【第3夜】
虚構の勇者
〜霧澤可憐篇〜
<PART−10>
そして、ひとまずの終幕
響は、プラーナ全開でコンピュータに向かい…そしてクリティカル!
残存プラーナすべてと引き換えに、隠しプログラムの無効化に成功する。
GM
>数多くのプレイヤー達を幽閉していた隠しプログラムが消滅したことで、おそらく・・・被害者達の多くも、元の場所に戻っているだろう。
響 >「・・・ふぅ」額ににじんだ汗を拭こう(笑)
可憐 >「有難うございます」>響さん
響 >「緊張しましたよ(笑)」メイジスタッフを杖代わりにして立ってます。
アドノレ >「これで全部終わりか?」
可憐 >「これで終わりですね。 多分…。」
響 >「これでみんな無事に戻れたと思うよ。さてと、後は澪の無事を確かめるだけ・・・」>可憐さん、アドノレさん
アドノレ >「では外に出るか」
響 >「そうですね。」
可憐 >「ええ、出ましょう(これで終わるはずは無いですわね。 私の正体が知られたということは…)」
◆ ◆ ◆
GM
>さて、その頃弓は・・・指定場所である三笠公園脇の墓地に到着するわけだ。すると、そこには『S』が既に到着している(笑)
弓 >「………………………………終わったわ…。………」
『S』 >「霧澤家からの通報は受けている。まずは任務ご苦労だった・・・これが、今回の報酬だ」R1魔石が2つ手渡されるよ。
弓 >「……………………………。(受け取って)」
『S』 >「それと…ひとつ情報だ。先日、禍殷が任務のため中東に出撃したが…その間隙を縫って、白家が動き出しているようだ。今後十分注意してくれたまえ。」
弓 >「………………………禍殷なら平気だと思うけど…………?………私に、関係あるの?……」<注意して〜
『S』 >「当社(アンブラ)としては、顧客であれば絶滅社でも白家でも構わないのだが…絶滅社の方から、そのように要請があってな。この場合、禍殷はともかく…禍殷が不在であるこの一帯の事だな。」
弓 >「………………………………ふぅん………………了解………。」
『S』 >「心配せずとも・・・白家とやりあえばいい。当社としても、そのASにとってよいテストになるからな」
弓 >「…………………(こくり)……………久しぶりに……血が見れそう……(くす………)」
『S』 >「さて・・・そろそろ時間のようだな。ASに問題が生じたら・・・連絡を取れ。当社のアフターサービスは万全だ」>弓
弓 >「………………エネルギーブースターとの相性問題と発熱効率については……あとでレポートする……………」
『S』 >「そうしてくれ・・・当社としてはいかなるレポートも、将来のバージョンアップのために活かしていく所存だ」
弓 >「………じゃあ、私は直帰する……………それじゃ………………。…………………(ぼそ)……そうか……いないのか……。………………しばらく、退屈ね…………」
GM >では、「S」はまた跡形も無く姿を消す・・・で、帰宅するのかな?>弓
弓 >うい(笑)
◆ ◆ ◆
GM
>で、翔真と凛は千影たちを寝かしているところなんだけど・・・そこに、箒の飛行音が聞こえてくるね。
翔真 >「……お偉いさんの御到着、か(憮然)。」<箒の飛行音
凛 >「お偉いさん?(首傾げ)」>翔君
翔真 >「…さっきの『霧澤家当主、もしくはその縁者ご一行様』が来たのだろう。」>凛
凛 >「あ、可憐ちゃんのパパだね。ボク達も行こうか?」>翔君
翔真 >「……面倒に巻き込まれるのはご免だ、だがまだ澪ちゃん達が無事に戻っているかも解らん…仕方ないか(嘆息)。」>凛
凛 >「別に変なことには巻き込まれないと思うけどな〜翔君って結構、心配性?(くすくす)」>翔君
翔真 >「……最初に娘の心配をしていない親に腹が立っただけだ…。(ボソ)」>凛
