【第3夜】
虚構の勇者
〜霧澤可憐篇〜
<PART−08>
熱く静かなる死闘
さぁ、戦いだ。敵はヴィルトールに山羊頭(レッサーデーモン)、
更に操られている千影にメイド達という布陣である。
一方、ウィザードたちの前衛は翔真、凛、弓そして【そら】。
後衛は可憐、アドノレ、響という布陣だ…だが、しかし!
弓 >…えーと…あらかじめ言っておくと、弓は手加減するつもりはゼロなので、殺したくない人は頑張って重傷状態にしてね…(汗)
翔真 >死点撃ち発動したら手加減しても殺してしまうかも知れませんが(汗)
弓 >あと、最初にプレイヤーとして忠告するね。ボス攻撃するとメイドさん死ぬよ
凛 >ほえ?
弓 >疑似餌の能力をちゃんと読みなさい(^^;ちなみに、方法1はさっき弓が言った、ボスに魔法攻撃。これなら疑似餌が発動しません。もうひとつは、全員でカウントを揃えて攻撃すること。疑似餌は「対抗」なので、各人1カウントに1回しか発動できないから
凛 >あ、重傷状態でいいのか!
弓 >そうじゃないって(^^; ボスに集中攻撃すると、疑似餌が発動するからメイドさんにダメージが行って死ぬよってこと!!!
凛 >吹き飛ばす攻撃とかはないのかな?sqが一緒じゃなければ発動しないみたいなんだけど
弓 >実はある(笑)
翔真 >…弓ちゃんの<アポート>に賭けろと?(汗)
弓 >そう、私のアポートの魔法で引き寄せるとゆー方法がね…でも、私はそれをするつもりはないよ(笑)メイドさん4人全員同じ特殊能力もってたら、全員にかけなきゃいけないんだから。
可憐 >日頃の教育の成果です。(苦笑)もしくは響さんと私の魔法攻撃か
響 >そうですね。
アドノレ >小さな奇跡で一帯の対抗を封ずると時間はどのくらいもつ?範囲を一帯にした時点で味方も巻き込むけど「敵だけ」のが都合良すぎというか微調整に力使いそうなんで
GM
>1ラウンドが関の山かと思われますが…>アドノレ
弓 >相手の奇跡で返されるのがオチだと思いますよ(^^; むしろ、倒したあとに戻すのに使うべきかと
アドノレ >相手もクラス能力有りだったね(^^;
【第1ラウンド】
千影29>凛20>翔真&山羊頭19>弓&【そら】&ヴィルトール17>
響15>アドノレ12>可憐&千影(再撃)9
GM >千影は前衛に潜りこんで<殺人舞>!命中値は<隠し武器>で23+、ダメージは17+
[4D6] (6)(3)(6)(4)=(19)命中値32、ダメージ…7(笑)対象は前衛全員です〜。
凛 >獣化しつつ回避…クリティカルして、35で回避〜なんだか勿体無い(;;)
弓 >それは、受け(笑)…きれなくて、ダメージが…ファンブルしても止まる(笑)
翔真 >とりあえず回避と防御、念の為受けを選択。…回避ファンぶって、防御は14(苦笑)
そら >回避と防御―――その攻撃は…効かない…。
GM >つぅか千影、7ダメージじゃ誰も傷つけられないって(笑)
「わ!千影ちゃんやめてよ〜」戦いの先手を取ったのは、凛ではなく千影。
華麗に舞うがごとく、驚愕する凛に、翔真に、弓に、【そら】に…斬撃を仕掛ける。
しかし…エミュレイターに操られながらも、可憐への強い忠誠心が刃先を鈍らせたか…
ウィザードたちは、誰も傷ついてはいない。
凛 >山羊頭に攻撃〜…がふ〜命中19&25 攻撃27&27
GM >山羊頭の回避&防御〜…回避23・24、防御点30・29! はじいた(^−^;
翔真 >こちらも、山羊頭を狙います。両手で攻撃、命中22で攻撃力32です。
GM >山羊頭の回避〜…23、当たらず!そして反撃が……「ヴォーテックス」を凛に使うね。命中23、ダメージ…8って、ヲイ!(笑)
凛 >くは〜魔法は嫌い〜!!回避は…22、抗魔11! ダメージ0(喜)
千影と戦いたくはない、しかしヴィルトールを攻撃すれば、間違いなくメイド達が巻き込まれる…
「うぅ〜メイドさん達のことはみんなに任せて、キミを攻撃!」凛が取った選択は、山羊頭への攻撃であった。
翔真も同じ事を考えたか…「邪魔するな…!」と、ヴィルトールの手前に立つ山羊頭を斬らんと、『鋼』を閃かせる。
だが!山羊頭は、凛と翔真の連続攻撃をせせら笑うように息をする…。
「くぅ〜硬いし、素早い〜!!」
「当然だ…なにしろ行方不明事件のボスだからな。強くなければウソというものだよ…違うかね?」
思わず慨嘆する凛に、ニヤリと笑いつつ解説を忘れないヴィルトール。
その余裕綽々の姿に、「くそっ……」と、内心焦りを隠せない翔真である。
更に、返す刀で山羊頭が魔法を唱える…迫り来る闇の玉…可憐と同じ、闇の攻撃魔法「ヴォーテックス」!
