【第10夜】
流れる砂は夢現
<PART−13>
未来を賭けた世紀の一戦
かくして、夜闇にまぎれて一同は移動を開始した。
翔真 >砂漠の移動は氷点下になるが夜の方がまだ楽なはず……自分たちの装備なら(苦笑)
可憐 >どこかで待ち伏せをした方が良いと思います?
翔真 >箒やバイクでなら一日掛からずに接触も有り得るか……途中で休息取らない流石に接敵した時不味いか(苦笑)
弓 >大丈夫!実測すると箒ってバイクよりはるかに遅いから(爆)
凛 >したらあかん!(笑)
そして、翌日の夕方…最初に、その気配に気付いたのは凛だった。
水平線の彼方に、異民族の軍隊と思しき騎馬戦車部隊が展開している…!!
凛 >「あ!発見!!!(皆に合図して教える)」
葉子 >「本当!?何処?」
凛 >「あっちあっち〜!(指差し)」>葉子&みんな
そら >「確認・・・エミュレイターも居ます、間違いありません・・・」
可憐 >(顔を険しく)「エミュレイターですか」>そらさん
カーメス >「・・・・・・・敵が近いか・・・行動が早いな、ちと予想外だったぜ」
葉子 >「やっぱり、ね・・・気引き締めていかないと(マジ顔)」<エミュ
翔真 >「……余計な連中は出来るだけ相手にしたくない。上空から一気に強襲したいが……無理か。」
そら >「強力な力が伝わってきます・・・」>可憐さん
可憐 >「強力な力ですか」(悩む)
アドノレ >「後をつけて夜襲を狙うか」
そら >「私達の移動距離から推定すれば・・・本日中にあの軍隊は、私達がいた街に到着します・・・」
弓 >「…………………………………………」
一同が到着した時、敵はちょうど小休止を終えて動き出そうとしているところであった。
そのコースはまっすぐナイル川を南下し、ウアセトへと向かっている・・・
凛 >「なんとかエミュレーターだけ引き剥がしたいね!」>翔君<「一つ案があるけど・・・」
翔真 >「何だ?」>凛
凛 >「ボクの『次元潜行装置』を起動させて接近すれば、イノセントには見えないでしょ?それで、エミュレーターだけ、誘き寄せられないかな?」>翔君
翔真 >「(思案中)………………悪くは無いが、確実性にやや欠ける。誘き寄せる役の者がそのまま相手が展開したフォートレスに巻き込まれたら各個撃破される可能性が有る。」>凛
凛 >「う〜でも、このままだとイノセントも巻き込んじゃうよ?」>翔君
翔真 >「………(苦渋)」<巻き込んじゃうよ?
アドノレ >「凛の後ろに乗ってるのがカーメスなら多少確率が変わるぞ」
カーメス「奴らは全員敵・・・こいつはな、遊びじゃねぇ・・・戦争なんだよ(斧をじゃきんっ、と取り出す)」>凛
弓 >「………そういうことね………(ばさり)」
凛 >「別に遊びだなんて考えてないよ!」>カーメス<「ただ、もし向こうの軍がエミュレーターに操られての進軍なら、犠牲を少なくできるかもと考えていたんだ・・・」
弓 >「………凛…この戦争はもう何年も続いてる…これからも、ね……」
葉子 >「凛ちゃん・・・今回は、ね?」>凛ちゃん
凛 >「むぅ〜・・・・(溜息)」
翔真 >アドノレのカリスマも今回は無理かもしれないしな−^^;
アドノレ >カリスマが通用しないのは元から切っても平気な奴(笑)
可憐 >一般兵士だけならば、カリスマ使えば平気みたいですね確かに(笑)
葉子 >(何処か悲しい目を向こうに向ける…その胸の内に去来するのはどんな思いか・・・)
(こっそり目が金色になってたり・・・他の人には見えなさそうだ(笑))
カーメス >「・・・で、ぶっちゃけどうすんだ?やるのか、やらねぇのか? 言っとくが・・・俺はやるぜ?」
翔真 >「…………………………………いっそ堂々と正面から名のって勝負を挑んで見るか……?」
アドノレ >「それが良いかもしれん」>翔真
翔真 >「(頷く)……正面から、呼びかけて勝負を挑む。俺はその方法を希望だ。」>アドノレ
カーメス >「俺は構わねぇぜ。つぅか奴らの親玉が出てこないなら・・・ここで倒して倒して倒しまくって、いぶり出してやるまでよ」
翔真 >「(カーメスの肩を掴む)……プラーナを採取するのも目的と言う事も考えられる、そうだとすると死人を多く出すのが向こうにとって都合が良い可能性も有る。安易に犠牲者を増やすのはこちらにも危険だ。」>カーメス
カーメス >「それこそ俺には関係ねぇ・・・奴らは俺の父上の仇、それだけだぜ」
葉子 >(瞬きを一つ…それで目の色は戻る)「やるしか・・・無い!!」
凛 >「戦うなら、なるべく早くやろう!犠牲を少なくするために!!(迷いを振り切って前を睨み)」
