【第12夜】
魔の片鱗
〜黒き星の皇子/NWOS版〜
<PART−08>
ゲームの駒が、揃う時
その頃、閉鎖空間の中では…
柊 >「ゾーンジェネレイターか…けっ、どこまでも手が込んでやがる…」
凛 >「わぉ!キミ、良いもの持ってるね〜ボクに頂戴♪(にこにこ)」(笑)>男
男 >「…………は?」>凛
柊 >「……欲しがってどうするんだよ(−−;」>凛
凛 >「え〜だって、あれは色々と便利なんだもん!」>柊
柊 >「……・おめぇ、いい性格してるよな…(−−;ゞ」>凛
男 >「この閉鎖空間の中でなら、誰に迷惑をかける事もなく事を済ませられます。これも、世界を救うため…」
凛 >「ま、キミもウィザードとしての心構えはちゃんと出来てるんだね〜(感心)」>男
皇子 >「摩耶…ごめん、しばらく眠っていて…」後頭部をチョップ、摩耶は気絶。
凛 >「うぁ!…・皇君、それはちょっと酷いと思うよ…ボク…(唖然)」>ちょっぷ
皇子 >「これ以上、摩耶を巻き込んじゃいけないんだ…これは、僕の問題なんだから(上着を脱ぎ始める)」
凛 >「わぉ!キミ、なんで脱いでるの!?(手で目隠しして指の隙間から覗き&///)」(笑)
皇子 >「なぜなら、これこそが僕の力だから…(周囲に霧が浮かび上がる)…」
柊 >「……安心しろ、俺も慣れてねえ(ーー;」>凛
凛 >「ボクは、なんだかドキドキしてきた〜(///)」(笑)
柊 >「わかんねーな、そーいうのってよ…だが、ここまで来て『抜ける』って言っても無理だよな…仕方ねぇ、俺も付き合うぜ(ニヤリ)」>凛、皇子
男 >「おろか…おろかな…この私に戦いを挑もうというのですか…選ばれた、この私に!!」
凛 >「選ばれたって、誰に?(小首傾げ)」>男
男>首席 >「さっきも言っただろう? 私は…世界魔術協会の幹部候補、すなわちっ…エリィィィートッ!! ゆえに将来は順風満帆たるべく約束されているのだ!!」
凛 >「え〜だって、結局は組織に依存してるみたいだし、大した事ないかな〜って(微笑)」
首席 >「おのれ…この私を前に、そのような余裕の物言い…許しませんよ!!アンゼロット様と世界魔術協会…そして世界結界にあだなすものたち…今こそ正義の鉄槌を受けていただきます!!」
凛 >「あまり戦いたくないんだけどね〜(不承不承)」
柊 >「仕方ねぇだろ、こっちは嫌でも向こうがやってくるんだからな…」
凛 >「そう簡単には、やられないから!」
GM >「首席」と男達は、その間にもフォーメーションを整える…
凛 >アドノレ〜!!!!!ゾーンジェネレーター持って帰るから応援よろしく!!!!(笑)
アドノレ >凛の勝利は疑ってないから、武運長久ではなくて略奪成功商売繁盛を祈って踊ろう(笑)
さぁ、戦いだ…敵前衛は黒服3人、そして後衛には「首席」。
ウィザード達は前衛に凛と柊、後衛に皇子である。
…戦いの先手を取ったのは、黒服たちであった。巨大な銃を自在に操り、銃撃を仕掛ける。
「早い!」「…ざけんじゃねぇぇ!!」「アケミ、ジュンコ、頼む!!」
とりあえず柊に殺到した銃撃であったが、熟練のウィザードたる彼は魔剣で受け返し、
残る攻撃も、皇子の周囲に展開した霧…無数の「下僕」達によって無力化された。
「いっくぞ〜!!」
なおも立ちはだかる黒服達に向かって、獣化した凛が飛び込む。
しかし、その攻撃は無数の弾幕に阻まれ、どうにか届いたにとどまる。
「やっぱり素早いな〜大変だ!」「…だが!!」
ついで飛び出したのは柊である…撃ち込まれた弾丸を刃で弾き、
その反動でもって黒服の男を横一文字に切り裂く!
