【第10夜】
流れる砂は夢現

<PART−18>



祝宴の夜の夢



そして、仮の家に戻った一行は…

弓 >「………この防護服、優秀だけど…通気性イマイチだから、汗ばむのよね…………」
翔真 >「しっかり水浴びしてくると良い(苦笑)」
弓 >「…………………来る?(くすくす)」>翔真
翔真 >「とても魅力的なお誘いだが……我慢しておく(フッ)」PLは血涙流しているが(滅)>弓
そら >「・・・・・・手伝いは必要ですか・・・?」>弓さん
弓 >「…………(ふるふる)…だいじょぶ………よ…」>そら
そら >「でも、翔真さんに・・・見ているように言われました・・・」>弓さん
弓 >「…………ふぅ……じゃ、待ってて……すぐ、終わる………(脱いで水浴び)」
そら >「………(弓さんに同じ)」

結局、夜のナイル川で身体を洗いあう2人の少女…
どことなく妖しさ漂う面子ではあるが、その後何があったかは割愛しよう(笑)

凛 >「(軽く身体拭いて着替えてから)じゃ、おやすみ〜♪」>みんな
可憐 >私はエジプト展のレポートとこの世界の事をメモ、もしくはレポートにしておきます。
葉子 >可憐さんに負けずにメモメモ。記事にしてGALジャーナルにながーすっ!
凛 >「(メモ書いている葉子見て)ねぇねぇ、ボクが葉子ちゃんがこの衣装纏っている写真、撮ってあげよっか?(くすくす)」>葉子
葉子 >「……遠慮しとく(苦笑)」>凛ちゃん
凛 >「ちぇ〜残念!(くすくす)」>葉子<「じゃ、おやすみ〜の前に!(部屋を出て)」
葉子 >「お休みー。…前に?」>凛ちゃん
凛 >「翔君、おやすみ〜♪(笑顔&部屋に戻ってZzz〜)」>翔君
翔真 >「あぁ、お休み(フッ)」>凛
アドノレ >帰りがけに町一番高い建物の上に登って月に向かってポーヂングして帰ろう。寝る前に月を見上げて乙女チックする者がいたら狂喜乱舞するがいい(。。)☆\
翔真 >都市伝説の様に残らなければ良いが(苦笑)月夜のアドノレポーヂング
葉子 >「なるほど♪」<凛ちゃんの挨拶>「んじゃ私もお休み〜(部屋に入ってぐ〜〜。乙女チックする余裕無し・笑)」>アドノレ
可憐 >メモを取りながら「居ない間に何が起こったか情報収集に奔走させられそうですね……それに学校の単位はどうなっているのでしょうか。……とても気になります」
凛 >「(寝ぼけ眼で)葉子ちゃんは、まだ寝ないの〜?一緒に寝る?(くすっ)」>葉子
葉子 >既に寝てます(笑)>凛ちゃん
凛 >「うぅ〜抱き枕にしようと思ったのに〜!(ぷぅ〜&Zzz〜)」(笑)>葉子
可憐 >家の中でお茶はしているでしょうけど月は見てい無いかも知れないですね>アドノレさん
アドノレ >月に向かって吼えたりはしない?>凛
凛 >また、今度(笑)
アドノレ >ちぃっ。素直に帰るか(笑)
弓 >「…………………………ナニしてるのかしら?……(遠くから、水から上半身出して)」>アド
そら >「――――――?(弓さんの傍で首かしげ)」

