【第12夜】
魔の片鱗
〜黒き星の皇子/NWOS版〜
<PART−14>
激戦! クラウス月匣邪神殿<1>
さぁ、戦いだ…今回は変則的に、先行している弓だけが前衛、残りのメンバーは後衛。
対する敵の数は、おおよそ30…皇子の魔法が完成するまで、ウィザード達は前線を維持していく。
まずは微が双刀を抜き払いつつ突進、その間にも弓の『右腕』がうなりを上げて石仮面たちを打ち倒していく。
しかし、石仮面たちは…数を減らされながらも刀を振り上げ、高く跳躍しながら斬り込んで来る!!
翔真 >30人も一斉に来る〜(苦笑)
微 >闘気突っ込んだ脇差の真価は乱戦にあり……舞うような動きで全部切り払い(笑)
凛 >「そんなもの当たるか〜!」
智律 >じゃあ、弓さんに『アースシールド』!
弓 >にゅあ?いいよ。MP温存しとき?
GM >ダメージは…ぶっ!! ファンブルかよ(笑)
弓 >助かった(^^;11点喰らいっと…すれ違いざまに、こっちの肩が切られて、相手は首が飛ぶ(笑)
「そらさんを助けるために…。 あんな…、あんな事はさせない為に…! 僕達は力を欲する!」
智律が『啓示』の力を解放し、その輝きを背に翔真が戦場に飛び込んでいく。
そんな剣戟怒号の響く中、後列でポージングしつつMP回復を図るアドノレ…
アドノレ >怒りは外に出さずに変換するものらしい(笑)
凛 >シュールだ(笑)>剣戟怒号の響く中、後列でぽーぢんぐ中
翔真 >これで一斉に敵の目がそっちに向いたら、有る意味凄いよな−(笑)
アドノレ >エジプトでも遺跡に残ったし(笑)
微 >石仮面がいっせいにポージングの方向を向く……(想像して爆笑中)
智律 >その隣にいるのが天使だったり(ぇ)
アドノレ >さて後は頼みの魔法で削り切れるかだな
ついで「この〜!!!邪魔だよ!!!」と凛が獣化しつつ飛び込む。
しかし、石仮面たちはよく防ぎ、なかなかダメージを通さない…
「むっ!ちょと甘く見た!」舌打ちしながら、凛。
アドノレ >次の機会があれば爪に火を灯すか(笑)>凛
凛 >そういえば、灯せるようになったのだ(笑)
この段にいたり、皇子の魔法が完成する。
「いけっ…グラン=ブルー!!」
青い衝撃波は、敵陣の一角に大穴を開けた…必要以上にダメージが通っているところを見るに、
敵の弱点属性は「水」であったのだろう。
弓 >「………………ナイス……!………一点突破!」
智律 >「はわわ…。凄い威力です。」
アドノレ >「やるではないか」
皇子 >「今のうちに、ここを通ってしまえば…!」
翔真 >「賛成だ……全員、突っ切るぞ……!」>ALL
微 >「突破します!」 左右に剣を振りながら一点突破!
凛 >「お〜!!(猛ダッシュ)」
智律 >「今のうちです〜!」
アドノレ >竹槍を持って走る(笑)
虚を突かれた敵は、一同を妨害する事が出来ず…その場を突っ切れば、目の前にはもう巨大なピラミッド。
そしてその頂上に…ウィザード達は憎むべきものの姿と、救うべきものの姿を確かめる。
GM >祭壇の代わりに、モノリスのようなそれでいて有機的なモニュメントが突き立っており、【そら】はそこに手足を拘束されている。制服はひどく切り裂かれ、身も露わな姿ではあったが…彼女はまだ生きていた。
凛 >「見つけた!!」
翔真 >「そら…………!」
微 >「そらっ!」
智律 >「そらさんっ!」
弓 >「……………………………そら………」
微 >「……ごめんね、そら、遅くなって……」
そら >「……う、くっ…皆さん、近づいて、は…いけません……っ」
アドノレ >「駆け寄る前に敵を確認しろ」
クラウス >「おやおや、ジローめ阻みきれなかったのか…もう少しで彼女の『心臓』を取り出せたんだがねぇ?」
翔真 >「!!!」
智律 >「…ここまでです。もう、貴方の好きにはさせません。」>クラウス
アドノレ >「どこまでが計算通りなのか知らないが誤差は確実に大きくなっておろう」
クラウス >「…それに、神条皇子くんまで来てくれたとは。これは面白い事になってきた…」
凛 >「ふざけたこと言ってるな!この変態男!!!(怒&睨み)」>クラウス
皇子 >「これ以上、誰も利用させはしないよ…僕も、その女性も…」
クラウス >「…だが諸君、今しばらくそこで待っていたまえ? この娘の心臓を抉り出し、我らの分身をたっぷりと注ぎ込んでやるところでねぇ…」
微 >「……させませんよ」
弓 >「…………………そう言われて……素直に待つと思って!?(ばさ、と翼を展開)」
智律 >「…そういって、罠に誘い込むなんて見え透いています。 …貴方の手の内も此処までです!」
弓 >「……………クラウス、どうせ偽物のお前に用はない。3秒以内に消えれば、見逃してあげるわ。………1…………2……………」
クラウス >「……そうしてあげてもいいが、なにしろ澪が壊れてしまったのでね。代わりが必要なんだ…もっと有能な、ね」
智律 >「……………………!!」
翔真 > 「ウゥゥオォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」WBUを蹴り立てる様に突撃……!