「確かに脆いや!」「攻撃手段を防御に使うって事は…守りがぬるいってこった!」
驚く凛に返す柊。その目の前では、黒服の1人が倒れ伏していた。
その間に、「首席」は魔法を発動…ヴォーテックス=スフィアの魔法障壁が、黒服達を護る。
「ここは…一気に後ろを撃つ! グラン=ブルー!!」
皇子の放った攻性魔力の奔流が、「首席」を捉える…
「???初めて見る魔法だ!」
ちなみに、この「グラン=ブルー」、もちろん原点はV3ルールの呪文ゆえ、当OSにおいては存在しない。
では、どうやって再現しているかというと…何の事はない、地系最大の攻撃魔法「ドラゴン=ファング」を、
特殊能力「魔力改変」でもって水属性にしているのである。
…まあ、「ドラゴン=ファング」自体、凛にとっては初見の魔法なのだが(笑)
この一撃、「首席」にダメージを与えはしたものの…倒すにはいたっていなかった。
その間に、黒服たちはヒーリングプログラムで彼ら自身の回復を図っていた。
「ボクもキミを狙わしてもらうよ!『風爪』!」凛の爪が風を纏い、「首席」に向かって衝撃波が飛ぶ。
しかし、その攻撃をすら「首席」は耐え切っていた…
「そろそろ降参しない?」小首を傾げながら問いかける凛。
しかし…その一撃は「首席」の怒りに火をつけたようでもあった。
「ぐっ、獣人風情があじなマネを…!!」
「食らえ!!」体勢を立て直しつつあった黒服に、再び柊が強襲。
また1人を打ち倒した…今回も、生命を奪うことなく。
しかし、そこに…「首席」が魔法を撃ち込もうとしていた。
その呪文の名は「リブレイド」…抗魔力の低い前衛にとっては脅威の魔法である。しかし!
「カナエ、ハナコ…あの呪文を止めるんだ!!」
皇子の声が響き、巻き起こった霧と共に「首席」の呪文が消え去っていた。
「……ぬあっ!? わが華麗なるリブレイドが?!」驚く暇も有らばこそ…
「これで終わりだよ!」
凛の再度の衝撃波は、慌ててマジック=シェルを張った「首席」を
そのまま吹き飛ばし…空間の壁に直撃させていた。
GM >「ぐっ、ぐはあああっ!?」空間の壁にしこたま身体をぶっつける首席!!
可憐 >弱^^;
凛 >あぶあぶ〜 「わっ!やりすぎちゃった!?(あせあせ)」
首席 >「(死にそうな声で)・・ばっ、馬鹿な…この私が…こんな不覚を…!?」
凛 >「ん〜不覚っていうよりは、こんなもんじゃないかな〜(くすっ)」
首席 >「信じられん…頭脳明晰にしてダンガルド魔術学校を首席で卒業、魔術協会の幹部候補として活躍を続ける…この私が…っ」
皇子 >「(冷徹に)……・・無駄口が、多いよ」
その間にも、黒服たちが「首席」を助け起こし、動けるように回復させていた。
しかし…既にこの時、勝負は見えていたのであった。少なくとも、今のところは。
首席 >「はぁはぁ…ひどい目にあったぞ…」
柊 >「…で、どうする?」>凛
凛 >「もう一度、降服勧告しようよ〜それでだめなら……ね?(残忍そうに見える笑みを)」(笑)>柊
柊 >「…やっぱおめぇ、いい性格してるぜ…(−−;」
首席 >「………だが、これで勝ったと思うなよ……まだ手は残されているのだぁ…(がくっ)」
ゾーンジェネレイターが停止し、通常に戻る空間…否、上空の月は紅く染まりつつあった。
そして、近くにそびえる電柱の上…そこに、影が3つ。
凛 >「あれれ?(身構え)キミ達誰?(睨み)」>3人
弓 >えーと、路地なんですよね?じゃあ、前門のあかりん、後門の弓、上空の真白で!(爆)
灯 >「……社命復唱……今回の目標は『神条 皇子』のみ……他犠牲は、最低限とする事……(ガンナーズブルームを構える)」
弓 >「…『最低限』でしょ?………(くすっ)……わかってるわ…」にやーり(爆)
さっきの少女(真白) >「……………了解………(ガンナーズブルームUを構える)」
凛 >「あれ?弓ちゃん!!!」
柊 >「チッ、緋室かよ…このあたりで一番面倒なヤツが現れちまったようだぜ!!」
一方、その頃…家の用事で赤羽家に向かっていた微は、
秋葉原駅上空で見たくもないもの…紅月を見ていた。
微 >それはすぐに駆けつけるしか(笑)。赤羽家には電話連絡を入れておきましょう。
GM >赤羽家に電話を入れると・・・出たのはくれはだ(笑)「もしもし・・・神代さんですか? どうしたんですか?」
微 >「申し訳ありません、現在駅なのですが……紅月を確認しました。とりあえず、向かいます……規模によっては増援を求めるかもしれません」>くれは
くれは >「わかりました・・・こっちも頼りになりそうなのが、ちょっと今出払ってて・・・気をつけてくださいね。」
柊蓮司の事である。
微 >「はい、ご心配ありがとうございます。その人に連絡が付きましたらよろしくお願いします。方向は駅から……(かくしか)」
くれは >「どうもありがとうございます。こちらも、準備が出来次第急行しますので・・・」
微 >「はい、では先行します」 で電話おしまい、急行しますー
