【第19夜】
狂気が遺したもの

<PART−01>



希望への道を辿るならば


『絶対神算の頭脳』をめぐる戦いで、ウィザード達が新帝国軍を撃退してから4ヶ月。
楠ヶ浦学園地下遺構では、怜を中心としてインフィナイト整備施設の再整備が行われ続けていた。
その間、横須賀では相変わらずエミュレイターによる散発的な事件はあったものの、
DHAや世界魔術協会が動いた、この物語とは直接関係のない『とある事件』を除いて、
そう重大な事態が起こる事はなく…【そら】自身の身の上にも、何も起きる気配はなかった。

…だが、誰もが理解していた。それが、一時的なものに過ぎないという事を…。

GM >そして、12月に入ったある日のMonAmi…久々に一同が集まった状態から、物語を始めよう。
司 >その間に、横須賀外の組織の動きを集めてまーす
尽 >できるだけ隠蔽して・・・というのは無理そうだから、俺は専ら地下遺構の警備してるかな(泊まり込みで)
司 >華恋が家と往復してるなら護衛もお願いしたいかも…
尽 >了解、その辺は臨機応変に。
弓 >買い物と微調整かなぁ…
翔真 >夢使いで一つ思う所が有ったりもするんだけど……(苦笑)
アドノレ >ぴこハン少女が忙しい中我が世の春を謳歌する(。。)★\
ちひろ@バイト >「ご注文、何にしますか・・・?^^」
司 >「中に入ると大分暖かいですね。エスプレッソをお願いします」
やよいさん >「はい、どうぞ^^」一同にそれぞれ配り。
翔真 >「どうも……」
尽 >いつもの場所に陣取りつつ、いつものものを飲む。警備寝泊まりでちょっときちゃないかも(笑)
そら >「・・・・・・・・・・・・・(はむっ♪)」
尽 >「あががっ、新技か(笑)」
司 >甘噛み?!(笑)
翔真 >そ、それを覚えたら危険過ぎるです、色々と(・・;
そら >「今なら、もういっこついてくる・・・^^」(何
尽 >「どこのオマケなんだっ(笑)」
おやっさん >「・・・全員揃ったようだね。ああ、櫻小路くんは上で休憩していてくれたまえ・・・」
ちひろ >「はい、マスター^^」とてとてて・・・
尽 >「ごくろうさん(笑)」
おやっさん >「・・・(ちひろが部屋に入った音を確かめて)・・・さて。本題に入るとしようか」
やよいさん >「ええ・・・例の話ですわね^^」いつものように非常時モードに(笑)
アドノレ >「稼ぎ時なのは表だけで十分だというに」(やでやで)
そら >「(パスタたべたべ)」
弓 >「…………今度は何?………」
おやっさん >「あれから、いくつか情報が入ったのでね…判断基準になるかと思って呼んだ次第だよ」
やよいさん >「まずは…ユグドラシルβを扱う『身体』の問題ですわね…」
尽 >「なるほど。」いつもの飲みつつ。
司 >「ふむ・・・」情報聞き態勢に
翔真 >「………伺わせて貰います。」
おやっさん >「あれから昔の馴染みにいろいろと話を聞いてみたが…『身体』の代わりになるものについては、いくつか入手のあてが出てきた」
司 >「それは一体?」
やよいさん >「ユグドラシルを扱えるのは、認められたマスターのみ…けれど、沙弥ちゃんにはいくつもの『分身』が存在する事はご存知ですわね?」
翔真 >「確かに前回の折、その話は……。」
やよいさん >「そして、今残っている分身…つばさちゃんは年齢的に論外ですし、智律君は性別を変えられている時点で無理と考えてよさそうですの」
