【第5夜】
音界の支配者

〜綾瀬 響篇〜

<PART−02>



それぞれの捜索


GM >さて、アドノレ・・・風紀委員会を出る時にだけど、問題の演奏家先生の宿泊先の書類が回されてくるね。
アドノレ >書類見ながら宿泊先近辺の調査に参りましょう
GM >アドノレが知らされた宿泊先は・・・「ホテル・ユニバーサル横須賀」ちょうど、翔真がルイセを見送ったホテルだね(笑)
アドノレ >期間中の野宿場所を探しつつ警護に必要な情報と地理を把握
GM >宿泊先近辺といえば・・・繁華街の外れの方で、俗称「ドブ板通り」と呼ばれる裏通りが近くにあるけど、、【大戦】後に大規模に整備されたので、一概にきれいに纏まっているね。
アドノレ >「綺麗過ぎると野宿に向かんな」(渋面)

◆ ◆ ◆

>「弱ったなぁ、予定の日程だとそろそろ先生が来る頃なのに〜・・・とりあえず、盗難届を出しておこう・・・」
GM >じゃあ、盗難届けを受けた顧問の先生は・・・それこそぶっ倒れそうなくらいの剣幕で、ヴァイオリンの捜索をするよう周囲に要請するね(笑)
>「えっと、後は、特別風紀委にも、捜索援助願を出しておこう・・・」
GM >そのあたりは顧問の先生もやってくれるけど・・・もちろん、響たち生徒にも探してくれるように依頼はするね。なにしろ相手は取引不能といわれる伝説的演奏家の所有物。万が一のことがあったら大変だ(笑)>響
>「後は・・・翔真さんと、弓さん、アドノレさんに連絡を取って探すの手伝ってもらおう・・・」では、皆さんの携帯に連絡します〜

ちなみに、何故凛の名前が出てこないのかというと…
箒の購入にからんで、一時横須賀を離れていたのである。
なお、一番最初に連絡が取れたのは…ドブ板通りを遊弋中のアドノレであった。

翔真 >輸送料が高いからファクトリーまで取りに行ったとか(苦笑)<凛
アドノレ >「ちょうどその先生の警護を言い渡されたところだ。片手間だが見かけたら本部より先にそっちに知らせてやろう」>響
>「お願いします〜。それがないと、今度のコンサートが出来ないんです。それに、今ではもう、いくらお金を出しても買えない品物なんです」>アドノレさん
アドノレ >終われば学園戻って響の手伝いを

アドノレと連絡が取れた響は、次に弓に連絡を取ろうとするが…

>弓の0−Phone『現在、電話に出ることができません…緊急の用事の方は、アドレス××××××××にメールで連絡を……』
>では、急いでアドレスに、メールを打ち込みます〜>弓さん
>包帯をひっぺがしてシャワー浴びてる時にメールが入るので…シャワーから出て、髪を乾かしながらメールをチェックしよー

結局、次に響からの電話に出たのは翔真であった。

翔真 >(着信を見た後電話に出る)「……何だ?」>響
>「実は、パガニーニのヴァイオリンが学園から盗まれちゃったんです。お願いですけど探すの手伝ってもらえませんか??」>翔真さん
翔真 >「………パガニーニが何だか知らんが、本当に俺の手が必要な『事態』なのか?」
>「手伝ってくれたら、しばらく澪の手料理&お弁当食べられますよ(笑)」
翔真 >「……解った、だがあまり期待するなよ…。」簡単に形状とか特徴を聞いておきますね。
GM >問題のヴァイオリンは・・・響が知っている限りでは、やたらと年代掛かったケースの中に入っていたようだね。中身は・・・普通の人が見ればごく普通のヴァイオリンってところかな。
>「お願いします。」>翔真さん
>メールで返信『…任務中だから、悪いけど手伝えない。…でも、任務の都合上、発見する可能性はゼロじゃないから、気をつけておく。』>綾瀬
>返信『よろしくお願いします』>弓さん
>さて、私はどうしましょう(笑)
翔真 >質屋でも回って探してみますか(苦笑)
GM >とりあえず、弓の方には…メジャー=浦戸から、問題の人物達の宿泊先についてのデータが送られてくるね。
>はーい。じゃあその宿泊先近辺を張りましょう。