だが、その力は寸前で受け止められ、凛は幸いながら無傷であった…
「あうっ!…ん?……なんだ〜大したことないんだね〜♪」くすくすと笑う凛に、
「ふん、運が良かっただけだな。だが次はそうもいかんよ…!」ヴィルトールが答える。
その、余りに余裕綽々の受け答えに…凛は、闘志満々で睨み返した。
「むっ!さっきのは嘘だよ、こんな奴すぐにやっつけて、キミを懲らしめてあげるからね!!」
そら >メイドの1人を押さえ込みます。なので命中だけ…ファンブル…
GM >メイドの回避〜。1ってファンブル以外ならかわすよ(笑)
凛 >だう〜(^^;
弓 >では、後退して魔法の詠唱を開始します。カウントは1です
ヴィルトール >では…可憐にヴォーティカル=ショット。カウントが3下がるな…。
弓 >で、ヴィルトールが終わったので、16で詠唱が終了します。対象は魔王ヴィルです。
ヴィルトール >では、抵抗かね…25だな(笑)
弓 >プラーナをつぎ込んで…まわって…まだまだ…47!!! 来いやコラァ!(笑)
凛 >おお〜!!!弓の強烈アタックに魔王はメロメロですっ飛んで来るのか(笑)
弓 >ふふふ、メイドさんを移動させなくても、魔王を移動させてしまえばいいのだよ!
響 >さすが…
翔真 >グッジョォォォブ!(笑)
ヴィルトール >では、引き寄せられるか…まぁ、それはそれでよし(笑)
凛 >行動順になったらメイドもぞろぞろ?(笑)
翔真 >そうするには前衛の俺達を突破せにゃならんでしょ(笑)
弓 >あとはメイドさんの移動妨害あーんど、山羊への攻撃よろしく!…ついでに、響とアドノレ、危険度が増した。すまん(><)
響 >うい。>弓さん
アドノレ >元より詠って踊れるナイスガイだから問題無い<危険度
弓 >ただーし、私の攻撃でこいつ倒せるかとゆーと…実はビミョー(爆)
翔真 >微妙でも可能性が有る限り(笑)
「…………………………アドノレ、響、可憐…………後列に場所を空けて…………」
「了解した」「Comprehension」ぼそりと言葉を紡ぎ出した、弓のその提案に何かを感じたか。
アドノレ、響、そして可憐が、散開して再び構える。
「ひとりくらいは…抑えている事は、できます…」これも何かを察したか、メイド達に向かって【そら】が動く。
その行動はメイド達を阻みきれはしなかったが…弓が次の行動を取るまでに、稼いだ時間は充分だった。
そして、弓の行動は…すべての者の予想を、はるかに超えていた。
「……………………………来なさい…殺されに…『アポート』……。…」
弓が放った魔法は『アポート』…ヴィルトールが相手では、普通ならばまず成功しないはずであったその魔法だが、
そこに不思議な力が加わり、慢心の魔王を近くまで引き寄せる…これならば、メイド達が巻き込まれる事は、まずない。
「わお〜!!弓ちゃんナイス〜♪」思わず笑顔で投げキッスを送る凛。【そら】はふんわりと微笑みを送り、
「(俺も頑張らないとな)」と、翔真はひとり苦笑する…。
響 >では、エア・カッターを唱えます。攻撃目標は山羊へ。行動値が13になるけど順番は変更無し(笑)
ヴィルトール >では、14でこちらの発動が先だな。命中19、ダメージは…26ダメージを防いでも、10ダメージは確実に来るぞ(ニヤリ)
可憐 >プラーナを7点つぎ込み…25で回避。
響 >いけ、命中値35・攻撃力23!!