尽 >「・・・そうですね。」つばさと智律について同感。
弓 >「それに、いくら『分身』とはいっても、もう…別の人間としての、個性と人生がある。…それを消してまで、自分が助かりたいと思うヒトじゃない………」
司 >「ということは・・・」
おやっさん >「沙弥くんのオリジナルの遺伝子を持っているのは、知っての通りプロフェッサー=コス…しかし、接触が出来なくはない事が分かった」
尽 >「接触ですか・・・」
翔真 >「………協力してくれるかどうかは別問題、と。」
おやっさん >「……根拠は君だよ、弓くん」
アドノレ >しげしげと弓を見る
弓 >「…………………………ふぇ?………(きょとん)」 思わず
司 >「?」弓を見る(笑)
アドノレ >さる、珍しい表情であるぞ
尽 >あとで怜に高く売れるぞ(何
翔真 >「(あの弓ちゃんが『ふぇ?』、ねぇ………そらのみならず、彼女も変わったものだ(苦笑))」
おやっさん >「君はアメリカでドク=エルツフェルズと会った時…プロフェッサー=コスにも会っているはずだ」ずっと昔だけど(笑)
弓 >「………………あ、え、ええ……確かに、会ってるわ。…そこで、私も細胞を採取されて… あのコが、創られたんだもの。 でも、連絡先なんて…」
尽 >「と言うことは・・・ドクトル=エルツフェルズの線ですか・・・」
おやっさん >「(頷きつつ)ドクの居場所なら弓くんが知っているだろうし、そこからコスの居場所も突き止められるだろう。もっとも、コスがアメリカから動く事はほぼありえないが」
弓 >「……その時、彼が採取したそらのサンプルで…また、リリムを創るってこと?…その身体に?」
そら >「・・・・・・・・・・・・・?(にこにこ)」
おやっさん >「いや…コスがおそらく今でも持っているであろう沙弥くんのオリジナル遺伝子から、『新しい器』を作って貰うという事だよ」
尽 >「しかし・・・だからといって、素直に協力してくれますかね?」 (内心:弓ちゃんが受けた扱いを考えると、あんまり気がすすまねーしなぁ。)
アドノレ >「声を届けるまでは可能だとして、どうやって相手をその気にさせる?理由も無く会ってくれる御仁でもあるまい」
おやっさん >「そこが問題なんだ。コスにはN2の前例もあるからな…(渋面)」
司 >「・・・」外伝やらロックラン事件やらで調べたから、やや渋面に
弓 >「ドイツいって、アメリカかぁ… 結構な距離になっちゃうわね。」
そら >「・・・・・・だいじょうぶ、わたしがついてる・・・^^」
翔真 >「それだけ長距離の移動となると、先に夢使いを抑えておいた方が良いと思うが………?」
司 >「どうも大きな事件がおきて人手不足のようですよ」
やよいさん >「その件でしたら、先日松土さんから連絡があって…ひとまず、最悪の事態は脱したそうですわ^^」
司 >「それは何より」(ほっとしてる)
やよいさん >「もっとも、事後処理でまだ何人か動いてるみたいですけど…」
アドノレ >「所属の無い夢使いか…」
翔真 >「あぁ、なのでそれに関して一つ提案が有る。」
司 >「提案?」
尽 >「何かあるのか?」
翔真 >「本人にまだ確認も取っていないし、”許可”が下りるかも解らないが………。」
アドノレ >頭の上に豆電球
翔真 >アドノレの方を向いて頷いておこう(笑)
アドノレ >「まったくもって相手の出方次第だな」(苦笑)
翔真 >「………『斎 瑠那』、彼女も夢使いの力を持っていた筈だ。」

