【第8夜】
戦士達、西へ
〜アドノレ篇〜
<PART−21>
希望は蘇る。そして…
一方、ラボでは…エルツフェルズが、上着を脱がせた【そら】を手術台に座らせ、
その背筋にいくつかのコードを繋いでいた。
更に、それらのコードの先が箒用のカートリッジへと接続され、
弓の『右腕』にあるスロットへと差し込まれる。
弓 >「………………準備、できた…」
翔真 >「………一番辛い役回りみたいだな……済まん。」>弓
エルツフェルズ >「こちらも・・・接続完了です。では、リリス・・・右腕を起動してください。」
弓 >「…………………起動します………………」
凛 >「ボク、難しいことは良く分からないけど・・・そらちゃんを助けてあげて!お願い(涙目懇願)」>エルツフェルズ<「それと・・弓ちゃんの身体も無理がなるべくかからないように」
エルツフェルズ >「ここは、この試みが成功すると信じましょう・・・リリス、銃口をこの端子に・・・そうしたら、最大出力のダブルトリガーをお願いします。」
アドノレ >(魔力を失いし人の創りあげし技か…)
凛 >「そらちゃん、弓ちゃん・・・(翔君の腕にぎゅっ)」
可憐 >「黙って見守るしかありませんね」
翔真 >「あぁ、歯痒い……(苦渋)」反対の手を凛の手に重ねましょう(笑)
アドノレ >目を瞑りただ意識を研ぎ澄ます。世界の気を読み取る為に
弓が【右腕】を起動すると・・・【そら】の身体がビクン・・・と脈打ち、
その背中から何か・・・金属質の端子のようなものが出現する。
弓 >「……………出力……上昇………50、60、70、80………100%………」
出力を上げていくたびに・・・弓の右腕に、不思議な一体感が感じられてくる。
まるで【そら】と身も心もひとつに溶け合った、そんな感覚が・・・
弓 >「…………セット………そら……………いくよ………ファイア!…」
可憐 >「……」祈っています
アドノレ >(還るべき場を持たぬ迷い子よ。汝が望むとあらば彷徨える者を加護せし我が助力を受け取るがいい)
凛 >「そらちゃん!!(目を瞑って翔君の手を握り返して)」
翔真 >「(帰って来い……そら…!)」
願いを込めた皆のプラーナが、弓の右腕に集まっていく。
そして、発動するデュアルブースト!!
「…………………そら…………帰って来て…………」
その時・・・【そら】の身体が打ち震えた。
膨大な記憶の海が弓と【そら】を繋ぎ・・・その奔流が、弓の忘れていた記憶を引きずり出す。
・・・あの夢には、そう・・・続きがあった。
時は15年前、弓の前に迫る巨大な影のヴィジョン。
その時、迫る炎を打ち払うもの・・・そして、差し伸べられる「少女の手。
そして、少女は・・・満身創痍にもかかわらず、小さかった弓を庇う様に立ち、そして言う・・・
「だいじょうぶ・・・だよ」
「……………………うん………」
その刹那、まばゆい閃光が部屋いっぱいを覆い尽くす!
凛 >「きゃっ!(びっくり)」
翔真 >「……!」
エルツフェルズ >「・・・・・・・・・」
そして・・・静寂。何者も音を立てない・・・無音の世界。
しかし・・・ラボにいる皆には聞こえた。確かな鼓動が・・・目の前の【そら】から・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁ・・・・・・・・・・・」
可憐 >「……」
翔真 >「…………」
弓 >「…………………………………………」
少女の瞳に光が戻ると・・・その髪が一斉に緑色に変わり、暖かく輝く・・・
すると、失われていた彼女の両手足が瞬時に生成される!
そら >「・・・・・・・・・・・・・また・・・・・・・あえました、ね・・・・・・・・・(にこ・・・)」
翔真 >「…………(フッ)」
弓 >「……………おかえり……そら………(右腕を元に戻して…そらの右手を、掌をあわせるように握って)」
アドノレ >「(人の絆の入り込む余地があるならば、新しき技はまだ祝福すべき技とみなして構わぬのだろう)」すっと目を開ける
翔真 >「お疲れ……良く頑張ってくれたな(笑)」>弓
そら >「・・・・・・・・・わたしは・・・・・・・・・眠っていたのですか・・・いったい、何が・・・?」
可憐 >「無事のようですね」(苦笑)
アドノレ >「悪運が尽きておらぬようだな」
凛 >「よかった〜・・・よかったよ〜うぇ〜ん(翔君に抱きついて泣きじゃくり)」
翔真 >「(苦笑)……全く、喜ぶのは良いが泣くな。そらが心配するぞ?」>凛
凛 >「分かってるよう〜(涙ごしごし&にっこりでもじわぁ)」(笑)>翔君
アドノレ >つつつっと離れてみやげ用写真でも撮るかと隙を伺う
そら >「それに・・・・・・体じゅうが、熱い・・・どきどき、してます・・・どうして・・・」
弓 >「………………よかった………そら…………(ぎゅう)」
そら >「弓さん・・・(ぎゅ、とされるままに)・・・」
この時・・・弓は、右腕に不思議な感覚を覚えた。
弓の『右腕』・・・そう、『右腕そのもの』に、感覚がある・・・!