葉子 >「・・・ん!」>凛ちゃん
弓 >「……………………私は………敵は殺す、それだけ……。……目標の正確な位置がわかるなら、空からでも強襲する?」
翔真 >「出来るならそれを希望だ。」>弓<空から強襲
弓 >「……………そら、どう?………わかる…?」
そら >「私達の敵は・・・ずっと後ろに隠れてます・・・」>弓さん
弓 >「………………だ、そうよ………真正面から行くだけ無駄ね…」
葉子 >「親玉は後で高笑い・・・ね(−−」
凛 >「ありゃ〜じゃ、迂回して行こうか(照れ笑い)」(笑)
翔真 >「……それなら隠れていてエミュレイターが近くなってから行った方が効率が良いな(苦笑)」
可憐 >「確かに強襲が早そうですね」
カーメス >「俺としては、正面から叩き潰すのが性に合ってるんだが・・・まぁしょうがねぇな(笑)」
アドノレ >「正面から雑魚を蹴散らした挙げ句大将に逃げられたら元も子も無い」>カーメス
凛 >「あの軍隊の足止めくらいしていこうか?撹乱なら出来そうだし」>みんな
翔真 >「……藪を突ついて蛇を出すのは避けたい。悪いが大人しくしておいた方が良いだろう…(苦笑)」>凛
凛 >「はぁ〜い(ちょっとだけガッカリ)」>翔君
翔真 >「……被害を出さないために色々考えてくれるのは有りがたい…ありがとな(フッ)」頭撫で(笑)
一同は正面から異民族軍を迎え撃つのを避け、砂漠へと身を隠した。
一同の存在など意にも介さず、敵軍は一路ウアセトへと向かい続けている…。
そら >「・・・・・・・・・側面に出ました・・・」
弓 >側面攻撃(フランキング) >+1/+1
カーメス >「・・・で、どうするよ? これ以上はほっとけねぇぜ、俺は・・・」
弓 >「……………どう、そら……?……わかる?」
そら >「・・・・・・本陣に強力なエミュレイターがいます・・・力場確認・・・数、2・・・魔王級・・・」
アドノレ >ぴくぴく<魔王級
可憐 >「魔王級ですか?」(驚)>そらさん
葉子 >「ま、魔王級が二人も!?・・・勝てるかしら、私達(−−;」>そらさん
そら >「だいじょうぶ・・・私がついています・・・(にこ)」
翔真 >「魔王級か……ここまで来たら今更何を言っても始まらんか……!」天津大鋼抜き放ち
弓 >「………………確認したわ………強襲する!」
カーメス >「んじゃ・・・行くぜ!! セクメト女神の名をいただくこの斧にかけて・・・奴らは皆殺しだッ!!」
葉子 >「(ふぅ)ま、ここまできたらやるしかないわね・・・アーク、行くよ!」
アーク >「えぇ・・・!」>葉子
可憐 >「そうですね・・・やるしかありませんね」
凛 >「魔王でもなんでも、どんと来い〜!!」魔王に最後の捨て身の特攻を(笑)
葉子 >まだ早いまだ早いそれはまだ早い!!(笑)>凛ちゃん
凛 >む〜次の場面だったか!失敗失敗(てへっ);笑
可憐 >捨て身とあまリ変わりません(笑)
アドノレ >戦場に突入する前に王の首飾りを取り出すと握り締め「死せる者との契約に従いて今一度滅びを告げよう」
凛:「およ!?葉子ちゃん?(びっくり)」>変身後
翔真 >イノセントは無視、恐らく数名は居るであろうウィザードを警戒しながら中枢へ肉薄したいですな(苦笑)
弓 >とりあえず、種をはじいて、手足だけを撃ちながら奥へ。当然飛行状態で・・・そらりんは背後に押し込めたい(笑)
葉子 >S3ショットでけん制しつつ突入ー
カーメス >「我が名はウアジケペルラー・・・今こそ父上の仇を討つッ!!」
ウィザード達の布陣は前衛に翔真・凛・弓・葉子・そら・カーメス、後衛に可憐とアドノレ。
敵軍は確かにイノセントの一般兵ばかりだったが、
それらを追い散らしているうちに、上空に異変が起こる。
荒野の空に、差し込む紅の光。そして、上空には…
葉子 >「っ、紅月!?」
カーメス >「ちッ、悪魔の月が出てきやがったか・・・!!」
可憐 >「悪魔の月ですか」
翔真 >「……良い得て妙だな(苦笑)」
アドノレ >「時は変われど理は同じらしいな」
GM >それと同時に、兵士達が次々と倒れ・・・赤く輝く目と黒い翼を持った天使のようなものへと置き換えられていく。
葉子 >「あぁ〜、やっぱりこうなるのね(−−;」
そら >「・・・・・・・これはクリーチャーです・・・」
カーメス >「どうせこうなると思ったからな・・・軍を置いてきたのは正解だったぜ!」
GM >鼠算式に増え続ける、翼あるクリーチャーども・・・こいつらがまず、一同の前に立ちふさがる!!