◆ ◆ ◆

GM >では、適宜睡眠をとった翌日・・・やってくるのはカーメスだ(笑)
カーメス >「俺だ・・・皆いるか〜?」
翔真 >「……そのはずだ。」>カーメス
弓 >「……………………」いるらしい(笑)
アドノレ >「おきてるぞ〜」(らぢを体操中)
葉子 >「ん〜・・・・・・(寝ぼけ眼)・・・・・・あー、そーだ家じゃないんだ…居るよ〜」
凛 >「(寝床で胡座かいて伸び〜&欠伸しながら)ふぁぁ〜起きてるよ〜」
可憐 >「取り敢えずは起きています」
そら >「カーメスさん・・・ですね」
カーメス >「昨日の約束のブツとメシを持ってきた・・・みんなで食おうぜ(笑)」
凛 >「わぉ♪着替えて、すぐ行く〜♪(現地ルックに着替え)」(笑)>カーメス
葉子 >「あ〜・・・今行く・・・(まだまだ寝ぼけてるのでその辺の壁にガンっと頭ぶつけたり(ぉ)」
弓 >「……………………………」
翔真 >「……貰おう(フッ)」
カーメス >「それと、今日は俺の弟を連れてきた・・・」その後ろに、まだ6歳くらいの男の子がついて来ているね。
アドノレ >「お、噂には聞いてたぞ」<弟
翔真 >「……確かに居るとは言っていたな。」<弟
男の子 >「はじめまして、私はイアフメスといいます・・・兄がお世話になっています」子供らしい口調だけど、言葉遣いは丁寧だ(笑)
翔真 >「……相羽 翔真だ(フッ)」>イアフメス
アドノレ >わざわざ立ち上がってポーヂング「俺様の名はアドノレだ」
弓 >「………………弓…(ぼそ)」
凛 >「ボクは凛だよ〜よろしくね♪(にこにこ)」>イアフメス
葉子 >「神宮寺葉子、よ。宜しくね(笑)」>イアフメス
そら >「【そら】と呼ばれています・・・」
カーメス >「・・・真面目すぎるのが玉に瑕だが、自慢の弟だぜ(笑)」
イアフメス >「実は、母上からの言伝で・・・みなさんに、今回の件のお礼を渡しに参りました(ぺこり)」
アドノレ >「ん?」
翔真 >「……(借りを返しただけだが…子供の使いをそのまま無碍に返すわけにも行かんか……(苦笑))」
GM >イアフメスが出してきたのは・・・カーメスの王名「ウアジケペルラー」のカルトゥーシュが裏面に刻まれた、見事なラピスラズリのスカラベ。それも人数分(爆)
凛 >「わぉ!ありがと♪(ほっぺにチュッ)」(笑)>イアフメス
葉子 >「(軽く口笛)凄いわね…」<スカラベ
弓 >注目の鑑定結果は・・・・!!!オープンザプライス! いち・・・じゅう・・・ひゃく・・・おおっと、博物館行きが出たーーー(笑)
葉子 >「(ん゛〜〜〜とうなる)…凄いわ、コレ」<博物館直行物の品
アドノレ >「くれる物はありがたく頂戴していく」
翔真 >「……有り難く、貰っておく(フッ)」>イアフメス&カーメス
そら >「私も、よいのでしょうか・・・?」
カーメス >「受け取ってくれ・・・俺からの感謝の気持ちも込みでな(笑)」
凛 >「うん!大事にするね〜(にこにこ)」>カーメス<スカラベ
翔真 >「貰っておけ、感謝の気持ちは素直に受け取っておくものだ(笑)」>そら
そら >「わかりました・・・」>翔真さん
弓 >「………持って帰ったら……ちょっとした在り得ない歴史的資料…オーパーツね(苦笑)……せっかくだから、もらっておくわ…」
カーメス >「ん、そうなのか? まぁ・・・黄金の蝿勲章との二択だったんだが、そっちの方が気に入るかと思ってな。」
翔真 >「……その判断は正しい(苦笑)」
葉子 >「('';(蝿勲章想像し)……スカラベで良かった((−−;&ふかーい溜息)」
アドノレ >「それなりに細工物のレベルがあるのだな」しげしげと見ながら
GM >その間に、召使達がずらずらやって来て・・一同の前に食事を並べていくね。最後に・・・大きな壷に入ったぶどう酒が運ばれてくるよ。
アドノレ >「昼間から酒がくるとは思わなかったが…ここで潰れると一日動けんぞ」(面々を見渡す)
葉子 >「…うぅ、いたたたたた(;;)…朝からお酒ってのはちょっと(^^;」
翔真 >「…………俺も酒だけは遠慮したい、他の物は有り難く頂こう(苦笑)」
可憐 >「私もお酒は遠慮しておきます」
カーメス >「俺は一部のリクエストに応えただけだぜ(笑)」>可憐
可憐 >「一部ですか」凛さんの方を見る(笑)
葉子 >「……(;¬¬)」<一部のリクエスト>凛ちゃん
凛 >「ん?なんで、そんな顔してボクを見るの?さぁさぁ呑んで呑んで♪(注いで回り)」(笑)>可憐&葉子
葉子 >「……(次がれたぶどう酒の杯と凛ちゃん見比べて汗)」>凛ちゃん
弓 >「………栄養とカロリーが補えればなんでもいい……」
アドノレ >んでは壷の横を確保するか
カーメス >「あんたらの口に合うかどうかは知らねぇが、まぁ食ってってくれ・・・」
アドノレ >「面白い物があったら作り方聞いていこう」
凛 >「いっただっきま〜す♪(大喜び)」
アドノレ >そして酒宴になだれ込む?
葉子 >←酔うと恐怖の酒のませ魔神と化す(笑)
凛 >では、生贄に可憐を差し出そう(笑)
可憐 >私は外に逃げます<生贄に
アドノレ >俺様は誰の挑戦でも受ける(笑)
翔真 >酒は弱いので逃げる(苦笑)
凛 >あ〜翔君が見捨てた!;;(笑)
翔真 >見捨てたつもりは無いんだが……自分が居ると飲めないから場が盛り下がるし(苦笑)
凛 >ウーロン茶で!(笑)>翔君
翔真 >ここに有る訳が無い〜!(笑)
アドノレ >もっきゅもっきゅ♪
凛 >「(こくこくこく)ぷはぁ〜翔君、お酌して〜ん♪(擦り寄り)」(笑)>翔君
翔真 >「……一杯だけな(苦笑)」>凛
凛 >「えぇ〜そんなのヤダ〜(ぷぅ〜)」(笑)>翔君
翔真 >「酔い潰して襲うのは俺の趣味では無い、それに俺は酒は苦手だ(苦笑)」頭撫で×2>凛
凛 >「いいよ〜ボクは♪(嬉&すりすり)」(笑)>翔君
翔真 >「(苦笑)……第一お前に付き合って飲んでいたら俺の方が間違い無く先に潰れる、少々情けないが。」>凛
凛 >「大丈夫だよ〜ボクが介抱してあげるから♪(くすくす&翔君の杯に注ぎ)」(笑)>翔君
翔真 >「昨日も言ったが今日は予定が有る、付き合うのはこの一杯だけだぞ(苦笑)」>凛
凛 >「はぁ〜い♪」>翔君
カーメス >「・・・ところでさっきのスカラベだが、もうひとつの意味で貴重だぜ?俺が王をやるのは、こいつ(イアフメス)が一人前になるまでのこったからな(笑)」
弓 >「……………………なるほど、博物館行きなわけね…」(ぼそぼそ)
葉子 >「期間限定って訳か・・・確かに貴重ね(むぅ)」
カーメス >「もともと俺は、王って性質じゃなくってな・・・(ぐびっ)・・・それでも王になったのは、父上が亡くなったからだ。コイツ(イアフメス)が大きくなったら、王位を譲って旅に出ようと思ってる」
翔真 >「………今は王族の責務が、それを許さない…か。」
カーメス >「おうよ。ほんとは知ってみてぇのよ・・・エジプトの外の事をな。って訳でひとつ、聞かせてくれねぇかな・・・?イヤなら別にいいぜ。」