GM >では、山羊頭の回避…19、抗魔力は…クリティカルして40(笑)
響 >にゃに〜!?ダメージにゃいです(T_T)
「先程手を出せといったね…では、出してあげよう」
引き寄せられた事に一瞬驚いた魔王であったが、すぐに冷静さを取り戻す。
本来なら『ディストーション=ブラスト』で全員を吹き飛ばしてやるところであったが、
この事態ではそうする訳にもいかず、放ったのは『ヴォーティカル=ショット』であった。
実際のところ、それでも一撃喰らえば死をも免れない、そんな一撃であったが…
可憐はプラーナを全開にして、これをかわしてみせる。
その直後、響の「エア・カッター」が発動。風の刃が山羊頭に殺到する…が、
それを避けるでもなく、身体で撃ち砕く山羊頭。その肉体には、傷ひとつ見受けられない…。
「響君、こいつはボクと翔君に任せて、メイドさん達の方をお願い!」
「了解。気をつけて」得意の魔法が効かなかった事に内心で動揺しつつ、凛の要請にこたえる響である。
アドノレ >前列に移動して千影にアンホーリーフレイム カウント1…プラーナ4使って、22で対抗を
GM >千影の抗魔力…17〜。<擬似餌>と<白面>を封印したよ〜
凛 >あ、疑似餌って対抗だから、アドノレのアンホーリーフレイムでもOKですね!
アドノレ >数が多いと持続に問題がでるけど今回すぐに到着できるのは千影だけだからな
心ならずもヴィルトールを守るべく動こうとする千影を、魔法の炎が包む。
「メイドの土産に地獄の業火と洒落込んでみるかね」言うまでもなく、放ったのはアドノレである。
それは千影を傷付けはしなかったが…彼女が魔王のもとへ行く事を阻むには、充分すぎる成果を収めていた。
可憐 >前に行きます。ボスに向かってヴォーテックスを打ちます、カウント1です。
GM >では、先に千影の<殺人舞>が前衛に…これは通常だから使用可能なのだ(笑)・・命中26、ダメージ30。両方クリティカルかよ!(爆)
翔真 >受けます。回避(受け)…クリティカル、24点防御で6点ダメージ
凛 >受け28 防御24 で6点ダメージ
そら >あたりましたが…1ダメージ。
アドノレ >受け…防御を3回回して47。鋼の筋肉を見せ付ける
「あたしが前に行きます。」怒りに燃える可憐は、自ら先頭に立ってヴィルトールと戦おうとしていた。
それは、彼我の能力を考慮するに、あまりに無謀なものに見えた…が。
「まぁ思うとおりやってみるがいい」アドノレは止めるでもなく、むしろ彼女を前へと送り出す。
「ありがとう、アドノレさん。けして希望は失われないのですよ。」
おそらくは腹に一物あるのだろうが、そんなアドノレの配慮を、今は素直に受け止める可憐…
だがそこに、ふたたび宙を舞う千影が…「可憐様、皆様…すみません!」己の不甲斐なさを詫びつつ、刃を振るう。
「わ!」俊敏をもって鳴る凛が、一瞬驚くほどにその一撃は強烈だったが…
「この程度…。」「ふぉっふぉっふぉ、こそばゆいわ」「―――。」
先刻承知とばかりにすべて防がれ、今回もウィザードたちが受けたダメージは少なかった。
「あうぅ、待っててね千影ちゃん。必ず助けるから」
エミュレイターの命令に苦悶する千影を見て、決意を新たにする凛。
可憐 >では、発動です。18で回避どうぞ。
ヴィルトール >その値だとF以外回避だが…クリティカルしたようだな(笑)>可憐
可憐 >少しかっこつけてみたのですが…結局当たりませんでしたけど(苦笑)
アドノレ >よくあることよ(笑)
「ボーテック=ショット!」その時、詠唱を終えた可憐の手から、闇の塊が放たれる。
その力には…父から預かった屋敷やメイド達ばかりか、千影をも操った魔王への怒りが満ち溢れている。
…だが、しかし! やはり経験の差かそれとも純粋な力の差か、
「どうしたね…その程度の闇で、真の闇に対抗できるとでも?」
その『闇』を素手で握り潰し、ヴィルトールはせせら笑う…。
【第2ラウンド】
千影27>凛25>響22>弓&翔真20>山羊頭17>ヴィルトール15>可憐12>アドノレ11>
千影(再撃)7>凛(再撃)5>響(再撃)2
弓 >ちかちゃん、はや!
