【第8夜】
戦士達、西へ

〜アドノレ篇〜

<PART−20>



すれ違い、求めあい


かくして、ドクトル=エルツフェルズを先頭に、絶滅社マイアミ支社の一室に落ち着いた一同。
澪は響と共に、【そら】は弓に抱かれて、共に室内にいる。

エルツフェルズ >「では・・・メンテナンスに入りましょうか、リリス。」という訳で2人だけ、メンテナンスルームへ(笑)
>「……ですが、ドクはお疲れでしょう………。……私は、ドクが休まれたあとで……」
エルツフェルズ >「そうはいきませんよ・・・まあ、これも私の酔狂たる所以ですけどね(笑)」>弓
>「…………………わかりました…」

弓とドクトルがメンテナンスルームへ去った後…【そら】は、アドノレが預かっている。
しかし、問題はいまだ片付いたとはいえない状況だった…。

凛 >「はふぅ〜(うつらうつら)」
アドノレ >負傷者を集めてレインコール(ぽ〜ぢんぐ)
可憐 >取りあえずアンゼロットさまに連絡します。 経過を知らせます。
GM >アンゼロットからは「ご苦労様でした・・・先の会食での件、重々に気をつけてください」と返事があるね〜。>可憐
可憐 >「解りました」と返事をします。
アドノレ >「テロリストの制圧に協力した民間人に金一封がでるそうだ」(ニヤソ)>ALL
可憐 >「テロリストですか(苦笑)」
GM >部屋のテレビでは、ニュースで今回の一件をテロとして扱っているのがみられる・・・まぁ、真実を知っている側からすれば失笑ものだろうね。
翔真 >「…………」膝の上に肘を乗せて口元で手を組んだまま(机無しゲ○ドウぽーず)澪嬢と響の二人を見ている。
響 >(;^_^A アセアセ…>翔真さん
GM >澪はといえば・・・響や一同を、おろおろと見比べてみている・・・。
アドノレ >カリスマで口止めして日本に戻ってから夢使いに頼むのがとりあえずの策か・・・
可憐 >「澪さんに資質があれば記憶を消さないで済むのですが、どうしましょうか?」>ALL
翔真 >「(黙って首を振る)そう言う期待をするな。イノセントであり続けられる方が良い。」声は小さいが硬い表情で>可憐
凛 >「そうだよ〜・・・だって、こっちの世界に来たら命をかけて戦わないといけなくなるんだから〜(目を瞑って)」>可憐
可憐 >「私も巻き込みたくは有りませんが、記憶を消すのは好きではないので」>翔真&凛さん
アドノレ >事態の収拾は響が努めるのが筋だと思うので響を見る。まぁ手の打ちようが無いとさじ投げるなら代わるが
可憐 >「響さんご本人に決めていただきますか」>ALL
凛 >「ん〜本人って言うなら澪ちゃん自身じゃない?」>可憐
可憐 >「どう説明するかは響さん次第という事です」>凛さん
凛 >「(目を開けて)でも・・・忘れた方が良いってこともあるよ?」>可憐
可憐 >「あまりイノセントに力を行使するのは私は好きではないのです」(苦笑)>凛さん
凛 >「でも・・・これは可憐ちゃんの好き嫌いの問題じゃなくて、澪ちゃんのこれからの問題だからね〜(溜息)」>可憐
弓 >あー、一部のプレイヤーさんがRPに酔ってるようなので、プレイヤーとして忠告というか…この場合、澪の記憶を残すメリットは、澪本人にも、私たちにも、まったくないことをちゃんと把握してね><
澪 >「(おずおず)・・・・あ、あの・・・なんだかよく分かりませんけど、私なら大丈夫ですから・・・」
翔真 >「……………………」澪嬢をじっと見つめる。
澪 >「響くんも、そんな深刻な顔しないで・・・私ならほら、なんともないから(^−^;」
響 >「その顔色を見て、何ともないって、とても思えないよ(苦笑)」>澪
澪 >「ほーら、澪ちゃんこんなに元気だよ〜。げんきげんきぃ(腕ぶんぶん)」(笑)
弓 >たぶん、ドクも同じこと言うと思うんだけど………私とか見てるから、記憶残るなら、一生監視がつくよ
可憐 >一応大丈夫です。 取りあえず澪が響の行動で干渉する事はなくなると思うし、大人しくしていれば今回みたいに巻き込まれる可能性が多少は低くなるかもと期待して取りあえず言っています。(笑)
弓 >知ってる方が干渉しそうだけどね(^^;
GM >大丈夫、澪は今までも結構事件に巻き込まれてるし・・・何故か、ことヴィルトール関連では(笑)
可憐 >あははっ〜、それは言わない約束です(笑)
翔真 >……『ディー』の行動も、澪嬢を守っている様にしか見えないんだよなぁ…^^;
アドノレ >「任せるから好きにするが良い」>響
響 >「澪と話をしてみるよ・・・。最悪は・・・夢使いの力を借りないといけないけど・・・」
アドノレ >「とりあえず二人きりにしてやったらどうだ」>ALL
翔真 >「………そう、だな。」席を立つ。>アドノレ
可憐 >「そうですね。 町並みをメモしてきましょう」 席を立ちます
凛 >「は〜い(寝ぼけ眼で立ち上がって外に)」
アドノレ >「何を聞き、何を選ぶかは知らん。だが、おぬしが口をつぐんでる限り俺様もおぬしに対しての干渉はしない事だけ覚えておくがいい」そんで離席>澪
澪 >「なんだかよくわからないけど・・・(^^;」見送り(笑)
アドノレ >人の世の事は人が決めるが良いbyスラムの魔王

