【第3夜】
虚構の勇者
〜霧澤可憐篇〜
<PART−09>
宴の後
GM >では、弓が山羊頭を寸断すると…周囲の風景が一瞬だけ歪み、そして元に戻る。
弓 >「………………………目標の完全破壊を確認…………任務終了………」
凛 >「ふぅ〜やっと終った〜(へとへと)ボク、ちょっとヘバッたから座って休んでるね(ぺたん)」>翔君
翔真 >「……あぁ、よく頑張ったな(苦笑)。」(軽く頭撫で)>凛
凛 >「えへへ〜(嬉&はにゃ〜ん)」(笑)>翔君
響 >「(なにも役に立たなかった・・・)」
弓 >「………………………………疲れた………(とん、と壁にもたれてる)」
そら >「―――おつかれさま・・・(にこ)」>弓
翔真 >「……取り込まれていた人達は?」
可憐 >周りはどうなっていますか?
GM
>うむ、いい質問だ(笑)コンピュータのモニターに、リアルタイム通信が入ってくるよ。
響 >急いで確認します
可憐 >モニターを見ます。
このモニターは巨大な液晶ディスプレイなので、誰でも見ることが出来る・・・
現に先程までは、「デモンズリージョン」の画面ばかりが映し出されていたのだが、
現在はエミュレイターの支配を脱した事を証明したかのように、
通常のオペレーティング画面に戻っていた。そして…
GM >モニターには「【着信】発信先・霧澤家本邸」となっているよ。>可憐
翔真 >通信も気にはなるけど周囲に気を配っています。
GM
>周囲では・・・コンピュータルームの冷却ファンの音だけが響いているね。どうやら、普通の空間・・・可憐邸に戻ってこれたように見える。>翔真
そら >「だいじょうぶ―――もう、ここは・・・月匣では、ありませんから・・・」>翔真
翔真 >「操られていた人達は…?」(周囲を見渡す)>そら
そら >「わたしには、わかりません・・・が・・・(困)」<行方不明者>翔真
翔真 >「近くにいたはずの千影ちゃんの姿も見えん…(汗)。」
GM >で、コンピュータは「リアルタイム回線を開きますか?」と聞いてくるけど・・・?>可憐
可憐 >では、通信に出ます
すると、可憐の知った顔がモニターに現れる。
霧澤大輔・・・霧澤家の当主にして、可憐の実父である。
その背後には、エミュレイターと一戦交えたかのようにことごとく傷ついた、
霧澤家一門の姿が映し出されている。
可憐 >「どうかいたしましたか、父上?」
大輔 >「可憐・・・おぉ、可憐か。そちらはどうなっている!?」
可憐 >「エミュレイターに一時占拠されましたが、事態は収拾しました」>父上
大輔 >「その無愛想な受け答えはなんとかならんのか(苦笑)…今の今まで、我々は一族存亡の危機にあったのだが…まあ、どうやらお前の言うとおりのようだな。」>可憐
可憐 >「敵の目的はまだわかりませんが、おそらく私が標的かと」>父上
大輔 >「いや…今回の敵の目的は我ら一族全員の抹殺にあったようだ。現に、八王子本邸にも月匣が開かれ…無限ともいえる数のエミュレイターと交戦を余儀なくさせられたのだ。」
可憐 >「そうですか。余程エミュレータ達にとってはウィザードは邪魔なのでしょうか?」>父上
大輔 >「・・・今回の敵の行動を見るに、それだけとは思えん。何か情報をつかめればよいが…ところで、そこにおられるのは可憐の友人諸君かな?」可憐の背後に写る、一同のほうに視線を向ける。
アドノレ >注目されたならぽ〜じんぐせねば
可憐 >「皆様に協力していただきました」>父上
大輔 >「自己紹介が遅れて申し訳ない。私は霧澤大輔。霧澤家の当主にして、そこにおる可憐の父だ…」
翔真 >「……相羽翔真だ。」>霧澤当主
凛 >「ボクは、葛葉 凛だよ〜よろしくね♪(座ったまま小さく手を振り)」>可憐パパ
アドノレ >「俺様はアドノレ、詠って踊れるナイスガイだ」
弓 >「………蒼魔……弓……………絶滅社とアンブラ社より、今回のエミュレイターを標的として排除を命じられた………それだけ………。………」
そら >「―――。」誰かの陰に入るようにして、大輔の視界に入らないようにしている・・・。
弓 >じゃあ、そらを後ろに