弓 >「……………………………え゛…」
やよいさん >「瑠那…というと、あの…?」首かしげ
尽 >「ふむ?」尽の知らない人だ(笑)
おやっさん >「元ベール=ゼファー四天王。今はリタイアして、クドラク医院で療養中の身だとの事だが」
翔真 >「えぇ………タイダルウェーブ直前に遣り合った相手ですが、カルタゴに行った後アドノレの助力も有って今は大分マシになっている様ですが……。」
司 >翔真さんから身元照会等を頼まれたから、情報はつかんでるんだよなぁ…(笑)
アドノレ >「憑き物が落ちたと言っておこうか」
尽 >「・・・なるほど・・・・・・って、ええっ?(驚)」 ここは驚かねば(笑)
弓 >「………………あいつの力借りるのぉ…?」
GM >露骨に嫌な顔をする弓ちゃんを今連想した(ぁ
弓 >してます(笑)
尽 >色気担当のライバル?(違
弓 >キャラかぶってるんだもん(笑)
司 >大丈夫。今は可愛らしさがましてる分弓が勝ってると思う(笑)
翔真 >弓ちゃんはツンデレキャラとして覚醒したから(^^
尽 >では、俺は怜をいぢってネタを拾わねばならないな(笑)
弓 >Σ( ̄□ ̄;
尽 >さる はちゃんと写真を撮ってくれているだろうか?(笑) あとで怜に(以下略)
さる >アイサー(そして進む陰謀(笑))
尽 >よし、さっそく一枚げっと(笑)
司 >「彼女、ですか」考え込み
翔真 >「メリットは2つ。1つ目は確かに元ベルの配下ですが、現状で所属している大きな組織は無い事。」
おやっさん >「前歴が前歴だけに、未知数だが…」
アドノレ >「根っこの方はそう悪くない。悪の道を歩むには残念ながら」
翔真 >「2つ目、これはこっちのメリットと言うよりは彼女の方のメリットになりますが………協力してくれれば対外的に彼女の危険性が低くなっていると証明できる事。」
司 >「実力が未知数なのはちょっと不安ですが・・・その他の点については問題ないかと」
アドノレ >「仮にも敵方の一翼を担ったのだ。実力の程はあるのだろうが」
翔真 >「融合していたエミュレイターのバックアップは有ったかも知れませんが………恐らく実力については申し分無いかと。」
尽 >「ふーん・・・ま、俺は翔真君がそういうなら構わねーけど(ははっ)」 基本的に信用してるし
おやっさん >「……ならば翔真君、それは君の責任下においてという事にしよう。もちろん、Dr.クドラクからの許しが出るのが前提だがね」
翔真 >「えぇ、話を持ち掛けたのは俺ですから勿論構いません、了解です。」
アドノレ >「一人で背負わんで俺様も一口乗せろ。アレには何かと縁が有る」
翔真 >「済まん………助かる(フッ)」
司 >「ただ確認しておいて欲しいのですが・・・彼女はそらさんのことをどこまで知っているんですか?」
翔真 >「………タイダルウェーブ直前までベルが集めていた情報くらいまでは、と言うしか思い当たらない(−−;」
弓 >「……………勝手にすれば。」
司 >「まあまあ」宥め(笑)
尽 >「・・・弓ちゃんと、何かあったのか?」 こそこそと弓ちゃん以外に聞いてみる(笑)
アドノレ >「<ぼそっ>強敵と書いて友と呼ぶには近親憎悪に似た感情が強すぎる仲だった</ぼそっ>」>尽(笑)
尽 >「解説感謝っ(ははっ)」
おやっさん >「さて…コスの線についてだが、万一とれなければもうひとつの手段がないでもない」
翔真 >「もう一つ……?」
尽 >「他の手段ッスか・・・」
おやっさん >「・・・・・・もうひとつの手段というのは、おそらくは尽君なら、多分見当は付くかもしれん・・・」
尽 >「俺なら…?」 どれだろ?(苦笑)
おやっさん >「現在知られている人造人間の技術には、大きく分けて2種類があったな・・・」
尽 >「生体系と機械系ッスね・・・」
やよいさん >「ええ。要するに『人造人間の技術』で…沙弥ちゃんの身体を新しく作るという方法ですわ」
翔真 >「………クローンと、どう違うのですか?」専門じゃないから一応(笑)
弓 >「クローンも、生体系の1分野。生体系人造人間は、主に3つのタイプがあるの。1つが、誰かに似せようとして創られる 『再現』の人造人間。 1つが、ある能力を生体的・遺伝子的に改良して高める 『強化』の人造人間。 最後が、使い捨ての、人間の変わりとなる兵力としての 『量産』の人造人間。」
尽 >「そうではない例外もいるけどな・・・」ぼそ
弓 >「これに含まれないのは…もういわゆる「一品モノ」ね。…「再現」も、どちらかといえばこの部類なのだけど。」 ちらり、と尽みつつ
尽 >弓ちゃんの視線は見ないふり
司 >「・・・」そらりんが浮かぶな(笑)
そら >(ころころ〜♪)
弓 >「…科学的なクローンは、要するに、人工的に一卵性双生児をつくるようなもの。 ウィザードのクローンは、細胞単位でのコピーや、賢者の石を核として…そこに情報を書きこんで創るホムンクルスだったり… 製法が完全に違うわ。」
翔真 >「ふむ………なるほど。」
尽 >「しかし、それはコア(賢者の石)も必要ですし・・・問題が多いようにも思えますが・・・」
おやっさん >「単純なクローンの場合、既に取り沙汰されているように法的な問題などもあるが…ウィザードたる人造人間の場合、所属する組織さえあれば問題ない事になっている…」
尽 >「・・・そうッスね・・・」 ・・・・・・・・・
