【第8夜】
戦士達、西へ

〜アドノレ篇〜

<PART−05>



間一髪、墜落の危機!


さて、ここで状況を整理しよう…飛行機が真っ直ぐ飛んでくるという事は、
ウィザード達にとってよい要素と、悪い要素があるという事である。
よい要素とは、このまま放置していても貨物機は通常空間に出られるという事。
そして、悪い要素とは…これは、アドノレだけが知っているのだが…
…そう。操縦士たちが全員気を失っている、という事だ。

アドノレ >空港に近づくまではオートパイロットなんだけど出たら空港傍?
GM >そういう事だ・・・まぁ、今のままでは貨物機は確実に空港へ落っこちるだろう・・・。
>うちらは通常空間にでれば、墜落ダメくらい平気ですが(笑)・・・一般人はなー><
翔真 >……誰が止められるんだ(汗)<貨物機
可憐 >その場合は、できる限り人命救助するぐらいしか思いつかないですね。飛行機は落ちるしかないかな?(苦笑)
>問題は、空港におっこちたら大惨事じゃすまないことだねぇ(^^;
>空港って・・・げ・・・まだ学校のみんながいるんじゃ・・・
>ここは格好良く、みんなで飛行機を下から支えよう!!(笑)
>えー…?(笑)
翔真 >アク○ズを支える様な感じですが(苦笑)
>たのこうの太田さんのように(笑)
翔真 >パッソルと言う名の箒が(笑)
可憐 >支えるのは辛そう(笑)
>飛行機のフレームにウィッチズサルブをかける(爆)
>剥き出しにしないと(笑)
翔真 >弓ちゃんにコンヴィンスをパイロットに掛けてもらう(笑)
>コンヴィンス、使えないの(爆)
翔真 >は、ホンマや。闘気全部回しても足りん(汗)
>幻のコンヴィンス!(笑)
翔真 >凛ちゃんのウィザーズワンドか月の腕輪で補助すれば何とか成りそうだけど…そんな余裕無いか(汗)
>コンヴィンスも効果時間が短いから、有効に働くかどうかも不明ですしね〜
翔真 >目を覚まして1分後にまた気絶の可能性も(苦笑)
>あとは凛ちゃんのテレポにかけるか
>翔君から腕輪借りないと〜
>いっそ貨物機破壊しよっかなー、ここで(笑)

翔真 >機体に燃料の余裕が有れば、通常空間に復帰してから、何とかしてパイロットの意識を即時回復させれば…?
>もしくは、一か八かで誰か操縦するしかないね・・・
可憐 >誰か呼んで来れば解決しますかね(苦笑)
>GMに確認なのですが、この貨物機にのってるのは、アド以外には操縦士2人のみ?
GM >だね〜。もともと、乗員2名のところを「ドクター」と玉大人のはからいで、アドノレが乗せてもらっているので。
>ふみゅ、乗員2名だけならなんとか助けられるか
翔真 >パイロットを救助して機体を空中でふっとばす気ですか(苦笑)
>弓ちゃん的に一番かっこいい(笑)いや、貨物機をみんなで支えるのがいいのはわかってるんだけど(爆)
>凛的に一番格好いいのは・・・・・・・・翔君が『天津大鋼』で飛行機を真っ二つ〜!!!・・・・問題は、大惨事なこと(笑)
翔真 >………貨物機を破壊すると最悪の場合、賠償金の請求が『アドノレに』行く可能性が無きにしも有らずかと思うのは気のせいでしょうか?(苦笑)
GM >もしそうなったら・・・アドノレ借金、更に増加!?(爆)
翔真 >そ、それは流石に可哀想過ぎるです(苦笑)
>どうせ借金いっぱいあるし、気にしない・・・・よね?(笑)
アドノレ >奇跡の使い道決定か(^^ゞ

そうこうするうちにも、機内での戦いは始まっていた。
先手を取ったアドノレが、「アンホーリーフレイム」を掛けるも、
サムンゾは
「・・・兄者、これでもまだ信じぬか・・・?」と、右目の眼帯を取った…
アドノレとは目の左右こそ違うものの、その青い輝きはまぎれもなく、
アドノレと同じ「ディスアペア」の魔力! そして、その額に浮かぶ文字は…

《大三元》

アドノレ >やはり持ってたか(苦笑)
GM >そりゃあもう、アドノレの弟を名乗るだけの事はあるし(笑)
>ディスアペアはディスアペアで消せますよ(笑)
アドノレ >自分の行動中カウントに対抗できるんですか?
>ディスアペアは本文(^^;
GM >個人的には、これはFAQのフォロー漏れ(苦笑)じゃないかとは思うけど…まぁ、よしとしよう(笑)
アドノレ >おぉ。んではディスアペア返し

「(・・・同族?もしやホントに血縁なのか)」
アドノレの狼狽をよそに…しかし、それに対応するかのように、アドノレの眼帯紐がほどけた。
左目が青く輝き、その額に浮かび上がる文字は

