【第12.7夜】
還りきたる迷い子
<PART−04>
最期の対決
〜それは語られる事なき物語〜
夢の世界の「欠片」に、意志の力とプラーナとが集結する・・・
すると、凄まじい抵抗を受けながらも目の前の空間が開け、
・・・そして、現実世界での【そら】の出力が、再び変化を見せた。
怜 >「…………これは……!?」
リカルド >「・・・出力 安定・・・まだ、厳しいけどな」少し笑顔を取り戻しつつ・・・流れる汗を手で払う
GM >・・・ちなみに合計465、達成値は450でした・・・
アドノレ >ずいぶんと目標が高いな(^^ゞ
GM >そりゃあ、マリキュレイターが相手ですから(笑)
翔真 >1回クリティカルでは達成値が僅かに足らなかった様ですし……これは本当にジョナサンさん様々ですね^^
ジョニー >V[o¥o ]V〜♪
リカルド >ジョニー・・・本気で嬉しそう(笑)
ジョニー >本気です(笑)
怜 >「……レッドゾーンは……」 危険ゾーンは抜けたのでしょうか?
GM >いまだ、レッドゾーンすれすれの状態だ・・まだまだ油断は出来ない!!
怜 >「……まだか……」
ジョニー >「・・・なんとか落ち着いたが・・・油断は出来そうも無いな(苦笑)」
尽 >「・・・そういう事だな。」
リカルド >「ああ・・・気 抜くなよ♪」とちょっといつもの調子で受け答え>ジョニー
怜 >「……」深呼吸して、作業集中
ジョニー >「だな・・・」>リカルド そしてこっちも作業集中
尽 >「そらちゃん、翔真君、微さん、アドノレ、杏音ちゃん・・・無事に還ってきてくれ。」
◆ ◆ ◆
GM >さて、夢の世界。一同は通過不可能と思われた壁を抜け・・・その空間に辿り着いた。
微 >「……ここ、は……?」
杏音 >「…?だれかいる…?」ふわっと降りたって
GM >そこでは・・・ふたりの少女が、徒手空拳にて激闘を繰り広げていた。翠碧色の輝きを迸らせ、光となってぶつかりあうものたち・・・
翔真 >「沙弥嬢!?それと……。」周りを見回してみます、そらの話通りなら後二人居るはず……!
GM >1人は全身から血煙を漂わせながら。もう1人は底知れぬ憎悪のオーラに全身を包みながら。
アドノレ >(ここから先が我が見ること叶わなかった真実)
GM >何度かのぶつかり合いのうち・・・血まみれの少女の気が一瞬、それた。
翔真 >「!?……何故だっ?」
GM >それは・・・いるはずのない存在を、そこに知覚したから・・・そこで一撃を受け、その身体が大きく跳ね飛ばされる!!
杏音 >「……!?…杏音たちに…気付いた…!?っ!」
GM >跳ね飛ばされながら、少女は光を失い・・・『ふたりに分離する』!!
翔真 >「!!!」
微 >「そら……沙弥さん!」
杏音 >「おねーちゃんっ!!」
アドノレ >「(我等に気づいた?)」
沙弥(?) >「かは・・・っ!!」その髪は真っ白になっており、口からは大量の血が溢れ飛ぶ。
翔真 >「…………違う………?」
GM >その近くに無造作に落ちる、もう1人の少女…そして、ふたりを打ち倒した相手が、床に降り立つ。
微 >「白い髪……DVDの少女?」
翔真 >「っ……とにかくっ……干渉出来る様になって居るのかも知れない。気を付けてくれ。」
微 >「はい……!」
アドノレ >返事は無いが気配を入れ替えたかのように
オーヴァーリンク沙弥? >「終わったね・・・・・・もう身体もボロボロみたいだし・・・諦めて滅べば?」>2人の「少女」
微 >「……そら、じゃない……? 口調が、違う?」
沙弥(?) >「ダメだよ・・・まだ、終われない・・・(吐血しながら)・・・そらちゃん、オーヴァーリンク・・・いける?!」
そら(?) >「結構ですが、あなたの身体はほとんど機能していません・・・撤退し回復する事を推奨します」
微 >「そら……? じゃない、あの少女がDVDの少女なら……あっちの、倒れているそらが……インフィナイト00……?」
翔真 >「止めろっ!………何であれ、もう止せ……。」>白髪沙弥嬢
杏音 >「それ以上やったら…と、とにかく回復しないと……」ピコハン装備
沙弥(?) >「ここでしくじったら・・・次はない、だからここで・・・(吐血)・・・ここでキメるんだ・・・っ!!」
オーヴァーリンク沙弥? >「・・・・・・あーぁ・・・せっかく拾いかけた命を捨てちゃうんだ・・・バカみたい、ってホントのバカだったっけ・・・?」
翔真 >「お前も止めろ!………ここが夢の中でも、それは無いぞ……。」
アドノレ >直接の手出しはしないがすぐにでも動けるように体勢を整え
沙弥(?) >「誰かは知らないけど、ありがとう・・・でも・・・(きっと正面を見据える)・・・そらちゃん、オーヴァーリンク!!」
そら(?) >「了解・・・EVOLUTION【OVERLINK】ACTIVATE」
オーヴァーリンク沙弥(?) >「・・・・・・・・・・・うざったい・・・!」全身からプラーナを迸らせる。
翔真 >「聞こえて居るのか!?………止せっ!止めろ!俺を呼んだのはお前じゃ無いのかっ!?」
アドノレ >「我等を知覚できる。ならば既に世界に干渉すべからずの禁は犯された。ならば動くべきか…」
ふたりはひとつとなり・・・最後の力を振り絞るかのように、
血塊をぶち撒きながら一直線に突撃する。そして・・・
微 >「そら……沙弥さんっ!」
沙弥(?) >「あれがインフィナイトなら・・・できるはず・・・・・・ダブルっ・・・オーヴァーリンク・・・っ!!」
オーヴァーリンク沙弥(?)「・・・・・・・・・・・・・・!?」
その瞬間、目の前で勝ち誇っていた「沙弥」の表情が明らかに変わった。
その身体から、もうひとりの【そら】が抜け出し…今まさに吶喊する「オーヴァーリンク沙弥」と融合したのだ。
杏音 >「干渉できるなら…せめて…せめてっ!リア・ラ・リス・リ…っ!?」
怜 >ダブルオーヴァーリンクって……
微 >っくは、そういうことが……
翔真 >「!!!!」
その時、空間は震えた。
怜 >こちら側の出力は?