おやっさん >「幸いにして、この方法なら遺伝子モデルの取得は難しいことではない…」
翔真 >「天羽ので問題が有れば………非常に申し訳ないですが、つばさちゃんから、と言う手段が有ると……。」
尽 >「多重複製は、少々問題あるけどな・・・(苦笑)」劣化が〜
翔真 >「あぁ……そう言えば何かで読んだ事が有るな、マトリクス効果だったか?(首捻)」
尽 >と言うか基本的感情として、イヤだというのが大きいんですが(笑)最後の手段にしたい。
やよいさん >「つばさちゃんも、サーシャ=クラスヴィンカヤから数えれば2世代目ですしね…真琴さんの話では、今のところ元気そのものだそうですけど(くす)」
尽 >「元気すぎて手を焼いてるみたいですが(ははっ)」 と真琴君の出てこない理由にしてみる(笑)
弓 >「……私の中にもあるけど………私のは、もう、融合しちゃってて分離は難しいと思う…」
そら >「弓ちゃんのは、特別・・・・・・」
司 >コス襲撃が一番やりたいんだけどなぁ…。一発殴っておきたいし(苦笑)
おやっさん >「この場合、問題になってくるのは…核そのものの技術に秀でた者を探し出さねばならんって事だな」
尽 >「核(コア)ですか・・・」
翔真 >「………ですが、今までの話を聞く分にその方法が望ましい様に感じますね………。」
司 >「自意識の有無が問題になりそうですね」
アドノレ >「組織をどうするか。訓練期間をどうするか。仕事が終わった後をどうするか」(核以外の問題を連ねてみる)
おやっさん >「事後については状況次第としか言い様がないが、その他については心配しなくていい、我々がバックアップするよ」
やよいさん >「…ひとまずは、沙弥ちゃんの新しい身体をどうやって作り出すか。それから始めましょう^^」
尽 >尽の親は既に鬼籍だけど、何か思いつくかな?
GM >まず・・・尽の生みの親、これは杉崎博士の師匠なんだけど・・・確かに故人だね。ただ、所属していた救世旅団か、あるいは黄金の蛇になら、もっと確実なデータが残ってるかもしれない。
尽 >「そうだな・・・俺の知ってる範囲で心当たりがないでもないが・・・」
おやっさん >「なるほど、救世旅団か…」
尽 >「俺の出自の話になるんですが・・・ ・・・旅団に聞けば・・・何か手段が見つかる可能性があります。そらちゃん(≒インフィナイト)と沙弥ちゃんの融合を考えると・・・杉崎博士にも繋がる、俺の中の技術が一番良いと思えます・・・現状では。」
アドノレ >「どちらの団体も直接の縁が無いから知人の居る方が少しは無難というところかな」
やよいさん >「救世旅団の本拠地はマティニヨン公国…そういえば、かの地にはローマ時代以来の歴史ある大学と図書館が存在しますわね^^」
司 >「となると、実際に行かなければならないですかね」
翔真 >「それぞれのメリットとデメリットを考えた上で、どちらにするか………(悩)」
尽 >「旅団の方は可能性の問題で、リスクは少ねーな・・・コスは・・・会ったら殴っちまいそうだ(ははっ)」
おやっさん >「・・・・・・・・・・・・・・・・その気持ちは解るよ(苦笑)さしあたっての問題は、どちらを先にするかだが・・・」
翔真 >「………捕まり辛そうな方、もしくは敵に抑えられたら不味い方を優先でしょうかね。」
アドノレ >「終わった後に問題が起こりそうな方を後回しで考えれば技術者が先か?」
司 >「今の所、当てがコスぐらいしかないですからね…」
アドノレ >「追っ手が掛かってる状態の者に進んで手を貸すのは物好きだけだ」
翔真 >「ではコスの確保を優先………と言う方向で進めよう。」
尽 >「俺もそれで構わねーッスよ〜」 殴るかどうかはともかく、同行する気は満々(笑)
翔真 >………うわ、怖ぇー(^^;
弓 >「え・・・いっしょに来るの?」
尽 >「何か問題ある?(ははっ)」
弓 >「……………………………………ない、けど」
アドノレ >「身内に恥を晒したくない心境といったところか」
尽 >「だったら、同行させてもらうよ(ははっ)」行く気満々(笑)
司 >面子見渡し「鋼地さんとはこのところ連絡が取れないようですし…今回は俺も同行しましょうか?」
おやっさん >「ああ。万が一という事もあるからな・・・」
翔真 >「出来れば頼みたいが………大丈夫か?」
司 >「ええ。ここでも色々起こると思いますが・・・みなさんを信頼してますから(微笑)」
アドノレ >「来る者拒まず去る者捕縛」
翔真 >「助かる……済まんな(フッ)」
尽 >「・・・あっちの方も、今は安定したみてーだしな(ははっ)」
そら >「(はむはむ♪)」
やよいさん >「そういえば…先ほど雑談で小耳に挟んだのですけど、どなたか大規模攻撃魔法が必要とか…?」
司 >弓の方を見て「あれば助かりますね」
弓 >「うん………欲しい。……他にも、ちょっと買う…」
翔真 >「一応俺には2種有るが………1発だけなら何とかなる。」
尽 >「俺は魔法は苦手だな(笑)」 だから演出でごまかしたりする(笑)
アドノレ >「何も捻らずに目立つ魔法はあまり好かんので持ち合わせてない」(笑)
やよいさん >「・・・でしたら、約1名心当たりがありますわ。(インタホンで)・・・ちひろちゃん、ちょっといらっしゃい^^」
司 >ちひろんかぁ…とんでもない物が入る(笑)


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