【第33夜】
救世計画、動く
<PART−23>
“契約”の意味するもの
そら >それじゃあ、とうちゃくぅ〜(o'ヮ')oねこ
翔真 >(o'ヮ')o\(^^ )ごくろうさま ねこ♪
エリス >「……それにしても、どこもかしこも温泉、なんですねぇ…」
GM >エリスがそう言うのも無理はない。クロウ=セイルの治めるこの平行世界「銘泉界」は、温泉で出来ているのだ。
アメジスト >「日本式のお風呂には慣れたけど、温泉にはやっぱりまだ慣れないわね……」
ベル >「まさかもう一度ここに来る事になるとは思わなかったわねぇ…ま、早速入らせてもらうけど」
アドノレ >でも湯上り浴衣は無いので芋ジャージ
ウー=バル >「……」
ベル >「あんた達は入ってくればいいんじゃない?回復するんでしょ」
サクラ >「あはは。言われてみればその通りなのですー(^^;」
アメジスト >「え? ええ、そうね。そうさせてもらうわ」
弓 >ベルとDr.は連れて来ないとなあ!(笑)
ベル >「クロノスは……そうね、部屋にカンヅメっといた方がいいんじゃない?」
京香 >「カンヅメって(^^;」
凪 >「俺は当座の間は缶詰……もといDrの護衛についておけばいいのか?」
京香 >「そうですねー。消耗が少ない人は入れ替わりでDr.の護衛についておけば間違いないと思います。万が一って事もありますし」
アドノレ >「すると俺様は護衛組かな」
翔真 >「まぁ見張り兼警護は交代でな、大きく消耗しているのなら入らせて貰うと良い(^^;」
凪 >「了解。ところで……“混浴したい”って顔に書いてあるぞ(ぼそ)」 後半部分は誰に言うでもなく(ぁ
ウー=バル >「……ま、悪くはない……かな」
翔真 >俺も消耗少ないから護衛組でしょうかね。凪君は回復して来ても良いですよ?
凪 >P22点減ってるだけですが、全部回復するまで浸かってくるべきかしら?でも依頼されて来た以上、魔石使うに留めて護衛しますよー。お気になさらず
エリス >「あまり減ってないようでしたら、えぇと…アドノレさんがいつも仰ってる“魔石もみじ”でいきますよ」←消耗してないので 居残り組(o'▽')o
京香 >「でもって、あたしは回復のチャンスを見逃さない!…いってきまーす(キリッ&しゅたっ)」
弓 >しょーまくんらと同じく、護衛かなー
翔真 >「と、入る前に挨拶に行った方が良いだろうな。弓ちゃん、サクラ、手土産持ってクロウ=セイルに挨拶しておいてくれないか(苦笑)」手土産はアドノレから『紅の月』を出して貰って(笑)
弓 >「ええ、そのつもりよ」 そしてクロウにベルのことを喋って、一緒に悪企みをしつつ……(笑)
サクラ >「あ、了解なのです!」
GM >なお、温泉は魔王の一存により混浴メインです(ぁ
凪 >よかったね!(だから誰に言ってるんだ)
アドノレ >微妙にHPが減ってればレインコールするが
翔真 >こっちはHPは大丈夫なので、アム嬢が戻ってきてからの方がそちらは良いかも知れませんね。
アドノレ >んむ。それはそれとしてクロウ=セイル印の温泉饅頭とか売ってないかな(笑)
弓 >ついでに、フレースヴェルグのアメニティユニットに使える温泉の素も!(笑)
翔真 >自分はエリスに魔石紅葉をお願いしよう、対象は凪君で……自分は自分で回復を試みておきます(^^)
エリス >あ、はい。それでは共有からマナ=ボックスと魔石R2(5)を使いますね。
凪 >ではお言葉に甘えさせて頂きます(謝) マメな補給大事('-';)
エリス >それではっと……やりました!ぴったり22回復ですよ!