弓は、学園へ戻るアドノレと入れ違いにドブ板通りへ。
翔真はヴァイオリンを捜索し、とりあえず、見つけた事は見つけたのだが…
ただ、ケースからして問題のヴァイオリンではなかったようである。

翔真 >「……違う様だな…。」腹巻が見つからなくて良かった(苦笑)
GM >欲しいならあげるけど(爆)…さて、響。この時点で澪から聞かされるのだけど…。
>「ん?どうしたの?」>澪
>「それにしても変よね・・・問題のヴァイオリンはケースに入ってガラスケースに収容されていたのだけど、開けられた形跡がまるでないらしいのよ。

>「確かにおかしいなぁ・・・もう一度調べてみよう・・・」現場に戻りますね>澪
GM >では…澪と一緒に現場近辺に到着するね。で、見てみると…ガラスケースは開けられてないのに、中のヴァイオリンとそのケースだけが、見事に消えうせているという訳だ。既に管弦楽部員たちが集まって、いろいろと探しているようだけど…当然ながら、まだ見当たらない…。
>「怪盗が盗んだとかなら・・・事前に犯行予告とかするわよね・・・(考え)」
>「おかしいなぁ・・・」何か魔力を使った痕跡とかがないか調べてみます。

響はガラスケースを丹念に調べ…明らかに、このケースの中を対象に
空間がいじられたような、そんな違和感を感じる。

>「(おかしい・・・??空間がいじられてる・・・??まさか・・・)」
GM >この時点で、アドノレも学園に戻ってOK(笑)
アドノレ >では、戻ったら風紀の人間数人捕まえて門の立ち番させる「今後に備えて部外者の出入りを監視する。ついでに学園内から大荷物を持って出る者が居たら連絡くれ(まぁ封鎖は既に手遅れだとは思うが)」
風紀警邏員 >「わかった。お前さんはどうするんだ?」>アドノレ
アドノレ >「大先生の到着までは盗難騒ぎの手伝いだな」
風紀警邏員 >「盗難騒ぎ・・・ああ、管弦楽部のヴァイオリンのことか」もう知れたらしい(笑)
アドノレ >「貧乏暇無しとは俺様の為にある言葉だな」
>アドノレさんは近くにいるのかな??>アドノレさん
アドノレ >見ての通り、門の所で指示を出してる最中かな
>では、アドノレさんに近づいていきましょう・・・
アドノレ >くるっと振り向いて響発見「それで、その後何かわかった事はあるのか」>響
>「どうやら、困った事にウィザードが絡んでいそうです。今回の盗難騒ぎ・・・」>アドノレさん
アドノレ >「それはまたしんどい事になりそうだが、失踪からどれ位時間が経ったのか把握してるか?」
>だいたいどれぐらいの時間が経過してるのかな??
GM >響が魔力を認識できたくらいだから・・・あまり時間はたっていない、はずだね・・・。
>「まだそんなに時間が経っていないと思います・・・」
アドノレ >「まだ学園内の捜索だけですむか・・・と言いたいところだが、ウィザードが所持するといくらでも隠せるから検問には引っかからんからな。」(嘆息)
>「ところで、アドノレさんは、何で特別風紀委員会に呼ばれてたの??」
アドノレ >「音楽家の大先生が来るのでその警護に動員されたのだ」
>「あ、その先生って、ボク達のコンサートで演奏してくれるんですよ♪」
アドノレ >「そうか。それでこれからどうするのだ?下駄箱近辺で聞き込みしてスカだったら校内捜査でもするか?」
GM >校門には、いまだに待ち合わせの生徒達がたむろしているね。さて、どうする…?
>そうですね・・・校内の魔力の後って追跡できますか??
GM >残留魔力はどんどん減衰してるからね・・・それでもよければ知覚力でジャッジを〜!

