最終章「復活の邪悪竜」

決戦パート

ズメイ(転生分体)
レベル 16(ルーラー) 属性 火/水 サイズ
形状/知能 竜/人間以上 出現数 知名度 27
HP 580(−) MP 365 敏捷度/
移動
10/3(飛)
命中 28 回避 20(32) 攻撃 85 防御 55(67)
魔導 65 抗魔 40(52) 行動 20 魔石
《邪竜魔術》
 火・水属性のL7までの魔法を用いる事が出来る。魔法レベルは+2、カウントは−8され、命中値及び攻撃力の上限は+16される。
《アペンディクスヘッズ》
 このキャラクターは同一カウントで戦闘行動または通常タイミングの特殊能力を1d3+1(最大3)回行う事が出来る。
 いわば、通常攻撃を含む最大3回の上位版《コンビネーション》といってもよい。
 通常タイミングによる魔法発動もこれに含まれるが、使用出来るのは《邪竜魔術》のボーナスによって消費カウントが0となっている魔法だけである。
《テイルアタック》
 同一Sq及びその周辺1Sqに対して無差別の物理攻撃を1回行う。
 この特殊能力による攻撃が命中し、攻撃力ジャッジでクリティカルが出た場合、総合的ダメージの有無に関わらず対象は転倒する。
《ファイヤーブレス》
 命中値23、攻撃力60の火属性物理ダメージ攻撃を、指定した目標のSqに及ぼす。射程距離は1〜5Sq。
 なお、この攻撃で1ダメージでも受けた場合、対象は以後5カウントにわたり1d6ダメージを受け続ける。この状態は2レベルの火属性付与魔法を受けているものとして扱う。
《ポイズンブレス》
 命中値23、攻撃力60の冥属性物理ダメージ攻撃を、指定した目標のSqに及ぼす。射程距離は1〜5Sq。
 なお、この攻撃で1ダメージでも受けた場合、対象は以後解除されるまで抜けてくるダメージが2倍になる。この状態は難易度22のバッドステータス「毒」として扱う。
《属性防御・物理/魔法(火・水)》
 このキャラクターに対する火および水属性物理・魔法ダメージは半減となる。
《長射程攻撃2》
 このキャラクターの通常攻撃は、射程0〜2を持つ。
《再生(HP/MP)》《ドラゴンドロップ》
 本来使用できるはずだった能力。《ドラゴンドロップ》についてはHP全回復能力として処理する。
 今回は、バーバ=ヤガーの儀式によって一時的に使用できなくなっている。
《弱点属性:アスカロン》
 これも、バーバ=ヤガーの儀式によって一時的に付与されているもの。
《災禍の暴風》《移動妨害》《特殊プライズ:古竜の鱗(火)》
『 セ カ イ ノ タ メ ニ  ホ ロ ベ ニ ン ゲ ン 』
 ロシアおよび東欧の伝承に登場する竜。ロシアでは悪竜、東欧では守護竜という相反した立ち位置だが、本作に登場するズメイはロシア側の伝承に準じた邪悪な個体である(ただし、ズメイ自身からすれば単に人類の事を“滅ぼすべき失敗作”と看做しているだけである)。
 その外見は西洋竜とほとんど同じだが、3つの首を持ち火と毒のブレスを吐く事が出来る。
 侵魔という存在に堕ちているとはいえ、本来は自然の化身とでもいうべき存在であり、世界が滅ばない限りは不死不滅。ゆえにその力も魔王級侵魔に匹敵し得るが、聖剣を携えし勇者ユーリイと魔女バーバ=ヤガー(数代前)の手で、長らく封印されていた。
 その「復活」は、人間との間に産ませた混血種(ズメウ/ズメエヴィチ)の中でもずば抜けて強い資質を持つ者に転生する、という形で行われる(人間を滅ぼす目的で利用している事になるが、どうやら侵魔化した事が影響している模様)。かつてキエフの勇者ドブルイニャ・ニキーティチに倒された事で有名な「ゴルイニチ」と呼ばれる個体や、バーバ=ヤガー(言うまでもなく数代前)の弟と名乗った個体は、そのようにして出現したと思われる。
 いくつか存在するという転生復活の秘儀だが、いずれも「膨大な量の生贄」を要する点は共通しており、今回の戦乱自体がそれを目的として引き起こされたものであった。
 更に戦乱を広げ生贄を得る事で完全に力を取り戻し、人類を絶滅するのが最終目的である事は今更言うまでもない。
《余談》
 かの有名な東宝映画怪獣キングギドラは、1956年に公開された旧ソ連映画「イリヤ=ムーロメツ(邦題『豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服』/1959年)」に登場する「ゴルイニチの大蛇」ことズメイが元ネタとされる。