弓 >「………………また…腕が…?」
GM >そう・・・【そら】を抱きしめたその腕に、生身と同じ感覚が・・・存在する!?
弓 >えー、メカのほうがいい〜(爆)
翔真 >エンジェルシード自体元々メカだったのか怪しいけど(苦笑)
弓 >違和感がだいぶ消えた、と(笑)
GM >つまり、今の弓の右腕は「生機融合体」のようなもので(笑)
弓 >ぞ〜ん〜〜〜だ〜〜〜(違)
そら >「私は・・・皆さんに感謝しなければなりません。もう一度、立ち上がる力をもらえたのですから・・・。」
弓 >「……………私も、また…新しい力を感じるよ…………そらがくれた……力……(ぎゅう)」
アドノレ ><ぼそっ>「感謝などされたら困る。それではただの良い人ではないか。俺様は大悪党なのだからな」>そら
弓 >「…………みんなも…………ありがとう…………」>ALL
翔真 >「あぁ。」微笑んで二本指で敬礼(謎:笑)>弓
凛 >「ん〜ん、ボクの方こそ、ありがと♪(微笑み)」>弓
アドノレ >「俺様は何もしておらん。ただ見届けただけだ」すっと何かを後ろでに隠す
可憐 >「別に、御礼を言われる事はしていませんから」(苦笑)>弓さん
そら >「わたしの身体に・・・皆の心が伝わったから・・・わたしは、戻ってこれました・・・(何かを思い出して、弓の唇に・・・ちゅっ:爆)」
弓 >「……………そら………ん………(お返しを(笑)舌は入れないけど、濃厚なやつを(爆))」
そら >「んっ・・・・・・・・・(何度か唇を重ね、弓に応えていく)」
凛 >「・・・・わぉ(///&思わず翔君の顔見て慌てて伏せ)」(笑)>そら&弓
アドノレ >「弓とそらの抱擁」&「翔真の胸に顔を埋めて泣く凛」(笑)
翔真 >「………美人二人で、少々勿体無いと思うが…(苦笑)」<そら&弓
エルツフェルズ >「・・・・・・・・・リリス・・・その力、覚えて置いてください・・・それはあなたが、今まで以上のなにかになれるという証・・・」
弓 >「……………………(こくり)」>ドク
◆ ◆ ◆
翔真 >「……で、そらはどうなるんだ?」>エルツフェルズ
そら >「・・・・・・・わたしは、皆さんのものです・・・すべては、今までどおりに。」
エルツフェルズ >「出来るなら、リリスと一緒にいてほしいところです・・・(苦笑)」
弓 >「……………………………………………」
可憐 >「居てくれれば助かりますが、そらさんは神出鬼没ですから…苦笑)」
翔真 >「それはアンブラに所属させると言う事か?」>エルツフェルズ
エルツフェルズ >「いえ・・・あくまで協力していただくだけです。今日・・・私もはっきりと確信をもてましたからね。」>翔真
アドノレ >「その台詞にどこまでの権限が有るのか少々気になるところではある」>エルツフェルズ
エルツフェルズ >「つまり・・・私の側から強制は出来ないという意味ですよ(苦笑)」>アドノレ
アドノレ >「企業の意思と個人の意思は別物なのは周知の事実だ」
凛 >「じゃあ、そらちゃんに干渉しない?」>エルツフェルズ
可憐 >「多分そらさんを探す事すら難しいと思いますわ」(苦笑)>凛さん
凛 >「ん〜組織の力って侮れないから・・・その気になったら(困)」>可憐
可憐 >「今まで見つからなかったから大丈夫ですよ。 それにストッパー役が二人も居ますから。」(弓とエルツの方を見る)
エルツフェルズ >「干渉云々のお話でしたら、しないつもりですよ。もちろん、お願いはするかもしれませんが・・・」>凛
翔真 >「………良いだろう、何か有ったら『天津大鋼』が物を言うだけだ…(ニヤリ)」
エルツフェルズ >「暴力反対です(苦笑)」
翔真 >「そう言う事だ(笑)」>可憐&凛
そら >「わたしが必要になったら・・・呼んでくださればよいのです・・・(少しはにかんだように)」
弓 >「…………………時々は………一緒にいて欲しい…………けど……そらがそう望むなら…」
そら >「だいじょうぶ・・・今は、一緒ですから(にこ)」>弓さん
弓 >「…………………………………うん…」
そら >「あ・・・わたしのナンバー、教えますね・・・」0−Bellだけど(笑)
【そら】が、エルツフェルズを含めたその場の全員に、0−Bellのナンバーを教えていく。
ひとり、なにやら得心いった風のエルツフェルズに、アドノレが話しかける…。
アドノレ >「必然的にアンブラの秘密兵器は失われた・・・という扱いになるな」>エルツフェルズ
エルツフェルズ >「仕方ありませんよ・・・まあ、リリスのコンディションが良くなった事でよしとします」>アドノレ