可憐 >忍者ですから(苦笑)
GM >まぁ、その代わりにダメージは腐ってるとも言えるけど(笑)
その時。【そら】が…不意にその動きを止める。
それまで途絶えていた何かを、再び取り戻したかのような感覚。
身体の中に溢れる何か…それが一体何なのか、彼女自身にもまだ理解する事はできない。
そして、それが今後の世界の命運に、何らかの影響を及ぼすであろう事も、
誰一人として知るべくもない事…少なくとも今は、まだ。
実は、ただのファンブル(笑)
可憐 >アドノレが前にいるから私は後ろでも大丈夫かな。押さえ込みをしたら、その後に魔法は唱えられますか?
GM >ずいぶん強靭な肉体を持っているようだねぇ(笑)<押さえ込みながら魔法?>可憐
アドノレ >身振りが制限されんでない?>可憐
可憐 >やっぱりダメですか(苦笑)
GM >では、千影は再び前衛に<殺人舞>!!命中クリティカルで32、ダメージは20!
そら >防御26…あたっただけ…。
アドノレ >回避は出来なかったが防御で0ダメージ
翔真 >ギリギリ食らってしまった(苦笑)19点防御で1点ダメージ。
凛 >受けはクリットで成功して、ダメージ0です〜
エミュレイターの支配を断ち切れないまま、千影は再び宙を舞う。
「はふぅ〜危なかった〜…う〜千影ちゃん〜ちょっとは手加減して〜」えぐえぐと半べそをかきつつ受け止める凛に、
「私も、そうしたいのですが…身体が勝手に…」と、返すのが精一杯であった。
「まぁこの程度なら傷一つついてないがな」千影の一撃を耐え切ったアドノレが、そして翔真が。
「諦めるなよ、必ず助ける…!」千影を救うべく、ヴィルトールや山羊頭と今一度、相対する!
凛 >山羊頭に攻撃!…がふ〜命中22&27 攻撃27&31…2発目のダメージにプラーナ使ったので、これで半減〜
GM >やつあたりされた山羊頭の回避&防御〜(笑)1回目回避、2回目は…24防いで7ダメージ喰らった〜!
響 >「エア・カッター」の呪文を唱えますので、行動値が20に落ちます
弓 >ああ、もったいない(笑)
凛 >翔君〜任せた!
翔真 >了解です、両手で山羊頭に攻撃。命中23です。
GM >山羊頭、翔真からの回避〜!27(^−^;
翔真 >避けられてる(汗)
響 >攻撃目標は魔王の方です。命中31、攻撃力21
ヴィルトール >回避は出来なかったが、抗魔力でクリティカル。39…だな。
「この怒りはキミに当たってやる〜!!」
山羊頭に向かって、見事なコンビネーションのもと連続攻撃をかける凛と翔真だが…やはり、どちらも痛打を与えられない。
「翔君の攻撃でもダメ!?…・やっぱり素早いし硬い」驚き、溜息をつく凛に、
「相手の動きが軽い……結構当て辛いな。」苦渋の表情を浮かべる翔真。
「うん…でも、ここで手間取るわけにもいかないよ」他の皆を見つつ、応える凛。その視界に入っていたのは…
「It heralds to the spirits of a departed person of a wind.
According to the voice which I recite,
become the edge which tears apart all things
and tear apart the enemy to whom I pointed. 」
(風の精霊たちに告ぐ、我が声に従い、我が敵を切り裂く刃となれ)
「エア=カッター」を、今度はヴィルトールに向けて放つ響の姿だった。
…しかし、これも先刻の山羊頭と同様、魔王のケープに触れた瞬間霧散してしまう。
「そんな…ボクの魔法が通じないなんて…」
自信を持って放った魔法がまたしても効かなかった事に、愕然とする響。
弓 >とりあえず、魔王に攻撃っと…22ですね
ヴィルトール >受けさせてもらおうかな…失敗か。とりあえず防御は出しておいたが…18点か。
翔真 >頑張れ(笑)>弓
弓 >受けに失敗しおったな(笑)エネルギーブースター起動!51だけど……防御点は未装備状態でよろしく(笑)
ヴィルトール >おっと!シュアショットは通じないぞ…【陰の気】持ちなのだよ(笑)
弓 >えーと、幻想!
