【第31夜】
野望・絶望・そして希望
<PART−15+>
アドノレ懺悔室
サクラとジークの会見に際してどのように声を掛けるか、
悪の入れ知恵する余地が有ったのではという閃きがあった
「あぁ、良かったぁ。人がいましたぁ……ごめんなさい、
とっても綺麗なお庭で、気がついたら迷ってしまいました」
舌ったらずな独逸語を話しながら、ぺこりとお辞儀しつつ
の部分を
≪偽物≫「あら、人が居ましたね……ごめんなさい、
とっても綺麗なお庭でこっそりお花を摘んでしまおうかと思ってしまいました」
舌ったらずな独逸語を話しながら、ぺこりとお辞儀
これでサクラが「淑女の為の基礎知識日常編」を知っていれば
「ここにセクハラひ魔人がいるのです」で済むのだが、
もし知らなければ乙女の羞恥心に時限爆弾。後で地面を転がり回る事うけあい
もし、知らなければ少々酷ではないか…という話もあるが、誰も知らぬという事もあるまいし何より
『ノブレス=オブリージュ』持てる者は知らぬ事それ自体が罪になる
とか言いつつ結局実行されんかったが、まぁセクハラ発想を一応懺悔しておく
……アドさぁん!?(爆笑)
(脱兎)
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