凛 >「ん〜〜家庭の事情はいろいろなんだよ(困り顔)ま、取り合えず行ってみようよ!(翔君の手を引っ張って移動)」
翔真 >「だと良いんだが……(苦笑)。」<手を引っ張って
凛 >「響君のお友達は無事に助け出せたかな〜?(心配顔)」>翔君
GM >では、表に出ると・・・大輔と2〜3人の護衛が、箒に乗って降りてきたところだね。
翔真 >「……来たか。」
凛 >「あ、本当だ。あの人が可憐ちゃんのパパなんだね〜(興味津々)」
GM >大輔は翔真と凛を見て「おぉ、君達は・・・翔真君に凛君だね。我が家の可憐が世話になっている・・・」
凛 >「いえいえ〜ボクの方こそ!(ぺこん)」>可憐パパ
大輔 >「ところで、可憐はどこかね? 姿が見えないようだが・・・」>翔真&凛
翔真 >「……挨拶はいい、彼女は恐らくコンピュータルームだ。早く行ってやれ。」>大輔
大輔 >「うむ。教えてくれて感謝する…」と向かおうとすると、可憐たちが出てくるわけだ(笑)>翔真
可憐 >「お疲れさまです。取り敢えずは終わりました。あとは屋敷を片付けるぐらいです。」>父上
大輔 >「そのようだな。可憐・・・今回の件、お前が一番の不安要素だったが・・・無事で安心した。それで、屋敷の物的人的被害の方はどうか?」>可憐
凛 >「(小声で)翔君〜言い方がなんだかキツイよ(困り顔)」>翔君
翔真 >「……性分だ、この程度で報復を考える様なら、その程度の人間と判断するだけだ(ニヤリ)。」>凛
凛 >「むぅ〜・・・(なんとなく翔君のホッペをむにぃ〜)」(笑)
翔真 >「…何のつもりだ?」
凛 >「だって、意地はって無茶するぞって言う宣言に思えたんだもん!(上目使いに睨み)」>翔君
響 >「相変わらず、仲がいいですね(くすくす)」>凛さん&翔真さん
翔真 >「…考え過ぎだ(嘆息)。」>凛
凛 >「そうなのか〜よかった(安堵の微笑み)」>翔君
凛と翔真がいつもの掛け合いをやっている間にも、可憐と大輔の会話は続く・・・。
可憐 >「調べてみないと分かりませんが、エミュレイターに囚われた人々は解放されましたわ。」
大輔 >「うむ…………ところで可憐。私はしばらくこの屋敷で、事後処理と善後策に専念する事にする。」
可憐 >「今回の件で、エミュレイターにここのメインコンピューターの位置を知られてしまったので、変えたほうがいいと思いますが」
大輔 >「そのあたりの対策も含めてのことなのだが(苦笑)いずれにせよ、お前には・・・事が済むまでしばらくの間、学園寮の方に寄宿してもらう。既に、学園に届出はしておいた…。」
可憐 >「分かりました。では荷物を寮に送る準備をしますので、失礼しますわ。」
大輔 >「うむ。それにしても…我々でさえ敵の結界内に入れなんだが、お前は問題なかったという事は・・・やはり、これが勇者の力というものか・・・」
アドノレ >やはり【そら】は勇者とか内心思う<結界内に
GM >大輔は完全に勘違いをしていた!(笑)
可憐 >「お兄様達と同様の力を持つ方と私は見ていますが」>父上<そらさんのこと
翔真 >「(勇者の力、資質、か…。)」
GM >? 【そら】のことを喋るのかな?>可憐
可憐 >喋りませんよ。 そう言うお友達がいるぐらいとして匂わせますが(苦笑)
大輔 >「ふむ・・・いや、我ら一門の誰一人として、あの結界は破れなかったのだ。この私にもな・・・」>可憐
響 >「さてと、では、ボクはそろそろ失礼しますね。澪の無事を確かめないと・・・」
大輔 >「うむ、もう帰るのかね…ご実家にもよろしくな」>響
響 >「ええ。今度はゆっくりと、お伺いいたします。」>可憐パパ
大輔 >「うむ。くれぐれも気をつけてな」>響
響 >「はい。」
凛 >「響君、ばいば〜い!まったね〜♪(手を振り)」>綾瀬
翔真 >「澪ちゃんに宜しくな(笑)。」>響
