【第11夜】
集結する邪

<PART−04>



その男『ディー』


智律の目の前に、その男は音もなく現れた。
黒いジャケットに黒いズボン、サングラスを掛けた黒髪の男…

智律 >「!!」>人影
人影 >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」サングラスのため目許はうかがい知れないが、どことなく興味深げに一同を見渡す。
翔真 >次元潜航装備は起動中だがウィザードには意味が無い、とりあえずその男もともかく周囲を警戒。
可憐 >「………」<注意深く観察中
智律 >「…だ、誰ですかっ!?」>サングラス
凛 >「ん?キミは誰?(警戒)」>サングラスの男
??? >「・・・・・・?(視認)・・・人に名を聞くときは、まず自分から名乗るものだ・・・」
智律 >「あ…、え、えっと、僕の名前は天羽智律です。」素直に反応(爆)>サングラス
??? >「・・・・・・そうか」>智律
アドノレ >「我々は爆発事故の調査を請け負ったウィザードだ。宜しければそちらの所属を伺いたいのだが」>男
??? >「・・・・・・爆発事故の調査、か・・・ものは言いようだな・・・」手近な残骸を一瞥。
可憐 >「……間違えて居ませんよ、私達が来た時はこの状態でしたから」他に人の気配が無いか気を配っておきます
GM >周囲は、さすがに廃墟なだけに静まり返っている・・・もう少しすれば、弓が手配した処理部隊が到着するだろうね。
可憐 >野次馬は来ませんか?
GM >戦闘自体は月匣内だったからね・・・そもそも地理的に寄り付く者が少なかったのは、僥倖というべきかな。
可憐 >取りあえず気だけは配っておきます
アドノレ >「つまり何が起こったかをもっと的確に知る立場にあると。」(獲物を構え)
凛 >「ボクは凛だよ。あなたは?ウィザード?それとも・・・・(まだ警戒)」
智律 >「えっと、あのぅ、それで貴方は誰ですか?」>サングラス
??? >「・・・・・・あえて名乗るなら『ディー』と呼ばせてもらおう・・・」>凛、智律
智律 >「……ディーさん、ですか……えっと、そうじゃなくて…。貴方は何をしてるんですか?」
ディー >「その調査隊が何をするつもりかは知らんが・・・オレを疑うなら・・・今しがた着いたばかり。つまりお門違いというヤツだ・・・。」残骸のフェイクブルームを拾い上げる。
弓 >「………別に、疑ってはいない…。……ただ、確認をしたい……あなたの所属と、目的を。」
アドノレ >「とりあえず事後処理を済まさせてもらう」といって『さる』を取り出し現場撮影をさせる傍ら、ディーの顔と声も記録させておく
ディー >「所属・・・知らんな。目的は・・・言わずもがなと言っておこう・・・」
翔真 >「……6月にアメリカで逢ったはず………だな。」
ディー >「(ここで翔真を一瞥)・・・そんな事もあったな・・・・・・・・・ふん。どうやら、問題とすべき連中は逃げたか・・・」
凛 >「翔君、知ってるの?(小首傾げ)」>会った
翔真 >「……俺も引率で行った修学旅行中、襲ってきた魔王モドキのヴィルトールと言う奴が居ただろう。その時に逢っているはずだ、お前もな。」
凛 >「ん〜そだっけ?(誤魔化し笑い)」PLも(笑)
ディー >「そうだな・・・ならば、いい事を教えてやる。あのヴィルトールとかいう雑魚も・・・ベール=ゼファーの手下だ」
弓 >「…………もう一度、聞きましょう。…あなたの目的は?」
ディー >「同じ事を何度も言う趣味はない・・・(残骸の検分をしつつ)」>弓
凛 >「ま、敵じゃないならボクはいいや〜(興味薄れ)」
弓 >「脳天気ね…彼はまだ、味方だとも、敵でないとも言ってないのに…(溜息)」>凛
アドノレ >(潜在的敵というのもあるのだぞ)目で警戒を解くなと言いつつ突付く>凛
凛 >「むぅ〜・・・(一応警戒態勢に)」>総ツッコミ(笑)
ディー >「・・・・・・こいつらには見覚えがある。量産型強化人間、N2・・・旧式モデルだ」
智律 >「………え?」>量産型
ディー >「・・・クローニング技術で作られた人造兵士だ。頑丈だが・・・軍用とするには古過ぎるな」
智律 >「……どうして貴方がそんな事を知ってるんですか?……それに人のクローニングは禁じられている筈でしょう?」
ディー >「・・・公然の秘密、という言葉を知らんようだな・・・まあいい。要するに、そういう事だ・・・」
可憐 >「色々の事に詳しいみたいですね?」
智律 >「……貴方は、彼等が何処のもの達かご存知なんですか?」>ディー