弓 >「……3!!!!」斬りかかります
微 >「……少しだけ、待ってて、そら。今、行くからね」突入、クラウスに切りかかります!
凛 >みんな突撃してる〜@@
智律 >そらさんに向かって走り出したいけど…とりあえず、罠があると見たから、それに対処できないか身構えます〜。
アドノレ >戦闘が始まるのは承知だがその前に何か遭っても良いように走らず
クラウス >「…さてその元気、どこまで続くかな?(ニヤリ)」
クラウスが笑うと共に、その直前に…4体もの石像が浮上した!!
GM >敵の配置は、不確定名「石像」(4)が前衛、不確定名「クラウス=フライ」が後衛〜。
微 >捕らわれのお姫様(そらちゃん)は後衛扱いでよろしいのですか?
GM >うむ、【そら】ならばクラウスの脇だね。
智律 >……おおぅ。
翔真 >弓先生、クラウスの布陣が怪しいと思います(笑)
弓 >いや、同一Sqにいないから、擬似餌はできません…なので、他にしかけがあるんだろーなー、と思いつつ
翔真 >クラウスより先手取らないと厄介になるかな……?
微 >相変わらず自信満々のクラウスがどうにも気になります(苦笑)
翔真 >今回も分身ゆえの余裕か、それとも別の理由か……確かに気になっている所では有ります^^;
凛 >また偽物?
微 >クラウスには以前まんまとしてやられた記憶があるので(^^;)
翔真 >石像がやはりゴーレム系だと倒した時が辛いなーと思っております(苦笑)
微 >硬そうなので効くかなーと(^^;)
智律 >…まずはフライを速攻せんとなぁ(汗) 多分カバーリングされるんだろうけども(^^;
翔真 >クラウスより先手取らないと厄介になるかな……?
智律 >む、そういや、隊列を…。天羽はお約束どうり前列で(笑)
翔真 >勿論前列です^^
弓 >前列ですな
微 >どう考えても前列です(笑)
アドノレ >前列でおこぼれ貰う(笑)
凛 >またラインディフェンスかい!(笑)
GM >皇子は後衛に…こいつには<魔力誘導>がないので制御が難しいのだ(笑)
翔真 >敵の前衛にも後衛にもグランブルーを撃ち込まれると困るです><;
皇子 >「…1体1体倒していくしかないのか…」いちおうアクレイルもあるんだけど、アクレイルですし(笑)
凛 >皇子のグランブルーに収束をかけてもらうかな〜
智律 >とりあえず皇子は待機していただくのが最善っぽいですな(苦笑) 手持ちのスキルもよくわからないし(笑)
微 >「摩耶さんを護ってください!」が最善でしょうね(^^;)
皇子 >「わかってる…ここまで来て、奴らの思い通りには…ならない」>微
弓 >とりあえず、私は飛んでクラウスに行きます
翔真 >射程が有るので直接攻撃予定、そらを襲おうとしたクラウスを斬ってやる(笑)
微 >とりあえず前衛を切る予定ー。
アドノレ >クラウスの識別は智律に頼んで俺様は石像を見てみるか
微 >そうですねー、アナライズしていただければありがたいです>アドノレさん
智律 >ま、臨機応変を合言葉に頑張りましょうて言う事で一つ(考えていないとも言います
>ぇ)
翔真 >臨機応変は考えないと出来ませぬ(苦笑)
クラウス >「フフフハハハハハ…さぁて、間に合うかなウィザードの諸君?」
翔真 >「黙れぇっ!」
凛 >「こてんぱにのしてやる!!(怒&獣化)」
アドノレ >「皆頭に血が昇っておるな」
さぁ、戦いだ…だが、先手を取ったのはあろう事か、クラウスであった。
ニヤニヤと笑いつつ、自身にディストーションフィールドを掛けて様子見しようとする。
だが、アドノレの眼帯から迸る光…強化されたディスアペアに阻まれ、術は虚しく消えた。
「フフフ…もとより返されるとは見切っていたさ。そうやって魔力を無駄遣いしていくがいい」
「互いに手の内は見てきたな。だが、俺様の種切れは見せた覚えは無いぞ」
「さて、その幻想もどこまで続くものかね…」「…!」
相変わらずの笑みを浮かべながら、【そら】の胸をひと揉みするクラウスに、怒りを露わにする智律。
「ほっといても尽きぬのが幻なれば、貴様が思うより随分としぶとい筈だぞ」
言いながら、アドノレは思考する。
(人のしぶとさは何より我が十分しっておるわ)
「僕たちは前に進む。――何とかするために、どうにかするために…。もう二度と悲しみを実らせないために!」
智律の啓示の力が、今一度ウィザード達の間に満ちていく。
ついで、突撃していく微、弓、翔真…その時、石像達の目が光った。
魔剣使いたちの斬撃の力が落ち、空中を駆けていた弓が石床の上へと落下する。
そう、これがクラウスの仕掛けた罠…封鎖領域の能力を持たせたセキュリティ=ゴーレムである!