響は意識を集中し、残留魔力をとらえる…どうやら犯人は、倉庫を出た後、
校門を抜けて学校外へと向かったように思われた。

>「あ、やっぱり、こっちから微かに感じる・・・アドノレさん、何とか追跡できそうです。」
アドノレ >「わかった、追っかけよう」
GM >ただ、校門から先はちょっと解らないかな・・・まぁ、交通量からすれば無理もないだろうけど(^^;
>「此処まで来て、とぎれちゃった・・・この交通量じゃ判らないよ・・・」
アドノレ >「ちょっといいか。ふと思ったんだが、年季の入った物らしいが、『つくも』の類が自分で動いたっておちは無いだろうな」
>「それはないと思います。自信はないけど・・・」
アドノレ >「俺様の予測で違うとなると、今まで追ってきた魔力はいったい何なのだ?盗む際に魔力を放出した。それはわかる。だが飛行するならともかく移動の最中に魔力を垂れ流し状態にするのは普通ではないぞ」
>「エミュレイター・・・」
アドノレ >「まぁ覚悟はしてたが確定してしまったな」
>「出来れば、普通の人間が相手の方が穏便に済んだのに・・・」
アドノレ >まだ門の傍だと思うので、風紀にエミュが校内に居たらしいと報告
風紀警邏員 >「なに!?…いや、しかしどういう姿のものかわからない事にはなぁ。何か手がかりはあるのかな?」>アドノレ
アドノレ >今の考察を話す。「捜査の足しになるようなネタはまだだ」
風紀警邏員 >「なるほどなぁ。でも・・・それほどの相手であるならなおのこと、手がかりってヤツを残していくはずだけど、そのあたりの調査はどうかな?」
アドノレ >「追跡が無理なら現場調査しかないか・・・」
GM >幸い、聞き込みが出来るような条件は整っているね・・・。
>あ、当然、ボクは、今回のプロの先生の事を知っていますよね。
GM >無論、聞かされているよ(笑)ルイセ=シャルティエ先生・・・フランス出身のヴァイオリン演奏家で、著名なコンクールにも優勝しているほどの実力があるそうだ。
>名前を聞いて、ちょっと考えて、ピグマリオンを取り出して検索〜。何が出るかな??
GM >まずは、ルイセ=シャルティエ先生の(公開されている)個人的なデータだけど・・・特に不審な点は見受けられないね。ただ、コンクールに優勝してプロ活動を始めた頃から・・・おかしな事が起こっているらしい。
>おかしな事・・・そのことについて重点的に調べます。特にマネージャーが替わったとかあるかもしれないし・・・
GM >演奏の最中に、彼女の演奏技術に酔い痴れたのか・・・気を失う観衆が少なからずいたらしいね。
>それぐらいなら、まだかわいげがありますね。大きな事件は得には起こっていないのかな??
GM >問題は・・・演奏活動を進めるにつれ、その数がどんどん増えていったという事かな。一度などは、小劇場に集めた観衆のほとんどが気を失うほどの事態が起きたらしいね。
>「明らかにおかしいなぁ・・・ボクも演奏会で感極まって倒れる人を見た(実話)けど・・・ほとんどの観衆が気を失う事なんてあり得ないのに・・・」
GM >もっとも、倒れた観衆はプログラム終了後すぐにも意識を回復したので、事件扱いにはなってない訳だね(笑)
アドノレ >「そっちもエミュレイター絡みでないか?」
>「あり得ますね・・・」
アドノレ >「本人がエミュレイターである。あるいは知らずに使った楽器がエミュレイター絡みの特殊な奴か」
>「あるいは・・・マネージャーがエミュレイターにとりつかれたか・・・」
アドノレ >「今回の事件も楽器をすり替えたかったからとすれば一応の理由がつく。もっとも根拠は無いがな」
>「一度翔真さんと、合流しましょう。実は、翔真さん達にも、捜索依頼をしているんですよ(苦笑)」
アドノレ >「了解した」

一方その頃、なおも捜索を続けていた翔真は…

翔真 >道すがら有れば目を向けておきますが、成果が無さそうなので次の手(笑)。楽器店でも有ればそちらに行って『パガニーニのバイオリン』についての情報を集めてみたいのですが。

翔真は楽器店に足を向ける…幸か不幸か、店主はかなりのクラシックマニアであり、
パガニーニとヴァイオリン関係の話を、ここぞとばかりに聞かされる事になったのだが…

曰く「パガニーニ」とは・・・19世紀、超人的演奏技術と悪魔的風貌で
「ヴァイオリンの鬼神」と謳われた稀代の演奏家にして作曲家である(もちろん実在人物)。
パガニーニが生前所有していたヴァイオリンは、現在イタリアはジェノバに保管されている
最も有名な銘器「イル・カンノーネ」以外は、その死の直前に売却され、世界中に散逸している。
無論、臥龍学園管弦楽部にあった「パガニーニのヴァイオリン」は、そのうちのひとつである。

