lv+8」 |
コンシールモード | 超々対抗 | 攻撃された際、回避を放棄。ウェポンフォームによる 攻撃1回を絶対命中として行う |
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アーティラリィフォーム | 常時 | ウェポンフォームの射程を 「魔物使いCL(12)」とする |
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デモンホールド | 通常 | 相手にダメージを与える代わりに「転倒」とする | |
ファイナル コンビネーション | 超対抗 | ウェポンフォームの攻撃力に+「CL×5」=60 1シナリオ1回限定 |
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ライディング | 対抗 | 移動力+1 | |
ギャロップ | 通常 | ライディング使用後、全力移動後に 物理攻撃が可能となる |
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ファングモード | 超対抗 | ダメージに2d6+CL(12) | |
遺産所持 | 常時 | NKVDの紋章 | |
真の力 | 超々対抗 | プラーナCL点消費。 遺産の各戦闘能力値修正+3 |
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リミットブレイク | 1 | 対抗 | − |
遺産「NKVDの紋章」特殊能力 | |||
《邪悪なる取り調べ》 《ウェポンフォーム》による攻撃を命中させ、1点以上ダメージを与えた相手のすべての武器・防具を解除する。 装備解除されたアイテムは、武器を除き、シーンが終了するまで再装備する事ができない。 なお、対象はこの能力が適用され効果を完全に発揮した時点でアナライズされたものとして扱う。取り調べだから。 《無差別大虐殺》 シーン中1回のみ使用可能。《ウェポンフォーム》の攻撃対象を、シーン中の(自分達自身を除く)キャラクター全員に拡大する。この時《ウェポンフォーム》に付与できる特殊能力・魔法・プラーナは、すべて付与する事が出来る。 ただし、敵味方の区別を付ける事が出来ない。 |
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《致命的不和》 ラウンド最初に目標値10の信仰心ジャッジを行う。失敗した場合、このキャラクターは契約魔物(魔物使いおよび転生者の特殊能力)を扱う事が出来なくなる。更にファンブルした場合、契約魔物が魔物使いおよび転生者の特殊能力を用いてこのキャラクター自身を攻撃してくる。 これらの状況下においてこのキャラクターは、自衛のために魔法・プラーナを使用する事が出来る。逆に契約魔物は魔法・プラーナを使用できない。 ただし「このキャラクターと契約魔物の利害が互いに一致している」とGMが判断した場合、これらの能力効果はすべて適用しなくてよい。本文設定も参照。 |
魔法 | |||||||
※発動値−1 | |||||||
呪文名 | 属性 | MP | 発動値 | C | 射程 | T | 備考 |
ディスアペア | 水 | 5 | 8 | 0 | 3 | 対抗 | NW(P121) |
ミスティ・フォグ | 22 | 16 | 5 | 2 (範1) |
通常 | ||
レインボウフィールド | 6 | 11 | 0 | 1 | 対抗 | LGN(P87) | |
ウォーターシールド | 8 | 11 | 0 | 1 | 対抗 | 追加魔法 | |
シルバーレイン | 6 | 13 | 4 | 3 (範1) |
通常 | ||
アポート | 虚 | 4 | 4 | 1 | 3 | 通常 | NW(P127) |
ディストーション ブラスト |
8 | 11 | 5 | 3 (範1) |
通常 | ||
ノーリーズン | 20 | 15 | 0 | 3 | 対抗 | ||
ヴォイドインターセプト | 5 | 8 | 0 | 1 | 対抗 | LGN(P90) |
所持品 | |||||||
装備品 | 契約魔物「ニコライ・エジョフ(サル型)」 +遺産「NKVDの紋章」 (あとは装備欄参照) |
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一般品 | 0−Phone Mugen−kun |
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コネクション | |||||||
(ライフパス/特殊能力) | (購入による取得) | ||||||
“青髭”ジル=ド=レ 憂世騎士団(ロシア方面支部) 契約魔物「ニコライ・エジョフ」(ライフパス取得) |
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(ミッションによる取得) | |||||||
“色魔伯”ジャコモ=ファルッシ チーム=ギガント (憂世騎士団ロシア方面支部メンバー達) プリンセス=セシル ティア=ワイルハイム |
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解説 | |||||||
