【第7夜】
亡魔の大剣
〜相羽 翔真篇〜
<PART−09>
『剣匠』かく語りき
人面山 >「よく来た・・・客人たち。」
翔真 >近づいたのなら。「お前は何者だ、何故俺達を呼ぶ…。」警戒。
アドノレ >武器を抜いて警戒しつつ触れる距離まで
弓 >弓ちゃんは戦いを求めて周囲を警戒(笑)
翔真 >済まん〜(苦笑)
GM >あぁ、周囲には・・・おぼろな影のようなもの・・・怨霊が、はっきり目に見えるほどにまで渦巻き始めているね。ただ、この近辺には寄ってきてないけど(笑)>弓
弓 >じゃあこっちから殴りに行こうかな(爆)
凛 >「キミはどなた?ボクは凛だよ〜(上空から手を振り)」(笑)
人面山 >「・・・すまんが、もう長い事名前を呼ばれていないのでな、忘れてしまった。強いて言うなら、要するに『剣匠』というやつかな・・・そして、お前さん達は数百年ぶりの客人と言うわけだ」>ALL
アドノレ >「この結界はそんなに古いのか?」
響 >「剣匠・・・」
翔真 >「ならば『剣匠』、ここは何処だ?」
凛 >「『剣匠』って、剣の達人だよね?なんで、それが大きな顔だけなの?」
『剣匠』 >「それについては・・・物事には順序があるでな、すぐに話そう。」>凛
凛 >「は〜い!」
アドノレ >武器を下ろし聞く態勢
『剣匠』 >「まず、ここは『黒鋼』・・・であったものの作り上げた、完全なる殺戮のための世界。いわゆる『殺界』というやつだ」
響 >「・・・・・」
可憐 >「皆さん大丈夫ですか?」
翔真 >(肩越しに振り向いて)「…今の所問題は無い。」>可憐
可憐 >では近づきます
『剣匠』 >「そして、『大鋼』の持ち主がそこにおるという事は…どうやら我等が望みむなしく、ふた振りの魔剣が出会ってしまった・・・という事になるな」
翔真 >「……そうだ。」
『剣匠』 >「そして、この状況・・・残念ながら、いまのところ事態は『黒鋼』・・・いや『病津鋼』の意のままに進んでいる、という事になる」
凛 >「む〜だったら、なんとかして進行方向を変えないと!!」
翔真 >「『病津鋼』?……どう言う事だ。」
可憐 >近づいて「どうして黒鋼をつくったのですか?」>剣匠
『剣匠』 >『作った』というのは正しくないな。正確には『作らざるを得なかった』といったところか。」>可憐
響 >「作らざるを得なかったって、どういうことでしょうか??」>剣匠
『剣匠』 >「『病津鋼』・・・お前さん達のプラーナを徹底的に搾り取るため、この世界に導きいれた・・・所謂『黒鋼』に取り憑いたエミュレイターだ。」
翔真 >「(『鋼』の名を冠するエミュレイターだと……?)」
可憐 >「何か作らなければいけない出来事があったのですね。 例えばエミュレータを封印するための祭器の役割とかですか?」
『剣匠』 >「そもそも・・・その剣『鋼』とは、魔を祓うべく作られた神剣『天津鋼』であった。しかし・・・斬ってはならぬものを斬った事でその刃は呪われ、一度は邪剣と化したのだ。」
凛 >「ふんふん(一応頷きながら)」(笑)
『剣匠』 >「邪剣を封じるために、私はその影を切り分け、残された半分・・・『鋼』を、妹に託したのだ。」
アドノレ >「錆びを落としたら、錆だけで一本できてしまったようなものか」<影を切り分け
『剣匠』 >「その通り。元の力が強大なだけに、背負った影も大きくなってしまったという事だ」>アドノレ
翔真 >「妹だと?……まさか、風紗雌…師匠等と言う事は…?」
『剣匠』 >「そういう事だ、『大鋼』の主よだ・・・」
可憐 >「なるほどそれが翔真さんの師匠さんですね。」
翔真 >「……失礼した(汗)」
響 >「いったい何を斬ったのです??しかも、一度はって事は、同じようなことが何度かあったって事ですよね」>剣匠
