【第9夜】
焔の予兆

<PART−18>



戦いの終わり、そして新しい謎


かくして、戦いは終わった。

GM >エミュレイターたちの姿が消えると共に、紅月は消え去り・・・病院は、元の静けさを取り戻す。少年の周囲には、操られていた人々が倒れている・・・。
アドノレ >倒れてる連中は重傷でなければ俺様のレインコール
響 >では、重傷の人から順ににキュア・ウォーターをかけていこう
凛 >「ボクは弓ちゃんを追いかけるよ!(物陰に隠れて人間の姿に戻ってゴソゴソ着替え)」>翔君
GM >では・・・そこに、【そら】が戻ってくるよ
そら >「終わりましたか・・・?」>ALL
翔真 >「………一応な。可憐ちゃん、響。そっちはどうだ?」
響 >「一段落つきましたよ」
可憐 >「何とか終わりましたね、とりあえずは大丈夫ですよ。」
翔真 >「あぁ、助かった…ご苦労だった(フッ)」
そら >「・・・弓さんは・・・?(左右に視線を走らせる)」
凛 >「およ?あ、そらちゃん!!」>そら<「弓ちゃんは、これからボクが迎えに行くところだよ(箒に乗って飛び立ち)」
そら >「そうでしたか・・・みんな無事で、よかった・・・(にこ)」

その頃、上空の弓は…

弓 >(ふわり、と降りようとして……もういちど、そらもどき(仮)がいた鉄塔を見る)
GM >鉄塔の上には、もう誰もいない…そもそも飛べでもしなければ普通には行けない場所ではあるけどね。
凛 >「弓ちゃ〜ん、何度も言うけど一人で飛び出しちゃ危ないよ!(弓発見して降下しながら)」
弓 >「……………別に…………平気………(どこか上の空で、そちらを見ながら)」
凛 >「むぅ〜全く(ぷぅ〜)」>弓<「そらちゃんも合流したし、みんなの所に戻ろ?」
弓 >「…………………………そうね………」
凛 >「そういえば・・・・彼女は倒したの?(小首傾げ)
弓 >右手をにぎにぎして「……………わからない、逃げられた、かも(不機嫌そうに)」
凛 >「そっか〜・・・まぁ、また敵対したら、その時はその時でやっつければいいよん♪(頭なでなで&飛び立ち)」

一方、地上では…

アドノレ >「ままならぬ世界に喧嘩を売り敗北。思い残す事は無いか?」>少年
可憐 >「愚かですね」>少年
GM >少年なら、とっくに意識を失っているね・・・。
翔真 >「アドノレ。」
アドノレ >「なんだ?」
翔真 >「命を拾えれば、それで良い(フッ)」
アドノレ >「そうか。ところでこれ(少年)は俺様が貰って構わぬか?」>ALL
可憐 >「とりあえずアンゼロットさまには報告しておきますよ」
翔真 >「………助けてやってくれるなら、俺はそれで構わん。(後は弓ちゃんの説得か……^^;)
アドノレ >「クドラクの所に放り込むから通常体で戻れるかどうかまでは保証せんぞ(笑)」
翔真 >「……コイツは俺を殺さなかった、一つ借りが有る……済まないが頼む(苦笑)」
可憐 >「此処から早く出ましょう、あまり長居するのは良くはありませんから」
そら >「・・・・・・・・・私も、もう行かなくては・・・ここには、もう敵はいないですから・・・」
翔真 >「……弓ちゃんが戻ってくるまでは待ってやれ、いきなり居なくなると心配するぞ?(苦笑)」>そら
弓 >ばさばさばさ 「…………………………ただいま…」
凛 >「ただ今〜弓ちゃん、無事に連れてきたよん♪」>みんな
翔真 >「噂をすれば、か(フッ)」
そら >「無事でしたね・・・よかった・・・(にこ)」
弓 >「…………………(こくり)…………(そのまま、そっと右手をそらのほほに伸ばして、じぃー)………」
そら >「・・・・・・・・・・・・・?(きょとん)」>弓さん
弓 >「……………………(こくり、と一人頷いて)……違う…」
そら >「なにが・・・ですか?」
弓 >「………………(ふるふる)…………なんでもない……」
そら >「・・・・・・・・・・・・わかりました・・・」
アドノレ >「全員揃って引き上げる前に応急処置だ(月衣よりさるを出す)」
そら >「・・・・・・・・・・・・・?」
アドノレ >「さる、修行の成果を見せる時がきたぞ」
さる >「アイサー」
凛 >「わぉ!なにこれ?なにこれ?可愛い〜♪(楽しそうに見学)」>さる
アドノレ >「対象はその少年の足だ。気絶してるから暴れる事は無い。遠慮なくやってよい」
さる >「了解でありますサー」(どっからとも無く針を出して構える)
翔真 >天津大鋼を仕舞って弓&凛とアドノレの処置を待つ(笑)

