【第12夜】
魔の片鱗

〜黒き星の皇子/NWOS版〜

<PART−11>



秋葉原電気街の死闘



かくして、月匣と化した秋葉原電気街を舞台に、戦いの幕は切って落とされる…!!
一同が当面の相手はジローゼロクスを先頭にN2強化兵が6人、そして中央にはクラウス=フライ…
一方、ウィザード達は可憐を除く全PC、皇子、柊、そして【そら】という布陣である。
この間グィード、ソルト、可憐は、背後から殺到するN2強化兵団を迎え撃っている。

翔真 >おぉ、魔剣使い3人揃い踏みですか(笑)
微 >めったに見られない光景ですねー(^^)
智律 >…うわぁ…。豪華だなぁ。 戦闘ラウンドを手っ取り早く終わらせるのがもったいない(ぇ)
微 >同感です。PL的には全員のコネが欲しいぐらいですからね(笑)相手の(特にN2の)数はどれほどでしょうか?
GM >1,2,3・・・いっぱい、だから背景ウィザードが必要(笑)ちなみに3人のNPCはラウンドごとに1人入れ替わりです(笑)
弓 >念のために確認したいのですが、全体攻撃などでにゃふぅに危険が及んだりしますか?
GM >皇子が単体攻撃の対象になった場合に、そうなる可能性がありますな(笑)
弓 >うーん、それは困るなぁ・・・うちら擬似餌とかないし・・・
智律 >あー、それはまずい。何があっても皇子は護らないと(笑)
微 >……クラウスの魔法が危険(^^;)
翔真 >ドラゴン・フレイムが有るのは経験済み^^;
GM >にゃふうは、全体攻撃が来た場合は大丈夫。ただし、皇子への単体攻撃が危険〜いちおうグィードの支援魔法もありますけどね。
翔真 >アルティメットブレッドとかで狙われたら速攻でピンチですね^^;
GM >ジローにそんなものがあったらの話だけど(笑)
翔真 >とにかく、ゼロクス屠ってクラウスを何とかしないといけないか^^;
微 >ですね。速攻で皇子が狙われないうちに叩く、前衛としてはそれを目標に行きましょう。
弓 >じゃ、例によってゼクロス任せます(笑)>凛&翔真

ゼクロスじゃない!!(笑)

翔真 >了解です、さっくりクラウスのヤローをボコって下さい(笑)>弓さん
凛 >らじゃ!
弓 >私は様子見がてらクラウス殴りに行きますね。どうせ飛んでるし
微 >弓さんなら安心(^^)。微はゼロクスか、N2かなー。ゼロクス意外と硬そうなんですけど(苦笑)。
アドノレ >多少痛いのを覚悟で前に立ってアンホーリ+遠撃は決まりとして、クラウスとゼロクスどっちのが先にする?
翔真 >万が一を考えてクラウスに一票。>アドノレ
智律 >…クラウスにしておくほうがよいかなぁ、と。
翔真 >また疑似餌持ちN2の護衛付きか……おのれクラウス(苦笑)
凛 >また引き寄せ?>クラウス
智律 >…今回も前列スタートかな。
凛 >うぁ!全員前かい!!(笑)
翔真 >本編面子らしい……(苦笑)
微 >使徒がいるとどうしてもそうなりそうですけど……(苦笑)
智律 >これが『使徒』の存在意義の半分ですので(爆)
翔真 >「可能な限りタイミングを合わせろ!N2じゃない前衛の奴(ジロー)を一気に叩く……!」
微 >「解りました……!」>翔真さん
凛 >「OK〜ボクの新しい技を披露しちゃうよん♪」クラスは尻尾使いなんだ〜>翔君
弓 >し・・・しっぽつかい?・・・(−−;
翔真 >「拝見させて貰う……(フッ)」>凛

先手を取ったのは智律…その周囲に、少年は力を解き放つ。
仲間達を護り助けるための、使徒の力…『啓示』を。

「則を超えてでも、理を破り捨てでも…、誰も悲しまない道を選べる力を僕は欲する!」
更にその横で【そら】の瞳が輝き、ついで全身がエネルギー化を始める。
「・・・OVERRAGE・・・!!」

凛 >おお〜!!!!!!天羽ラヴ(笑)
翔真 >なにー!……天羽君敵だ(爆)<ラヴ
智律 >うわーん!?(爆)
弓 >自分も浮気しといてそれかい(笑)
翔真 >浮気じゃないもの〜愛が多いだけです(滅)

