【第10夜】
流れる砂は夢現
<PART−05>
逆襲の瑠那…そして!?
【そら】が感じ取ったのは…月匣の出現。その出現位置は…そう、この部屋である!!
瞬時に、周囲の空間が色を失い・・・セピア色に変じていく。
弓 >「………………………………っ!(瞬時に右腕を変形、翼を展開して前へ)」
可憐 >「0フォンが切れました、皆さん気を付けてください」
そら >「・・・・・・(瞳が橙色に光る、そして前へ。)」
葉子 >「はい、わかりました」>可憐//きょろきょろと見まわし。月匣になったらベルトつけて変身準備〜
凛 >「え!?(やばっ!葉子ちゃんを守らないと!)」>可憐<「翔君!(目配せ)」
翔真 >「!……(イノセントを巻き込んでくれるなよ…!)」
葉子 >「・・・(にっこり)心配しなくてもダイジョーブ(笑)」>凛ちゃん
アドノレ >「運が良いのか悪いのか…」葉子の方をちらりと見ながら
可憐 >「アドノレさん、風紀委員に指示をお願いします」
アドノレ >BBパック付で展示ブロックの一部にエミュ出現・封鎖依頼を本部へ
GM >BBパックで通じるのは月匣内のみ(^^;
凛 >「葉子ちゃん!ボクから離れないでね!(真剣な眼差し)」確か、まだ知らないんですよね?>葉子
葉子 >しらないですね>凛さん
翔真 >「神宮寺嬢、アークとは離れているんだ。無理はするなよ。」>葉子
葉子 >「(指を横に振り、ちっちっち)ご心配なく!アークは月衣の中に居ますから」
アーク >「(声だけで)どうも」>翔真様
翔真 >「……器用なものだ(ニヤリ)」>神宮寺嬢
葉子 >「それに・・・(軽くストレッチ)いざとなったら一人でも戦える準備は出来ますので」
GM >そして・・・セピア色になった館内の暗闇から・・・すっと何かが姿を現す。
葉子 >「さ〜て、お出ましね(にんまり)」ベルトつけつつ前に出る〜
可憐 >「さて魔王さんの手先かしらそれとも違うエミュレーターかしら」
アドノレ >「ん?」<魔王の手先
凛 >「来るなら来い!(葉子を守るように構えて睨み)」
葉子 >「・・・(イノセントの振りするかウィザードの正体明かすか・・・微妙に逡巡)」
??? >「きゃはははは・・・あぁら、また会っちゃったぁ♪」
GM >葉子以外の全員に、聞き覚えのある「その声」は・・・1ヶ月前、病院で戦ったばかりの相手だ。
可憐 >「この声は聞き覚えがありますわね」>ALL
翔真 >「………アイツか…。」
GM >そして一同の前に、見てくれ16歳くらいの、黒革なボンテージ姿の少女…瑠那が現れる。
アドノレ >(相変わらずチラリズムを解さぬ無粋な格好を)
GM >そりゃあもう、瑠那ちゃんってば見せちゃダメなところ丸出し(爆)
そら >「エミュレイター…(静かに構える)」
弓 >「………………フン………やっぱり生きてた…」
アドノレ >「どうも縁があるようだな」(ぽりぽり)
可憐 >「魔王さんの手先ですか」
弓 >「………………おとなしくお家で遊んでれば……殺さないであげたのに……(くすくす)」
凛 >「ムッ・・・また、キミの仕業?前回で懲りなかったの?(睨み)」>るな
葉子 >「・・・?知ってるの?」>凛ちゃん
凛 >「ん?知ってるって?(前を向いて警戒したまま後ろに声かけ)」>葉子
葉子 >「声の主。・・・知らなかったりする?(^^;」>凛ちゃん