アドノレ >「さらばだ」>響 何故かこそこそしてる
可憐 >「さて・・・寮へ移る準備をしたいので、お話はもういいですか?」>父上
大輔 >「うむ。私は書斎に居る…諸君も、達者でな」で、可憐の前から去っていくよ。
アドノレ >「ところで可憐、おやぢ殿は俺様についてなにも聞かなかったか?」密談モード
可憐 >「何も聞いてもいませんし、話してもいませんよ」>アドノレさん
アドノレ >「コンピュータの時には忘れていたが、俺様の莫大な借金のせいで政財界には警戒せねばならんのだ(抜け落ちた記憶はさぞやでんじゃらすなものであろうとの想像もつくしな)」
可憐 >「あまり気にする必要は無いと思いますが」>アドノレさん
翔真 >「……じゃあ可憐ちゃん、またな。手が必要であれば遠慮無く呼んでくれ(ニヤリ)。」そして歩き出します。>可憐ちゃん
GM >で、アドノレの0−Phoneには・・・突然だが、着信だ(笑)
アドノレ >「ぬっ?」0−Phone見る
GM >0−Phoneは、まだ呼び出し音が鳴っている状態だね…送信者は「橘 みかん」となっている(笑)
凛 >「それじゃあ、可憐ちゃん、アドっちバイバイ〜またね♪(手をフリフリ)」>可憐&アドノレ
アドノレ >「さらばだ」>凛
翔真 >「……(電話中なので敬礼だけ送る)。」>アドノレ
アドノレ >手で返礼>翔真
可憐 >「有難うございます。お礼は今度持っていきますので」>翔真さん、凛さん
翔真 >「…自分の友人を助けただけだ、気にするな。」>可憐
アドノレ >可憐に手だけで挨拶してアドノレも退散します
可憐 >「有難うございます」 >アドノレさん
凛 >ところで、今何時ごろですか?>GM
GM >もう夜半過ぎてるね(笑)そして、月は・・・もはや、紅くないよ。>凛
凛 >「あ〜!!先生との約束!!(大慌て)」>夜半過ぎ
GM >そう、凛は「先生」と約束していたのだったね。そして、到着する頃にはおそらく…既に大・遅刻状態(笑)
凛 >では0−PHONE で「ボクだよ〜今、事件を解決してそっちに向かうね〜遅れちゃってごめんなさい」と伝言を>先生
先生 >「そうか、解決したか…こっちもおおむね解決だよ。まぁ、遅刻は大目に見ておいてやろうか(苦笑)待っているから、早く来るんだぞ(笑)」
凛 >「あう〜らじゃ(アセアセ)」>先生
翔真 >「……送って行ってやろうか?(苦笑)」>凛
凛 >「うん!(嬉)」>翔君
翔真 >「了解…行くぞ(笑)。」>凛
凛 >道すがら「ねえ翔君、ボクってさ〜雑魚には強いけどボスにはさっぱりなんだよ〜!!どうすればいいと思う?」などなど相談を(笑)
翔真 >「……一撃の重さを増すしか無いだろうな、例えば…」と返礼(笑)
凛 >「一撃の重さか〜・・・でも、ボク体重はこれ以上増やしたくないよ〜(真剣な顔で)」(笑)
「先生」のもとへ向かう凛と共に、真夜中の町を歩いていく翔真。
いろいろ思うところはあれど、とりあえず・・・事件は解決、といったところか。
凛 >では事務所に着いたら、一部始終を全部先生に伝えて、そのまま事務所のソファーでばたんきゅ〜(笑)
GM >で、響が自宅に戻ると・・・澪がゲーム機の前で眠りこけているね(笑)
響 >「・・・・・・・やれやれ。まあ、無事でよかったのかな(苦笑)」澪に毛布を掛けてあげよう。>GM
GM
>澪は、おそらく・・・電脳世界で遊んでいる夢でも見ているのだろう。そんなような寝言が、断続的に聞こえてくる(笑)
響 >「(くすくす)」リビングに行って温かいロイヤルミルクティーを入れてきます。「今回は何にも役に立たなかった・・・」
眠りこける澪と、物思いにふける響。
いつものミルクティーが、なぜか今夜は苦く感じられた・・・。
アドノレ >「もしもし」