ついで、頭の上に『さる』を乗せたアドノレの前面に、魔法陣が展開。
吐き出した『アンホーリーフレイム』の黒き炎を更に遠くへ…クラウスへと飛ばす。
クラウスは瞬時に印を組み、『インビビジョン=クラウド』で炎を吹き消しにかかるが…

アドノレ >対抗頼んだぞ〜
智律 >…それは天羽ではカウンターできない(笑)
アドノレ >可憐が抜けてたか(^^;
微 >そういえば(汗)
弓 >ノーリーズンは出ません(__;
翔真 >いきなりか(苦笑)ノーリーズン発動します。

「ナガチカラ、ウツロヘカエレ……!」翔真が放った魔力がクラウスの魔法を解き、炎はクラウスを直撃するが…
クラウスは、黒き炎をケープのひと振りで弾き飛ばしていた。

翔真 >「雑魚の支援能力が有るだろうがこの際気にするな、一気に叩き込め……!」
柊 >「俺も合わせるのか?」
翔真 >「煩い能力で、邪魔される可能性を下げた方が楽だろう?(ニヤリ)」>柊
柊 >「・・・それもそうか。って訳で付き合うぜ、相羽!(ニヤリ)」
微 >翔真さん以外はみんな一文字(笑)。ではゼロクスに攻撃ー。
凛 >ジロータコ殴り(笑)
翔真 >男性陣は名前が二文字、女性陣は名前一文字(笑)
弓 >では空中から…ビルトビルガーぽく、クラウスめがけて攻撃〜 お前はきっと抗魔が高いからSSにしよー(笑)

翔真、凛、微、柊が一列に並んでジローゼロクスを波状攻撃、更に上空からは弓がクラウス目掛けて降下する。
迎え撃つのは、自らの身を盾とするN2強化兵…翔真に1人両断されるも、彼らはその目的を果たした!!

「…………フン…予想通り、かばったわね。」「意外としぶといぜ、コイツら・・・!!」「邪魔をするな……!」
その間にも、獣化した凛がN2強化兵の防衛網を抜け、ジローへと肉薄する!

「いっくぞ〜!!!」
両手爪を閃かせ、更にその勢いを活かして尻尾でなぎ払う。
それらの一撃一撃がジローを打ち据え、傷つけていく…
だが、それは凛が想定したより低いダメージだった。

「ぐおぉ、いてぇぞ貴様・・・今に見てやがれぇぇ!!」怒りと共に復讐を叫ぶジロー。
まだまだ元気なその有様に、小首を傾げてしまう凛である。

「あっれ〜?まだ、調子が出ないや〜」

弓 >「……………面倒ね……予定変更…。さきにそっちツブすの手伝うわ。」
翔真 >「あぁ……火力を集中した方が早そうだ……。」>弓

「・・・・・・・・わたしも、いきます・・・」続いて、ジローゼロクスへと飛び出した【そら】…
N2強化兵のひとりがこれを迎え撃つも、次の瞬間…装甲が引き裂け、大出血が起きる。
そう、目の前の少女を押しとどめるのが精一杯なほどのダメージを、一撃にして受けたのである。

アドノレ >波が激しいなぁ
凛 >次の高波が怖い〜@@
智律 >簡易魔法のスイッチを入れます。これで、『収束』・『増幅』・『遠撃』が使用可能になります
GM >皇子の行動…ここは1まで下げよう。2回行動でも出来なきゃ魔法は危険だ(笑)

「んじゃ、行くぜェ…マイクロチェェェンッ、ゴォォォォ!!」「わぉ!」
ジローゼロクスの叫びと共に、その両腕から分銅のついた鎖が飛び出し、翔真と凛を襲う。
翔真は天津大鋼を振るい、その風圧でチェーンをそらす。

「たまには避けられるもの……凛っ!?」

「命を育む大地よ…。その力持ちて、守りの盾となれ!」
「凛さんっ・・・Evolution=P−MODE!!」

「ハ〜ッハッハッハァ〜!!捕まえたぜ・・・死ねぇぇぇぇッ!!」

「……かはっ!」
…そう、翔真は確かにその一撃をかわしていたが、
凛は【そら】と智律の支援にも関わらず見事に腹部を貫通され、鮮血をぶちまけていた!!
いつもなら機動性で押していた凛だけに、油断があったのか…それとも新しい力が完全ではないがゆえか。