「フハハハハ…かかったな。愚かだ…実に愚かだ!!」
「…………………さぁ、どうかしらね…」
落下しながらも…弓は、とっさに『右腕』を変形させる。
本来ならばブレードでクラウスを直接切り裂くはずだったのだが、現状では距離が足りない…
ならば、キャノンモードで撃ち抜けばいいだけの事…そう判断し、弓は一撃を放つ。
弓 >こちらもそのまま地面に叩き付けられる、と(笑)車田落ち〜
翔真 >危険な落ち方だ(笑)
微 >どしゃああんとか(笑)
アドノレ >月匣内なのに地面がえぐれる(笑)
「弓ちゃん!!!」「…かはっ!……」凛の絶叫と同じタイミングで、
弓が地面に叩きつけられる前に放たれた魔導弾は、的確にクラウスを捉え…
しかし意外な事に、クラウスはその場で大爆発を起こした!!
「やはり偽物か」…いや、それ自体は既に予想済みの事。
それ以上の事態は…そう、そこに【そら】がいた事…!!
「っ!………そらっ!」「そらっ!?」「そらっ!」「そらさんっ!?」
「あぁあぁああぁ…予想通りというか、やはりヤってしまったねぇえ…
いやぁ、なんともなんとも残酷な事だ、かわいそうにぃ…
まぁ、あくまで予想通りだがね。フフフハハハハ…!」
爆煙の中で、クラウスは嘲笑する。
「……っ、クラウス!?」「………く……クラウス!?……そら……!?」
思わぬ結果に困惑しながら、弓が、微が、なんとか煙の向こうを確かめようとする…
その向こうに、煙にまかれ、無数の破片に身体を突き通されながら、
「あ……がはっ……」…【そら】が呻いていた。
「あぁあ、残酷残虐外道非道、いくら私でもここまではやらないさぁッハハハハハハ…」
クラウスの嘲笑がなおも続く、その間。
「そらっ、大丈夫!?」
駆け寄ろうとする微に、後方からアドノレの声が飛んだ。
「クラウスが偽物ならそらが本物である必要が薄れる。叫ぶより前に全てを確認しろ」
拳を握り締め手が震え、それでもアドノレは厳しく言い放つ。
「奴の目的を考えれば即死する程のダメージは無い。暴走するのではないぞ」
「……っ、はい……」「分かっているよう!」
「…今は…、一刻も早く目の前の敵を倒してそらさんを助けるだけです…!」
悔しさに唇を噛みながら、戦い続けるしかないウィザード達…
「む〜キミ達一体、どんな能力持ってるんだ〜!!」
タイミングが一瞬遅れたが故に、封鎖領域の影響を受けなかった凛が、
とっさに敵を見据える…ピグマリオンを持っていない分の不利を気力で補いながら。
「むぅ〜みんな、気をつけて!この石像君達、『封鎖区域能力』を持ってるみたい!」
「っ、解りました!」「先に始末しないと面倒と言う事か……」
セキュリティゴーレムを前に、微と翔真が凛に答える。
「フッ…やっと気づいたようだが、遅い…遅すぎるよ君達はッ!!」
「くそっ……!」クラウスの笑い声を振り払うように、天津大鋼をふるう翔真。
しかし、どうやら特殊能力や飛行能力ばかりか魔法も封じられているようで、効果を挙げられない…。
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