【第9夜】
焔の予兆
<PART−12>
暴徒の裏に潜むもの
暫しの沈黙の後、次に口を開いたのは凛だった。
凛 >「ボクと可憐ちゃんの方は、操られたようなたくさんの暴徒に襲われたことだよ。でも、原因も黒幕も不明〜(溜息)」>みんな<「他にも、同じような事件てあったのかな?」
翔真 >「……心当たりは無い。」>凛
可憐 >「エミュレーターが狙ってきたぐらいですね、考えられる理由は」>ALL
おやっさん >「そうか・・・それで、さっきの電話だったのだね」>凛君
凛 >「ボクと可憐ちゃんを狙って襲って来たのか、それとも見境い無しなのかも不明だしね〜」
そら >「私が相対した限りでは、本能の部分だけが増幅された状態でした・・・近くに、強力なエミュレイターが潜んでいる可能性がありますね・・・」>凛さん
アドノレ >「暴徒の方は黒幕と面会した」
凛 >「そうなんだ〜・・・って・・・え!?本当!!(びっくり)」
翔真 >「何…!?」
弓 >「…………………………ふうん(くすり)」
可憐 >「そうですか」
凛 >「アドっち、それでどうなったの!?(詰め寄り)」>アドノレ
アドノレ >「目的らしい目的で動かしてたわけでは無さそうだ。普通に餌の確保だな」<暴徒
翔真 >「……だが間違い無くエミュレイターの類か。」<餌の確保
凛 >「・・・・『普通に』エサ集めって・・・・・それで、アドっち倒してきたの?」>アドノレ
アドノレ >「交渉は決裂した。次に会った時は敵だな」
凛 >「交渉って・・・エミュレイターだったんでしょ?そんなこと出来たの!?(びっくり)」
おやっさん >「交渉を持ちかけるエミュレイターか・・・もしくはアドノレ君が持ちかけたのかね?」
アドノレ >「持ち掛けたのはこちらだが、向こうにもその意図は有ったらしい」
凛 >「向こうは、どんなことを要求してきたの?(興味深々)」
アドノレ >「向こうとしては、人に肩入れせずにもっと愉快に暮らすつもりは無いのかとそんなような事だ」
凛 >「それをアドっちに?なんで?(きょとん)」
アドノレ >「俺様が偉大なる魔王の配下だからだ。(キッパリ)」偉大がどっちにかかるのかについてはノーコメント
翔真 >「………難しい表現だな(苦笑)」
そら >「力は力を、魔は魔を引き寄せる・・・絶対的であればあるほど・・・」
凛 >「ん〜まあ、そういうことにしておこう(くすくす)」>アドノレ<「で、もう止めさせることは出来たの?」
アドノレ >「とりあえずは引いたが、その後どうするかは定かではないな」>凛
凛 >「じゃあ、また同じ事件が起こることがあるかもしれないんだね(眉根寄せ)」>アドノレ
アドノレ >「それと、その時に少々気になる事を漏らしていた。いわくどうせ終わりの時は近いんだから、とな」
可憐 >「確かにまた、事件は起こりそうですね。 アドノレさん、エミュレイターの姿形はどのような感じでしたか?」>アドノレさん
アドノレ >「女性・人形。夢魔の類なら顔を変えるのはお手の物かもな」>可憐
可憐 >「確かにないとは言い切る事はできませんね」
翔真 >「交渉の余地が有った奴を倒すのは今一つ気乗りしないが……倒して目論みを阻止するしか方法が無いのなら俺はそうする。」
アドノレ >「一応言っておくが、乱暴は働いてないようだぞ。向こうの言い分をそのまま述べるなら、人の望みを叶えただけだ。それが自分の利害に一致するから…だそうだ」
弓 >「………………………(くすくすくす)」>アド