ディー >「名前は、今言ったとおりだ・・・普通の軍隊が、こんなものを使うと思うか?」>智律
智律 >「…………はわ、そうですね。」
翔真 >「………2回、澪ちゃんを助けてもらっていたな(苦笑)」
ディー >「・・・・・・フン・・・ベール=ゼファーの人形の事か。もう少し泳がせておこうと思っていたが・・・馬脚を現すのが些か早かったようだ」>翔真
翔真 >「俺にとっては彼女は普通のイノセントだ、値から及ばない所で助けてもらった事については礼を言わせてもらう。だが彼女を人形とは呼ぶな。俺にとっては彼女も大事な友人でもある。」>ディー
ディー >「事実を指摘しただけだ。お前がどう思おうと・・・俺の知ったことではない。違うか」>翔真
翔真 >「………」
可憐 >「これ以上話をしても、実入りが少ないみたいですね」>ALL
翔真 >「………この状況を見れば、そうは思えん。」>可憐
可憐 >「糠に釘状態に感じるのは気のせいですか?」>翔真さん
翔真 >「気のせいだ、上手くやりとりをしている連中は情報を引き出している。少なくとも僅かばかりの協力はしてくれている。」
弓 >交渉とはギブ・アンド・テイクで成り立つのだよ(笑)
アドノレ >「最低でも相手が立ち去るまではこの場を離れぬ方が良い」>可憐
凛 >「(小声で)ま〜話して楽しい人じゃないのは、確かだね〜(くすっ)」>可憐
可憐 >「了解です」>ALL
ディー >「・・・さて、こいつらからはこれ以上は調べようもないか・・・(残骸の頭蓋骨を拾い上げ)」
弓 >「月匣をブチ抜いた時からこの状態だから、調べようもないわね。…原因すらわからないわ…(おなじように破片を調べながら)」
ディー >「・・・・・・・・・・超高出力の魔導砲、もしくはそれに準じる兵器だな・・・。」>弓
GM >「ディー」は、そこまで言うと・・・残骸のひとつ、今皆が倒したばかりのものを見つけ、その胸から・・・何かのユニットを引きちぎる。
弓 >「それくらいは、ね。……それよりも、いまあなたが手にしたモノに興味があるわ?(クスリと微笑)」
ディー >「昔の兵器というものは・・・分かりやすい構造をしている、という事だ・・・」>弓
智律 >「……それはなんですか?」>ディー
ディー >「・・・・・・識別用のユニットだ。そいつを調べれば・・・有効な情報が手に入るかもな?(薄く笑う)」
弓 >「……なるほどね…………こちらにも見せてもらえないかしら?」
ディー >「いいだろう。もとよりオレには、こんな物は必要ないからな・・・(投げ渡す)」
弓 >「(ぱし、と受け取って)……ありがとう。お礼に教えるわ…そろそろウチの部隊が来るから、見られてマズいなら消えたほうがいいわよ。」
ディー >「・・・ああ。オレの用事も終わった・・・(傍らに停めた黒ずくめのバイクに向かって歩く)」>弓
智律 >「…色々と有り難うございますです。」
翔真 >「聞きたい事が二つ、答えてくれなくても構わんが気が向いたら教えて欲しい。」
ディー >「・・・・・・何だ・・・?」>翔真
翔真 >「一つ、ベール=ゼファー手下だったヴィルトールが従えていたクローン兵。これをお前がコントロールで来た理由。二つ、恐らく俺達の事についてはかなり詳しく知っていると踏んで………何故、『ディー』と名乗る?」
ディー >「オレは・・・奴らの使ってる技術の出所に、少しばかり詳しい・・・それだけだ」<ふたつの質問>翔真
弓 >「昔の兵器は判りやすい構造をしていた……だったかしら(くすくすくす)」
アドノレ >「クローン兵にコントロール装置が有るのは別段不思議は無いが何故に手元に…ということだな」
翔真 >「それも込みでだが……それ以上の答えは聞かせてはくれん様だ(苦笑)」>アドノレ
ディー >「じゃあな・・・・・・(ヘルメット被り)・・・・・・命があったら、また会うこともあるだろう・・・」
翔真 >「………あぁ(フッ)」>ディー
アドノレ >「運が悪ければまた会おう。・・・もっとも端から見張られてたらその限りではないが」
凛 >「ばいば〜い!」>ディー
智律 >「……………。(取りあえずは黙って見送る)」
弓 >「………ああ…名乗るの、忘れていたわ。………蒼魔 弓…ブラディ・リリスでも構わないわ。…もっとも、既に御存知だったかしら?(くすくす)」
ディー >「・・・・・・・・・・・・・・・・・(薄く笑う)」>弓
アドノレ >「筒抜けだろうな」>弓
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・」