凪 >「ありがとうな、これで警戒に専念できる」なんというピタリ賞……(笑)
翔真 >御見事です(^^ゝ
その間に、弓とサクラはクロウ=セイルのもとを訪れていた。
弓 >「こんにちわーと」預かったお菓子渡しつつ
サクラ >「お邪魔いたしまーす(’’;」
クロウ=セイル >「あぁら。外がちょっと騒がしかったみたいだけど…まあ、あなた達じゃ道理よねぇ(’’)[温泉]」
弓 >「まあ、そう言わないで。今回は面白いオマケつきだから」
クロウ=セイル >「オマケ?もしかして、ベルちゃん絡みかしらぁ?」
サクラ >「あ、あはははは……(^^;」
弓 >「あら、情報はやいのねぇ」
クロウ=セイル >「情報じゃないわ。“女の勘”よ……そもそも、ベルちゃんはこないだまで、ここにいたんだし」
弓 >「ふふ、情報よりコワイわぁ、それ」
翔真 >確かにな(苦笑)
凪 >まったくで(苦笑)
クロウ=セイル >「……ま、実際ベルちゃんくらいの格になると、ちょっとやそっとの湯治じゃきかないから、いずれまた来るだろうと踏んでたのよ」
翔真 >と思ったら冷静な判断と計算故の物だった(苦笑)結構思慮深いタイプですね、パッともそう伺わせないのも技術の内かな。
弓 >「まあ、今回それだけじゃないんだけどね」
クロウ=セイル >「あぁら。それはどういう事かしら…?」
弓 >「ふふふ……オトコつきなのよぉ♪」
クロウ=セイル >「あぁ〜ら☆…………まあ、まさかとは思うけどねぇ(’’)」
弓 >「ふふふ」
サクラ >「ま、まあ、一緒にいるという意味では間違っちゃいないと思いますけど…(^^;」
翔真 >弓ちゃんから“愉悦”の気配がするナリ(^^;
アドノレ >そのころベルは謎の悪寒に襲われていた
ベル@その頃 >「なぜかしら。さっきからさんざっぱらコケにされてるような気がする…ッ」
弓 >「いちおう、オトコの方はベルを嫁にしたいみたいだけどねぇ」
クロウ=セイル >「まあ、あの大戦艦で乗りつけてくると聞いた時はどうするかと思ったけど、ベルちゃんがいるんなら無理もないわねぇ」
弓 >「そうね、強いて言うなら,今は……ケッコンカッコカリ、ね」
サクラ&凪 >ぶっは(爆)
弓 >(※今回、コレが言いたかっただけである)
翔真 >ソコかよ!?(爆笑)
クロウ=セイル >「ふぅ〜ん……ベルちゃんがめっきり衰えてるってのは分かってたけど、まさかそこまで切羽詰ってたとはねぇ〜……(’’)」
弓 >「そんな借金で身を売るようなコトじゃないみたいよ、ベルの方も」
クロウ=セイル >「だろうけどねぇ。ま、そこまで知ってるんだったら別に隠す事でもないし、サービスで教えとこうかしら」
弓 >「お?」
サクラ >「サービス……なのです?」
クロウ=セイル >「ええ。魔王の側から人間と“契約”を結ぶっていうのはね……おおよそ、心に何かの謀がある場合か、それすら出来ないくらい衰えている状態か、よ」
弓 >「それはそうでしょうね (´・ω・`) =3」
クロウ=セイル >「本当はもうひとつあるんだけど、それは今回のケースには当て嵌まってなさそうだし、除外(爽)」
弓 >「思うに、ベルのケースは衰えてるほうだけど……案外、3つめのケースになるかもしれないわねぇ?(くす) あれだけ正面から好意向けられたのはあんまり経験なさそうよね。たぶん、100年もしたらデレると思うわ」
サクラ >「ゆ、弓さぁん(^^;」ベルが聞いたらどんな顔することか……(笑)
クロウ=セイル >「あぁら(笑)3つめっていうのはね…あれを実現した事があるのは、それこそ大魔導師サロウォンただひとりよぉ?」
弓 >「同じくらい紙一重だから、可能性あると思うわ(苦笑)」さーて……サクラいるけど、まあいいか(笑)
サクラ >お、おお…?(’’;
弓 >「今回のケースは似てるようで真逆なのよね。人間が魔王に惚れて、契約を申し出てる“オトコから、オンナへのアプローチ”……そして、魔王が人間に惚れて、契約を申し出てる“オトコから、オンナへのアプローチ”……似てるのに、全くの、逆。だとすると」
クロウ=セイル >「ふむふむ?」
弓 >「あの魔王は『どっち』かしらね? 謀があるのか、それとも、衰弱しているのか……その両方か?」というわけで、アクセル踏んでみよう(笑)
翔真 >うむ、楽しんでら(笑)
クロウ=セイル >「……なんだか、ベルちゃんの他にも知ってそうな雰囲気ね?衰弱した魔王を」
弓 >「…魔王、ウー=バルについて、何かしらないかしら?」
クロウ=セイル >「ウー=バル?……そういえば先の大戦(マジカル=ウォーフェア)以来、全然噂を聞かなかったわね。彼がどうかしたの?」
