【外伝・第２章】
罪業の所在
＜ＰＡＲＴ−１４＞
碩学の裏の顔
さて、その頃。怜と真琴が潜り込んでいたエネルギー工学の講義は終わり・・・
学生達は、教室を次々と後にしていく。
ＧＭ：アルベール自身は数人の学生と一緒に話などしながら、これまた移動を開始している・・・。
怜：他の教室に行く振りしながらついていってみるか……少し距離置いて尾行する？
真琴：ふむ・・・・・ですね。不審にならない程度に距離をおいて尾行、ですね
怜：もし声かけられたらその時は任せて……ノートきっちりとっていたのは質問箇所をすぐ言えるようにするため（笑）
聞き耳を立てつつ、アルベールを尾行する一同…真琴には、その会話内容まで伝わっていた。
真琴：ふむ・・・耳をすまして聞いておきましょう
ＧＭ：そう・・・どうやら、彼らは今後の進路について話をしているようだね。アルベールが学生達に、有名企業の名を次々と出している・・・米国の経済根幹を支える有名自動車企業、航空機メーカー・・・など。いずれも、そうそうたる第一線企業ばかりだね。
怜：確かにエネルギー関係している産業ばかりだな−−；
真琴：ふむ・・・その企業名はこっそりめもるか覚えておきます。何処にトリニティの根が有るか判りませんから
ＧＭ：トリニティは表向き普通の貿易企業として知られているから、その名前もあっさりと出てくる（笑）
真琴：ふ〜む・・・確かに表では普通の会社だからなぁ・・・・・・
怜：教えてくれ〜
真琴：もちろん。手帳を見せながらメモっていきましょう。これならメモを見せているように見えてもメモ専門とはわかるまい(笑)
怜：企業の名は自分の方でも覚えましょう。あと、一応周囲の警戒もしてます
怜がひと通り周囲を見回すも、特に周囲にあやしいものは感じられない・・・
そうこうするうちに、学生達はアルベールと別れ、散り散りに去っていく。
ＧＭ：アルベールは・・・そのまま歩いて、自分の研究室に向かうようだね。
尽：研究室調べるのは・・・ちょっと危険ぽい。盗み聞きとかは有効そうだけど（笑）
真琴：ふむ・・・それいいな＾＾
怜：自分は合流希望〜
智律：そうですね…。 ０−Ｐｈｏｎｅで連絡、後合流かな？
怜：研究室調べるのはかなり危険だと思う……やばいこと触れているならそれなりにセキュリティしっかりしているだろうし、盗み聞きも多分それなりに対策しているだろうし（苦笑）
尽：そうなんだよ（笑）まずは合流って事で、ＯＫ？
真琴：一旦合流するかな。ただ、一応追っ手対策に遠回りして、まいたと思ったら合流
ＧＭ：では・・・真琴と怜は、その過程でアルベールの研究室の所在地を知ったって事で〜。
一同は、キャンパス内の人気のない場所で合流を果たす。
智律：「あ、怜お兄ちゃんに、真琴さん…！」
尽：「・・・こっちの情報だけど・・・まず、これ見てくれ・・・」単刀直入に。＞怜、真琴君
智律：「これを見てくださいです…！」 問題のＵＲＬ提示
ＧＭ：尽が見せたのは・・・楠ヶ浦学園地下のあのクローニングルーム内で、歳に合わない扱いを受けている『沙弥』の写真だ・・・
尽：アームライザーの小型画面で見せる・・・あえてね。
怜：「……よくこんなところ見つけたな（苦笑）」苦笑しつつ写真を見て……
真琴：「いったいどうやってこんな所を・・・」微苦笑
尽：「じつはなぁ・・・」ブラクラの事とか説明を（笑）＞怜、真琴君
怜：「……尽、後でメンテするぞこいつ（苦笑）」アームライザーさして＜ブラクラ＞尽
尽：「頼むー（ははっ）」苦笑しつつ（笑）＞怜