みかん >「あー、もしもしアドノレ〜? 実は大変なんだにゃ〜!! 私、シュンカンイドーしちゃったのにゃ★(笑)」
アドノレ >「話は聞くから、とりあえず落ち着くのだ」>みかん
みかん >「にゃ★じつはねー・・・」どうも、実世界から電脳世界への転送を経験したらしい(笑)>アドノレ
アドノレ >「で、無事帰ってこれたんだな。一応異常無いか確認しておけ」>みかん
みかん >「私はめちゃくちゃ元気なのだにゃー★アドノレは元気〜?(笑)」
アドノレ >「よくぞ聞いた。俺様は今日も元気に飢えと戦っておるぞ」>みかん
みかんは、その後いつものマシンガントークに入り始めた。
こうなると、彼女はほぼ止まらないだろうが・・・そのことで、彼女の安全を確認できたアドノレだった・・・。
アドノレ >無事を確認するついでに突撃他人晩御飯の野望は脆くも費えた
響 >はぅ。もしかして狙われてたの(笑)
アドノレ >狙ってたのはみかん宅(笑)
GM >でもって…弓。禍殷からの伝言が扉にしっかりと刻まれていた(笑)「留守にする 後は任せる」…と(爆)
弓 >「…………………………………バカ…。」そのまま部屋に入ってばたんきゅーします(笑)
久しぶりの、静寂なる夜のひととき…だが、禍殷が来ないことが、
今の弓にとっては幸せなのかもしれない…(笑)
可憐 >では、寮に移る準備に取り掛かります。
千影 >「可憐様…私も、お供いたします」
可憐 >千影はもしもの為に輝明学園に残しているのですが
GM >あ、それは既に大輔の権限で転入届を出しているので問題なし…可憐1人では心細かろうという配慮だ(笑)
可憐 >了解です(笑)
今回、もっとも災難に見舞われた可憐だったが・・・
とりあえず千影をルームメイトとして、学園寮での新生活が始まる事になる・・・。
GM >・・・と、各自のキャプションを出したところで(笑)
後日…今回の事件のきっかけとなった「デモンズリージョン」に関しては、
結局「ポ●モンフラッシュてんかん」みたいなものだったのだろうという事で事件自体が片付けられ、
販売元であるクイント社は、新バージョンへのパッチ当てでバグフィックスをした…と公表した。
GM
>ちなみに、既に絶滅社から報酬が出ている弓を除く、各自の口座に・・・クイント社名義で、20万V.が入金している。今回の件の報酬に加え、口止め料という事だ。
響 >すごい・・・
翔真 >「……全く(苦渋)」<口止め料
GM
>まぁ、クイント社の背後で霧澤家が動いているであろう事は、本件にかかわった者なら誰でも気づくだろうけどね(笑)
凛 >わ〜い♪・・・でも、まだまだ遠い(笑)>20万
GM
>あと、凛には・・・それに加え、『先生』から今回の依頼分の報酬が入っているよ。これが5万V.だね。
凛 >「わ!わ!わ!先生〜ありがと♪(嬉&抱きつき)」(笑)>5万
先生 >「君は今回頑張ったみたいだからね・・・特別手当だ(笑)」>凛
凛 >「貯金♪貯金♪〜早く貯まらないかな〜♪」(笑)
可憐 >【そら】さんには、今度渡します
GM >ヤツはたぶん受け取らないと思うけどね(笑)>可憐
そして、その【そら】は…
「――――――――――。」
彼女は今日も、風に吹かれながら…あてどもなく、流浪を続けている…。
◆ ◆ ◆
かくして、霧澤邸の命運を左右する戦いは、ウィザードたちの勝利に終わった!
だが…世界ではなおも不穏な情勢が続いている!
ついに明らかにされなかった、魔王ヴィルトールによる霧澤家への襲撃の理由。
禍殷不在の間隙を縫って、いよいよ動き出す犯罪結社「白家」。
果たして…我らがウィザード達を襲う次なる事件とは、どのようなものなのか!?
【第3夜:了】
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