アドノレ >「世界がどうなろうと知った事ではない。自分がよろしく在ればそれで良い。だが今の秩序が崩れるのは望ましい事だとそんな感じに見えたな」
おやっさん >「あるいは、ただの下っ端ではないのかも知れんな・・・ここに来る他の常連の皆にも、厳重に注意を呼びかけておこう」>アドノレ
アドノレ >「問題になるのは、下っ端のエミュレイターにまでこの地で何かがおきると知れ渡ってる事実だな。それに関わる奴だけでなく物見遊山のまで集まり出すぞ」
凛 >「エミュレイター達って、そんなに横の繋がりがあるもんなのかな?(不思議そうに)」
アドノレ >「人の言葉を使う時点で既にそれぞれの個体が確立されてる。世間話もすれば協力する事も可能だ・・・実際はどうだかしらんが」<横の繋がり
翔真 >「……利害の一致が有れば一時的に手を組むくらいの頭をもっている奴くらいは居るかも知れん…」<横の繋がり>凛
凛 >「ふ〜ん・・・・なんだか、ボク達とあまり変わらないような気もしてきたけど・・・・(微妙な表情)」
翔真 >「犠牲者が出なければ、俺もどうでも良い様に思えてしまったな……(苦笑)」
凛 >「うん。ボク、もっと理解不可能な存在だと思ってたよ」
翔真 >「だが、被害が出ている以上放っておく訳にも行かんさ(フッ)」>凛
そら >「・・・・・・・・・」翔真さんを一瞬だけ、寂しげな眼差しで見る。
翔真 >「………個人的にエミュレイターに怨みは無くは無い。だがエミュレイターだからと言って関係無い奴にそれをぶつけるのはお門違いだ……違うか?」>そら
そら >「・・・・・・私の使命は、生命を守ること・・・ですから・・・」
弓 >「…まぁ、推測の域を出ない以上、これ以上はかえって先入観を煽るだけで、危険ね。」
GM >ちなみに、ここで時計を見れば・・・もう0時を過ぎている・・・
翔真 >「そうだな……時間も遅い。今日はこの辺りでお開きにしておくか…。」
可憐 >「そうですね、お開きにした方がよさそうですね」
凛 >「そうだね〜そろそろ帰って寝ないと〜はふぅっ(欠伸)」
凛が欠伸をした時…【そら】が不意に、椅子から立ち上がった。
そら >「・・・・・・・・・!?・・・・・」
弓 >「……………………そら?」
凛 >「ん?どしたの!?」>そら
そら >「・・・・・・・・・・・現れた・・・・・!!」拳をぎゅっ…と作る。
響 >「?」
おやっさん >「エミュレイターか・・・?」
翔真 >「またか……!?」
そら >「・・・・・・私は、行かなければ・・・」
凛 >「ちょ、ちょっとそらちゃん!(慌てて肩を押さえ)」>そら
弓 >「……………………(がたん、と同じように席を立ち)…………敵…?」>そら
そら >「(肩をつかまれたので停止)・・・・・・はい・・・それも、そう遠くない場所に・・・」その間にも扉を開き・・・走り出そうとしている。
弓 >「………………いくよ、そら………」同じように走りだします(爆)
翔真 >「何時もと様子が……?」<そら
GM >そして・・・MonAmiの電話のベルが鳴り響く。おやっさんが電話に出るが・・・まもなく、表情が変わる!
可憐 >「どうかなされましたか」>常田さん
おやっさん >「非常事態だ・・・横須賀総合病院に、エミュレイターが出現した。」
アドノレ >「また随分なところに出現したな」
おやっさん >「情報では、入院患者と職員が月匣に取り込まれたらしい。」
可憐 >まさか暴徒が入院したところですか?