怜：「ウィルス用ソフト入れてなかったよなこれ……俺のピグマリオンのやつのファイルコピーするか（苦笑）」
言いながら、一同は尽のアームライザーの履歴に残されていた画像を見ていく。
ＧＭ：では、まず尽を含めた全員が気付くこと・・・問題の『沙弥』なんだけど、どうやら『杉崎沙弥』本人ではないようだ・・・つまり、沙弥から作られた複製の１人・・・という事になるね。
尽：ＰＬは予想通り・・・
怜：同様。ＰＬの予測範囲内…
智律：そうでしょうなぁ…予想は付きますが、ねぇ（苦笑）
真琴：となると・・・智君以外に他の沙弥クローンが生きている可能性もある・・・のかなぁ
ＧＭ：いや、問題の日付は『第７艦隊』出現よりは少し前だね。ちなみに総合すると、写真に使われたのはクローンナンバー「９」らしい。
怜：９番ね……覚えておこう。
ＧＭ：そして、尽以外の面子・・・その『沙弥』を虐げている相手なのだけど、その手などの特徴に見覚えがある・・・
怜：ビデオで見た人物の手ですか？
ＧＭ：うむ、怜・・・その通りだ！！
怜：コス……でしょうか？
ＧＭ：写真に写っている部分、少なくとも手には見覚えがある・・・まさに、ビデオに写っていた手。しかし、コスではない・・・そう、ついさっきまで授業を受けていた相手の手なのだった！
智律：げ、そっちか（笑）
怜：アルベールか〜「この手……」真琴の方見よう＞真琴
真琴：わぉ（汗）「・・・つい先ほど見たような気が・・・しますね(くす)」少し不快そうに＞怜
ＧＭ：うん、顔が映らないように巧妙に隠されているけど・・・さすがにそれ以外の部分は隠せなかったようだ（爆）
怜：「見ているさ」淡々と、小声で＞真琴
尽：「？」 ＰＬはわかっても、尽はわからないから解説求む（笑）＞怜
怜：（小声・日本語で）「アルベールだよ」＞尽
尽：「げっ・・・（絶句）」
真琴：「そちらの気の方とまでは気がつきませんでしたよ(くす)」かくかくしかじかで二人に説明（笑）
怜：小声で「……まさか、ネクロフィリアでしたか（苦笑）」（更に小声）「しかもロリの可能性浮上……」（爆）
智律：「…はわ。」
尽：「となると・・・ちょっと考えを改めねーとな・・・」
怜：「……したらあのビデオ撮ってた理由も納得行くわな……陳情用でなくて個人で楽しむ意図もあったのかもしれん」（小声で）
尽：「・・・かもな」（ぼそっと）
智律：「……（吐息）」
真琴：「ま、どちらにせよ・・・罪はあがなうべき・・・ですが・・・」少し眉をひそめて
尽：「俺は・・・アルベールって奴がどうしても許せねぇ・・・」
智律：「……あの…、沙弥さんは…、僕自身でもありますから…。……（頭を振って）これ以上は口に出したくないです…。」
怜：「……罪を悔いる気すらないだろ」温度の低い声で
尽：「懺悔するなら・・・まだ考えるけどな。」＞怜
智律：「………（無表情で。だが全身は細かく震えていて）」
真琴：「その気配すらないのですから・・・それ相応のものが必要でしょう（くす）」
怜：「……そもそもまともじゃねえんだ。罪について語ったら笑い飛ばされるだけだ」どんどん冷たい声に〜＞尽
真琴：とりあえず・・・自らの行いがどういう結果をもたらすのか・・・（くす）」
尽：「奴から情報取るのは勿論・・・その罪を知らしめてやろうと思うんだが・・・」
智律：「……………お任せしますです…。僕は…、考えたくも無い…。」
尽：「・・・社会的な制裁と、心の償い・・・させてやらねーか？」＞ＡＬＬ
怜：「……無論（頷いて）……研究者にとっての最高の破滅を進呈しますか……」
真琴：「・・・もちろん。最高の悪夢を（くす）」