『剣匠』 >「神剣が魔に染まる条件・・・よもや知らぬか?」>響
響 >「いえ。十分すぎるぐらいに知っていますよ。剣がなぜ神剣、と呼ばれたり、魔剣と呼ばれたりするのか考えれば理解は出来ます」
凛 >「『神剣が魔に染まる条件』ってなに?斬ったらいけないものを斬っちゃったのかな?」
可憐 >「見当はつきますね。神剣が堕ちるとしたら・・・神を殺すか、強大の魔に飲み込まれるぐらいしか思いつきませんが」
『剣匠』 >「神剣は、もとより魔を祓う為のもの。それ以外の用途で使えば・・・穢れるであろう」
翔真 >「………」
『剣匠』 >「・・・ともかく。わかたれた『鋼』と『黒鋼』は、その後もひとつにならんとし、その力が争いと災いを呼ぶようになった・・・記憶にある限り、最後の戦いは400年ほど前。『黒鋼』の主は確か、天草・・・と言うたかな」
凛 >「『天草』って、あの天草の乱の?(びっくり)」
響 >「まさか、『天草四郎時貞 』ではないでしょうね」
『剣匠』 >「そうそう、天草四郎時貞。名を知る者もおったとはな・・・ともあれその戦いで、『鋼』は御門の血を引く陰陽師に施術され『大鋼』となったのだ。」
翔真 >「(俺が振るうには、聊か過ぎた代物だな……(嘆息))」
『剣匠』 >「そして戦いの後、『黒鋼』は異国へ送られ、『鋼』も選ばれし一族の手で封印されて、時は流れた。」
響 >「ええ。黒鋼はボクの母校に封印されていたと聞きます」
『剣匠』 >「そのようだな。ともあれ『黒鋼』は・・・異国にあってもなお半身を求め、やがてひとりの男に目をつけた訳だ。」
可憐 >「鋼に統一するのは不可能なのですか?」>剣匠
『剣匠』 >「不可能ではない。ただ・・・難しくはあるな。」>可憐
アドノレ >「お互いそれを望んでいるが、どっちが主導権を握るかでかち合っておるのではないか?」>可憐
可憐 >「黒鋼が背負う業を受け入れるとか、取り除くとかですか?」
アドノレ >「基本的に浄化より穢れの方が強いからな。何も考えずにやれば黒鋼の勝ちだと思うぞ」
可憐 >「大鋼のほうは望んでいないと思いますが」
翔真 >「いや、俺が大鋼に『黒鋼を救うために力を貸してくれ』と望んだ時、大鋼はそれに応えてくれた。望んでいないと言う事は無いと思う。」>可憐
可憐 >「そうですか・・・でも、、このままだと飲まれると思います」
翔真 >「……その方法を教えてくれ。」>剣匠<不可能ではない
『剣匠』 >「まずは・・・『大鋼』と魂を一にする事。それは既に、ここにおる時点で達成されておる。問題は・・・『病津鋼』を守る瘴気を、祓えるかどうかにあるな。」
凛 >「どうやって祓えばいいんだろ?」
『剣匠』 >「『病津鋼』は・・・不完全ながらも既にある『大鋼』とその主の血、そして己が主の血まで取り込み、これまでにない力を得ておる」
響 >「何か弱点とかはないのかな??病津鋼には??」
『剣匠』 >「強いて申せば『大鋼』だな・・・その力は、もとより『闇鋼』に克つべくあったもの。『大鋼』と魂を一にせし主が、本来ありうべからざる『病津鋼』を消し去るとき・・・調和は生まれ、存在と影はひとつとなる」
翔真 >「……俺が大鋼で病津鋼を倒せば良い、と言う事か…。」
『剣匠』 >「その通り。しかし、今のまま手を打たずにおれば・・・『病津鋼』はいずれ主を得た上で更に力を得て、手が付けられなくなるだろう」
響 >「ただ倒すだけではだめみたいですよ。倒しただけなら、たぶん翔真さんは『大鋼』に取り込まれることになりそうですね」>翔真さん
凛 >「倒した後で、さらに取り込まれるのを翔君が耐えないとダメってこと?」
『剣匠』 >「そう・・・それこそが『神剣・天津鋼』の、真なる主の条件である。故に『大鋼』の主よ・・・勝機はお前さんにこそある」
翔真 >「あぁ……心しておく。」