その頃、メンテナンスルームのエルツフェルズは…弓の『機能』チェックを進め、
負傷箇所のフォローと消耗パーツの交換を、手際よく進めていた。

弓 >「…………………………………(目をつぶって、全てを任せてる)」
エルツフェルズ >「システム全体の疲弊が著しいですが・・・あとは自動修復が働いてくれるでしょう。さすがに・・・あの少女には及ばないと、認めざるを得ませんがね」
弓 >「…(こくり、と小さく頷いて)………………ダブルバーストが原因だと思う…。……あれは、反動もケタが違う…」
エルツフェルズ >「やはり・・・そういえば、あなたは過去に・・・あの少女と共鳴したそうですね・・・?」
弓 >「………………何度か………」
エルツフェルズ >「それなら・・・もしかしたら、彼女が近くにいれば・・・再生速度も違うのではないかと思ったのですが・・・」
弓 >「………そらが、あの状態だもの…………」
エルツフェルズ >「それで、です・・・もしかしたら、逆に『右腕』に彼女を生き返らせる力があるかもしれません。あくまで、試算ではありますが・・・」
弓 >「………私も、その可能性を考えて………………。……方法が…あるの?…」
エルツフェルズ >「ええ・・・もし、彼女のパワーユニットが『あれ』であるならば(意味深に考え込む)・・・とにかく、一度皆さんの元に戻りますよ」
弓 >「………………………はい…」

