【第10夜】
流れる砂は夢現

<PART−01>



隠された、様々なもの


ウィザード達と瑠那の戦いから、約1ヶ月…時は紅葉の11月を控え、
学園街区では文化祭の準備が始まっている頃である。

アドノレ >稼ぎ時だな(笑)
翔真 >2回生の後半、そろそろ先の事も考え始めねばなら無い時期だが(笑)
GM >そんな訳で・・・まずは前回戦った少年に会うかどうかの確認はしておかないといけなかったのです(笑)
弓 >弓ちゃんはそんなガキんちょに興味はありません(笑)生きてるの?(爆)
GM >翔真が重傷値に叩き込んだだけなので、生きてるのじゃ(笑)
弓 >じゃあ、アンブラの病院に拉致って、強化人間に(まてまて
翔真 >コネクションも取得しなかったし、余計な接触は避けたいので会いに行きません。
アドノレ >「精進せいよ。ふぉーっふぉっふぉふぉっふぉ」と捨て台詞を残す為に面会に行ってます
響 >一応あっておこう

しかし、この少年…織本のコネクションを申請・取得できたのは結局アドノレのみであった。
なお、響の小さい声での申請は…スナイパーに狙われてごたごたしている状況で、
果たして神田のクドラク医院まで行く余裕が、今の響にあるのかどうか?という理由で却下している。

GM >それで、アドノレは・・・織本少年と面会できる手はずを、クドラクが整えてくれたよ。
アドノレ >治療費がどの程度かによって一部負担してやらんといかんかもしれん
クドラク >「あの少年の経過は順調だ…ただ、再度エミュレイターに利用されないとも限らないので、当面は隔離しなければなるまい。」
アドノレ >「ふむ。その辺はこまめに来て観察日記をつけておくことにしよう」(笑)
クドラク >「それで、面会だが・・・そうした事情もあって5分だ。よろしく頼む」
アドノレ >「うむ。ちなみに治療費の方はどんな感じだ?」
クドラク >「そうだな…治療が終わって、もう安全と判断できるまではなんとも言えん」
アドノレ >「イノセントの常識から外れそうな事態になったら俺様のほうにつけといてくれ。」
クドラク >「わかった・・・という訳で、急いでくれよ」
アドノレ >んでは病室へ(コンコン♪)
織本 >「どうぞ・・・」>アドノレ
アドノレ >「生きとるか、少年…っとこれは愚問だな。死んだ方が楽な状態でも生き続けさせる地獄の治療がここの醍醐味だからな」(笑)
織本 >「うん…あれから誰も来ないから、ずっと寂しかったんだ…」>アドノレ
アドノレ >「随分とおとなしくなった。どういう心境の変化だ」
織本 >「うん…あの姉ちゃんがいなくなってから、力も消えちゃって…いろいろとたまってたものも、全部なくなっちゃったから」
アドノレ >「あのような無茶な力は無理としても、人並の生活には戻れる筈だ。気長に待つが良い…とりあえずだ、瑠那と何を話してたか教えてくれると嬉しいぞ」
織本 >「うん…あのお姉ちゃんは、なんだか女の人の命令でこっちにやってきたんだって…」
アドノレ >「ほぅ。それで?」
織本 >「その人のことを、お姉ちゃんは『ベル様』って呼んでたんだ…」
弓 >ベルたんキターーーーーーーーーーーーーーΣ( ̄□ ̄;ーーーーーーーーーーーー!!!

今のアドノレにはその名『ベル』に聞き覚えはなかったが・・・
彼はその時、何やら恐ろしい予感のようなものを感じた。そう、さながら深淵を覗き込んだ時のように。

アドノレ >尻尾の先を捕まれたような気分
織本 >「おじさん・・・どうしたの・・・?」
アドノレ >「ちょっと誰かに見られてるような気がしただけだ」

その時、ブザーが鳴った…どうやら、面会時間は終わりのようである。

アドノレ >「他にも何か思い出したとか有ったら連絡をくれるか?欲しい土産があるならリクエストをつけても構わんからな」
織本 >「うん、わかった・・・もう、時間なんだね・・・」
アドノレ >「さらばだ少年。精進せぇよ。」
織本 >「うん、わかったよ・・・おじさん、またね・・・」