可憐 >「さしずめ堕天使というところですか」
翔真 >「イノセントで無いのなら………手加減する必要が無くなったと言うもの……!」
弓 >「………………これで…遠慮はいらなくなった…………」種はじいてどきゅどきゅどきゅーん(ぉぃ
そら >「弓さん・・・『あれ』を使いますか・・・?」
弓 >「……………面倒くさいな……でも……魔王に手の内を見せるのも……。………とりあえず………一点突破……やばくなったら…使おう…」
そら >「わかりました・・・」
アドノレ >敵側の隊列聞いてよいか?とりあえず前座の雑魚だけ?
GM >今のところ、見えるのは雑魚だけだね・・・ただし、数がステキなくらい多い(爆)
凛 >「細かいことは考えないで・・・問答無用でぶっ飛ばしちゃえばいいんだい!!!」
翔真 >「当然だ、突破して親玉を潰しに行く…!」箒から降ります(笑)
弓 >結界徹甲弾でガトリングドライバー・・・できないか(笑)
凛 >「みんな、行くよ!!」
葉子 >「うん!!」雑魚用の技あるから早く行きたい(笑)
アドノレ >雑魚だけに特殊無しで数のダメージと見た・・・ので保険をかけておく
そして、戦いの開始…先手を取ったのは葉子だった。
「皆、下がって!アーク、ファイトモード! コマンド≪calamity≫!」
葉子のコマンドワードと共に、愛用のバイクが変形し…身の丈2mもの巨大な戦闘機械となる。
「ζερΨω・・・母なる星に眠る力よ、我が元に集い、災害となりて彼の者等を滅ぼせ・・・」
「モード“calamity”始動・・・エネルギー充填開始」
アークのボディに触れた葉子の両手が紅の輝きを帯び、アークの全身へ…その強い輝きと共に炎の力が収束し、
「喰らえ…≪calamity of flame≫!!」
更にその炎は、アドノレの吐き出した黒い炎と混交し、一列に走るや敵軍を嘗め尽くす…
「…意外とすばやいなぁ…」「派手にかましたからでしょう…」
直撃が2名と少なく、予想外に統率の取れた敵の動きではあったが、
その炎をひととおり浴びた敵軍の武器は、見事に軟化していた。
「…冷たき鋼がいつまでも我等に対する切り札になると思わん事だ」
翔真 >流石魔王直属、統制が取れていやがる(苦笑)
弓 >そーゆー問題か!?(笑)
アドノレ >景気よくやってしまえ。保険は日の目を見ないほうが良いのだ
弓 >ここはどーゆーネタで攻めるべきなのだろう・・・やはし結界徹甲弾でガトリングドライバーか・・・それとも左手もガンモードにして、ぐるぐるまわるか(笑)
「…………一点突破………道を作る…!」
「罷り通る……!」「邪魔したら、大怪我するよ!!!!」
続いて弓が、翔真が、凛が次々と飛び出し、虚を突かれた敵軍を切り崩しに掛かる…が、その刹那。
「(何!?鋼……!)」
翔真が驚くのも無理はない。彼の『天津大鋼』が、そして弓の『破壊の右腕』が…
この世ならざるまばゆい黄金の輝きと共に、不可思議な力を得て敵軍を薙ぐ!