《大往生》

アドノレの魔力とサムンゾの魔力は相殺し合い…結果、その後をアンホーリーフレイムが迸るも、
サムンゾに達する途中でかき消える。見れば、背後の男が「ノーリーズン」を使っていた…

「させませんよ…フッ」

アドノレ >打ち消し合戦、MPには自信あるけど(;;
>問題ない、MP20点使わせた(爆)
>たかがアンホーリーで、えらいMPが消し飛んでる(笑)

「ならばこっちはどうだ」アドノレは言うや否や、青龍刀を抜いてサムンゾに追撃を掛ける。
しかし、サムンゾが抜き返した青龍刀によって、その一撃はあっけなく弾き返された!
サムンゾが、困惑と苦渋の混じった様子で口走る。

「兄者・・・やはり、記憶が戻っておらなんだか・・・!」

「俺様に近い者なのは確かのようだな。ならば判るであろう。これは契約だ。」
「無論。しかし、こちらも契約なのでな・・・つまり条件は同じ、と言うわけか。」
「履行そのものが不可能になるか、俺様が行動不能になるか。
契約者が撤回は、今は無理であろう?」
箱を脇に置いたサムンゾと、なおも手向かうアドノレ…
激しく切り結ぶも…またしても、一瞬の隙を突いたサムンゾに軍配は上がった。
アドノレの身体には、斥力場で補いきれなかった分のダメージが、しっかりと刻み込まれている。

「(・・・まだ覚醒が足らんというのか)」

男は・・・その間にも鉄箱に近づいて、それを拾い上げていた。
その表情が、邪悪な喜悦に歪む。
「これさえ、これさえあれば・・・」

◆ ◆ ◆

>「う〜どうやって入ろうか?コクピットには直接行けないし!(悩)」>翔君
翔真 >「何所でも入れそうな所を見付けたら、中に突っ込め。」>凛
>腕輪貸してくれれば、即座にコクピット行けるのですよ〜!!
翔真 >……皆を置いて行くのはちょっと心配だけど…落ちるのを止める方が先か(苦笑)
>可憐&綾瀬はどの辺にいるんだろう?近くなら一緒に転移できます
可憐 >飛行速度はあまり変わらないと思いますよ>凛さん
>どこでしょう??>可憐さん
GM >まぁ、脇を飛んでいるだろうね〜。スピード的には問題ないはず。
翔真 >アドノレの援護が弓ちゃんだけになってしまいますが(苦笑)

◆ ◆ ◆

その時、不意に貨物機が大きく揺れる…アドノレ達はいまだ知らない事ながら、
弓が結界徹甲弾で開いた破口が、月匣の構造に影響を与えた結果である。
「なんだ・・・この月匣をこじ開けたものでもいるのか!?」
予期せぬ事態に当惑の男、それでも鉄箱の回収は忘れず、後方に下がる。

「手早くせんと墜ちるか」目の前の戦況と状況をみて、
形勢不利を見たアドノレは、「レインコール」で自らの回復を図る。
意外にも、サムンゾは今度は妨害するでもなく、ただ青龍刀を構えるのみ。

>んでは後部ハッチを少し開いて滑り込む!
アドノレ >機体後部のハッチとはコンテナ搬入用のアレでないのね
翔真 >よくよく考えたら箒に乗っているので凛ちゃんの行動までは行けない事に気が付いたです(苦笑)このタイミングで天津大鋼と月の腕輪取りだします。腕輪は、可能であれば凛ちゃんに渡しますけど。
>あ、まだ取り出せってなかったですか〜では、こっちも後部ハッチから突っ込むしかないですな
翔真 >済みません(汗)
>いえいえ〜^^

その間にも、先行する弓が貨物機内へ滑り込み、
「弓ちゃんに続くよ!」と、機と併走した凛のウィザーズワンドが、
後部に翔真を乗せたまま
「ひゃっほ〜♪」と滑り込む。

GM >OK! では弓と凛そして翔真、次のカウントで、アドノレのいるエリアまで移動が出来るよ。
>ぎりぎり2回行動できるから、よかった〜
アドノレ >侵入者に気付くか知覚ですか?
GM >まだ誰も戦闘エリアには登場してないけど、この段階で気付きたいならどうぞ〜。ただし、目の前での戦闘中に判定するとなると・・・(謎)
アドノレ >行動権消費するならパス
可憐 >「では行きますよ」>響さん
>「ええ。」>可憐さん

更に、凛と翔真のすぐ後ろには、可憐のストロングホールドが到着していた。

>ということは・・・可憐さんの箒に同乗しているボクもおなじかな??
GM >そういえば響、このラウンドでの行動はまだだったね…という事は、その時に突入できる(笑)
>私は奇襲するつもりだから声はださないにょー

サムンゾもまた、機が不安定になったのを察したようである…
「兄者・・・・・・もはや時間はなくなったようだ・・・!!」と、斥力場を込めた斬撃を仕掛ける。
同じく斥力場を込めた、アドノレの青龍刀と打ち合い、派手な火花が周囲に飛び散った。

