【第6夜】
魔術師みちのくぶらり旅
〜葛葉 凛篇〜
<PART−01>
そうだ、故郷に帰ろう
日本、臥龍学園。
大型電器店の店頭にあるプラズマビジョンは、今日もいつものニュース番組を流していた。
「次のニュースです…先日シベリアを襲った強力な寒波は、
ウラジオストック上空を通過した後も徐々にその勢いを強め、
異常な速度で南南東に進んでいます。
寒波が通過した地域では、既に500名以上の凍死者が出ていますが、
このままのコースをたどると、衰えを見せないまま本土に上陸する恐れも出てきました。
このような寒波は観測史上でも初めてとされていますが、
気象庁からの談話はいまだ発表されておりません。」
もう春だというのに異常な状況を迎えつつある、この時。
…ウィザード達は、「エトワール」新横須賀店に集まっていた。
翔真 >エトワール……ひょっとして俺、バイト中かも(笑)
弓 >あ、私もなのね?
GM >お主は第4話の一件で、休暇をもらっておるじゃろう(笑)
凛 >やること無くて困ってたり(笑)>休暇中の弓
弓 >たぶんね…やることないので、きっと喫茶店で閉店までぼーっとしてる(爆)
翔真 >ある意味そらに近いものを感じるな(笑)
GM >早速そらりんでも呼んでみるとか?(笑)
凛 >長い休みは学生はグレて非行に走るですよ(笑)>弓
翔真 >決まっているのか^^;
弓 >えー…弓が非行に走ると、月姫ばりに裏路地に血の海が広がりますがよろしいですか?(笑)
翔真 >駄目です(苦笑)
凛 >それ、もう非行レベルじゃない(笑)
GM >でもって、そのうち輝明の港未来校から歌音でも呼び寄せて、あれこれと(笑)
アドノレ >「では俺様が、ちょうどよい暇つぶしを教えてやろう」(どっからともなくアヤトリ用の紐をとりだす)>弓
弓 >「………………………………………つまらない…」>アドノレ
アドノレ >「貧乏人はこうやって爆発物処理の基礎を身に付けるのだが」(大真面目に)<つまらない
弓 >「……………………爆発させれば処理が簡単だもの…」>アドノレ
アドノレ >「なんちゅう不経済な真似を。地球に優しくリサイクルせんか」>弓
GM
>さて・・・その「エトワール」店内なのだけど・・・春だというのに、どういう訳か暖房がガシガシ掛かっている。そりゃもう、ここは真冬の北海道ですか!?って感じ(笑)
翔真 >プロローグにあった寒波がもう本州に上陸したのか?
GM >寒波の本体はまだ・・・らしいのだけど、余波はもちろんビシビシ伝わってるからねぇ(笑)
アドノレ >「俺様の肉体に死角なぞない」乾布摩擦中
凛 >「マスター、ちょっと暖房効きすぎだと思うんだけど〜(へたれり)」
GM
>しかし、他の客は揃って真冬もののコートを着てたりもするのだ(笑)そして皆第一声が「寒い〜!」ときたもんだ(笑)
凛 >「暑い〜!!!(言い返し)」(笑)>他の客
GM >そうすると・・・『嫌がらせか、コイツは?』って目で、思い切り見られたりして(笑)>凛
翔真 >「店の中で騒ぐな…(苦笑)」>凛
凛 >「・・・・・だって、ボク暑いんだもん(しょぼん)」(笑)
アドノレ >「暑いなら脱げば良かろう。皆喜ぶぞ」>凛
凛 >「・・・・・アドっちのスケベ〜!!!(べ〜)」(笑)>アドノレ
アドノレ >「なんだ?上着を脱ぐとスケベなのか。冬になるとみなスケベになるのか(うむうむ)」
凛 >「む〜そんなのずるいぞ〜!!(睨む真似)」(笑)
翔真 >「(嘆息)……暖房の効きの悪い所へ移らせてもらうか、それとも冷えた飲み物で紛らわせろ(苦笑)」>凛
凛 >「もう店中、同じ温度だよ〜…それに、ボク今、ちょっとお金が無くて(くすん)」
GM
>確かに、部屋の温度は23度・・・ちょっと暑いかもしれない(笑)しかし、外に出たら出たで、これまた寒くなる次第(^^;
そこに、響がやってくる。
響 >「あれ、みんな来てたんだ♪せっかくだから、何か飲みます??久しぶりにおごりますよ」>all
翔真 >「…だそうだ、良かったな(ニヤリ)」>凛
凛 >「わお!いいの響君?ありがとね♪(嬉)」
アドノレ >「良い心がけだ。稼いだらしっかり還元せんといかんからな。ありがたく日替わりセットを注文させて貰う」
響 >「いいですよ♪」>アドノレさん
弓 >「………………………………………(こく)」
その間にも、店内の液晶ビジョンでは天気予報が流れていた。
シベリアの方から、北海道・東北にいたるまでの広い区域が、
雲の映像表示で真っ白に染められている…。
凛 >「わお〜!!寒そう〜(ぶるぶる)」>TV
翔真 >(液晶画面を見て)「……あまり降られるとバイクが使い辛い……積もって貰うのは困る…。」
響 >「こんなに寒いと、外に出るのも一苦労ですよ(笑)」
凛 >「やっぱり、暖かいところでヌクヌクしてたいもんね〜(くすくす)」>綾瀬
響 >「寒いのも苦手ですからね・・・(苦笑)」タクトで頭をぽりぽり>凛さん
翔真 >「……今まで暑いと言っていたのに…器用なものだ(苦笑)」>凛
凛 >「む〜(///&そっぽ)」(笑)>翔君
弓 >「……………………寒いと、接続部が痛む……(すこし、顔をしかめる)」
GM >そんな会話をしながら外を見てみれば…ここ横須賀上空も天気は曇り。今にもひと雨きそうな雰囲気だ。
アドノレ >「そういえば、少し前に雪男騒動があったな」>翔真・響
響 >「ありましたね〜」>アドノレさん
翔真 >「!……まさかあの時いた奴の仕業だと…?」>アドノレ
アドノレ >「証拠らしきものは無いが、なんか幹部の奴がやたらとしぶとそうだったな」
ここで話題になっているのは、悪の組織「デス=マゴーグ」の侵魔怪人サスカッチャー。
雪男の能力を持ち、横須賀は追浜造船所区域で翔真達が戦った相手である。
…詳しくは、月匣アタック11のダイジェストを参照だ!