邪竜主教
レベル 13 属性 冥/火 サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 知名度 29
HP 135(27) MP 100 敏捷度/
移動
10/3(飛)
命中 24 回避 16 攻撃 70魔/75魔 防御 45/50
魔導 41 抗魔 38/42 行動 20/16 魔石 R1(4)
《竜変化4》《竜鱗鎧》《竜翼》《竜人化》
 竜族の特殊能力。CL10とする。スラッシュ表記後が《竜変化》後の戦闘能力値。
 なお《竜人化》の効果により、《竜変化》をしなくとも《竜変化》を前提とする特殊能力は問題なく使用できる。

《ドラゴンブレス》
 命中値29、攻撃力99(《竜変化》後は105)火魔、範囲1射程5の物理攻撃。
《竜魔法》
 冥・火属性L7までの魔法を使用できる。。
 この時カウントを−6、命中値と攻撃力を+13とし、更に回復魔法を使用した際にはバッドステータスひとつを解除する。
《黒き退魔》
 ウィザードに対してのみ効果を発揮する、いわば反存在的《退魔》。
《下僕召喚》
 通常タイミングまたはラウンド終了時に1d6を振り、2・4ウプイリ(下位種モブ)/3・5ヴルダラク(モブ)/1・6ズメエヴィチのいずれかを召喚する。
 召喚されたキャラクターは20カウント後に、ラウンド終了時は次ラウンドのイニシアティブから、行動を開始する。
《ホーリーワード1》《指令4》《コンビネーション》
 今回登場した「下僕達」の中でも指導的立場にいる存在。
 ズメエヴィチの1人でもあり、竜と僧侶の力を併せ持つ。

ズメイの下僕達
 これが決戦ゆえ、総登場である。
 邪竜主教が健在である間、その行動時あるいはラウンド終了時に増援が出現するギミックが存在していた。
・ズメエヴィチ(L12)…1d2体(+増援1d2体)
・ウプイリ下位種(L7)…モブ2群(+増援1d2群)
・ヴルダラク(L7)…モブ2群(同上)

後継者探しパート

黒の装甲車両
レベル 属性 サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 1d3←結果的に2 知名度 25
HP 85(17) MP 40 敏捷度/
移動
10/2(陸)
箒:16/飛
命中 26 回避 16 攻撃 50 防御 42
魔導 20 抗魔 38 行動 16 魔石 R2(1d2)
《ヘビーマシンガン》
 射撃型箒による砲撃。命中値29、攻撃力50(範囲1)。射程は1〜5Sq。
《跳ね飛ばし》
 全力移動を行い、範囲内の相手全員に命中値23/攻撃力50で物理攻撃を行う。判定は1回とし、相手はその値を対象にジャッジを行わなければならない。
 また、この攻撃を防御する際は防御点半減、もしくは未装備状態でのジャッジとなる。更に防御判定でファンブルを出した場合、バッドステータス「気絶」が付与される。
《キャリヤー》
 1〜3名のキャラクターを、同乗者として載せる事が出来る。
《Cボタン》
 このキャラクターのHPが重傷値(0を含む)以下となった時、《キャリヤー》で搬送しているキャラクター全員を周囲2Sq以内の任意の場所に放出する。
《モブ2》
 教団「黒」所属の兵士を乗せた装甲車両。モブの数値が控えめなのがポイント。
 実質的には、サポート3妖精に吹き飛ばされて中の乗員(ボリスやイーゴリを含む)を脱出させる役だった。

ユーリヤの両親
レベル 属性 地(父)・水(母) サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 知名度 15
HP 32(6) MP 20 敏捷度/
移動
6/2(陸)
命中 14 回避 攻撃 26 防御 18
魔導 15 抗魔 12 行動 10 魔石 U1
《侵魔憑依》《メガアタック1》
 見ての通り、ユーリヤの両親が月匣の構築と共に《侵魔憑依》された状態。
 ちなみに、彼らにはウィザードの才はない。単に、“選ばれし者”たるユーリヤが家族の中の突然変異的存在というだけの話なのだが、いまだ完全覚醒に至ってない彼女にとっては、たとえこのような相手であっても……いや、家族だからこそ却って“強敵”なのである。