翔真 >「……済まん、世話になった。」店を出ましょう。
GM >翔真、了解……では、その頃の弓なんだけど…小綺麗にまとまっているとはいえ繁華街が近いだけに、ゴスロリスタイルが目立つことは目立つね(笑)
>「…………………………………あまり、目だちたくはないな………(−−;)……いい場所は、ないか…あるいは、近くの部屋に泊まるかな…経費で落ちればいいけど………」
GM >ちなみにシャルティエ氏が宿泊してるのは・・・たぶん、横須賀市内で最も高級なホテルだろう(笑)>弓
>経費で…落ちなさそうだなぁ…(TT) しかたない、適当な近くのカフェか喫茶店で張り込みます
GM >では・・・やはり「エトワール」かな(笑)>弓
>でわ、えとわーるで(笑)「…………………………消えたバイオリン、演奏家、エミュレイター……どこでつながるのかしら………」
GM >・・・そうして張り込みをしていると、視界内に見覚えの有る人物が・・・そう、ヴァイオリン捜索中の翔真だ(笑)
翔真 >外見的特徴も聞いたら裏通りでも回って…あ、発見された(笑)
>「…………………………………(気がつくかな?)」じーーーーーーーっ(爆)
翔真 >気が付くのでしょうか?(笑)
GM >では翔真・・・知覚力ジャッジを(笑)
>いちおー、ちいさく手を振ってあげやう(笑)それとも、殺気をあてたほうが気がつく?(爆)
翔真 >微妙だ(苦笑)

しかし、翔真は室内にいる弓のジェスチャーに気づかず…その場を通り過ぎてしまう。

翔真 >ぐはぁっ(爆死)<気づいて無い
GM >・・・殺気を当ててみる?(笑)>弓
>「……………………気がつかない…か…………(くすり)………マスター、お金おいとく……また、すぐ戻ってくると思うけど…」お金を置いて、外にでますー。こっそり(爆)
GM >らじゃ(笑)では、こっそりと翔真に近づくって事で(笑)>弓
>こそこそっと、背後を取る〜弓が手を振るなんて…もう2度とないかもしれないのに(笑)
翔真 >弓ちゃんのレアな姿を見れなかった……不覚!(笑)

そして、翔真はまぁあっさりと、弓に背後を取られるのであった(爆)

翔真 >アッサリと取られた(苦笑)2度目が有ると良いな(笑)
>「……………………………隙だらけね。…………(くすっ)」
翔真 >「!?………弓ちゃん…か?………気が緩んでいた様だな……(苦笑)」
>「…………………………お久しぶり…。…………彼女(凛)はいっしょじゃないの…?」
翔真 >「誰の事を言っているか見当が付かんが……今は一人だ。そっちはどうしたんだ?」
>「…………(ちょっとそっけなく)…………任務……。……………そちらは?………」
翔真 >「響に頼まれたバイオリンの捜索中だ……今の所成果は無い…(肩をすくめる)」
>「………………ああ……私にもメールが来てたわ…………」
翔真 >「そうか……どう行った物かやっと聞けたので、これから裏通りを流して見ようと思っていた…期待はしていないがな(苦笑)」
>「…………バイオリン、としか聞いてないのだけれど………そこまで大騒ぎするような物なの?……」
翔真 >では聞いた話を簡単に説明します(笑)「……と言う事だ。要は値が付けられんほどの物らしい…。」
>「………………そう…。……それなら、なおさら関係有るかもね………価値を知らない人間が盗むとは思えないし……知っているなら……丁重に扱うでしょう。………バイオリンケースを持ち歩く人間なんて、珍しい部類よね………」
翔真 >「関係………任務と、か?」
>「……………………(無言の肯定)」
翔真 >「……任務内容は解らんが弓ちゃんが動く様な事か……それが絡んでくるとなるとこの一件、簡単には済みそうに無い……と言う事になる…。」
>「………………まぁ…まだ確定じゃないけど。…………とりあえず、私は自分の任務を優先するから………」
>「ああ。だがもし今余裕が有るのなら、『パガニーニのバイオリン』絡みで過去に何か無かったか……調べて見た方が良いかも知れん。」
>「………………………………………」
翔真 >「無理強いはしない……だが前回の一件も有る…気を付けてな。」


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