かくして問題の紅月の下、ジョナサン前の路上に急行する微…そこには、異常な光景が広がっていた。
守勢一方の黒服たち。相対するのは…凛と2人の男性(柊、皇子)。
電柱の上には…弓と灯、そしてもう1人の強化人間。
微 >弓さんってゴスロリ、あかりんは制服、真白はあれ……確かに異常かも(^^;)
翔真 >注目集めまくるですな(苦笑)<確かに異常かも〜
智律 >…あー、確かに(苦笑)
凛 >しかも、なぜか一人は上半身裸(笑)
弓 >とりあえずBGMは…原作に忠実に(笑)デモンベインサントラから「永劫の開演」をかけよう(いそいそ)
翔真 >むぅ、流石に強化人間が3人も揃っていると効率良いフォーメーションを組んでから攻めて来るか(苦笑)
微 >強化人間三人……考えただけで頭痛いですね(^^;)
可憐 >何故か強化人間側に助言が入ったり^^;
アドノレ >バックの指揮車両に浦戸が居て支援要請もできる(違)
凛 >「ストップ!ストップ!!!ダメだよ〜だめ!!(両手ぶんぶんぶん&尻尾ぶんぶんぶん)」
微 >「弓さんに凛さん!? 一体何を?」 とりあえず割って入りますー。
真白 >「・・・・・・射線軸に妨害あり・・・どうしますか、先輩達・・・?」>弓、灯
弓 >「…さぁ、どきなさい。…そうすれば、死なずにすむわよ?」
凛 >「協力するって約束しちゃったから、どかない!(前に出て両手広げて睨み)」>強化人間ズ
柊 >「こっちだって行きがかりでこうなっちまったが、ホントはこんなこたぁしたかねぇんだよっ!!」>弓
弓 >「そう、別にいいわよ?…どうしても邪魔するなら…『最低限』の中に含まれることになるわね。」>凛、柊
微 >「弓さん、一体何があったんですか!?」 凛さんの前まで行ってからかな。
弓 >せっかく囲んでるのに、道をあけたりはしませんが?(笑)>ほのかさん
皇子 >「………また来る!!」
その時、凛たちと弓たちを隔てるように…一条の衝撃波が走った。
大出力のジェットエンジンか何かによるものか、衝撃波と塵埃に射線を妨害され、
攻撃のチャンスを逸する弓、灯、真白。
そして、その彼女たちの前に…周囲の地面を砕いて、何かが降り立った。
そう…さながら彼女達の行く手を、阻もうとするかのように。
真白 >「………攻撃タイミング、消失…」
灯 >「…………前方に、生命反応確認…ウィザードと推定…敵対の意思は不明…」
凛 >「くうぅ〜!!一体全体どうなってるの!?(混乱)」
柊 >「ワリィが、そいつは俺が聞きたいぜ…!!」
巻き起こる塵埃が晴れて…その正体が明らかとなる。
それは…凛たちに背中を向けた、それは…凛が見慣れた、もうひとりの少女。
「…………………………到着…間に合いました、ね………」
微 >「……そらも?」 粉砕された地面を見て一瞬沈黙(笑)
弓 >「………………………………………そら……………………」
凛 >「そらちゃんまで!?(びっくり)」
皇子 >「いったい何が起きているんだ…これは…!?」
凛 >「大丈夫!ボクの仲間だよ♪」>皇子
柊 >「そうなの…か?(上空を仰ぐ)」
GM >そして、柊が仰いだ上空には…はるばる横須賀から飛来したブラック=ノアが!
凛 >「わぉ!みんな来てくれたんだ!(嬉)」
そのブラック=ノア艦内では…
グィード >「どうやら間に合ったようだな・・・」
アドノレ >「相変わらず派手な事しおって」
智律 >「は、はわわわわ!?」
可憐 >「……(やっぱりこうなったか)」(苦笑)
翔真 >「………騒ぎになってはお互いにとって良くないはず……出来るだけ速やかに事を成さないとな。」言いつ降下準備。>アドノレ&グィード
ソルト >「あっ、私もいきますっ(^^;」>翔真、グィード
翔真 >「解った、後ろに乗ってくれ。一般人の目に付くと不味いのでな。」>ソルト
ソルト >「あ、でも・・・空が・・・」上空には紅月。>翔真さん
可憐 >「紅月ですか??」
翔真 >「!?………アドノレ、可憐、天羽、周囲に警戒してくれ……紅月が出ているっ……!」>ブラックノア面子ALL
智律 >「…っ!? わかりましたです!」癒しの翼を展開して、降下〜。
弓 >いちおー、柊と皇子らを囲むように電柱に立っているということで(笑)合流しようとする動きがあると、戦闘始まっちゃうので、にらみ合ってください、しばらく(笑)
そして…その頃、ホテル・ユニバーサル横須賀。
一部始終を見届けたクラウス=フライの顔から、余裕の表情が消えていた。
すべてが彼の主、ベール=ゼファーから委ねられた筋書きを外れて動き出している…
本来ならば「首席」達は目的を果たし、秋葉原には既に「魔神」が出現しているはずだった。
しかし、状況にはいまだ変化なく…しかも、事件の渦中に件のウィザード達の姿、
こと「緑の髪の少女」まで現れたとあっては…計画そのものを、変更せざるを得なくなっていた…。
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