「黒笛」のボリス
レベル 15 属性 風/冥 サイズ
形状/知能 人間/人間並み 出現数 知名度 16
HP 94(18) MP 160 敏捷度/
移動
11/2(陸)
命中 14
射12
回避 15+4 攻撃 10
射24※
防御 22
魔導 20 抗魔 16 行動 18 プラーナ 117/33
《基本能力値》
 筋8器11敏11精10知9信5覚7幸10。闘気は6点となる(魔導3行動3/加算済み)。
 未装備戦闘能力値は、命12回9攻9防11魔12抗9行10。

《発声法8》《染み渡る声》《言霊乱し》
 旋律使いの特殊能力。CL13とする。
《遺産所持》《光学迷彩》
 転生者の特殊能力。CL2(現クラス)とする。遺産は「ハーメルンの笛」。
《魔力研鑽》《ヴォイドアタック》《コンビネーション》《魔貫殺》
 汎用特殊能力。もちろんGL15である。
《戦闘装備》
 武器:ヴァンピーア
 防具:エアロキャップ、戦闘服、改造制服、黒ローブ、戦神の腕輪、ブーツオブインセクト
《魔法》
 冥属性:「シャドウブレード」「ダークスペル」「ピックアップ」
 風属性:「エアブレード」「エアダンス」「エアーショック」「ソニックブーム」「サイクロンカッター」「エア・ソーサー」
《心操る笛》
 遺産特殊能力。通常タイミング。この遺産の所持者を中心に「範囲:転生者CL(2)」の中に居るキャラクター全員は、この遺産の所持者と精神力で対抗ジャッジを行う。
 失敗したキャラクターの次にとる行動1回は、この遺産の所持者に指定される。なお、クリーチャーデータは精神力が設定されていないため、無条件で失敗となる事に注意。
 教団「黒」に所属するウィザードにして、13世紀のドイツに現れた「ハーメルンの笛吹き」の転生者。
 元々は憂世騎士団のメンバー(※幹部ではない)だったが、派遣されたロシア支部に於いてベリヤ達上層部(のうみそおぴんく団)とどうにもウマが合わず、教団「黒」に鞍替えしたという過去がある。
 現在は教団に所属する用心棒の1人として、主ズメイ復活のため活動するズメイの下僕達に協調しているが、その要たるイーゴリが倒されれば降伏するつもりではある。
 顔はクレメントに似ているが、まあ世界には似たような顔が3人はいるという事なので、単なる他人の空似。でも存外に脆弱な所だけはそっくり、かもしれない。

イーゴリ=ズメエヴィチ
レベル 13(ルーラー) 属性 サイズ
形状/知能 竜人/人間並み 出現数 1/1d2 知名度 30
HP 162(−) MP 98 敏捷度/
移動
8/3(飛)
命中 29 回避 15 攻撃 82/88 防御 49/55
魔導 46 抗魔 42/47 行動 22/17 魔石 R1(4)
《竜変化5》《竜鱗鎧》《竜翼》《竜人化》
 竜族の特殊能力。CL12とする。スラッシュ表記後が《竜変化》後の戦闘能力値。
 なお《竜人化》の効果により、《竜変化》をしなくとも《竜変化》を前提とする特殊能力は問題なく使用できる。

《ドラゴンブレス》
 命中値29、攻撃力99(《竜変化》後は105)火魔、範囲1射程5の物理攻撃。
《竜魔法》
 火属性L7までの魔法を使用できる。この時発動値を−5、魔法Lvを+1する。
《コンビネーション》
 悪竜ズメイの眷属にして人間と竜の混血種「ズメエヴィチ」の1人。
 ユーリヤの村を襲った一団の、実はリーダー(まぁ主体はこっちだし)。ゆえに彼には、ボリスの能力《心操る笛》が通じない。

その他のキャラクター/クリーチャー
《味方側》
ユーリヤ
《敵側》
黒のエージェント

剣探しパート

(NONE)