怜：「……安らかには眠らせない……」暗く微笑んで「研究者としても、夜の守り人としても……赦すわけにはいかないことだ……」（爆）
智律：「ふぅ…。じゃあ、いきますか・・・？」
尽：「その前にどうするか・・・方向性決めねーと。」＞智律君
怜：まずは……マシンのメンテナンスと……写真の乗っていたサイトのハッキングと、可能なら管理人情報調べたいですね、個人的には
ＧＭ：まぁ、これでアルベールに対し、ひとつアドバンテージが取れたかもしれないね。
尽：アドバンテージだけで済ます気はないけどね・・・
怜：無論…………実験どころか個人的に楽しんでた可能性特大になった時点で……（邪笑）
ＧＭ：では、問題は・・・どーやってアクメツするかだ（笑）
尽：そーきたかっ（ＰＬ爆笑）社会的抹殺と、精神的攻撃、目的はこの２ライン。
智律：お好きにどうぞー。 天羽は珍しく本気でキレかけ気味ですので（笑）
尽：社会的抹殺に必要なのは・・・証拠だな。アメリカ社会は、性犯罪者に全く容赦がないから、あとは社会に任せればいい。
真琴：ふむ・・・提案その１としては・・・現在の決定的写真をゲットとか、あとは何かその証拠を。
怜：証拠得るのは……単純だけど見張るなり情報得るなりしかないな−ー；精神的攻撃は真琴と智律が担当すべきでしょう。
真琴：お任せあれ（にっこり）その為の偽りの記憶、その為の夢歩き（笑）＜精神攻撃
智律：まあ、出来ることは…。
真琴：天国から地獄へ・・・基本ですよね？（笑）
怜：さて……我々はやつが良く行きそうな飲み屋とかいかがわしい店とかを探りましょうか（爆）＞尽
尽：怜にはネット関係漁って欲しいな〜 絶対そっちにも証拠があるはず（笑）
怜：ネット関係は任せて(￣ー￣)
尽：マニアってやつは、見せたがるもんだからな・・・絶対尻尾掴んで、引きずり出してやる。おやっさんに連絡して、アメリカの興信所とか、紹介してもらえますかね？
ＧＭ：あ、それは問題ないね。おやっさんからマスター＝フラッグに連絡が行って、そこから紹介があるだろう…更にＦＡＡの影響力なら、インターポールなどにも声をかけることが可能だろうしね。
尽：表からの抹殺は簡単かと（笑）問題点は、裏の研究者世界から、いかに抹殺するかになっております
怜：問題は、「裏側」での利用価値も下げる方法。個人的問題点は……アンブラとオカジマのコネクションをアメリカでどうつなげて使うか……（苦笑）
智律：…それは難しい…。
怜：アンブラとオカジマはコネクションの知人と営業さんとに陳情してみます。
尽：あ、日本のプロデューサーを通して、アメリカのテレビ局（マスコミ）へのたれ込み、売り込み方法を聞いておきたいのですが（笑）
ＧＭ：そうすると・・・日米で提携してるテレビ局（マスコミ）のネットワークを使えばいいという事が分かるね。
尽：なるほど、これでマスコミへの流し方は把握したと（笑）
怜：あとは……まだ本部に行ってないけど神聖護世騎士団のアメリカ教団があれば言っておきたいかも？
ＧＭ：うむ、白系ロシア移民によっていちおう米国の出先機関は存在するね・・・ただ、そう勢力は強くないよ。
怜：欧州方面に情報広めてもらえればと思ったんで……
真琴：実は私はこの国は動き難いの・・・プロテスタントの国だから＾＾；
尽：ああ、ＴＶネットのあとでフォイエルバッハ卿にも連絡入れよう。あの人の性格ならばあとはどうなるかわかる（笑）
ＧＭ：・・・もう１人、格好の相手を忘れてないか怜・・・先日会ったばかりの人（笑）
真琴：ああ、おやっさんの弟子(笑)