凛 >「あ、前に会ったことあるよ。ちょっと危険だから下がっててね(安心させるように笑顔)」>葉子
可憐 >「上司のベール=ゼファーに復活でもさせていただいたのですか?」(冷笑)>瑠那
翔真 >「今度は、誰を誑かしに来た……?」
瑠那 >「まぁたあんた達に会っちゃうとはね〜…やんなっちゃうわね全く。まぁいいわ、今回用事はあんた達なんかにはないんだから」
弓 >「…………私があなたに用があるのよ………。……(くすくす)…」
葉子 >とりあえず、この場に居る全員葉子が付けている奇妙なベルトには興味を示さないようで(何)
凛 >後ろに庇って前見てるから(笑)
アドノレ >アドノレは「変」に慣れている(笑)
翔真 >弓ちゃんの『変形』やそらの力を見てるとベルトの1つや二つどうってこと無くなるです(苦笑)
瑠那 >「あたしが用があるのは・・・そこの棺桶♪この力があれば…野望が大きくなっちゃうのよねぇ(笑)」
アドノレ >「眠るモノを起こして回るのは関心せんぞ」ふっと鼻で笑う
可憐 >「そんな事を許すと思いますか?」>瑠那
瑠那 >「・・・とりあえず、邪魔だからあっち行っててくれるかなぁ?」
翔真 >「……断る。」
葉子 >「イヤ(にっこり)悪いけど逃がす気もどっか行く気もないし」>瑠那
弓 >「……………嫌よ。……せっかくそんなステキな格好してるんだもの………私と遊びましょうよ……。……殺し合いで………」
瑠那 >「・・・ったく、聞き分けのない仔猫ちゃんたちだこと・・・そんなにいじめて欲しいの?」
アドノレ >ポーヂングしながら呟いてあげやう<ぼそっ>「子猫」
弓 >「…………ああ、それも面白そう……。………でも、私はどちらかといえば……あなたの悲鳴が聞きたい…血が見たいわ……(くすっ)」悪役のせりふだ(笑)
翔真 >「それも断る、生憎俺にはそんな趣味は無い(ニヤリ)」>瑠那
葉子 >(いじめられるのはそちらの方じゃないかなと思うけど口に出さず。イノセント役としてぎりぎりまでなりきる事にしたらしい(何))
瑠那 >「いいわ・・・でも、こっちも1人じゃないのよね・・・ギタギタにして、女は肉人形に・・・男はたっぷり搾り取ってあげる・・・(ニヤリ)」
葉子 >「それは・・・思いっきり遠慮しとくかな(((^^;」<肉人形>瑠那
可憐 >「此処でけりをつけなければいけなそうですわね」
弓 >「……………それはもう、飽きたかな…(ぇ(笑)」<肉人形
瑠那 >「じゃあ・・・あんたは手足を切り取って首輪繋いで、犬として躾けてあげるわ(くす)」>弓
翔真 >「それは出来ん相談だ……(フッ)」天津大鋼を構えます。
凛 >「今回でキミとは決着つけちゃうからね!」>るな
そら >「わたしも、手伝います・・・」
GM >瑠那が指を鳴らすと、天井の暗闇からいくつもの影が実体化して舞い降りてくる・・・!
葉子 >「(口笛吹き)これはこれは・・・ご大層なお出迎えね(にんまり)」こっそり携帯開け
翔真 >装備が整っていないのが痛い所です(苦笑)
アドノレ >今のうちに写真を撮っておこう「さる頼むぞ」「アイサー」
さぁ、いよいよ戦いだ…敵は瑠那、そして魔物(レッサーデーモン)が3体。
対するウィザード達は前衛に翔真、凛、弓、葉子、【そら】。
そして、後衛にアドノレ、可憐という布陣である。
3500年前の王達が見守る中、戦いの火蓋は切って落とされた!