葉子 >「ん、良いけど…何?」
アドノレ >「内容にも因るから聞くだけ聞いてみろ」
カーメス >「そう、あんたらの国のことだ(笑)」
葉子 >「・・・r(^^;」<あんたらの国の〜
アドノレ >「知ったからとてそれほど大きく変わることでもあるまい?科学・技術に関する事を話せば全体的な流れが変わってしまうが」>葉子
弓 >「知ったところで実現可能なわけじゃないしね(ずずー)」
葉子 >「ん〜・・・・・・(困)」
翔真 >「……………」
アドノレ >「大雑把過ぎるな。もう少し具体的に何が聞きたい?ここで聞いたことを口外せぬと言うなら、もっと話せる事も増えるかもな」>カーメス
カーメス >「そうだなぁ・・・どんな物があるかとか、かな? ・・・しゃべるなって言うなら黙っててもいいぜ、王の名に掛けてな」
弓 >「…………そうね。…基本的には変わらないわ。人がいて、日々暮らしてる。もっと大きいけどね、街は。……ま…あとはまかせる………。……話すのは、苦手……………」
翔真 >「伝えるのが専門の者も居るしな、任せて良さそうだ……(フッ)」
アドノレ >「移動手段が生物から鋼の道具に移り変わっていった。地上・水上・水中・空。およそ人の行けぬところはほとんど無くなる。それが一般人に利用できるかどうかは別にしてな」>カーメス
カーメス >「そいつぁ凄いな・・・鋼っていやぁ、異民族どもが使ってる兵器だな。あの強さを逆に利用するのも面白いかもしれねぇ・・・」
葉子 >「それと…(言葉を選んで)風の速さで情報が伝わるようにもなったわね…」>カーメス
カーメス >「風の速さで、か・・・ひとつ思ったんだが、もしかしてお前ら・・・神の使いかなにかか?」
葉子 >「は?(・・;」
アドノレ >「俺様個人で言うならばその反対に位置する者の方が近いぞ」
そら >「わたしは・・・神の使いではありません・・・私は・・・皆さんのために戦うもの・・・」
カーメス >「いや・・・気にしなくてもいいぜ。ちょっとそう思っただけだからよ、すまねぇ(笑)」
翔真 >「(苦笑)……俺が神の使いなら『神を断つ剣になる』とは言わんさ……。」
カーメス >「おぅ、ありゃあ良かったな・・・拝借したくなったぜ(笑)」<神を絶つ剣
翔真 >「神に祈る気持ちが残っているなら止めておけ(苦笑)」
アドノレ >「そうだな、一つ警告しておこう。」>カーメス
カーメス >「・・・・何だ?」>アドノレ
アドノレ >「一度見つけられ、民に広まった知識・技は回収するし無に返すすべは無い」
カーメス >「まぁ、そうだろうけどよ・・・」
アドノレ >「判りやすく武器の例えで言うならば、一人で10人の敵を打ち倒す武器が作られ、それが広まれば敵も同じ物を作り戦争が根底から変わる。そして二度と元に戻れぬ」
カーメス >「連中も弓矢ってのを使ったし、場所も使った・・・先にやってきたのは向こうだぜ?」
アドノレ >「知る事自体は罪ではないが、公開しない方が良い事も多い。支配者として、探索者として生きるつもりならばそれを頭の片隅に置いておけばそれでよい」
弓 >「…………………………………(なぜか黙ってる)」
カーメス >「まぁ、分かったぜ・・・今度は俺らが連中に逆襲する番だけどな」
アドノレ >「そうでないと、今回のように理解しがたい力がどこからともなく現れて敵に回るかもしれん」(ニヤソ)
カーメス >「・・・・・・そいつは勘弁だ(笑)」
凛 >「はふぅ〜ボク、なんだかボク、酔っちゃった〜(翔君の膝にぽてっ)」
カーメス >「おいおい、大丈夫かよ?(笑)」>凛
翔真 >「今まで飲み続けていたのか?……全く、しょうが無い奴だ(苦笑)」髪梳きながら(笑)>凛
カーメス >「そうそう、イムテフに聞いてきたが・・・祭壇が出来るのは明日の夕方らしいぜ。」
翔真 >「そうか……。」