尽：ロクシーさんじゃない？マスターソン氏には勿論協力を頼むつもり（笑）
ＧＭ：マスターソンは「悪は許さん！」の人だから簡単かと（笑）
怜：先日会ったばかりの人……あああ！！！！！！！！！でもあの方個人的にはコネクションがないから除外してました＾＾；
真琴：あと・・・智君ファンクラブのお姉さんもいたね、そういえば(笑）
智律：…（ぽんと手を叩く） …そういう方向でもありますな
尽：外伝ＰＣの能力、コネをフル動員しての、アクメツ計画進行中（笑）
真琴：頑張ってアクメツ(笑)
尽：おやっさんには・・・０−Ｐｈｏｎｅで連絡を取って、まずはここまでの報告を。で、件のサイトとアルベールの関係、そして、アルベールを潰そうという意志を伝えます。それに、マスターソン氏の協力、興信所の紹介も頼みます。
怜：おやっさんの方は頼むって尽に言っておく（笑）したら松土さんにメール……「アルベール教授の性癖についての噂とかあんたが知っている話はあるか？」という内容で
ＧＭ：松土からは・・・ややあってメールで「ＤＨＡ経由で調べたが、アルベールは少女に対する重度の異常性癖を持っているようだ。もっとも、表からは巧妙に隠しているが」＞怜
怜：では松土に電話しよう……「その性癖って、ロリかつネクロフィリアだろ？」＞松土
松土：「ほぅ、そこまで突き止めておったか・・・ヤツは金に物を言わせて証拠を隠してるがな」＞怜
怜：「……具体的な被害者がいるなら……アメリカにも無論いるよな？」
松土：「まぁ、そりゃいるだろうさ・・・既に被害が結構出てるから、露見した時が凄いことになるだろうよ（ニヤソ）」
怜：「ねえ松土さん……アルベール、潰しちゃっていいよな？（邪笑）」＞松土
松土：「やる時は自己責任だからな（笑）」
怜：「安心しろ、あんたの名を出すつもりないし、尻尾出す真似はしねえよ(￣ー￣)」
松土：「おぅ、よくぞ言った・・・それでいい（笑）」
怜：「まあ、今聞いた話でも十分さ……裏づけが一つ取れたよ、感謝（笑）」
その頃、おやっさんと連絡中の尽は…
おやっさん：「そうか・・・ではマスター＝フラッグに連絡しておく。ＦＡＡの情報網とインターポールを使って、ネットでの動きを調べておこう。」＞尽君
尽：「すみませんおやっさん、いろいろと。」＞おやっさん
おやっさん：「気にするな・・・少しでも沙弥君の苦しみに報いたいのだろう？ならば私も、考えは同じだよ」
尽：「沙弥ちゃんに限らず・・・許せないっスよ。あの事件の裏で、更にそんなことがあったってのが・・・やりきれないだけです。」
おやっさん：「そうか・・・ならばその気持ちを、終生忘れないことだよ」
尽：「・・・了解です。」
怜：尽に報告しよう……「やっぱり、今でも影で被害者増えているってさ。金に任せて潰しているらしいけど……ね(￣ー￣)」＞尽
尽：「ＯＫ。裏は取れそうだな（笑）」＞怜
怜：あと、エルツフェルズ氏にも連絡とっておきます。件名「イシマール大学のアルベール教授についてお尋ねしたい事があります」
ＧＭ：エルツフェルズからの返信は「アルベール教授についての御質問とは？」と。
怜：内容「先日はお忙しいところお世話になりました。アルベール教授の性癖の噂についてご存知でしょうか？」
エルツフェルズ＠返信：「個人的性癖までは存じ上げませんが、当時『沙弥』たちと一番多く接触を持っていたと思われます」
怜：更に返信「彼につきまして、少女趣味で死体愛好家であるとの話を聞きました。少々不味いことを発見しまして、当時の虐待の模様の写真がネット上のアンダーグラウンド系のサイトに流出していました」＞エルツフェルズ