可憐 >シャドーブレード発動していいですか?
弓 >威力あがる?>可憐
可憐 >3点上がりです。
ヴィルトール >では…そのダメージ、<小さな奇跡>で消してあげよう(笑)
翔真 >切り札は使わせた、次の一撃が勝負か……。
弓 >んで、アドノレ、キミの奇跡で相手の奇跡をキャンセルしてくれー
アドノレ >治すのにつかうんでなかったの?
翔真 >自分はそっちを希望したいが……確かにチャンスでは有るんだよな(苦笑)
弓 >たぶん、倒してしまったほーが速いとは思うんだけど(爆)
可憐 >倒したほうが早いですね(苦笑)
アドノレ >ボスのコントロールなのか寄生するエミュが憑いてるかによるんだぉ
翔真 >確かに。当たり前だけどアドノレの判断に委ねます(笑)。寄生するエミュは…俺達の頑張りと運次第(苦笑)
凛 >翔君の死点次第に変更(笑)>俺達の頑張り
翔真 >ア、アウチ(汗)<死点次第
凛 >お任せ〜
響 >おまかせ〜
弓 >最終判断はまかせるけど?どうするの?
アドノレ >序盤で犠牲やむなし発言してるので消しにいきます。ボスを見てニヤリと笑いながらポージング
翔真 >(爆笑)<ぽーじんぐで消し
弓 >では、残った幻想フルで80点あまりをプレゼント(笑)
その時。弓が、箒のブレードを構えてヴィルトールへと突貫する。
これを防がんとしたヴィルトールだが…間に合わず、ブレードはその身体を易々と貫く。
ちなみにその背後で、アドノレがポージングをしていた事は結構内緒だ(笑)
「………………………………言ったはず……殺すって………」鮮血を浴びながら、弓。
その致命の一撃を受けたヴィルトールは、メインコンピュータの上に倒れる…が!
「素晴らしい…力…だが!これは置き土産…だ!」
残された最後の力で、魔王はコンピュータの髑髏型をしたスイッチを押す。
「………………余計なことは………させない…………」ブレードを刺したまま、魔王を押し倒さんとする弓だったが…
『自爆シークェンス作動…自爆シークェンス作動…あと5分で、このコンピュータルームは破壊されます。』
時、既に遅く…コンピュータは無慈悲な宣告を下す。
翔真 >また自爆か〜(悲鳴:ええ、ツッコミ担当ですから)
GM
>さぁ可憐…ここで出番だ! なぜなら…霧澤家の一員として、解除方法を知っているはずだからだ!
可憐 >コンピューターに取り付き操作をはじめます。
GM >しかし、それをすべて思い出すには…まずは、知力ジャッジが必要だ!>可憐
「……………………ちっ…………悪あがきを………」魔王を阻止し切れなかった弓が舌打ちをする、その一方で。
「私が解除します」立ち上がったのは、可憐であった。
思えば、確かにコンピュータの事、特に霧澤邸の事に関しては、可憐の方に一日の長がある。
「頼む、邪魔はさせない。」翔真に続くかのように、彼女は素直に言った。
「………………………可憐、任せる。…………」と。
「ここで1人逃げたら後で刺されそうなのは俺の勘ぐりすぎか?」不穏な囁きも聞こえはしたが…
まぁ、今は気に掛けないことにしておこう。
GM >そうそう、山羊の行動も残ってるぞ(笑)弓に盟友の仇とばかりの「ヴォーテックス」!命中24、ダメージは…回りに回って48(^−^;
凛 >ぎゃ〜クリット;;
弓 >げふ、そりゃ死ぬ死ぬ(笑)
翔真 >避けてくれ!!(祈願)
アドノレ >割り込んでディスアペア
響 >いつのまに…
凛 >おお!やるなアドっち!!
翔真 >美味しい、美味しすぎるぜ!^^b>アドノレ
弓 >おお、ありがと〜〜!
アドノレ >アイパッチをめくって<目からび〜む>が見えたような見えないような
「うわ〜ん!この山羊さんはどうするの〜!?」目の前の山羊頭を前に、今回何度目かの半べそ状態で凛が叫ぶ。
「……………………貴女が倒せばいい…。」「……やるぞ、可憐ちゃんに近づけさせるなよ。」
弓や翔真の言葉を受けて「もちろん!ここがボク達の見せ場だよね!」と、闘志満々でうなずく凛。
「しかし…澪は一体どこにいるんだろ??」この期におよび、当然の疑問を口にする響だが…その時、敵が動いた!