弓 >「(やっぱり参加はしてたのね)……ざっくり言うと、休養中だったところに、そのまま停戦交渉にいった使者に一目惚れ」
クロウ=セイル >「……もしかして、彼もしたのかしら。“契約”を」
弓 >「いいえ、まだよ。で、契約したがってる……んだけど、私はどーにも、しっくりこなくて
(´・ω・`) 」
クロウ=セイル >「まあ、彼は女好きで有名な魔王だものね。純粋に快楽目的って事はあり得るわ」というのも、心境の変化とかそのあたりはまだ知らないのだ(笑)
弓 >「それならまあ、お互いの自己責任だし、いいんだけどね(ため息)」
クロウ=セイル >「でも、“契約”を交わすってところまで行くのは……それとはあくまで別なのよ」
弓 >「そうなのよねぇ……衰弱してるのは、間違いないんだけど……」
サクラ >「あくまで…別、なのです?」
クロウ=セイル >「確かに“契約”を行えば、魔王の力は増大するわ……でもその代わり、魔王はその契約者が生きている限り、その“契約によって縛られる”のよ。だから、普通魔王は“契約”などしないわ。そもそも普通にしていれば、そんな必要ないし(’’)」
翔真 >契約内容と、扱いに余程反しなければ絶対尊守とも言えるレベルの物なのかな(’’)
凪 >魔王にしてみればどうしようもない時の最後の手段なのね……
弓 >「そうよね……(聞けば聞くほど、真っ黒なのよねえ……)」
クロウ=セイル >「魔王の方から結ぶ“契約”と言うのは、単なる言葉以上の意味を持っている。そうした契約の主は……その魔王に“選ばれた者”と言う事になるのよ」
翔真 >旧き神の流れを組む魔王だと、選ばれた対象って有る意味正に『神の戦士』だよなぁ、ゲイザーさんも似た様な事言ってたけれど。
弓 >「そういうことなら、惚れてるってのもアリなのかしら…… うーん……ま、今は結論でないわね(ため息)」
クロウ=セイル >「もっとも、人間の方ではよく“自分から結ぶ契約”の方を、それだと勘違いしている事が多いわ。だから、ああいう手合いは自分で“選ばれし者”というのよ」
GM >例としてはクラウス=フライとか(笑)
凪 >魔王にしてみればどうしようもない時の最後の手段なのね……
弓 >「ありがと。それじゃしばらく滞在させてもらうわね。いちお、襲われたら反撃はするけど、周囲へは気を配るから(−−;」
クロウ=セイル >「そうね。この界隈が危なくなるのでなければ、私は別に構わないわ。それに……今回は、以前聞けなかった事も聞けそうだし(く す)」
翔真 >クロウさんのベル襲撃フラグが立った気がする(ぁ
サクラ >「な、なんだか妖しげな風向きなのです…(^^;;;」
◆ ◆ ◆
アメジスト >さて、弓さんたちが出掛けている間に、お風呂に漬かって回復しておきます。本当はどの温泉がどの程度《衰弱》に効果があるか、確かめたいんだけど……
サクラ >あ、それでしたらこちらからお貸ししておきますよ。弓さんと一緒にいる以上、サクラはガイドブックを持ってなくても大丈夫ですので
GM >そうだね。その上で、自分で探し出せば一発だろう。少なくとも、片っ端から探しに掛かるよりはいいよね。
アメジスト >ですよね。ガイドブックを借りて、自分で調べればいいことじゃないか(^^; では、みんなに一言告げてから策定した温泉に向かいます
エリス >「あ、お気をつけて…」
アメジスト >「ええ、いってきますね」
翔真 >「しっかり身体を癒して来ると良い、大分疲労が溜まっている様だからな(苦笑)」
アドノレ >「適度に湯だってきたらレインコールで出迎えてやろう」
アメジスト >「すみません、皆さんが警戒をしているっていうのに……お言葉に甘えます(^^;」
凪 >「気を付けてな」
翔真 >「気にするな、状況から見た上での適材適所と言うヤツだ。アム嬢の目下の最優先事項は回復の一手、それに尽きる。いざと言う時満身創痍で何も出来ませんでした、では悔やむに悔やみ切れまい?(苦笑)」
京香 >そういえば許可もらってなかったー……足湯だけでも いいですか(笑)
弓 >ゆっくりしてきなさい(笑)
京香 >お、おおー!……行ってきます(キリッ)
アメジスト >「そう、ですね。それじゃあ入ってきます」
GM >ウー=バルは無言のまま、アムの後をついてくるね。
凪 >という訳で回復もしていただいた事だし、こちらはフレースヴェルグ周辺で警戒中っと……
翔真 >同じく警戒待機、Drの作業の邪魔をしない位の位置で。
アドノレ >温泉で騒ぎがあれば気づける程度の距離で
そら >ねこは えりちゃんといっしょに まどれーぬを つくります!