◆ ◆ ◆

GM >さて、弓。本部・・・厳密にはドク(エルツフェルズ)から呼び出しがきているね。
弓 >あにゃ?とりあえず行きますよー
GM >では・・・弓がラボに行くと、メジャーとドクが待っているね。
弓 >「…………………リリス、到着しました。…」
メジャー >「リリス…お前を呼んだのは他でもない、ドクの事でな…」>弓
弓 >「……………………はい?」
ドク >「それについては、私からお話しましょう…実はこの度、私はアンブラ本社に戻る事になりました。」
弓 >「……え?…」
ドク >「……先日社内のコンペティションで、正式にアンダーブルームの採用が認められたのです……」
弓 >「……そう、ですか。……おめでとうございます……」
ドク >「……私達にとっては、喜ばしからざる事態です…なぜなら、アンダーブルームの制式採用によってディー=アームズ計画は、暫時中止…となったのですから…」
弓 >「………では、私は……廃棄、ですか?……」
ドク >「……その点については、私も最後まで食い下がったのですが…有事の際のサポートと、あなた自身の身柄の安全を引き出すのがやっとでした。」
弓 >「………いえ…そこまでして頂ければ………(ぺこり)………では、私は……?」
ドク >「少なくとも、あなたは安全です…もともと絶滅社の所属ですしね。ただ、私が本社に戻らされる羽目になりました…」
弓 >「………残念…です…。……(少し、うつむいて)……私のメンテは……貴方にしか……できない………から……」
ドク;「……そうでしょうか…今まで、確かに私はあなたのメンテナンスはしてきましたが…実は、ここ1ヶ月の間に面白いことが分かったのです。」
弓 >「………?…………」
ドク >「……あなたの『右腕』とのシンクロ数値が、問題ないレベルにまで安定しているのです…わかりやすく説明すると、『右腕』が…あなたの身体の一部として馴染みつつある、という事ですが…」
弓 >「………(右腕をじっと見つめて…にぎにぎ(笑))……最近は…あまり、違和感を感じない………」
ドク >「おそらくは、あなたの友人…あの『そら』という少女…彼女のおかげ、なのでしょうか…?」
弓 >「…………そう、かも………。………でも……また、壊してしまうかもしれないから………貴方がいないのは………困る………」
ドク >「応急処置用のマニュアルと機材は残しておきます。万一の際はそれで様子を見て・・・私に連絡をしてください。」
弓 >「………(こくり)……じゃあ……私は、ここに残る……の……?」
浦戸 >「俺は異動の許可は出しておらん。禍殷が中近東に事実上常駐となった以上、お前の力はこの横須賀において、これまで以上に必要という訳だ」>弓
弓 >「……………わかりました……。……ええと………(少し、考えて)……お元気、で………?(あってるかな、という表情で)」>ドク
ドク >「・・・・・・間違っていませんよ、リリス・・・いえ、弓さん。あなたと過ごした日々は、私にとっては・・・贖罪であると同時に、幸福の時でもありました」
弓 >「……………………………………………」
ドク >「しかし・・・心残りは、あなたを・・・今以上の存在にしてあげられなかった事です。おそらく、それは・・・私の役目ではなかったのかもしれませんが・・・」
弓 >「………(ふるふる)………貴方がいたから、私は……生きてる……から……。………ありが……とう……」
ドク >「いえ・・・あなたは私にとっては娘のようなもの・・・我ながら、このような事を言うのは非論理的なのですが、もしかしたら情が移ったのかもしれません・・・。」
弓 >「……………………2番目………(ぽそ)」
ドク >「・・・どうしました・・・?」>弓
弓 >「………私も……ドクは……そらの次に………たいせつなひと………(ぽそぽそ)」
ドク >「そう・・・・・・あなたはもう、1人ではないのです・・・たとえ私が離れていても、きっと『そら』さんが、あなたを支えてくれるでしょう・・・」
弓 >「…………(きゅ、と白衣の裾を握って…年相応の顔を垣間見せて)………でも……壊れたら……来てくれる……でしょ……?」
ドク >「もちろんですよ・・・他にどんなプロジェクトについていても、駆けつけますとも(両肩をぽむ、と叩き・・・抱き寄せる)」
弓 >「………ん…(こくり)…………………(いつから、私は…こんなにも弱くなったんだろう……)」
ドク >「(耳元で、囁くように)道具のままでは、強くはなれません…守るもののある、戦士におなりなさい…。」
弓 >「…………………………(こくん)……」