山羊頭が放ったのは…可憐と同じく「ヴォーテックス」…その軌道は弓を的確に捉え、
亡き魔王ヴィルトールに成り代わり、その生命を刈り取らんとしていた…が!
「お前もしつこい」ぼそりと一言、アイパッチをめくるアドノレ。義眼から放たれた魔法の蒼い輝きが、闇の塊をかき消していた。
「……………………………………………ッ!!!!………」目の前の光景が信じられず、思わず息を呑んだ弓である。
弓 >小文字だったので見落としてたよ(爆)
アドノレ >後ろからボソッと突っ込む要領で割り込んだから
凛 >アドっち照れ屋だから(笑)
翔真 >納得(笑)
アドノレ >声に出したなら本人は断固否定するぞ(笑)
でも、処理中の見落としはときに致命的だから、
行動宣言するなら、出来れば通常サイズでやってくれ!(苦笑)
GM
>では、千影なんだけど…ヴィルトールが倒された瞬間、突如意識を失うと…糸の切れた人形のように倒れてしまう。これは、他のメイドさんたちも同様だね。
翔真 >よし、心置きなく羊頭を倒すのみ(笑)
GM
>そして、可憐…判定をどうぞ!
可憐 >プラーナを10点つぎ込みます…27です
GM
>その時、可憐は思い出す…コンピュータを的確に操作して、自爆シークェンスを無効化する方法を!
可憐 >では、自爆を無効化します
GM
>しかし…思い出した方法を、実行できるかどうかはまた別問題!そして、解除するにしても…次のラウンドだね(笑)
凛 >おお!忘れてた!山羊に再撃〜命中31&25 攻撃30&32 です
GM >では回避と防御!…1回命中、9ダメージ〜!
千影たちが意識を失い、とりあえず危険がなくなった凛は…
「今度こそ!」と、山羊頭に連続爪撃を仕掛ける。
しかし、敵もさるもの!なかなか、有効打を与えられない…。
【第3ラウンド】
凛24>翔真&山羊頭20>弓17>可憐&【そら】14>アドノレ11>響10>凛(再撃)4
凛 >山羊に命中、1回目クリティカルで36&23 攻撃は…くはー!1回目だけプラーナ6足して33と37!
GM >回避22・19 防御…クリティカルして35と25!
凛 >くは〜プラーナ分無駄;;
「ちょっとずつダメージ与えているけど…・諦めずにいくよ!絶対に倒す!」
凛は、更に山羊頭へと爪撃を繰り出し続ける…が、やはり痛打を与えきれず。
思わぬ山羊頭のタフぶりに、「まだ、倒れないの!?」と、やはり驚愕の色を隠せない。
翔真 >行きます、両手で攻撃。プラーナ4点で…く〜(苦渋)命中23です。
GM >では、翔真からの…回避23・防御22〜!
翔真 >ダメージは38点です、ギリギリ当たったのか(苦笑)
GM >で、同時に敵の行動…だが。ここで相手は<ダークブリング>使用にて逃亡してみようか(笑)
凛 >ここまで来て逃がすか〜!!
弓 >でも、こいつも生かしておかないとマズい相手なヨカンはするのよね…(^^;
アドノレ >例によってボソッと「ディスアペア」、スチャッとアイパッチを元に戻す。隻眼してなければMP0
弓 >とりあえず、後列に居るので撃つ。命中21〜
GM >回避24、かわした(笑)
翔真の強烈な斬撃を受けて、倒されないまでも大きく傷ついた山羊頭。
何か呪文を唱えようとしたが…アドノレが、再びアイパッチをめくった。
発動しかかっていた魔法を再び消された山羊頭、そこに弓の銃撃が飛ぶが、これは当たらず…。
「仕損じたか…。」いまだ倒れぬ山羊頭に、焦りを隠せず呟く翔真…。
GM >さぁ可憐…トラップ解除の要領で、自爆シークェンスを無力化して欲しい。解除値、22!
そら >わたしも…てつだい、ます…>可憐
可憐 >最後のプラーナをつぎ込み、21…そらさんが手伝っていただけると何かあるんですか?
GM >最初の判定がクリティカルで、31になります(笑)
そら >プラーナ謎消費…これでよかった、ですね(にこ)
凛 >あり?使徒?