GM >では、アムとウー=バルは目的地に到達できる。ちなみに京香は、また別の(おもしろそうな)温泉に向かったので別行動である(ぁ
翔真 >ホントにフリーダムだよねあの子………(^^;
その頃の京香 >「えーと…なにこの“ぷるぷるゼリー温泉”って?」(ぁ
その頃のベル >「ふぅーむ、“ムチムチぷりんの湯”……こ、ここなら大丈夫かしらっ…」(ぁ
サクラ >ぶ(笑)
凪 >それなんかアカンやつの予感が(笑)
翔真 >待て!それは罠だ!!だってどう考えてもそれの正体ってスライム風r(ブツン ツーツー)(ぁ
その頃の京香 >「……“かい●くの泉”味?……どんな味なんだか(^^;」
その頃のベル >「……なんか甘い香りがするけど、きっと大丈夫ね!」
凪 >っ[うま辛フルーツ味バナナスライス入り]
翔真 >っ[うま辛フルーツ味バナナアームズスライス入り]
アメジスト >揃いも揃って、フリーダムすぎる……(爆笑)
GM >肝心なところがマジックで塗られててわかんないのだ(笑)
凪 >ドクターフィッシュならぬドクタースライムが居るのかもしれない(ぁ
GM >ぷるぷる。ぼくわるいぜりーじゃないよ!(ぁ
翔真 >ゼリーがそんな事言ってたまるかぁぁぁぁぁっっッ!!!
凪 >いずれにせよ入りたくない……(笑)
弓 >ああ、きっとその看板は、クロウの罠だね(笑)
GM >ふっふっふ。ともかく、2人がそれぞれの温泉に入った数分後……
その後の京香 >「うひゃははははははっ!?ぜ、ぜ、ゼリーがくすぐってくるぅううっ!?!?!!?」
その後のベル >「ぬがぁ!ホンモノのプリン使った温泉とか何考えてんのよクロウ=セイルっ!?!?!?!?」
凪 >プリンを粗末にするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!!!(がおーーーーーーっ)
翔真 >それってもう『温泉』じゃねぇだろうがぁぁぁぁぁっっ!!(絶叫)
アドノレ >せめて牛乳プリン(。。)★\
GM >粗末にするも何も、湧いて出てるんだから仕方がないのでゴザルよ……裏界温泉を人の常識で推し量る事など、不可能……ッ(笑)
クロウ=セイル >あ。[採掘ミス]の看板 立てるのわすれちゃった(てへ)
凪 >くっ……こうなると、豆乳が湧く風呂とかコーヒーが湧く風呂とかあってもおかしくなくなってきたぞ……(爆)
GM >安心するんだ、全部ある。ただしクロウが言うように、全部採掘失敗の副産物だけど!!(笑)
アメジスト >色々とアレですねぇ(苦笑)
サクラ >本当にカオスだな……(笑)
アドノレ >漢には罠だと知っていても進まねばならぬ時がある。乙女にはサービスシーンと知っていてもなお知らぬ振りをせねばならぬ時がある(爽)
翔真 >新たな名言が生まれた瞬間だな………!(爆)
と、2人が阿鼻叫喚をしている間にも、アムとウー=バルは目的地の温泉に漬かっているのだった。
この場合、ガイドブックの有無が明暗を分けた形となった訳だが(笑)
アメジスト >「はぁ……確かに癒されるわ……」ぷかり×2 (笑)
ウー=バル >「……これが、クロウ=セイルの温泉か……確かに、よく効くねぇ」
GM >ああ、HP/MP/プラーナは、この温泉漬かると全回復するからね。
アメジスト >全回復っ!? 「ええ。消耗もずいぶんとおさまりそうでありがたいわ……」
GM >うむ。ともあれウー=バルはアムをじっと見詰めてはいるのだが、さっきまでと違うのは……微妙にアムから距離をとっている事。
アメジスト >「ごめんなさい、臆病で。あなたがいい加減な気持ちで言っているのではないことは判っているつもりなのだけれど……」
ウー=バル >「………」
アメジスト >「自分がどうなってしまうのか、何かが決定的に変わってしまうんじゃないか、一度変わってしまったら取り返しがつかないんじゃないか。そう思うと不安なの」
GM >ウー=バルは、アムの言葉に返事をせず何事かを考えているようだ、が……
アメジスト >うにゃあ。精神的にクルにゃあ……(疲)
GM >……ここで最初の時ツッコミ損ねたが 温泉の中でもサングラスと言うのは いろいろアレであった(ぉぃ
サクラ >突っ込むとこ、そっち!?(Die爆笑)
翔真 >掛けたままなのかよ(苦笑)
凪 >曇る曇る(笑)
アメジスト >一応伝えたいことはまだあるけど、言い出すきっかけをつかめずに黙って言葉聞いてます
GM >永遠にも思える沈黙の時間。その果てに魔王はようやく口を開く、のだが…
ウー=バル >「………ひとつ、確かめときたい事があるんだよね」
弓 >「ん?」
アメジスト >「……なんでしょう?」
ウー=バル >「例の、アイドルとやらなんだけどさ……結局キミは、データを提出してないんだよね?」