GM >ちなみに、横須賀総合病院はMonAmiから徒歩10分強・・・可憐が危惧したように、先程の暴徒たちを収容した病院だね。
凛 >「わぉ!すぐに行かないと!(そらから手を放して)」
そら >「行きます・・・!!」再度走り出す。
アドノレ >「とりあえず追うぞ」>ALL
翔真 >「無論だ。」立ちあがる。>アドノレ
可憐 >「了解しました。 皆様行きましょう」>ALL
翔真 >「……弱い者虐めをする奴に、掛けてやる情は無い……(ニヤリ)」
可憐 >「今晩の事と関連している可能性が高いですね」
凛 >「ちょっと着替えてくる!う〜明日は寝不足になりそう〜(困り顔&お店の奥借りて戦装束に着替え)」
翔真 >「遅刻しない時間には起こしてやるさ(フッ)」>凛
凛 >「約束だよん♪」箒で次元潜行装置起動して直行〜>翔君
アドノレ >「起こしてやれる場所で布団に入るのだな」っと突っ込みを入れながら後に続く
翔真 >「……一考の余地は有りか…?」走ります、バイク有るけど(笑)
そして、出遅れたのは響である・・・が。
おやっさん >「響君、君はどうする・・・?」
響 >「月匣に向かいます」
可憐 >「常田さん、澪さんを今晩泊めていただけませんか?」
おやっさん >「残念ながら、部屋は一杯なんだ・・・こちらでホテルの手配をしておこうか?」
可憐 >「そうですか・・・お願いできませんでしょうか?」
おやっさん >「了解だ。後で澪君の泊まり先を連絡しておく・・・響君、今は行きたまえ」
響 >「はい」>おやっさん
翔真 >「…………(『ディー』…お前は今回も澪嬢を見ているのか…?)」
いかに守るべきか?とついさっきまで悩んでいたはずの相手をほっぽって、一同についていくおちゃめな響であった。
…そして、真夜中の横須賀総合病院。その屋上には紅月が禍々しく輝き、
また、その平穏そうな概観とは裏腹に、突き刺すような邪気が漂っている。
それは、病院の建物を、空気の歪みとして取り巻くエミュレイターの力…月匣の壁によるものか。
可憐 >「いやな感じがしますわ」
そら >「・・・・・・既に月匣は形成されていますね・・・」
翔真 >「破るしか無い……か。」
弓 >「…………………」右腕がめきょめきょと変形しつつ、背中からはメタリックな質感の翼が展開。
GM >病院の扉は閉ざされているから・・・なるほど、ぶち抜いていくしかなさそうだね。
翔真 >天津大鋼を抜きます「……今なら出来る……『破断界剣』……」
弓 >それは最近恒例になりつつある「アレ」をやれと(笑)
翔真 >Gドライバーでも良いよ〜(笑)
GM >ちなみに、翼のディテールが以前と若干変化しているのに注目?(笑)
翔真 >おぉ、弓ちゃんフリーダムにバージョンアップしているのか(笑)
弓 >あー、それくらいにはなってるかも(笑)
説明しよう!【そら】との接触が長引いたことで、【右腕】の変容は翼にも及んでいるのだ!!
弓 >次で≪フルファイア≫取れば、キラくんの多重ロックオンが可能に(笑)そして「フレームスロット」にいろいろ装備して…ミーティア付きに!(核爆)
凛 >「それにしても、ボク達って押しかけが多いね〜(くすくす)」
翔真 >「先方がせっかちな奴が多いからだろうな(ニヤリ)」>凛
そら >「・・・行きますか・・・(例の剣を出現させる)」
翔真 >「そらに負担を掛けたく無い……皆の準備が整っているなら、俺が破ってみる。」>そら
そら >「・・・・・・ありがとうございます・・・」>翔真さん
翔真 >「……恐らくお前の出番はこの後だ、今は温存しておいてくれ(フッ)」>そら
そら >「・・・はい・・・!(頷き)」
弓 >「………………じゃあ、見せてもらう……」>翔真
響 >「・・・・・」
可憐 >「翔真さんお願いします」
凛 >「頑張れ翔君!!」
翔真 >「解った………行くぞ……!」『破断界剣』起動、ぶった切ります(笑)
GM >では・・・『天津大鋼』によってぶった斬られた空間がこじ開けられ・・・内部へ通じる通路が出来るね。
翔真 >「良し、行くぞ……!」>ALL
凛 >「翔君、格好良い〜!!」
弓 >「………………へぇ、便利…」
アドノレ ><ぼそっ>「う〜む。俺様も必殺技の一つでも覚えるべきか」ドアの傍で切断面を指でなぞったり(笑)
そら >「みんな、変わっていく・・・進化という名の変化・・・(ぼそ)」
翔真 >「お褒めに預かり光栄だな…(フッ)」
可憐 >「では、行きましょう皆さん」
凛 >「お〜!」
そら >「・・・・はい・・・!!」
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