アドノレ >ATフィールドが火花散らしてる(笑)
翔真 >侵食した方が勝ちか(苦笑)
GM >では・・・男の行動! ニヤリ、と笑って・・・「では、この機が墜落する前に私は失礼しよう。」<空間転移>で機外へ!
>風属性か!
>凛ちゃん不正解(爆)
可憐
>大いなるものの特殊能力かな?
>正解。まぁ、移動上の障害物を無視するだけなので、所詮14m(2Sq)が限界(爆)

>月匣内の壁じゃないのかな?>飛行機内
GM >いや、貨物機自体はまったく普通だ…故に、機内から鉄箱抱えて外に出るには、その程度の距離でも充分って事だな(笑)
>箱はおいてけこらー(爆)
翔真 >持ち逃げなんぞ誰が許すかぁっ!(笑)
アドノレ ><小さな奇跡>で、この機体が無事に着陸するまで周辺空間から隔離を試みます。
GM >すると、貨物機が月匣内にいる以上、弓が開けた穴を塞ぐ事になるけど・・・?
アドノレ >無事に降ろす為に作られた空間が結果として周囲から隔離するという形で、転移する場所が隔離されてるので発動しない形になります
GM >ところが、この月匣は機体周辺の空間に張られているから、そうなると・・・月匣の壁ならぬアドノレの「障壁」では、抜けられてしまう事になる(爆)
>アドっちが「月匣」を相手の周囲に作ればよかったんじゃ?そうしないと、どっちみち抜けられるよ(^^; <空間転移>は月匣の壁以外全部無視するから…
アドノレ >相手に合わせると飛行機の墜落が止められないのだ。こうなると奇跡と転移のどっちが強いかといふことかな

男は、高笑いとともに機内から外に転移していった・・・が、その瞬間。
機内の壁際に派手な物音が響き、そして・・・これまた派手な物体の落下音。
アドノレが見ると・・・そこには、男が確保していたはずの鉄箱が、無造作に転がっていた。

「……なにっ!」

>……おや?(笑)
GM >どうやら、男が転移した瞬間に、アドノレが展開した力が・・・何らかの影響を及ぼした、らしい。結果として、男には逃げられたが・・・鉄箱は、まだ機内にある。
>「…………そこまでよ…!………ッ!?」飛び込む〜(爆)
>「弓ちゃん、一人で行っちゃ危ないよ!!(全速飛行)」
可憐 >「生きている方いますか?」
サムンゾ >「ウィル・・・しくじったか! だが・・・」と。ここで機内に入ってきた面々に気付き「どうやら、いろいろな意味で時間切れのようだな」
>「………何があった、アドノレ!」
アドノレ >「襲撃者2名のうち1名離脱。原因は不明だが、箱の転移に失敗したらしい」>弓
GM >ここで、貨物室内に入った面々は、そこで信じられないものを見る。アドノレが・・・2人いる!?
アドノレ >色違いでポージングしたままにらみ合ってます(笑)
>「あ・・・アドノレさんが・・・2人??」
>「・・・・・・色、違うけど(びっくり&じ〜)」
翔真 >「……アドノレに弓ちゃん…後は…?」
>「アドっちの兄弟?」>普通のアドノレ(笑)
アドノレ >「俺様に覚えが無いが、向こうはそう主張してるな」>凛
>報告してきた方が本物だ(笑)「……………喋りすぎだ。……喋らなければ、まだ惑わせられたものを………(くす)」
アドノレ >「物は今だココにあり、両者健在。さてどうする」>サムンゾ
サムンゾ >「・・・任務続行、といきたいところだが・・・まずはこの飛行機をなんとかせぬとな」
翔真 >「……墜落させるのは確かに避けないとならんが…。」
>「そうだった〜!!早く、飛行機を立て直さないと!(あわててコクピットに箒で移動)」
GM >サムンゾは、操縦席へ行こうとしているね。その間にも・・・輸送機は、月匣の破口へと飛び続けている。
アドノレ >箱を拾い上げて弓に渡すとサムンゾに続く
>ボクもコックピットに急ぎます〜
>私は箱をキープして…月衣にしまおう。ここが安全だ
GM >しかし・・・なぜかこの鉄箱、月衣に収納できないようだ。まぁ、収納できるようなモノであるならば、「ドクター」も最初から弓に渡している、とも言うけど(笑)
翔真 >確かに(苦笑)
アドノレ >クレーンが必要なサイズだと思ってたから『しまう』の選択肢がなかった(笑)
>そんな予感はしてたんだ(笑)では、チェーンでぐるぐる巻きにして、自分と固定しておこ
GM >ちなみに箱自体も、何らかの原因でロックが壊れていて、隙間から冷気がシューシューと噴き出しているね。
>「……ちっ………さっきの音…落下の衝撃?……(とにかく冷気が漏れてる箇所を上着かなにかでふさぐ)」
翔真 >コクピットに向かった人数を見たら……自分は弓ちゃんの警護に残ろう、周囲を警戒します。また空間転移で帰って来るかもしれないし。
GM >ざっと見たところ、他に転移してくるようなものは、今のところなさそうだね…。


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