葉子 >@舞台裏…「凛ちゃん早くて良いなぁ(羨)
凛 >葉子ちゃん、分厚くていいな〜(笑)
「いっくぞ〜!」
獣化しつつ、先陣を切ったのは凛。獣爪がうなりを上げて魔物たちに振り下ろされる…
その間に魔物は、彼女の手にシャドーブレード。それを可憐が
「水よ調和を取り戻す力を与えたまえ…ディスアペア」と、魔力を中和。
更に、「ナガチカラ、ホムラトナラン・・・!」瞳の色を黄金に変じた葉子が、
凛の両手に赤い色の欠片を出現させ…赤い業火と化す。
「あちちちち〜!?」「り、凛ちゃん大丈夫!?」
いきなりの炎の出現に狼狽する凛に、元に戻った葉子が叫ぶ。
だが、葉子の驚きに反して…凛にとっては、熱を感じなかったことが驚きだった。
「って・・・あり?熱くないや。うん!全然OK〜葉子ちゃんは心配しないでいいよ♪」
笑顔でウィンクで葉子に返すその間に、もう1匹が凛の手に再度シャドーブレード。
これをアドノレが「周囲の気に反応するな」と義眼を開き、魔力で消そうとする…が、
残り1体の魔物が、そこにインビビジョン・クラウド…結果、闇の魔力を帯びたままの凛の手は、
むなしくも魔物の体表をかすめるに留まった。
「あうぅ〜闇が爪に纏わりついて、全然効かない!!」「なんて厄介な!」
憤りを隠せない凛、そして葉子。
同時に、瑠那には弓が攻撃を仕掛けていた。
「さっそく来たわね、可愛いピンクの仔猫ちゃん♪…さぁ、今日はどんな声で鳴くのかしら?」
「…ふん……鳴くのはアナタよ、小悪魔ちゃん………」
互いに憎まれ口を叩きながら、小技の応酬を続ける…
「貴様等も眠い中叩き起こされるのが不本意なら俺様に力を貸すのだ」
アドノレが周囲の空間に向けて言いつつ、右手を頭上に掲げる。
それは「領域作成」だったのだが…この時、アドノレは不意に感じた。
目の前の空間で…巨大な力が覚醒したことを。
更に、翔真が動く…魔物達は翔真にシャドーブレードを掛ける…が!
「(何所まで続く…?)ワガイノチ、クライテホエヨ……!」
翔真の声に応じて、天津大鋼が吼えた…紅蓮の炎が闇を嘗め尽くし、
振り下ろされたその勢いだけで、魔物は真っ二つに切り裂かれていた。
「うわ、翔真さん派手〜・・・(・・;」「B級ホラーよのぅ」「お見事です」「わぉ!翔君、格好いい♪」
「……死者を自身の欲望に利用しようとする奴等に…俺は手加減しない」
賛辞を浴びながら、翔真は静かに瑠那を睨む。その瑠那は…弓に攻撃を繰り出していた。
「さぁ・・・イイ声で鳴きなさいっ!」「……………チィッ……」
四方八方から鞭で責められ、弓の柔肌を鮮血が迸る。
「あぐああああああああっ!!!……………ふ……ふふ……あはははは……久しぶり……
そう……この痛み……この血の匂い……この快感……」
「あっはははははは…イイわ、イイわねその顔…もっといわせてあげるわ、仔猫ちゃん!」
「・・・・・弓ちゃん、変だよ〜」「・・・あの人、怖い」「何を今更」
「………」周りの弓に対するコメントに、苦笑せざるを得ない翔真。
弓 >ちがう〜〜〜、変じゃない〜〜。これが本来の弓〜〜〜〜(笑)
その時、【そら】が叫んだ…「・・・・・・・・・Evolution!!」
緑色に変じ輝く【そら】の髪から、光が溢れ出し…弓の『右腕』とリンクするや、
それは輝きを増し、ひと回り大きくなっていた。
「皆さん、あのエミュレイターはレッサーデーモンです」
ピグマリオンによるアナライズを終了した可憐が言葉を発した直後、デーモンたちが動いた。
凛をタンブリングダウンで転ばせ、そこに追撃を入れようとする…が、そこにアドノレが介入していた。
「わわわ〜っと、危ないな〜・・・わぉ!」アドノレの力がタンブリングダウンの魔力を消し、