アメジスト >「……バタバタしていてデータの採取が済んでいませんからね」
ウー=バル >「うん、今まではね……で、これからはどうなんだい?」
アメジスト >「……そうですね。あなたがいいというのなら、プロジェクトがスタートしてから、あなた用に造ってもらおうと思っているんですが。もちろん全世界向けにしなくても問題がないのであれば、ですけどね」
ウー=バル >「ボクとしては、今のアイドルとやらかい?あれは、微妙に要らないんだよねぇ……」
アメジスト >「いらない……と言うのは? アイドルの存在がなくともプラーナを集めることができると? それともやるならば私の姿で、とそういうことでしょうか?」
ウー=バル >「あー、考えても見て欲しいな。なんでこのボクがベール=ゼファーをモデルにした“それ”なんかと、やらなきゃいけないんだい?」
翔真 >まぁほぼ完全にベルモデルだろうから、“他人の物”だろうしなぁ(違)
その頃のベル >「いぃっきしっ!? ……くくぅ。誰かウワサしてるのかしらねぇ」(ぁ
アメジスト >「……やる?」 話が消化しきれないように首をかしげ
ウー=バル >「そもそもが、そのアイドルっていうのを“巫女役”にするって計画だろう?」
アメジスト >「……巫女。……あー……そういうこと。それは……ベルもきっと嫌な顔するんでしょうね(==;」
ウー=バル >「だろうね。ボクとしても、考えたくないところだな」
アメジスト >「参ったなぁ……。そうなるとあなたの希望としてはどうあっても私でってことになるのね(苦笑」
ウー=バル >「ああ。だから、今のまま計画が進むのなら………………ボクは、降りさせてもらおうと思ってるんだ」
アメジスト >「うーん……、そうなったら元も子もない、か……私が髪型を変えるなりなんなりして、モデルであるとわからなくすることが一番の解決方法かしら」
ウー=バル >「キミらがここを教えてくれたお陰で、回復そのものは出来る目処も立ったしね。問題は、あとどのくらい掛かるか……だけど」
アメジスト >「その回復のことなんですけど……」
ウー=バル >「…うん?」
アメジスト >「この計画が軌道に乗る前から彼女は回復に努めているわけだけど今もあの姿な訳で……実際問題としてどのくらいかかるかわからないのよね?」
ウー=バル >「(頷き)そうだね。ベール=ゼファーは高位の魔王だけど、だからこそ、一度消耗したら、その分完全な回復までには相当の時間が掛かる…」
アメジスト >「ええ。そしてそれはあなたも変わらない……あなたはその回復のためにも契約をと望んでいたけれど、仮に契約が結べたとした場合、どの程度の期間で回復できるのかしら?ベルの場合、Dr.と契約しても劇的回復とは言いがたい状態だったでしょう?」
ウー=バル >「そりゃあ、すぐにって訳にはいかないさ?“契約”は、時間が経てば経つ程効果が強まっていくんだから」
アメジスト >「……なるほど、それも道理ですね……とにかくDr.に話してみましょうか、さきほどのお話。“巫女”を作るのは彼ですから」
ウー=バル >「それはそれとして、キミ自身の考えも気になるところなんだよね」
アメジスト >「……正直な話、先に言ったような理由もあるので気乗りはしません。でもあなたは今のままでは計画には乗れないというのでしょう?」
ウー=バル >「ああ。そのDr.の返事次第じゃ、ボクはここに残る事になると思うよ」
アメジスト >「であるならば、あなたの協力を得ることを諦めるか、それとも私が覚悟を決めるか、いずれかを選択する必要があるということ」
ウー=バル >「そういう事になるかな。ボクはしばらくここにいるけど、聞いてくるというなら好きにすればいい」
アメジスト >「ぶっちゃけてしまうと、あなたの協力を得るためとはいっても無理はしなくてもいいとは言われています……でも、あくまでもそれは別の手段を模索するという事であって、代替案は今のところ提示されていません」
ウー=バル >「(ふむふむ)」
アメジスト >「だとしたら、恥ずかしかろうが覚悟を決めるしかないじゃないですか(苦笑)」
ウー=バル >「そうか。で、キミはどうするつもりなのかな……まだ、ボクが怖いかな(フフッ)」
アメジスト >「……その前に一つ質問、というか教えて欲しいことがあるのだけど」
ウー=バル >「…何かな?」
アメジスト >「契約について教えて欲しいの。人間にとって、あなたたち魔王にとって、“契約”がどういう意味を持ちどのような影響があるのか……散々はぐらかしておいてなんだけど、改めて考えてみると、私はあなたの言う“契約”を本当の意味で理解しているとは到底言えない」
ウー=バル >「(ふむふむ)」