1300ccのエグゾーストノートを響かせ、黒ずくめの男はその場から走り去る・・・

可憐 >「…あまり印象の良い人ではないですね。イノセントの目も気になりますから我々も退散しますか?」
翔真 >「(嘆息)………俺達も面倒にならない内に動こう。」
凛 >「そだね〜結構時間をくっちゃったし(こくこく)」>翔君
そら >「・・・・・・・・・・・あの人・・・・・・・・弓さんと同じような、力・・・」
弓 >(こっそり、とそらの所に)「…………私みたいなって………やっぱり……Dの?」>そら
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(こく)」
弓 >「……………そう…。…やっぱり、ね…」
アドノレ >「奴の顔と声のデータは後で渡す」>弓
弓 >「予想はついてるけどね……(苦笑)」>アド
GM >そして、たいして間をおかず・・・絶滅社の処理部隊が到着する。なんと、ナイトメアと灯も一緒だ。
弓 >アドノレくん、ナイトメアに対抗意識もやさないよーに(笑)
アドノレ >美意識的に別方面だと思ったのだが(笑)
智律 >「…はわ、沢山きたです。」
弓 >「…………わざわざ来なくても良かったのに………収穫はコレだけよ…」>ないとめあ&あかりん
灯 >「メジャーから、指示があった・・・・・・それだけ・・・」>弓
ナイトメア >「これは派手にやったものだな・・・」>弓
智律 >「はわわ〜。」ものめずらしそうに(ぉ)
弓 >「…………残念ながら…私じゃないわ…。……ついたときには終わってたの…コレはその余波みたいなもの………。……」
灯 >「・・・・・・周囲にイノセントの存在、認めず・・・哨戒行動を継続・・・」
弓 >「…………これの処理は?先にラボに回す?」>ないとめあ
ナイトメア >「……それでも構わんが、そちらでの調べは付いているのか?」>弓
弓 >「…(ふるふる)……予想だけ…。……情報なら、後ろの連中の方が詳しいと思うわ。」>ナイトメア
智律 >「あのぅ、何かお手伝いすることはありますか?」>ナイトメア&灯さん
灯 >「・・・・・・こちらは、別に・・・そこに立っていると・・・視界が妨げられる。」>智律
智律 >「はわわ〜。」
ナイトメア >「なるほど。では、情報を総合するとしようか…相手が相手だからな。それに、彼らも既に必要以上関わっているのだろう?」>弓
弓 >「必要以上…首どころか、頭まで……。……なら、彼らと一緒に移動しましょうか?」
翔真 >さり気無くヒドイ言われ方されている気が(笑)
ナイトメア >「・・・・・・そうだな。まずは場所を変えようか・・・バー『W』が近いな。」
弓 >「…………わかりました、伝えてきます。」

◆ ◆ ◆

凛 >「(ちょっと離れた所で)弓ちゃんの同僚の人達みたいだね〜挨拶してきた方がいいかな?」>翔君
翔真 >「………必要が有れば向こうから声を掛けてくるだろう。仕事の邪魔はしない方が良い(苦笑)」>凛
凛 >「そっか〜・・・でも、待っているのも手持ち無沙汰だよ〜(困)」
翔真 >「正直……早くこの場から退散したくは有る(苦笑)」
凛 >「うんうん!だってここ・・・・・・・・(ちょっと回り見回して、顔を伏せ)」
可憐 >「余り抜け出せる状態でもなさそうですけど…イノセントの気配が少ないのは助かっていますね」>翔真
翔真 >「色々と手を尽くしているんだろうさ、何処かの会社だか組織が。」>可憐
弓 >「……(てくてくと戻ってきて)…とりあえず…バー「W」に移動しよう、って話だけど、異存はある?」>ALL
翔真 >「弓ちゃんからのせっかくのお誘いだ……断る理由が無い(苦笑)」>弓
智律 >「僕はないですよ。」>弓さん
凛 >「ボクもOKだよ〜(にっこり)」>弓
可憐 >「情報を統合と共有できるのであれば」>弓さん
弓 >「そのつもりよ。…本社から来た、エージェントなのだけど、向こうも情報を統合したいって」>可憐
可憐 >「ならば良いですよ」
アドノレ >「経費で落ちるのか?」>弓
弓 >「…………………いいわ、出しましょう…」>アド
アドノレ >「うむ」(喜びのポーヂング)


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