「凛さんっ!?」微が、思わず叫びを上げる…

凛 >ひぃ〜えぇ〜108-16・・・・・92?  ボクノヒットポイントハ91デスヨ@@
微 >うあ゛……憤激強いなー(--;)<108ダメージ
智律 >…洒落にならんなぁ。天羽が食らったら抵抗しようがない(笑)
GM >凛の防御ジャッジ16+智律の付与18+そらりん付与10だから、合計で防御44になるけど(^^;
凛 >ありがとう〜108-16+28で残HP27だ。アホだ・・・宝石買い忘れた;;
アドノレ >見た目より洒落にならん奴だな「智律と一緒に早いところ下がれ」
凛 >「あう・・・・・ぅ・・・・・(激痛に必死に耐え)」
柊 >「あいつ(ジロー)・・・フザケた見てくれの癖にやりやがる・・・!!」
微 >……クラウスの魔法が本気で危険(^^;
翔真 >「………………………………………………許さん(ボソ)」

ついで、N2強化兵団の射撃が殺到する…今回、N2強化兵団はフェイクブルームではなく、
アンダーブルームのコピー品を使っているので、若干機動性が高まっているのだ。
銃撃は【そら】、弓、智律、微へと殺到…
「ユグドラシルっ! 守りの力をッ…!」

『ユグドラシルβU』を受けに構え、プラーナを開放して耐え抜く智律。
くるりと手の中で『当麻』を順手に持ち替えると同時に、大きく振って銃弾を叩き落す微。
放たれたエネルギー弾そのものを、光と共に融合捕食する【そら】。

「………フン……まったく、世話の焼ける……!」弾丸をかわしきった弓が、吐き捨てるように呟いた。

智律 >「この程度の攻撃でっ…!」
柊 >「ったく、ヒヤヒヤさせやがる・・・! 俺の後ろについてろ!」>智律
智律 >「今、下がるわけには行かないです…!」>柊さん
翔真 >「凛、無理をせずに下がっていろ。天羽に回復を頼め……。」
凛 >「う・・・うん・・・あぅ・・・くぅ〜(お腹に刺さったのをなんとか引き抜いて頷き)」>翔君
アドノレ >凛の回復は頼めるな?>智律
智律 >もとよりそのつもりです。>アドノレさん
GM >では、クラウスの行動・・・多重発動2レベル!

「パワーアップしたこの私をなめてもらっては困る!!」
3つの魔力が集積し、解き放たれる…まずは衝撃波『ディストーション=ブラスト』、
ついで周囲を焼き尽くす炎『ドラゴン=フレイム』、そして…『アポート』!!

アドノレ >ディストーションを封じるべきか、封術符でドラフレを封じるか…封術は1回きりだぞ
翔真 >ノーリーズンはあと1回しか使えないから^^;
智律 >……ドラゴンフレイムに『収束』!
翔真 >ディスブラはディスアペアで消せるからアドノレにお願いします。収束は……今確認中(汗)
GM >収束させてどこに行くのかな? 魔力誘導ではないから細かい目標指定は出来ない・・・って事は、使用者である智律に『収束』してしまうけどOK?
智律 >まあ…。この面子で一番魔法に硬いのは天羽なので、もとよりそのつもりですが(笑)
弓 >まぁ、どっち食らっても我々前衛の抗魔なんざ紙同然ですしねぇ(笑)
微 >啓示があってやっと19です(^^;)
凛 >本日よりダメージのランクが2段階くらいアップしておりますか?(笑)
翔真 >まさしく致命傷になりかねません^^;
弓 >まぁ、おまかせしますよー。魔法はわからない!…PLはともかく、弓は(笑)
翔真 >耐えられるなら任せます。>天羽君
アドノレ >では、ディスアペアでディスブラを消しに

「やられっぱなしは性に合わんのでな。これぐらいの嫌がらせは必要だろう」
アドノレが眼帯をずらすと青い光が漏れ出し、『ディストーション=ブラスト』を消し去った。
ついで殺到する滅びの炎…その直前に、魔法陣が出現する。
その力は、集光レンズのように魔力を一点に集めた…智律に。

「僕にっ、力があるのならばっ、ここで解き放つっ!!!」

智律は…耐え切った。体中を焼け焦がしながら。

智律 >「くぅぅぅぅぅ…、まだです、この程度っ!」
柊 >「馬鹿野郎! 無茶してんじゃねぇッ!!」
弓 >「………可愛いじゃない、これくらい(くす)」
アドノレ >「本人が好きでやってる無茶だ。止めたいならさっさと敵を片付けろ。心配するなとは言わんが、するべき事は最短ルートで敵を殲滅する事だ」
微 >「……もたもたしてはいられませんね……!」
翔真 >「その通りだ……!」
柊 >「ああ、幸い敵さんも随分傷ついてるからな・・・一気に押し切るぜ!!」
そら >「・・・・・・あとは、わたしが・・・わたしたちが、何とかします・・・!」
凛 >「ボクも・・・まだまだ頑張れるよ!」