そんなこんなで、結局1日を楽しみに費やした一同。
明日への英気を養うために、その日の夜は休息にあてる事となった。
そして、彼らの見る夢は…

葉子 >どんな光も通らない闇の中に一人たたずむ葉子…なんとなく分かっている。コレは、夢だと。

其処に浮かび上がるのは一人の青年…いや、戦士。
それは、葉子が見た幻の中に出てきた戦士だ。

『姫…たとえあなたが女王となっても、死しても…
あなたのバー(魂)が有る限り、私はあなたを護る盾となりましょう…』

・・・それは遠く・・・3000年、4000年・・・どのくらいの記憶だったかも分からないが・・・
少なくともふたつの魂は、輪廻を繰り返し・・・互いに守り、守られて・・・現在まで続いてきた・・・

『ずっと…ずっと………様』

葉子 >「まって!なんて言ったの?あなたは誰なの?お願い、教えて…!!」といったところで目がさめる

そう、それは・・・転生を重ねてきたものの宿命。
いくつもの名が重ねて聞こえ・・・肝心の『その名前』は聞き取れぬまま・・・

葉子 >(がばっ)「はぁ、はぁ、はぁ・・・夢か(溜息)・・・(軽く自分の手を見て)自分のこと、わかってるつもりだったんだけどなぁ・・・(苦笑)」

その頃、別室では…

弓 >「…(寝てる)…………………………パパ………マ…マ…………(つ、とほほを伝う一筋の…涙)……」

それは、弓がまだ、弓でないころの…かすかな記憶の残滓。
…家族を、自分の身体の半分を、全ての記憶を失い、そして…侵魔への憎しみだけが残った……
あの…15年前の………最後の、記憶……………
弓にとって…その記憶は…安らぎではなく哀しみ…………
そして…目覚めた彼女は…自分のモノではない右腕を見て、こう思う。

弓 >「…………………私の右腕は…まだ…動く………。…だから………敵を…全ての敵を…殺す…………」

部屋は、静寂と闇に包まれている。
3600年も昔の世界にあっては、夜闇の世界を阻む物音は存在しない。

弓 >「………私の安らぎは…戦いの中に…そして…私が死ぬ時…そこに…あるから……。……」

傍らには、ただひとり…【そら】が、彼女を見つめていた。あの橙色の、穏やかに輝く眼差しで。

弓 >「…………………(そっとそらの髪を撫でて)……それと……………ここにも、ある……………(かすかに、いつもの冷笑ではなく、優しげな微笑)…」

そしてその頃、翔真は…ひとり、西の葬祭殿へと足を運んでいた。
眼下には、篝火に照らされて完成間近となった祭壇…現代への帰還の道…があった。
そして、翔真は呟く。

翔真 >「……お門違いだったら済まないが、礼は言わせてもらう……感謝するぞ戦神モントゥ……(フッ)」


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