さるの内蔵スピーカーから、音が鳴り響く…それは昔懐かしい「必殺仕事人」のテーマ。
そして、構えた針は…もはや、言うまでもあるまい…。

アドノレ >さるが針をさすと同時に奇跡の使用を(笑)
翔真 >脚の裏のツボを鍼治療ですな(笑)
アドノレ >奇跡の内容・本来与えられし役割を果せぬ肉体が正常に機能するように
GM >まあ、それは今すぐ、とはいかないだろうけど…近い将来、少年は確かに快方に向かっていくだろうね。
アドノレ >「ご苦労であった。戻ってよいぞ」
さる >「イェッサー」(敬礼のち月衣へ戻る)
凛 >「いいな〜(羨ましそうに)」>さる
アドノレ >「美味しそうに見えたか?」<さる>凛
凛 >「なんで美味しそうなんだよう!(ぷぅ〜&髪の毛引っ張り)」(笑)>アドノレ
アドノレ >「いや、猿の脳みそは珍味らしいからな」
凛 >「ボクはゲテモノ好きじゃないもん!(ぷいっ)」(笑)
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・それでは、そろそろ私は・・・行きます」
弓 >「………………どこ、に?……」
そら >「私が行くべきところ・・・私がするべき事をするために・・・」
凛 >「そっか〜じゃあ、またね〜(寂しそうに手を振り)」
翔真 >「もう無茶をするなとは言わん、無理はするなよ(苦笑)……またな。」
可憐 >「又連絡をくださいね」
弓 >「………………なら、私も行く……。……今日は……一緒………」>そら
そら >「………あなたが望むなら…それでも構いません。」
弓 >「……………今日は、一緒にいたい…………から……(そらにだけ見える、かすかな微笑)………」
凛 >「弓ちゃんも行っちゃうのか〜またね〜(手をフリフリ)」
アドノレ >「さらばだ。運が悪ければまた会おう」
翔真 >「御互いがブレーキになれば良いが…気を付けてな(苦笑)」>弓

こうして、【そら】と弓がその場を去った。
エミュレイターとの激戦が予想されるであろう行く手に向かって歩きながら…2人は語り合う。

そら >「…ありがとう…これで私は、もっと戦える……朽ち果てるまで…。」
弓 >「………私も、同じ………」
そら >「弓さん、忘れないで・・・あなたは生きるもの・・・わたしとは違う・・・」
弓 >「………違う……。……私が生きてるのは、戦うため。戦って、キモチヨク…死ぬため。…(くすくす)」
そら >「トモダチは死なせません・・・」
弓 >「……………なら、私も同じ、ね」
そら >「そう・・・私達は、トモダチ・・・」

そして、残された一同も…

凛 >「ふぁ〜〜〜はふぅ〜・・・眠い(へろへろ)」
アドノレ >「余計な者がくる前に撤収しよう」
翔真 >「そうだな……先程の言葉、覚えておく。」
凛 >「じゃあ、ボク達も撤収しよう〜」
翔真 >「…そうだな。」
アドノレ >「うむ」
響 >「ええ」
可憐 >「では、帰りましょうか」帰りながらアンゼロット様に事の顛末のメールを送っておきます。あと椎果さんにも送っておきます
GM >では、アンゼロットから「当該クリーチャーの『復活』が気になります。似たような事が起きたら、報告してください」との事だ。
可憐 >「でも是で終わったとは、私には到底思えない・・・」とアンゼロットのメール後呟きます

かくして、不可解な事件はとりあえず終結し、一同はそれぞれの帰路につく。

凛 >「でも、今回の敵ってなにかに関連してたのかな?(小首傾げ)」
翔真 >「解らん。響に対しての襲撃が完全に関係が皆無かどうかもはっきりとした訳じゃ無いとは思っている……。」
凛 >「む〜なにがどうなっているのか分からないんじゃ、どうしようもないよね〜不安だな〜(眉根寄せて表情曇らせ)」
翔真 >「ただ余り余計に悩むな、眉間に皺寄せたままだと美人が台無しだぞ(フッ)」
凛 >「うぅ〜なに言ってるんだよう!(///&でも嬉しそう)」(笑)
翔真 >「暫く厄介な相手が続くかも知れん……気を付けろよ。」(真剣な表情)
凛 >「うん(こくり)翔君もだよ!(見詰め返し)」
翔真 >「……気を付けておこう(フッ)」
凛 >「まったく〜お詫びにボクの新料理の実験台になってよ!(ビシッ&くすくす)」
翔真 >「……良いだろう(ニヤ)」
凛 >「よ〜し、決定〜!覚悟しろ〜(くすっ)」