メンテナンスルームを出た2人は、そこで翔真達とばったり出会う。

凛 >「あっ、弓ちゃん!大丈夫だった?(心配顔)」
弓 >「………………………………………」
アドノレ >「被害状況と今後の予定については聞けるのか?」>弓
GM >被害状況なら・・・さっきまで見ていたテレビで見られるよ(笑)>アドノレ
エルツフェルズ >「おや、皆さん…おふたりほどいらしてないようですが、何か…?」
翔真 >「済まんな……今、二人だけで話をさせている。」>弓&エルツフェルズ
エルツフェルズ >「そうなのですか・・・実は、こちらは別の『彼女』に用がありましてね」
翔真 >「……ほぅ、一体どんな用なんだ?(目を細める)」エルツフェルズ
エルツフェルズ >「リリスの【右腕】・・・それを【彼女】に接続して、最大出力を掛ければ・・・もしかしたら、蘇生が可能かもしれないのです」>翔真
翔真 >「……そうか、なら二人には出たばかりで悪いが、そらの治療を急がせてもらおうか……。」
GM >弓のメンテナンス中、【そら】は一緒ではなく皆のところに「あった」のですが・・・誰か連れてる?(笑)
アドノレ >箱の管理は弓が居ない間は俺様がするのが妥当だな
凛 >「ねぇ・・その・・・危険はない?大丈夫?(不安顔)」>エルツフェルズ
アドノレ >「危険が無いならわざわざ知らせにこず即座に実行に移しておるわ」>凛
凛 >「うぅ〜そうかもしれないけど・・・・(涙目)」>アドノレ
エルツフェルズ >「・・・そのためにも、皆さんにひとつ確認しておきますが・・・【彼女】とリリスは強く共鳴しあう・・・そうですね?」
弓 >「……………………はい…」
翔真 >「そう見うけられる事が何度かあった、としか俺としては言い様が無い。」
可憐 >「共鳴しているようには見えると思いますわ」
凛 >「その共鳴が鍵なの?」
エルツフェルズ >「彼女とリリスが共鳴した時・・・リリスの身体の消耗が自然かつ劇的に回復する事が分かったのです。ならば・・・逆も有り得るはずです」>凛
アドノレ >「共鳴してるのか片方が一方的に引き寄せられてるのか…(愛の奇跡とかたわけた事ぬかさんだろうな)」
エルツフェルズ「多分、試してみるだけの価値はあると思います。まずはラボへ行きましょう」
弓 >「……………………はい…」
可憐 >「了解しました」
凛 >「・・・・うん(心配顔のまま付いて行く)」
翔真 >「………解った。」

さて…部屋に残された響と澪は…?

澪 >「ねぇ、響くん・・・ずーっと黙ってて、どうしたの?」
響 >「・・・」
澪 >「響くん・・・・・・・・・・(おろおろ)」
響 >「・・・・どこから話したらいいかな・・・」
澪 >「なんでもいいよ・・・今までが続くなら、私は気にしないからっ(;;)」>響
弓 >それは記憶を消せということかな(笑)
GM >どちらとも受け取れるあたりが微妙か(笑)
澪 >「でもね、私は知ってたよ・・・響くんが、何かのために戦ってるって事・・・ずっと前から・・・」
響 >「!!」(O_O)

澪の言葉は、今の響を驚愕させるには充分すぎた。
思えば、彼女がエミュレイター絡みで何度危機に陥った事か…?

響 >「知ってたんだ・・・。ボクが時々いなくなる時があったよね・・・。今日の出来事がその答えだよ・・・」
澪 >「うん、知ってた・・・だから、探しにいった事もあったけど・・・見つからなかったし・・・」
響 >「見つけることは出来ないよ。『世界』の外にいるんだから・・・。ごめんね。巻き込んじゃって・・・」
澪 >「ううん、いいんだよ・・・響くんが無事でいるなら、それだけで・・・」
響 >「でも、今なら、まだ、後戻りできるよ・・・・ボクは、澪を危険な目には遭わせたくない・・・。」
澪 >「ん・・・私も一緒じゃダメなんだよね・・・」
響 >「選択は、澪に任せるよ。でもね。ボクの希望としては、今日のことは忘れてほしい。ボク達のことを知ってしまった以上、澪も危険になる・・・」
澪 >「ん・・・じゃあ、響くんが戦ってる間、私は祈ってる・・・響くんのために、ずっとずっと・・・」
響 >「ボクは、澪・・・君を護りきることが出来ないかもしれない・・・・それでも良いの??今日のことを忘れた方が・・・ボク達の戦いの記憶を消した方が幸せかもしれないよ・・・」>澪
澪 >「どっちにしても、私には・・・・見てるしか出来ないから・・・」>響くん
響:「わかった、ごめんね・・・みんなの所に戻るよ」

響は澪を伴って…しかし、もちろん一同がラボにいる事は知らないまま。
故に、2人は修学旅行の宿舎となっているホテルへと行く事になる。
結局、澪の記憶に関しては…封印という形を取るべく、響はマーリンに連絡を取っている。
結局、現段階では記憶の話は棚上げとなるが、その結果は果たして、いつ出るのか…


PREVIOUS CHAPTER NEXT CHAPTER

インデックスに戻る