響 >「だから、『克つ』って言うんですよね」
アドノレ >「どうしてもって時は、ちゃんと介錯してやるから遠慮なく挑め」(目は笑ってない)>翔真
翔真 >「あぁ……頼む(フッ)。」>アドノレ
凛 >「むぅ〜・・・・(心配そうに翔君を見る)」
可憐 >「望む時は援助しますから頑張って下さい」>翔真さん
弓 >「……………………………一つだけ………私も聞きたいことがある……」
『剣匠』 >「何か・・・?」>弓
弓 >「………ついさっきまで…病津鋼の主だった者がいたでしょう?…………あいつは………自らの意思で病津鋼を手に取ったの?」
『剣匠』 >「いいや・・・先程も話したように、『病津鋼』に導かれ・・・いや、操られと言った方が正しいか。ともかく・・・精神的にもかなり壊れかけていたようでな、『病津鋼』としても造作もなかったのであろう。」>弓
弓 >「…………………それは、わかっている。……私が聞きたいのは…………自ら望んでそうなったのか、そうでないのか………」
『剣匠』 >「正直な話、半々であろうな・・・血に飢えた己の本能と、そして『病津鋼』の邪気と。己を御せぬものの末路、と言うべきか」>弓
弓 >「………………………そう、それならいい…………少しでも、そう望んでいたのなら…。…………」
翔真 >「……万が一の時は、躊躇わず俺の死点を撃て。」>凛
アドノレ >「ずいぶんと酷な事を(笑)」
凛 >「そんなの、やだよう〜!!(涙目&イヤイヤ)」
弓 >「…………………………………だいじょうぶ………………私が、殺してあげるから……」>翔真
翔真 >「………世話をかける、出来るだけ楽に頼めれば有り難い(フッ)」>弓
弓 >「……………………努力するわ…。…………でも、必要なさそうだけど………(凛を見て、くすり、と)」>翔真
凛 >「それもダメ〜!!(涙目睨み)」>弓
弓 >「……………………なら……………あなたが止めなさい、翔真を…。……………それができなければ、貴方が殺しなさい…。(真剣に)」>凛
凛 >「大丈夫、絶対に翔君を助けるから!(力強く頷き)」>弓
翔真 >「(苦笑)出来ればその前に、俺が屈しそうになったら…俺の名前を呼んでくれ。」>凛
凛 >「うん!分かったよ・・・・どんなことをしても、必ず助けるから!(涙を拭って真剣に頷き)」>翔君
翔真 >「確かにこれだけの美人達を残して死ぬのは、後ろ髪を引かれるからな(ニヤリ)」
弓 >「…………………………そこで複数形にしなければ、凛も安心なのに…(くすっ)」
アドノレ >「それが翔真が翔真たるゆえんとか言わんか?」
翔真 >「……誉めても何も出ないぞ?(ニヤリ)」>アドノレ
可憐 >「そういえば・・・集めたプラーナはどうしたのでしょうか」>剣匠
『剣匠』 >「『病津鋼』が抱え込んでおるはずだ・・・己の存在を維持し、なお強くするためにな」>可憐
可憐 >「プラーナを溜めてどれくらいの強さになっているか判りますか」
『剣匠』 >「さあな・・・少なくとも、『黒鋼』の主の生命は取り込まれておるだろう。それに・・・過去に吸った分もあるからな」>可憐
可憐 >「そうですか・・・気をつけなければなりませんね」>ALL
翔真 >「あぁ。」>可憐
『剣匠』 >「そうそう・・・先ごろ、このようなものを見つけた・・・(生赤いクリスタルが、4つ転がり出てくる)」
アドノレ >「血の色をしてるところがなんともいえんな」<プラーナの塊
『剣匠』 >「おや・・・見つけた時はこんな形ではなかったのだが。まあよい・・・どうやらこれは、プラーナの塊のようだな。それも、かなり高い純度の。」
翔真 >「響、解るか?」>響<赤いクリスタル(プラーナの塊)
響 >「う〜ん」知力で判断しても良いでしょうか??それとも自然に判るのでしょうか??