凛は見事回避に成功していた。「そんなへなちょこ攻撃、楽勝だい♪」
「凛ちゃんお見事!」「まっあね〜ん♪」笑顔で拍手の葉子に、上機嫌満面。
振る尻尾にも、そんな感情が出てしまったりするお年頃の凛ちゃんに、笑みを禁じえない翔真だった。
そして、その時…携帯の音と共に鳴り響く『Standing by…』の電子音声。
「変身!」葉子が凛々しく声をあげ、携帯をベルトにセットする。
『…Complete』次なる電子音声は、閃光と共に葉子をいまひとつの姿、
紺碧の戦士…バトルライダークルスへと変貌させていた。
「・・・・・・・・・『ヘンシン』・・・?」「おりょ?」
首をかしげる【そら】、ちょっと呆然とする凛…ややあって。
「え〜!!!葉子ちゃんて〜!!?」
クルスは今一度携帯をベルトから外し、銃に変形させて…驚く凛の傍らに撃ち込む。
そこには、先程凛を殴ろうとしていたデーモンがいた。直撃を受けてのけぞり、後退するデーモン。
「凛ちゃん、注意1秒ケガ一生、だよ…ま、これからも宜しく♪」
「そうだったんだ〜!うん、よろしくね♪」新しい秘密を知って、なんだか和気藹々の2人である。
「レッサーデーモンは残り少ないです、皆さん頑張ってください」
可憐の激励が戦場に飛び…「よーし、一気に倒しちゃうぞ!」
その勢いに任せて振り向いた凛、先のデーモンを追いかけて獣爪が一閃する。
「『視』えたよ!」その一言と共に…デーモンの身体は、十文字に切り裂かれていった。
デーモンが四散していったその跡に、勝利の喜び満面の凛が着地して、尻尾をひと振り。
「ん!どんなもん♪」「やったね凛ちゃん♪」
葉子の賛辞を受けて、「えへへ〜♪」と頬も緩みがち。
「……凛もやるもんだ…」呟きながら翔真も、天津大鋼で残る1体のレッサーデーモンを両断する。
「これであと1体だけですね」可憐の言うとおり…これで残るは瑠那のみ。
「出来るなら、退場願いたいものだ…」翔真が嘆息して答えるその間に、
その瑠那には弓が攻撃を仕掛けていた。
「………………これが……あの人がくれた……新しい、チカラ…………」
弓の『右腕』が更にもう一段変形し、ジェネレーターの出力でもって銃口に魔法陣が浮かび上がる。
そして…灰色の輝きを込めた一撃!
「なに・・・!?」思わぬ一撃に、とっさに翼を展開し耐え抜く瑠那。
「っ・・・まだまだよ、仔猫ちゃん・・・まだまだ・・・っ!!」
「………それは……食らうわけにはいかないっ………」「ちっ・・・」
繰り出される無数の鞭の攻撃を、紙一重…『右腕』の緊急回避ブースターによって、
通常の飛行物体ではありえない機動で回避していく弓を見て、ひとり疑問を感じたのは葉子であった。
「(・・・あの人、もしかして『ナカマ』?)」
そして、その時…一同の目の前で、とんでもない事が起きる!!
「急激に・・・力がわきあがる・・・?」
【そら】の言うように、例の『開かずの石棺』から、突風にも似た力が放たれ始めたのである。
「この間の大仏じゃあるまいに……またか…?」
「・・・あの石棺・・・もしかしなくてもマズイ・・・?」
「俺様の眼が反応してる…くぅっ、目覚めてしまったか!?」
その風は、いかなる意図によるものか…ウィザード達を引き寄せるように吹き荒れていた。
これでは、戦いにならない。そう思ったその時…可憐、そして凛は見た。
「石棺の蓋が…!!」「…開く…!?」
信じられない程の『力そのもの』が一陣の突風として一同の間を駆け抜ける。
「ひ、引っ張られる!?」「チッ…!」「皆さん・・・ッ!!」
…そしてその直後、光景は一変していた。
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