エルツフェルズ＠返信：「Ｄ＝Ｇ開発当時、バイオユニットの損失が激しいという話は聞いていましたが・・・先日の皆さんとのお話と、その内容で確証が得られました」
真琴：あ、あいたたた・・・そういう影響まで(汗)
怜：もう一度返信「そのような事実（バイオユニットの損傷が激しい）がありましたか……お忙しいところありがとうございました。この件につきまして博士の名を出すことはありません、約束します」エルツフェルズの後にはＭｒクラウンに連絡を（爆）
真琴：なんせ事実だから広めやすい(笑)
◆ ◆ ◆
真琴：では・・・私はちょいと物品の調達へ(笑)
智律：天羽は真琴さんのお手伝い〜
真琴：「・・・やるからには徹底的に・・・。仕掛けの方も・・・ね（くす）」＞智君
智律：「…はいです！」＞真琴さん
真琴：「さてと・・・これと・・・・これと・・・・・」買い物途中。何処で何を買ってるかは秘密（笑）
智律：「はう〜。」
真琴：「さてあとは・・・こちらの準備を整えなければね（くす）」部屋の中でごそごそ(笑)
智律：「…ふぅ（漫画調の十字架が頬や頭にたくさん・笑）」
ＧＭ：まぁ、そんなこんなで下準備には、総合２〜３日は掛かったものとしておこうかな。
尽：その間に、マスターソン氏と打ち合わせに行ったりしてる（笑）
怜：この間にネット上の情報をかき集めてます。
尽：何か証拠がでればいいが・・・無いなら無いで、最終手段だな（ニヤリ）
ＧＭ：うむ、では・・・例の写真のほかにも、アルベールはいくつもの類似の写真をアンダーグラウンドに出回らせているという事が発覚する。これは、専門的調査の結果だね。
尽：おやっさんの紹介してくれた興信所と連携取りつつ、被害証拠の割り出し。出来れば被害者が見つかればベター。
ＧＭ：すると、ここマサチューセッツ州でも、ケースが類似した少女の失踪事件が何件か起きていることが分かる・・・
尽：その情報が入り次第、救世旅団の協力も仰いで、全力調査開始。 被害者の家族とかも調べる。
怜：尽同様、失踪の話聞いたら護世騎士団にも協力仰ぎます。オンライン上で被害者の会みたいな物はあります？
ＧＭ：ああ、無論存在するね・・・もちろん、社会的問題をおそれて実名は隠してるけど、調べれば対象がアルベールだっていう事はすぐに分かる（笑）
怜：その人たちとコンタクト取れます？
ＧＭ：もちろんコンタクトは取れる…
尽：そんできっと怜とばったり会うんだ（笑）
怜：多分ばったり会うだろうね（笑）
ＧＭ：でもって・・・調べていくと、基本的にアルベールは州警察を買収して証拠隠滅をはかっている事が分かるね。
尽：なるほど、州警察か・・・マスターソンさんに連絡してＦＢＩ動かしてもらった方が良いか？
真琴：州警察が頼りにならないなら、もっと上から攻めればＯＫ(笑)
怜：やっておけ（笑）
智律：まったくです（苦笑）
怜：みんな〜エルツフェルズに計画バラして良い？＞ＡＬＬ
尽：十分裏が取れたからＯＫ（笑）＞エルツフェルズ
智律：まー…、問題ないですな。
真琴：ＯＫ（笑）
怜：では、エルツフェルズにもここまでで裏取れた話は正直に話しておきます
尽：外堀が埋められていく・・・あとは内堀（笑）
怜：さあ、智律と真琴の出番じゃ(￣ー￣)
智律：おいっすー（爆）
真琴：お任せあれ。では少々準備を…（『沙弥』そっくりの姿に変装）…準備完了(笑)
智律：同じく（笑）←これまた『沙弥』そっくりに変装
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