GM >ジャッジの必要すらない・・・何故なら、大きなプラーナの流れが表面からでも感じられるからね。>響
響 >「これ・・・プラーナの固まりみたいだ・・・。初めて見るよ・・・」
翔真 >「貰えるなら貰っておこう、消耗が激しい者が使えば良い。」>響
可憐 >私は除外していいですよ
弓 >いちおう、欲しいと言ってみる〜
アドノレ >まだ半分ほどだから自前で何とかなります
凛 >「ボクも、ちょっとへろへろだから、貰えると嬉しいかも〜」
響 >同じくほしいです〜
翔真 >最期に正念場が有ると思うから……悪いけど挙手(苦笑)
弓 >あ、ちゃんと右腕で吸収します(爆)
この、怪しげなクリスタルを使用したのは翔真、凛、響そして弓。
その瞬間、莫大な量のプラーナが回復していく…が、同時に彼らは、得体の知れない『鼓動』を感じていた。
こと、弓の『右腕』に至っては、フレーム全体が熱く滾っていたりもしたのだが…
凛 >「ん!?あれれれれ?(自分の胸を押さえて怪訝そうな顔)」
翔真 >……Jジュ○ル?(違)<赤いクリスタル
弓 >あえてだまってたのに(爆)
翔真 >それにしても、このクリスタル……何だろう?(苦笑)
響 >何かの布石のような気がするなぁ・・・
アドノレ >色が素敵なのだが、必要な人優先だからな
翔真 >ん〜〜〜〜〜(脳内データバンク検索中)
『剣匠』 >「それから、この周囲のがらくたの山にも、いろいろ入っているようなのでな。探してみるといいかもしれん」
翔真 >「……済まん、世話をかける…(苦笑)」>剣匠
アドノレ >きゅぴぃ〜ん<がらくたの山
凛 >「わぉ〜(ウキウキ)」(笑)>探し
弓 >右腕つっこんだら、適当に融合しないかな、ゾン●ーぽく(爆)
翔真 >良いのかそれで(苦笑)<ゾ●ダーっぽく
弓 >じゃあ、続けてごそごそごごそ(笑)
アドノレ >「ゴミ漁りの腕前で俺様にかなうと思うてかぁ〜っ」タイミング合わせて自前のC魔石を齧る(笑)
凛 >「では、さっそくぅ〜!なにがあるかな〜?(きょろきょろ&ごそごそ)」
各自、争うようにごそごそとがらくたの山をあさりつつ(凄い構図だ:笑)、
埋もれていた魔石を、次々と発見していく…。
凛 >それとフェニックスの羽でヒーリング・フレイム!「不死鳥の羽!ボクに力を貸して!」…全快!!MP残13点
GM >不死鳥の加護が(笑)
翔真 >「……少々複雑な気分だが、有りがたく使わせてもらおう(苦笑)」
『剣匠』 >「さて・・・時間はもうそれほど残されていないようだな。『病津鋼』の気が、いよいよ強まりつつある・・・。」
翔真 >「あぁ、色々と世話になった……感謝する。」
GM >「なぁに。久しぶりに人と話が出来たのでな・・・楽しかったぞ」
凛 >「いよいよ決戦の時だね!(表情引き締め)」
可憐 >「鬼退治に行きましょうか」
翔真 >「そう言えば名乗っていなかったな、俺は『相羽 翔真』だ。妹君に世話になっている(苦笑)。」>剣匠
『剣匠』 >「そうか・・・風紗雌によろしくな・・・」>翔真
翔真 >「(頷いて)伝えておく。」
凛 >「よ〜し!準備は万全〜出発しよう!」
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