アメジスト >「時間が十分にあるとはいえなかったことも事実だけれど、私たちウィザードにとって魔王との契約=信奉者になることだといってもいいから、あえて聞こうなんて考えもしなかった……だから不安だった。あなたの言うとおり立場を失うも同然だから、信奉者になるってことは人間の敵になるということと同義といってもいいことだから」
ウー=バル >「…………本当に、それを知りたいと思うかい? 知ったら、後戻りは出来なくなるよ?」
アメジスト >「……何故? と聞いてもいいのかしら」
ウー=バル >「何故にも、さ。……(アムを正面からみつめて)……それでも聞きたいかい?」
アメジスト >「……ええ。聞かないことにはあなたの真意もわからないから。だから聞かせて頂戴」錬金術師だけど、どこぞの某有線式サトリじゃないもの。言われなきゃわからない(笑)
ウー=バル >「そうだね……強いて言うなら、だけど。魔王と人が共にその存在を共有し、力を行使する事……かな」
アメジスト >「存在を共有……?」
ウー=バル >「魔王は人間のプラーナを共有することができ……その見返りとして、人間は魔王の力を行使する事ができるようになる」
弓 >落とし子の強化版みたいなもんか……
アメジスト >「……それは信奉者との契約のそれとは異なるものなの?」ですよねぇ……真っ黒けもいいところなんだけど……(==;
ウー=バル >「出来る事は同じように見えるけど、本質的には真逆……といってもいいね」と、このあたりの話をしておこう。
アメジスト >「……契約を結ぶことで魔王と人間、双方に発生するリスクは?」
ウー=バル >「キミは意外と鈍いんだね……ここまで説明して、分からないかな?」
アメジスト >「……仮に察しがついているとしても、あなた自身の口から聞くことに意味があるんです」
ウー=バル >「……キミ達の世界には、何がある?」
アメジスト >「……唐突ですね。潤沢なプラーナに……世界結界、でしょうか」
ウー=バル >「そう。その世界結界が存在する事の問題も、共に分かち合う事になるのさ」
アメジスト >……げげ。さらに真っ黒ー!?(汗)
ウー=バル >「キミもウィザードなのなら、わかっているはずだよ?」さらっと言うあたり、やはり魔王である。
アメジスト >頭痛ぁ……(==;
GM >だからこそ「力あるウィザードじゃないと自滅行為」なのよ(爆)
アメジスト >しかしまぁ……聞けば聞くほど黒いなぁ。本気で人界で生活できなくなりそうだ(汗)
GM >そもそもが「世界結界がまだなかった時代の話」だった事を考えてみよう(爆)
アメジスト >人界に入る入らないなんて問題が、まだ発生してない頃ってことですね(泣)
ウー=バル >「……(肩をすくめる)ボクは警告したからね?本当ならそんな事をする必要もないんだけど、キミには恩があるからね……特別に、教えたのさ」
アメジスト >「聞かずに断っておくべきだったとしみじみ思うわ。いくらなんでも重過ぎるもの」
GM >魔王はきょとんとしている。まあ、相対的な存在密度の違いから見れば仕方ない事なのだが…
アメジスト >「でもあれよね? もし私が聞かなかったら、黙ったままこの契約を結んでたってこと? それは契約として有効なの?(嘆息)」
ウー=バル >「そりゃあ、デメリットよりもメリットの方が大きいからね。キミにとっても、だけど」
アメジスト >あー……そりゃあ魔王のバックアップは大きいけどさぁ……(苦笑)
ウー=バル >「……それで、キミはどうする?」
アメジスト >「はぁ……。言いたいことはわかるけどね。この話をしたうえで、どうするってのは、人界を捨ててそばにいろっていう、そういう意思表示?」
ウー=バル >「そうは言ってないよ。そのためにあるのが“神殿”ってものだし……それに、ウィザードは世界結界に排除されない方法を持っているだろう?」
アメジスト >「そのための月衣だものね。確かに排除はされないでしょうけど……」
ウー=バル >「じゃあ、何が問題なのかな」
アメジスト >「なにが問題、か……。まっとうなウィザードにとっては問題だらけな気もするけどね……(苦笑)」
ウー=バル >「それでも、魔王と契約した“まっとうなウィザード”がいる。そして今、彼らもまたキミらの言う計画のために協力している……違うかい?」
アメジスト >「違わないわね・……はあ、ちひろさんはよく……」
その時、アムは長らく忘れていた事を思い出した。
「あ、ちょっとまって。少し時間を頂戴、逃げたりはしないから」
ウー=バル >「…………うん?」
アメジスト >GM。ちひろんに連絡してみたいんですけど可能でしょうか?
GM >うん、それなら信仰心ジャッジになるよ〜
アメジスト >……ごふっ(ばたり)じゃあ 一度風呂から上がって月衣から0−Phone取り出しちひろんにコール!P18入れて……ここでがんばった!1C43!!