アドノレ >「その情報が公開されても構わんか?そうすればそらとの繋がりを辿る事が難しくなる」(俺様の儲け話に繋がる)
エルツフェルズ >「それなら、戦闘で失われた事にしておきます(苦笑)」
アドノレ >「まぁ当然そうなる。だが、敵はまだその破壊されたという情報を持ってないので価値がある」
エルツフェルズ >「まあ、そのあたりはお好きになさってください・・・」
アドノレ >「どうせ虚偽の情報を流すのなら迷惑料を敵からふんだくるかという話だ」(笑)
エルツフェルズ >「ともかく今回の件、社にかけ合って出せるだけの報酬は用意しますよ」
アドノレ >「働いた分はきちんと頂戴しよう」
◆ ◆ ◆
可憐 >「さすがに今回は疲れましたわ・・・皆さん、どこかで休みませんか? そらさんの体調の事もありますし」
アドノレ >「戻らなくて良いのか」>可憐
可憐 >「今更戻るなんて、そんな酷なことはないでしょう」>アドノレさん
翔真 >「アドノレの言う通りだ(苦笑)俺達は一通りカタがついたら修学旅行に戻らないといかんだろう。」>可憐
可憐 >「では、集合時間になったら戻りましょう」>翔真&凛さん
翔真 >「………弓ちゃんも良ければ修学旅行の方に来れば良い。そらを紛れさせるのは難しいが……(アドノレに視線を向ける)」
そら >「大丈夫・・・ステルスシェードで隠れますから(くす)」
アドノレ >「俺様の子分扱いで引っ張りまわしてかまわんなら引き受けるぞ」(笑)>翔真
そら >「コブン・・・?(きょとん)」
アドノレ >修学旅行に潜り込んだらそらはアドノレの連れということで先生方を黙らす(笑)
凛 >「そう言えば、修学旅行だったっけ(くすっ)」>みんな
そら >「シュウガクリョコウ・・・?(ますます困惑)」(笑)
翔真 >「来れば解る(フッ)」>そら
凛 >「それじゃあ、みんなで帰ろう!(ぴょんっと立ち上がり)」>みんな
エルツフェルズ >「リリス・・・いえ、弓。折角ですから、あなたもいってらっしゃい(笑)」
そら >「・・・・・・行きましょう」弓に手を差し伸べる・・・過去の、名もなき少女がオーバーラップ(爆)
弓 >「………………………そら……(ちょっと思い浮かべつつ)」手を取る・・・
翔真 >「『ディー』………か。」
アドノレ >「そいつは米の某機関が調査に乗り出すらしい。もしかしたら報告が聞けるかもしれん」>翔真
凛 >「ね〜ね〜早く行こうよ〜!!」>みんな<「みんなで一緒に泳げるといいな〜♪」
翔真 >「………(フッ)」
アドノレ >玉大人経由で「アンブラの新兵器は戦闘中に失われた」という情報を売り飛ばす。壊れたケースも必要無いなら頂いて破壊写真をつければなおよし…運が良ければ金になる(笑)
その後、マイアミビーチでの海水浴と熱い一夜(笑)をたっぷり楽しんだ一同は、
その翌日にはアメリカを離れ・・・懐かしい日本へと帰国していく。
GM >ここはやはりアニメのED調に、次々と帰国途上の面々の姿が流れるって形で(笑)
弓 >今日は一緒に寝る(笑)
GM >そらりんと濃厚に?(笑)
弓 >え〜、珍しく一緒に寝るだけのつもりだったのに(爆)
そら >大丈夫、姉妹のように一緒に寝ますから(笑)
弓 >お姉さまと妹?(ぉぃ
GM >どっちがどっちじゃぁ(笑)
弓 >ここは読者の裏をかいて…弓が妹(受け)で(笑)
GM >なにーっ!?(爆笑)
翔真 >女子高生達の水着姿を堪能して帰ってこよう(笑)
アドノレ >凛と翔真の写真が道朗にいくらで売れると思うか若葉に聞いてみたり(。。)★\ばきっ
凛 >アドノレがバイトしてる(笑)
若葉 >「それは速攻で殴られると思うよ〜(笑)」とか(笑)>アドノレ
アドノレ >弓とそらの写真は智律行きだな…トドメを刺さんばかりの凛ちゃんが泣いてる写真(笑)
GM >もちろん・・・凛は戻るなり道郎に泣きつかれたり、その脇で若葉が苦笑してたり(笑)
凛 >では、一生懸命なだめていよう(笑)
響 >ボクも多少は楽しんでおこう・・・
GM >うむ、帰国直前みやげ物購入のシーンとかもおやくそくで(笑)
アドノレ >勅使河原やジョナサンに機械部品のお土産を調達するから貨物ブロックで帰るぞ(笑)
可憐 >私はメモ三昧(笑)
アドノレ >「う〜む。さすがにスペースシャトルの部品を調達するには時間が足りなかったか」(笑)
と、様々に楽しみを満喫しつつ、臥龍学園修学旅行に端を発した事件は
いちおうの終わりを告げるのであった…
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