◆ ◆ ◆

GM >ちなみに響、確認事項だ・・・どこで寝る?(笑)
響 >適当に宿を探しますよ
凛 >綾瀬の件が片付かないと、どこで横槍が入るか(苦笑)
アドノレ >再開発地域に来るなら生体カイロ貸すぞ(笑)
GM >で、そんな響の0−Phoneにメール着信だ。発信者は…マーリン。
響 >なんだろ??
マーリン@メール >「依頼されていた調査の件、ある程度まとまった。近日中に連絡を取る」
響 >お礼のメールを返しておきましょう
GM:そういえば響、今回取得した隠れ家だけど・・・結局住むは響本人か、澪か、それとも2人とも?
響 >ボクかな
アドノレ >○○相当で隠れ家というのは面白い案だ。そのうち俺様も使わせてもらおう
GM >了解、では澪は元の家にでいいのかな?>響
響 >それ悩んでるんですよ〜・・・澪を隠れ家へ避難させて、響は元の家に帰ります。その方が安全だろう・・・多分

しかし、その観測は見事にはずれ、響はまたぞろスナイパーによる狙撃を受けることになる。
幸いにも、今回はノーダメージで済んだのだが…
というか、あれだけ周囲に言われていながら用心のひとつもせず、「安全」だと思い込んでいる段階で、既に間違っているのだが…。

響 >「しつこいなぁ・・・。しつこい男性は嫌われるよ・・・」
GM >男性かどうかは分からんぞ(笑)ついでに…どの勢力からかも現段階では不明じゃ(爆)
響 >闇導さんに頼んで、背後関係を少し調べてもらおう・・・それと、別の隠れ家を探しましょう(苦笑)
GM >澪のいる隠れ家とは別のかな? それと・・・引っ越しはしておく?
響 >ええ。別のです。引っ越しはしません。最低限の荷物と、必要な物だけ持って移ります。澪の安全方は、おやっさんにもそれとなく頼んでおきます
弓 >素直に月アタPCに依頼するのがいーのでは?(笑)
響 >それもお願いする予定(笑)

しかしこの時、闇導からの返信はなかった…そして、その後マーリンから送られてきたものが、
後に一同を困惑の極みへと導く事になるのだが…それはまた、別の話となる。

◆ ◆ ◆

アドノレ >少年をクドラクの所に強制入院させる・米に連絡して、「調査を止めさせるので今回は勘弁してやってくれ」と頼む
GM >では、米国側からは「当方からは、日本に向けてエージェントは送っていない。それよりも、元米海軍籍の退役艦船を見かけたら報告するように」と返信があるね。
アドノレ >探している艦船のデータをチェックして暇を見つけては捜索活動を…出撃スワンボート(笑)
凛 >今回はアドノレレポートはなし?(笑)
アドノレ >某通信に大仏に喧嘩売る姿が掲載される予定(笑)<アドノレれぽ
可憐 >私は今回の事件をフィクション物の小説にするつもりです。アドノレレポートに対抗して可憐ノベライズ(笑)
GM >それでは実際に書かなければなぁ(笑)<対抗して>可憐
凛 >うむうむ(笑)>実際に書く
可憐 >でもネタが思いつかないのでまだ良いです(笑)
アドノレ >凛のリクエストに応えてアドノレファイル・特別風紀の報告書を書くとしよう(笑)

以上のように、行方不明の学園関係者の大半は
エミュレイターと思われる少女Aと夜の繁華街へと赴いた可能性が高く
風紀としては、ふゅじゅんいせい(どうせい)こうゆうの取締りを強化すべく……

アドノレ >「むぅ。とりあえず作成してみたが、こんな物を提出した挙げ句実行に移すとなるとあちこちから恨まれるな」

暫し考えた挙げ句、アドノレは書類を封筒にしまい学園に背を向けて歩き出す。
謎の報告書は提出される事無くいずこかへ…これが誰の手に渡り、
どのような騒動を引き起こすか予測できるものはいない…

◆ ◆ ◆

かくして、横須賀総合病院での戦いはウィザード達の勝利に終わった。
だが、果たして…瑠那の狙いとは何なのか、そして彼女の背後にいる黒幕とは?
そして、謎は増大する…一度は倒したはずの石仏エミュレイターの復活。
更に、弓が邂逅した緑の髪の少女…その正体とは。

…すべては、露木椎果が可憐に伝えた「強力なるエミュレイター」の暗躍なのか。
それとも…これこそアンゼロットの警告した『最悪の事態』の序章なのか!?

戦いは…なおも続くッ!!


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