GM >うむ。では…ちひろにつながるよ〜
アメジスト >「あ、ちひろさん? アメジストです。ごめんなさい、忙しいところに」
ちひろ >『ん…なあに、どうしたの…?』
アメジスト >「その……聞きにくいし、あまり言いやすいことでもないんだけど……。トリッシュとのこと……契約したって聞いたけど、本当なの?」
ちひろ >『ああ、誰かから聞いたのかな……うん、それは本当』
アメジスト >「トリッシュ本人からね。一度そちらをたずねたときに話に出て……そのね、聞かせてほしいの」
ちひろ >『………そう。いいよ、わたしでよかったら……あなたにその覚悟があれば、だけど』
アメジスト >「契約をするとき……ううん、契約の話を聞いて決断するまでの間、何を考えてどう思ったか。怖くはなかった? 最悪人界を裏切ったといわれるようになることとか……」
ちひろ >『……そうね。わたしはトリッシュと正面から勝負して、力を認め合った……その上で、お互いが目指しているものが実は同じだったという事を知ったの』
アメジスト >「正面から……無茶……といってもしょうがないか」
弓 >殴り合い(爆笑)
サクラ >(PL爆笑)
GM >いや、実際身ひとつで 真正面から やりあったらしいよ?(ぁ
アメジスト >まてい、そこの純後衛魔術師(汗)
弓 >おとこまえすぎる(笑)
ちひろ >『そこまでの間には……確かに、いろいろな事があったよ。そもそもが、敵同士というところから始まった事だからね』
アメジスト >「うん。そう、なんだろうね。苦境の中でのことだっただろうし……」
ちひろ >『……確かに、見る人が見れば、これは“裏切り”にも見えるかもしれないよ。でも……自分の行動に何の後ろ暗いところでもないのなら、相手が分かってくれるまで貫き通せばいい』
アメジスト >「貫き通せばいい、か……格好いいなぁ、ちひろさん」
ちひろ >『そうでもないよ。わたしは自分と言う存在の何たるかについて、長い事考えてた……“インスマウスの花嫁”と呼ばれ、生贄扱いにされていた頃からね。当然、綺麗なままでもいられなかった。だから、自分が誤解の果てに命を落とすかもしれないって事も覚悟してる。……その上で、本当に何が大切なのか考えて、決めたんだよ』
アメジスト >「本当になにが大切なのか、か。そのために誤解され命を落としても……ありがとうちひろさん。大事なことを教えてくれて」
ちひろ >『……ううん。わたしはわたしにしか出来ないかもしれない事を、やってみようってだけだから』
アメジスト >「私にしかできないこと、か……。その先に目指すものがあるのなら……だね」
ちひろ >『もし、あなたがわたしと同じ道を歩もうと言うのなら、それはもしかしたらちょっとつらい事かもしれないけど……負けちゃダメ、だからね』
アメジスト >「はい。がんばってみます、私なりに」
GM >で、アム。ちひろと話しておきたい事はないかな?
アメジスト >んー……改めて問われるのがすごく怖いなぁ(ーー; 皆さんはちひろさんに聞いておいてほしいことなにかあります?
GM >あ、いちおう確認。PL発言でのアドバイスってことだねー?
アメジスト >です。この機会をのがすのが怖いので、何かしらあればと思いまして。
サクラ >んむー、改めて聞かれると悩んでしまうのです
アドノレ >ぶっちゃけ無いのだな
凪 >特にないかなぁ……
翔真 >んー………契約を行って、実際何か変化した事は有るのだろうかと聞いてみたいが、正直これは俺個人が聞いてみたい事であるからアム嬢が契約するかどうかを判断するにおいて聞く事とは、ちょっと違う気がするかな。と言う事でパス!(>皿<(ぁ
アメジスト >「……ねぇ、ちひろさん。すごくおかしな質問だと思うんだけど……ちひろさんはちひろさんだよね? 何も……変わってなんかいないよね?」 翔真さんの疑問をこんな形で聞いてみた。十全な答えは得られないかもだけど、私――というかアムにとっても気になるところなので。
ちひろ >『? それはどういう意味で、かな?』
アメジスト >「私にも説明しにくいんだけど、心……というか内面のこと。自分のあり方とか考え方とか、そういう……ごめんなさい、訳のわからないことを言って」
ちひろ >『ん、そうだね…物理的に考えると、質量に対する魔力比が上がってきてるって事は確かかな(’’)』
アメジスト >「質量に対する魔力比……? つまり高濃度でより大きな魔力を扱えるようになった、と……そういうことでいいのかしら?」
ちひろ >『うん。ある意味諸刃の剣だけどね』
翔真 >……………それ、解釈によっては『身体構造的に“物理的に構成されている”というモノから“魔力的に構成されている”というモノに変わって来ていると言う解釈が出来ますよね、出来ますよね(吐血)
サクラ >……ずいぶん前からそう思しき発言が(==;
GM >しょーまくん、その指摘で正しいよ(爆)
翔真 >やっぱりかぁぁぁぁぁっ!影響が強い弱いとかのレベルの話じゃねぇぞそれぇっ!!(汗)
凪 >Σ(0w0;)
アメジスト >それってつまり、人の枠からはみ出しつつあるってこと!?