「だから、邪魔しないでって言ったのに!!」
気付けば…52人もの敵兵士が、その一撃で消し飛ばされていた。
「飛ぶね〜…」あまりの事に感心する葉子、その目前で弓が嫣然と敵に笑いかける。
「ふふふふ…あはははは…さぁ………楽しみましょう……
あなた達の血でこの大河を染め上げる……ふふふ…楽しそう…」
葉子 >羨ましい(’’
凛 >寂しい〜一人だけ前衛で仲間外れ;;(笑)
「・・・・・・・・・・・・・・・戦闘開始・・・・っ!!」
【そら】の髪が緑色に変じ、強い輝きを放ち始める。その後ろから、可憐が敵軍を砲撃するが…
凛 >お嬢様〜あらぬ方向に撃ってるよ(笑)
可憐 >そんな酷な事はないでしょう(苦笑)
可憐の砲撃を問題にもせず、敵軍は徐々に包囲の構えを取り始める…
「すっかり囲まれた感があるな」「つーか・・・・・・どっから集まってくるのよこの数は!!」
「辿り着くまでに消耗は避けたいが……鬱陶しい事この上ないな……」
数的に劣勢なウィザード達にとっては泣き所ともいえる展開に、舌打ちする翔真。
返礼とばかり、敵軍は弓に矢をつがえ、可憐とアドノレのいる一帯へと射掛ける。
「あっ・・・後ろが危険〜!!!」
アドノレ >はんどぱわ〜(斥力場シールド展開中)
可憐 >25点防御なので21点ダメージ
凛 >勇者〜!!!プラーナ使わないの!?
可憐 >プラーナは魔王戦に温存です(苦笑)
弓 >うあ、そーいや私シュアショットも忘れてるし(笑)
翔真 >何か考えが有っての事かとばかり^^;
凛 >弓はソフト面の性能が落ちたぽ(笑)
弓 >Σ( ̄□ ̄; もう壊れかけ(笑)
凛 >じゃ、2人目を出してこよう(笑)
弓 >私が死んでも代わりはいるから…強化人間はいっぱい(笑)
NWのルール上、それは人造人間の範疇だぞおふたりさん(笑)
そうしている間にも、徐々に増え続ける敵雑兵…進退窮まるのは、時間の問題であった。
凛 >「なにか派手な大技見せて、驚かして散らしたいね!」
葉子 >「私のアレで散らなかったから…相当でっかい技じゃないと」>凛ちゃん
翔真 >「クリーチャー相手にそう言う事は期待出来んがな…(苦笑)」
凛 >「破壊力よりも派手さ重視の技!!!ない?」
カーメス >「最初に言っとくが、俺に聞くなよ?(笑)」
弓 >「…………………大技………あるにはあるけど…(ちらり、とそらを見て)」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・ひとつだけ、あります・・・」
弓 >「………そら……いける?……身体……平気……?……」
そら >「私は・・・・・・・・壊れても、死なないから・・・大丈夫です(にこ)」
弓 >「……………ここで壊れられても…困る…」
翔真 >「俺は心当たりが無い……そらか弓ちゃんには有るらしいが……体を心配するような危険な技なら使わせたくない。」>凛
凛 >「確かにそうだね〜大丈夫?(心配顔)」>そら&弓
そら >「D=コネクトの展開と・・・パワーの充填に、若干時間が掛かります・・・」
弓 >「………………わかってる……。……そのあいだ………そらを護るのは……Dの……私の、仕事…………(ばさあっ)」
翔真 >「………やれるなら、それまでの時間はこっちで稼ぐ。」
弓 >「…問題ない………」
そら >「最大の威力を出すには・・・箒が必要です。1本・・・ないし2本・・・。」
可憐 >「私の助けが必要ですか」>弓&そらさん
弓 >「……1本で、十分いける……」>可憐
可憐 >「必要ならば言ってくださいね・・・?」>弓さん
弓 >「………………(こくり)…でも、これは……箒と…コレと融合してる…私の方が…微調整しやすいから………」
可憐 >「了解です」
翔真 >「凛、アドノレ、神宮寺。負担が増えるが行けるな?これが出来なければ魔王相手は到底無理だろうからな(フッ)」>凛&アドノレ&神宮寺嬢
凛 >「OK〜じゃ、ボクと翔君で二人を守るから♪(ウィンク)」
葉子 >アークから降りて「任せて下さい!(にっこり)」>翔真さん
アドノレ >「当然だ」>翔真
凛 >「葉子ちゃんには、後ろの二人を守ってもらった方がよくない?」ま、ルール的には差がないですが(笑)
翔真 >「どうせ時間を稼ぐなら、攻勢に出て一時的にでも向うを推し返した方が良いだろうさ(ニヤ)」
凛 >「了解〜んじゃ、ボクどんどん行っちゃうよ〜(くすっ&前方見据え)」
翔真 >「あまり出過ぎるなよ、推し返すだけで良い(苦笑)」
凛 >「大丈夫♪大丈夫♪(くすくす&両手ぶんぶんぶん)」
葉子 >(右手を握ったり開いたりしてるのを見ながら)「(溜息)やる、か・・・《プログラム・レゾナンス》…起動」
弓 >「………そら……フィードバックは、50%50%(フィフティ・フィフティ)で……システム…起動…………」
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