翔真 >横目で見て弓ちゃんに任せます。
響 >「綾瀬 響です。」確か面識合ったはずですよね
大輔 >「うむ、よく見れば・・・君は響君か。可憐が世話になっているようだな・・・。」>響
アドノレ >「ただ飯がただではなくて肉体労働になってしまった」
響 >「こちらこそ、いろいろお世話になっています。」>可憐パパ
大輔 >「うむ。どうやら君達のおかげで、我ら霧澤家は壊滅の危機から救われたようだ。今は礼しか言えないが…謝礼は、後ほど出すとしよう」>ALL
翔真 >(憮然)「………」<謝礼は後ほど
凛 >「ん〜そんなに気を使わなくても〜・・・でも、くれるのならありがたく貰う〜(嬉)」(笑)>謝礼
弓 >「…………………………それは社にいえば言い…私は帰る…………報告もあるから………(す、と壁から離れ、そらを促すように出る)」
そら >「―――。」弓に少し微笑みながら、さりげなくその場を後にする
可憐 >『そらさん、有難うございます。 この借りいずれ返しますわ。』と心の中で思っています。
◆ ◆ ◆
そら >「さっきは・・・ありがとう、ございます―――わたしは・・・お金やなにかのために、こうしているわけでは、ないですし・・・」>弓
弓 >「…………………それは知ってるわ……………。………でも………休む場所や……治療はいいの?………………一緒に、社に来ても構わないわよ………?」>そら
そら >「だいじょうぶ・・・わたしは、頑丈ですから・・・それは、もう知っている・・・でしょう?(にこ)」>弓
弓 >「…………………でも…無限じゃないわ…。……………あなたも………私も………。…………強制はしないけど………いいのね?………」
そら >「―――(にこ)」微笑んでから、背中を向けて歩いていく・・・>弓
弓 >「………………………ASウィングバインダー展開…………任務完了…報告に戻る………」……ばさり、と翼を広げて……「……そう……あなたも私も……無限じゃない…。……でも…それでかまわない…いつ、コワレても………」
そら >その言葉を聴いた時、少し振り向くけれど・・・また、静かに歩いていく・・・いずこへともなく。>弓
GM >で、その後飛行中の弓に『S』から通信が入る。合流ポイントの指定のようだ。
弓 >「……………………ポイント了解…………合流します…」
◆ ◆ ◆
可憐 >「では父上、こちらの後片付けもありますので、後ほどまた電話します。」>父上
大輔 >「こちらは、先ほど収拾が付いたばかりだ。ほどなくそちらに向かう・・・受け入れ準備を整えて置くように。」>可憐
アドノレ >「受け入れ準備って私設軍でもつれてくるつもりか?」
GM >そりゃあ、曲がりなりにも財閥の当主だからねぇ・・・しかるべく準備を整えるのは当然(笑)
可憐 >「判りました。 ですが今回はメイドたちにも被害が有りましたので休暇を与えたいと思うのですが」>父上
大輔 >「それに関しては追って話そう・・・では、出発準備が整ったので、あとはそちらに着いてからとしよう。」>可憐
可憐と大輔の通信が終わった後・・・コンピュータルームは、再び静寂を取り戻した。
翔真 >「凛、さっきいたメイドさん達…千影ちゃん達を見なかったか?探しているんだが見当たらない…。」>凛
凛 >「え!?ボク、全然気がつかなかったよ!(慌てて立ち上がってきょろきょろ)」>翔君<メイドさん達
GM >千影とメイド達の姿は見当たらない・・・少なくとも、このコンピュータルームではね。>凛&翔真
可憐 >では通信が終わったら捜しますよ
響 >「それに、澪達を探さないと・・・他にもゲーム内で捕まっている人がいるはずですし・・・」
アドノレ >「そいつで消えた連中がどうなったのかわからんのか」コンピュータを指差す
可憐 >「済みませんが皆様、千影達を探すのを手伝っていただけませんか?」>ALL
凛 >「探しに行って見る?(小首傾げて)」>翔君
翔真 >「無理はするな、見ていないのならばいい。体力が戻るまでは休んでいろ、俺が探しに行く。」>凛
響 >キュアウォーターをかけた方が良い??>凛さん