ウィザード達は、態勢を立て直した。
目の前には、N2強化兵団とジローゼロクスに護られるクラウス。
その手には、『首席』が掌握されていた…『アポート』のみが、所定の効果を発揮したのだ。

智律 >ちなみに残りHPは19、と…………うーむ、ここはヒーリングウォーターを自分にしたいな。凛さん、後回しにしてもいいですか?
凛 >OKですよ〜もう敵の攻撃は終わってますし
弓 >N2残ってるってば(−−;
翔真 >対抗も考えねばなら無いけどこれ以上N2に撃たせるのと天羽君に集中した場合危険ですし……一気に押し切る方が今回は良いのでは……?
アドノレ >後ろに下がらんで良いのか?>智律
智律 >N2であれば…、まあ耐え切れない事もないです。いざとなったらADCケープもありますし(笑)
アドノレ >一時的に凛が下がるつもりなら、次のイニシアでプラーナつぎ込んでレインコールとするが?
凛 >下がるよりも殲滅優先で〜>アドノレ
弓 >私は行動落とすよー。とりあえず、N2が残ってると対抗で擬似餌されるからクラウスを落とせないので、今回はジローにいくつもりです
微 >弓さんがジローに行くならN2を削り倒します。

「ハァハァハァ・・・よくもやったな!!」怒りの叫びと共に、凛は白銀の狐へと完全獣化。
翔真と微、柊が続き、ジローの周囲を護るN2強化兵を倒しにいく。
凛の爪と尻尾が、微の双刀が、柊の魔剣がうなり、N2強化兵の前衛を全滅させる。

その間隙を縫った翔真が、ジローゼロクスへと向けて天津大鋼を振り下ろす…
が、ジローゼロクスはとっさに肘の十字手裏剣を展開、翔真の刃を弾き返す。

「・・・ハ! 今のはなんだ? ・・・痒いぜ!!」「………………」

アドノレ >せめて鍔迫り合いと言ってみる(^^ゞ
GM >いや、ジローはマイクロチェーンだから(笑)

「俺様のおもちゃを壊されてはたまらんからな」ニヤソ、と笑ってアドノレが黒い炎を吐き出す。
しかし、今度の目標はクラウスではなく…ジローゼロクスだった。

「なんだ…この火はぁ!?」まともに炎を食らったジローゼロクスのパワーがダウンしていく。
当惑するばかりのジローゼロクスに、アドノレは言い放った。
「もともと、感情を御して力に変えるなぞ、貴様には過ぎた技よ」

それは…ここまで無傷ではいられなかったジローゼロクスを倒す、絶好の機会。
「弓さん・・・どうしますか?」「…………………こうするのよ」

悪戯っぽく口元だけをほころばせ、弓が天空へと飛び上がる。
『右腕』のバーニア、スラスターを限界まで酷使したトリッキーな軌道を描いて、
彼女は背後から、無防備なジローゼロクスを強襲する。

「……こ、これが痛み……かぁぁぁぁ…!!」
直撃を受けたジローゼロクスは、弓の離脱と共に大爆発!

弓 >「………………………フン………付き合いきれないわ」
そら >「・・・・・・・弓さん、やりましたね・・・(にこ)」
アドノレ >「そして、だいぶマシになったとはいえ遠距離攻撃が山程残ってるわけだ」
凛 >「ふぅ・・・・(ちょと安堵)」
アドノレ >「言ってる傍から気を抜くか」
翔真 >「気を抜くな!まだ来るぞ……!」
柊 >「……伏せろ!!」
凛 >「うぁ!」

その時! 残ったN2強化兵達が、アンダーブルームで射撃を仕掛けてくる。
その対象は微と弓…しかし、これはダメージを与えるには至らなかった。

微 >左右の剣でそれぞれの弾丸を切り払う!
凛 >カーン(笑)
アドノレ >敵も味方もダイス目がなんだな(^^ゞ
微 >プラーナ使ってよかった(苦笑)
凛 >ダイス目の腐り具合なら負けない;;
GM >そして・・・ラウンド終了と同時にその場に現れる、もうひとつの影!!
智律 >む、さらに乱入者か…


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