可憐 >これで、こちらはプラーナ無いです…手伝ってくれなければ危なかった(苦笑)
コンピュータルームの自爆…最悪の事態を回避すべく、コンソールを操作する可憐。
その背後に【そら】が立ち、両手を大きく広げる。
その身体が僅かに輝き、長い髪がその手と同様に、大きく広がる。そして…
『自爆シークェンス…中止。通常稼動に復帰します。』
「無効化完了です。」落ち着いた、しかしどこか安堵したかのような面持ちで可憐が言う。
同時に、【そら】の周囲から光が失われ、その体勢が大きく崩れる。
「大丈夫??」その状況を見た響は…迷わず【そら】の身体を支えていた。
それを見て、一瞬可憐の表情が苦笑に変わる…一番苦労したのは、他ならぬ彼女だからである。
アドノレ >その辺に生えてるモニターを覗き込みます
凛 >まだ目の前に山羊さんが一匹(笑)
アドノレ >そうでした(笑)
可憐 >後は敵の正体を解明するのみ。
響 >アクレイルを唱えますから、行動値が7まで落ちます
GM >でも凛の再撃より早いよ、響(笑)
響 >じゃあ発動(笑)命中値26、攻撃力28〜
GM >回避値23、28まで防ぎ〜!ぴったり防御(^^;
凛 >じゃあ再撃〜命中21&26 攻撃25&27
GM >回避・25とクリティカルの37、防御・クリティカルの36と29!
凛 >がふ〜クリットがそれぞれ;;
「向こうは無事に解決したみたいだね」可憐達の活躍の結果に、安堵の笑みを浮かべる凛。
「ああ、後はコイツだけだ」唇の端を上げながら答える翔真に、
「そう……………………………あとは、あれだけ」と、弓が山羊頭のいる場所を示す。そこに…
「It heralds to the spirits of a departed person of water.
According to the voice which I recite,
become the stones of water and smash the enemy to whom I point.」
(水の精霊たちよ、礫となりて、我が敵を打ち砕け)
響が【そら】を支えたままの体勢で「アクレイル」を唱え、超硬度の水弾が山羊頭を打ち据える…しかし!
直撃を受けたはずの山羊頭は、信じられない事に!またしても無傷であった。
「くっ…これも効かないんですか…どうすれば…」半ば自信を失いつつある、響を横目に…
「これで倒すよ!!」タイミングを見計らって、再突撃を掛ける凛だったが、
またしても信じられない事に!山羊頭はその爪撃をかわし、完全に受け止める!
「だう〜当たらない、通らない!!」
ニヤニヤと笑みを浮かべる山羊頭に、そろそろイライラし始めてくる凛であった。
【第4ラウンド】
山羊頭29>響19>弓&翔真17>アドノレ14>可憐11>凛6
GM >では、山羊頭が最初なので…ヴォーテックスを…
アドノレ >消す(笑)
凛 >早!(笑)
翔真 >そのようで(笑)
アドノレ >アイパッチから手が離せない…後4回分なので、それまでにかたつけるように
可憐 >ダークバリアもあり(笑)
響 >アクレイル唱えますので、行動値が16に落ちます〜
GM >じゃあ、弓と翔真が先か…って終わったくさい(笑)
翔真 >では両手で攻撃、命中…駄目だ〜16です。
弓 >たー!命中21ぃ〜
GM >翔真からの攻撃は回避〜。弓の攻撃は喰らって…24だけど、シュアショットにより12防御!
弓 >ごりごりとダメージが30(笑)
GM >まぁ、それで終わりだわさ(笑)
山羊頭は、三度魔法を唱えようとするが…アドノレによって、今回も阻止されてしまう。
そして…翔真の大振りな一撃をフェイントとした、弓の射撃によって…戦いは、終わった。
もっとも、翔真にしてみれば「……間合いが取れん」といったところだったのだが…。
響 >終わったみたいですね
翔真 >終ったな(笑)
アドノレ >結構なお手前で
翔真 >今回も弓ちゃんがMVPだな(苦笑)
凛 >またしても、もってかれた〜(笑)
弓 >撃墜数は少ないが、戦艦(ボス)の撃墜数は多いぞー(笑)
響 >撃墜数最下位をひた走ってます(笑)
可憐 >私も撃破数無いですよ。>響さん
アドノレ >さりげなくおいしいので撃墜数には目をつぶる
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