凛 >「ボクは大丈夫だよ!ほら!(ぴょんとジャンプして見せて)」>翔君&綾瀬
翔真 >「…(頷く)」部屋の外に出て探しに行きます。
凛 >「む〜待ってよ〜(とことこ追いかけ)」>翔君
響 >「・・・・・」少し考えて、澪の携帯にTELしてみます。
GM >澪の携帯は・・・呼び出し音が続いているね。
響 >「やっぱりつながりませんか・・・」千影さん達を探しに行きましょう
凛 >「と言う訳で、アドっち後はよろしくね〜(手をフリフリ)」(笑)>アドノレ
GM >で、任されたアドノレ…通信はもう切れているけど、さてどうしようか(笑)
アドノレ >「俺様に何をさせたいのだ」コンピュータからヒントになりそうな情報を探す
ぼやきつつ、日ごろ縁の無いコンピュータに向かうアドノレ。
すると…「デモンズリージョン」の隠しプログラムは、
主であるヴィルトールを失ってもなお健在であることが判明する。
それを解除するには、現在の「デモンズリージョン」のサーバ…
すなわち、霧澤家のメインコンピュータで、隠しプログラムを無効化しなければならないのだ。
アドノレ >回線を閉じて隔離した方がよさそう?<隠しプログラム
GM >回線を閉じると、捕まってる人たちが脱出できなくなってしまう危険性があるね(^−^;>アドノレ
アドノレ >ついでに内職。可憐が戻ってくる前に、金になりそうなデータとか探す(笑)
しかし、今度はファンブル一歩手前!あやうくデータを破壊するところであった(笑)
アドノレ >「はっ!某デパートでの安売り日程が。」(。。)φ
その頃、千影達を探しに行った可憐たちは…。
GM
>千影以下メイド達は・・・意外なほどすぐに見つかるね。みんな可憐邸のそれぞれの部屋の中で、意識を失って倒れている状態だ。
可憐 >安堵しました<見つかって
アドノレ >可憐に電話「後始末が終わってない。すぐに戻って来い」と
可憐 >「分かりましたわ」>アドノレさん
凛 >「あっ、いた!みんな倒れてるよ〜大丈夫かな?(慌てて駆け寄り)」<メイドさん達>翔君
翔真 >「……一応念の為、怪我等が無いかどうか診ておいてくれ。何か有ったら可憐ちゃんに言って治療して貰え、俺は外で待つ。」>凛
凛 >「ん〜でも、ボク一人じゃ見きれないから、可憐ちゃんに先に伝えておいてよ」>翔君
翔真 >「解った。」>凛
GM >とりあえず見たところ、命に別状はなさそうだね・・・<千影&メイド達
凛 >「ん!取り敢えずは大丈夫そう(安堵)」
可憐 >「翔真さん、凛さんお手数ですが彼女達をベッドに寝かしておいていただけませんか?」>翔真さん、凛さん
翔真 >「……解った。」>可憐
凛 >「うん!OK〜任せてよ!」>可憐
可憐 >「私は後片付けがありますし、彼女らには休息が必要ですから」>翔真さん、凛さん
可憐は後を翔真と凛に任せ、再びコンピュータルームへ。
その頃、そのコンピュータルームでは…アドノレと、結局どこにも行かなかったらしい響が、
メインコンピュータを前に思案していた。
響 >「何か判りましたか??」>アドノレさん
可憐 >「どういう状態ですか?」>アドノレさん
アドノレ >「犠牲者を捕らえてるシステムは現在も稼動中らしいな。解除が出来るかどうかは専門家にでも聞いてくれ」>可憐、響
可憐 >「なるほど」>アドノレさん
ここで、響は「デモンズリージョン」の隠しプログラムを調べてみる・・・
結果、プログラムを解除するための方法は分かったが、
出来るかどうかはプログラマーとしての腕次第という事であった。
アドノレ >「やってみても構わんが」
可憐 >プラーナが無いので普通の人状態です。(苦笑)>アドノレさん、響さん
響 >やってみましょう。残りのプラーナ全部つっこんで(笑)幸運の宝石も持ってるし(笑)
GM >では、コンピュータの操作は響に任せていいのかな?>コンピュータルーム面子
アドノレ >別に止める理由も無い<任せて
可憐 >任せます
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