そしてその頃。翔真と凛、可憐は…

翔真 >とりあえず、黙々と修行とバイトに明け暮れます。大学の方も単位を稼いでおきたい所だ(笑)
凛 >学校生活と仕事を両立させつつ翔君と逢う(笑)
翔真 >何所ぞのグラビアアイドルの様な生活ですな(笑)
凛 >仕事内容が違うけどね〜今の内にもぐもぐしちゃおう(笑)
アドノレ >物食う乙女(笑)>凛
GM >凛は、事務所の仕事を手伝いながらだけど・・・エミュレイター絡み以外は、あまり重大な事件もおきないようで、比較的翔真と会う時間はあるね。
翔真 >では約束通り新作料理の実験台に(笑)
凛 >胃薬持参?(笑)
翔真 >持参しなければならんのか?と言うか持参と言う事は凛ちゃんの家まで行ってご馳走になるのかな(笑)
GM >では、翔真は凛とお料理を・・・しかし、日程はいいとしてどっちの家でやるのかが問題だ!?(笑)
凛 >当然、翔君の家(笑)
翔真 >当然らしい(笑)
凛 >きっとお泊りセットも常備?(笑)
可憐 >私は次回の小説の準備かな?もしくはエッセイかもしれないですね(笑)
GM >出版社の例の担当(笑)塚本氏いわく「事件だけでは平易に過ぎるな・・・もう少し背景などを纏められないものか?」と指摘が(笑)
可憐 >今回の件はまだ調査が必要そうなので封印ですね…アメリカの事件を元にしてフィクションのノベルにしましょう 主人公は弓さんにして(笑) 勿論名前を変えますが
弓 >キャラクター使用料払え〜(笑)
可憐 >本がヒットしたら何か奢ると言う事で(笑)
塚本氏 >「そういえば…文化祭にあわせて、君の母校で古代エジプト展が開かれるようだな。そのレポートでも書いてみるかね?」
アドノレ >古代エジプト展…玉大人を招待してやらねば(笑)
可憐 >「エジプト展のレポートですか……」
塚本氏 >「ま、エジプト政府お墨付きのイベントだがなぁ…今回は、最近出土したばかりの『謎の石棺』が目玉らしいぞ」
可憐 >「(この時期に謎の石棺。怪しいかもしれませんね)……」勇者の勘が告げています(笑)
塚本氏 >「詳しい資料はこれだ・・・(コピー紙の小冊子を手渡す)」
可憐 >冊子を読みます。
GM >小冊子には、問題の石棺についての新聞記事がスクラップされていて…どうやら最近、エジプトの古都・テーベの郊外で新しく見出された遺跡で発見されたもののようだ。
可憐 >何か他に解りそうな情報ありますか?
GM >その石棺は、どうも3500年ほど前のものらしいのだけど…封印がなされていて、開ける事が出来ないらしい。X線なども通らず、『謎の石棺』として考古学会のあらたな謎になっているそうだ。
可憐 >ますます怪しいので是は調べた方が良いと勇者の勘が告げている(笑)と言う事なので「わかりました、お仕事お引き受けします」
塚本氏 >「古代エジプト展は、文化祭の時期から2週間開催されるそうだ、例の棺桶の他にいろいろな至宝も来日するそうだから、いいレポートを書いてくれよ」
可憐 >「私の方でも色々調べてみますね。ご期待に添えるように努力しますわ」

◆ ◆ ◆

さて、響は・・・澪と別居して1ヶ月。いろいろ不便はあるものの、
とりあえず落ち着いてきた頃である。

響:「澪の紅茶が飲みたいなぁ(苦笑)」
GM:しかし、そこには澪はいない・・・狭い2DKのアパートの一室、あるのは最低限のものだけ・・・。
響:独り言でぼやいただけだよ〜(笑)
GM >さて・・・そんな侘しい響(爆)に小包が届くね。差出人はマーリンだ。
響 >「なんでしょう??」小包を受け取って中身を確認
GM >小包を開けると・・・出てきたのは、「B.S」とサインのあるDVDディスクが1枚だね。
響 >とりあえず、明日になったら翔真さんに連絡入れておこう・・・。今日連絡するのは・・・虎の尾ならぬ狐の尾を踏む気がするから・・・やめておきましょう(苦笑)


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