「私は最高の力を手に入れ、最高の存在となるのだ――今までもそうだった。そしてこれからも!」 「君の事は、この私自らが“適切に処理”させてもらうよ」 1930〜50年代、当時「ソヴィエト連邦」と呼ばれていた現在のロシアにおいて吹き荒れた、独裁者スターリンによる「大粛清」の嵐。 その先頭に立ち、国民に暴虐の限りを尽くした秘密警察の2人の権力者たち「ニコライ・エジョフ」「ラヴレンチー・ベリヤ」の転生体である。 《ベリヤ》 憂世騎士団ロシア方面支部所属、ほぼ最高幹部待遇の転生者にして魔物使い。 本来は紛争地域の石油パイプライン会社に勤めていたパーヴェルなる人物だったが、エジョフとの邂逅によって力と記憶に目覚めた結果退職、その後騎士団入りしている。 覚醒前のパーヴェルは地味で生真面目な人物だったらしいが、今では完全に過去生の記憶と欲望に支配されており、貧乳少女を偏愛するただの変態となり果ててしまった。 《エジョフ》 ベリヤの契約魔物たる、小柄な猿のクリーチャー。同時に遺産「NKVDの紋章」そのものでもある。 彼がベリヤの許に現れた事は、確かにその転生者としての覚醒を引き起こした原因だが、エジョフ本来の意図は別にあった様子。 そしてこいつもまた、少女を拷問し苦痛に歪むその顔を見て愉しむ変態である。 |
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正確には個々の転生者というよりも「旧ソ連における大粛清の記憶」の転生者という存在であり、結果「資格者としては確かに2人なのだが、遺産は1つである」という特異な存在。 その結果、過去生の記憶はそれぞれ共に保有しているものの、先に権力を得ていたエジョフが「遺産としての能力」を、後から権力を得たベリヤが「遺産を使役する力と人間の身体」をそれぞれ獲得したため、それぞれが「人間の姿」と「個たるウィザードとしての(魔法を除く)能力」を持たないという、転生者としては歪かつ不完全な状態となってしまっている。 現在2人は、憂世騎士団をかつてのソ連共産党、その指導者ジル=ド=レをかつての独裁者スターリンに見立て、その下で彼ら自身の栄達を図るべくあらゆる手を尽くしている。そのためジルの歓心を買い、なるべくならば彼の不興を買わないよう細心の配慮と注意を払い続けている。 その一方で「過去世での権力闘争において“最終的にベリヤがエジョフを蹴落とし死に至らしめた”という経緯の記憶」を共に持っている事が理由で、二重の契約による強い相互依存関係にありながら互いの仲は非常に悪く、両者の利害がほぼ完全に一致を見た場合を除けば「常に互いが相手を蹴落として転生者としての主導権を握ろうと画策している」ような有様である。 言うまでもなく転生者は遺産、魔物使いは魔物との共生関係にあるため、それらを否定すれば「どちらが勝っても自滅しかない」という、彼らにしてみれば皮肉にして最悪な結果を齎す事になるのだが、幸か不幸か彼らにはそれがまったく理解できていない。 一説によれば、この反目状態もまた「味方をも容赦なく粛清してきた大粛清の記憶」だからこそ成せる業である、という。 |
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・遺産「NKVDの紋章」 旧ソ連の秘密警察的組織「内部人民委員部(NKVD)」の紋章が、「大粛清の記憶」の具現として遺産化に至ったもの。 上記した通りの複雑な経緯によって、エジョフの人格を内包し猿型の契約魔物として実体化する能力を獲得した。 ちなみにこの組織は紆余曲折を経て、ベリヤの死後(かの有名な)KGBへと改組されているが、これは実質的にみれば、エジョフやベリヤが長として政治的権勢を振るった「警察権力」の解体であった。 |
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実はティア=ワイルハイムの出現において、彼らは決定的な役割を担っている。 オリジナルであるプリンセス・セシルのDNAを何らかの方法で密かに採取し、クローンウィザードとしてティアを作り上げたのは、他でもない彼らである。 当初、彼らはこの事実をジル=ド=レら上層部には伏せておき、ジル達がその最終目的「ジャンヌ再臨計画」を実行する段階が到来した時、「再臨の器」それが適わずとも「母体」という切り札として提出し、もって自身の組織内での「栄達の道」に繋ぐつもりでいたようだ。 そのティアが、組織内での手違いによって「無加工のまま」メイガスブレードに渡った(この件には、どうやら「ブレイザブリク」なる別の秘密結社が関与していたらしい)事が、以後彼らどころか憂世騎士団ロシア方面支部全体の計画を、完全に狂わせる結果となってしまった。 そのため、彼らはティアを「本来の目的」に立ち戻らせるべく、今でも彼女の身を付け狙い続けている。 彼ら個人個人の、前世から発揮し続けている嗜好的倒錯ぶりも考えれば、その目的は言わずもがななのだが、その時点で互いの嗜好が微妙に異なる上、その先の「どちらが先に自分の仔をティアに産ませるか」という部分にまで話が及ぶなら、これも彼らの“同士討ち”を招く重篤な要因に過ぎなくなる。 つまり結局のところ、どう足掻いても「俺達が……地獄だ!」でしかない(笑) |