GM
>最近はエミュレイター絡みの事件は散発的におきているのだけど、いずれも大事になる前に解決しているのだ(笑)
翔真 >大爆発だったからな、第4話は(苦笑)
凛 >「あ〜あ、やっぱり一度、郷里に帰ってみようかな〜(頬杖)」
翔真 >「……人気の無いところへ小旅行にでも出て試す…と言っても旅費が無い、か(苦笑)」>凛
凛 >「翔君、連れてってくれる?(悪戯っぽい眼差し)」(笑)
翔真 >(暫し黙考)「……………………………ああ。」
凛 >「え?・・・・・あう(///)」(笑)
翔真 >「何だ、不服か…?(唇の端を挙げる)」
凛 >「別に不服じゃないよう(///&顔を俯け)」(笑)
響 >「凛さんの郷里ってどんなところなんですか??」>凛さん
GM >そうだね〜・・・凛の故郷・獣人の隠れ里は・・・雄大な出羽三山に広がる自然の営みの中にあって、どこまでも続くような森、清らかな川の流れ・・・そして、何よりも温泉(笑)ちなみに天気予報の画像から考えられる限り・・・今頃は雪が降っているに違いないね。>凛
凛 >「まあ、一言でいうと、呑気な所、かな〜(くすくす)」>綾瀬
響 >「見てみたいなぁ・・・」>凛さん
アドノレ >「ふるさとか・・・小包でも届かんのか。名物じゃなくて一向にかまわんからおすそ分けを希望するぞ」
凛 >「そう?じゃあ、せっかくだからみんなを誘って行ってみようか!?」
響 >「喜んで♪」
翔真 >「では……どうする?早く決めんと気が変わるかも知れんぞ(ニヤリ)」>凛
GM >で、その時・・・凛の0−Phoneに、着信が入るよ。
凛 >「あっ、ちょっと待って!(0−Phoneごそごそ)」>翔君&綾瀬
GM >凛が画面を見ると・・・発信元は「先生」からだね。
凛 >「もしもし〜ボクだよ〜・・・あっ、先生!!(嬉)」
『先生』 >「あぁ、凛か? …ちょっとばかり顔を出してもらえないかな? 『お友達』と会ってるなら一緒でも構わないが・・・」
凛 >「は〜い!じゃあ、これから向かうね♪・・・ん?みんなも一緒でいいの?」>先生
『先生』 >「実は、ちょっと厄介な事が持ち上がっててね・・・私も半信半疑なんだけど、もしかしたら君に関係してくる事かもしれないから。」
凛 >「わお!そうなの?(ちょっと不安)・・・それなら、やっぱりみんなに声をかけてみるよ」
『先生』 >「ああ。じゃあ、待ってるから」>凛
凛 >「うん、急いで行くね(chu)」>先生
凛は0−Phoneの通話を終了し、その場の翔真と響に向き直る。
凛 >「え〜とね、これから先生の所に行かない?なにか頼み事があるんだって」
響 >「いいですよ。」
翔真 >「……先生、か……解った。」(立ち上がる)
凛 >「ありがと♪(ウィンク)」>綾瀬&翔君
弓 >どうしましょうアドノレさん、なんとかしないと私達おいてけぼりですっ(爆)
アドノレ >なにかが第六感に触ったため入り口横で存在を主張(ポージング)>凛
翔真 >のーぷろぶれむっ、の様だ(笑)
凛 >「そ・れ・と!(立ち上がってトコトコ近寄って)弓ちゃんとアドっちも、一緒に来てくれないかな?」>弓&アドノレ
アドノレ >「まかせろ、今日の俺様は電波の僕。今なら無料奉仕すらいとわんぞ」
凛 >「言ってることは良く分からないけど、ありがと!(くすくす)」
弓 >「…………………………………………暇だし…借りもあるから…いいわ…。」
凛 >「む〜『借り』じゃヤダ!!!(ぷんぷん)でも、一緒に来てくれるのは嬉しいな♪(にこにこ)」
弓 >「……………………………いいから…いきましょう…」
凛 >「じゃあ、寒いけど出発〜!!!(ドアガチャ)」
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