GM >そういう事になる。だから計画には自ら動く事が出来ない、という事にもなる訳だけどね。
アメジスト >「自分自身の許容限界とか制御の難度とか、高出力になればいいってわけじゃない……か」
ちひろ >『うん。幸い、プラーナがあるからね……』
アメジスト >「……体は、大丈夫なの? あまり丈夫じゃないって聞いたことがあるけど……」
ちひろ >『それもね、いろいろあって……要するに、実は世界結界の排除作用、っていう事だったんだよね』
GM >なので、ウィザードとしてのレベルが上がったら克服できました(笑)
アメジスト >「世界結界の……そう。大丈夫ならいいんだけど……なんだか不穏な表現があったような気がしたから……」
ちひろ >『あんまり詳しくは言えないけど、わたしは魔力が溜まりやすい体質だから…』
アメジスト >「なんていうか……色々と難儀なものを背負ってるのね……だからこその心の強さかもしれないけれど」
ちひろ >『ふふっ。でも今肝心なのは、わたしの事よりあなたの事だよ』
アメジスト >「うん。そうだね。ちひろさんと私は違う。あり方も、過去も考え方も。ただそれでも、同じようなことに直面した人の話を聞きたかったんだ」
ちひろ >『そうだね……でも忘れないで。最後に決めるのは自分という役割や立場じゃなくて……自分という人間なんだって事を』
アメジスト >「自分という人間……か。役割も立場も自分という人間が纏った服みたいなものってことか……今の私は、服を着込みすぎて動けなくなってる状態ってこと……(苦笑)」
ちひろ >『世界はね……とっても簡単なんだよ』
アメジスト >「世界が……簡単?」
ちひろ >『うん。人間はなまじ感情と知性があるから、いろいろと難しく捉え考えてしまう……誤解も摩擦も、全部そういう所から出てくるから』
翔真 >あぁ、確かにその通りだな。ちひろんのその言葉は有る意味至言だね(^^)
アメジスト >「否定の余地はないわね(私自身がまさにその状態だもの)」
ちひろ >『一度、一個の人間として……相手をどう思っているのか、その事を考えてみよう。立場とか、役割とかを超えて』
アメジスト >「一個の人間として、か……、相手をどう思っているのか……また難しい話ね(くすっ)」
ちひろ >『難しくないよ?要するに男の子と女の子の仲、スキかキライか……でしょ?』
アメジスト >「……いや、だからそれが難しいんだってば……(汗」 経験のない人間にとってはそれが一番(笑)
ちひろ >『だから、難しく考えないの(くす) それとも……オトナになるのが、怖いのかな?』
アメジスト >「そんなこと言ったって……私……経験ないもの。異性の事で悩んだりした事もなければ、こんな風に気にした事だって……(小声)」
ちひろ >『だから最初に、わたしは言ったよ。“その覚悟があれば”と……でも、こうとも言うよね。“ピンチはチャンス”って』
アメジスト >「ピンチはチャンス……? まあ、確かにそういう言い方はするけど……」
ちひろ >『ま、そういう訳でね。思い詰めるのも分かるけど、一度自分に正直になってみようよ』
アメジスト >「自分に正直に……(わたしは、彼の出す答えが知りたい。それは彼のそばにいたいということ……なのかな?だとしたら……)」
ちひろ >『そうそう。もし間違ってるって気付いたら、そこから変えてけばいいんだから』
アメジスト >「ありがとう、ちひろさん。なんとなくすっきりしたよ」
ちひろ >『うん。役に立ててればいいんだけどねぇ』
アメジスト >「私、異性を好きになるっていう経験なかったから、自分の感情をもてあまして同じところをぐるぐる回ってみたい(苦笑)」
ちひろ >『ヒントには、なったかな……?』
アメジスト >「はい。私の感情の正体はともかく、あの人のそばであの人が出す答えを見届けたいと、それが私の偽らざる気持ちだというなら、それに従ってもいいんだって……そう、思えたから」
ちひろ >『なら、いいけどね。無理はしないようにね?』
アメジスト >「うん、ありがとう。いい勉強になったわ」
ちひろ >『じゃあ、そろそろ切るね…また、何かあったら連絡してね』
アメジスト >「うん。長々とごめんなさい。また連絡するね」なんかぶっちゃけ話した結果、妙に親しくなったような気がするのは私の気のせい?(^^;
ちひろ >『うん。………がんばれ、女の子♪(くすっ)』
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