GM >突然、限界を振り切れたかと思いきや・・・・・・今度は信じられないほどに低下していく!!
リカルド >「しまっ・・・・って・・・振り切れた後に、出力低下っ!?・・・今のうちに調整に入る!」四肢とボディの調整に入ります
ジョニー >電力供給の異常は!?
GM >電力に異常はない・・・しかし、目の前の【そら】の出力は、見る間に低下している・・・
ジョニー >「一体何が!?」
尽 >「・・・出力が?」ポッドに近付いておこう。
怜 >「……尽、頼む……そら……聞こえるか……!?」
尽 >「ああ・・・」
リカルド >「くそっ 今度は、低下しすぎかよ・・・」どちらにせよ リカルドに休む時間はなく、調整を続けることとなりました・w うまく接合できるかしら・・・
GM >フレームへの結合は停止している・・・いまだ時が満ちていないのか、それとも・・・
リカルド >「・・・何か足りないのか?」ぽそっとつぶやく
ナイトメア >「・・・・・・・・・・・・・・・(腕を組みながら状況を見ている)」
リカルド >「・・・今、あっちのほうはどんな状態だか わかりませんかい?」安定してるか 不安定かくらいのレベルが知りたかったり>ナイトメア
ナイトメア >「今は落ち着いているようだ・・・彼らの事も信じるんだ」
リカルド >「そうですか・・・よかった って、信じてないわけじゃない 安定してればいいなって思ったんでね♪」
尽 >「リカルドさん、ジョニーさん・・・いざとなったら、俺のジェネレーターを直結してくれ。」
リカルド >「・・・え?」一瞬手が止まるが・・・次の瞬間には意識せずに動き出し、調整を続行
尽 >「俺も・・・インフィナイトに、類するものだ。 何とか持つかもしれない。」
怜 >「…………言っただろ……あんたの遺言執行するのは俺だって」
華恋 >「大丈夫・・・私の名にかけて、誰も死なせません・・・」
ジョニー >「・・・解かった・・・だが・・・かえってこいよ・・・」
尽 >「ははっ・・・まだ逝く気はねーよ・・・・・・俺のパワーはあくまで非常用だ。・・・皆を信じよう。」
怜 >「……全員のことを信じている……だから……こっちで戦うと決めた…………あんたが逝ったら……責任は取る」
リカルド >「・・・・わかった・・・怜 頼むわ」
怜 >「……そら…………貴女はどうしたい!?」
一方、夢の世界…閃光の後、吹きぬける風と共に静寂が戻ってくる。
そこは、破壊の限りを尽くされた航空母艦の艦橋内部。
そこにあったのは…半壊し、機能を停止した2体のインフィナイト。
そして…対峙したままその生命消えゆかんとする、ふたりの「沙弥」。
微 >「…………今のが……」 それだけ言って沈黙
杏音 >「…お…おねー…ちゃん…たち?」微妙に震えながら
翔真 >「…………ここも……違う……。」
微 >「……違う? 何がですか?」
翔真 >「………そらに聞いた話と、違うんだ。」
微 >「……と言う事は……」 そらちゃんが間違って覚えていると言うことですか? とは口に出さず視線で
アドノレ >「これも有り得なかった事実なのか?」
翔真 >「いや……沙弥嬢が死んだとは言っていたが……そらが再製するのは海の底だったと言っていた……ここの様に陸の上では無く。」
アドノレ >「船が沈むという展開もありだな」
GM >その時、ひとりの「沙弥」の姿が砕け・・・何かに吸い込まれるように、もうひとりの手の中に消えていく。
翔真 >「……まだ続きが有るのか?……ここから繋がるのかも知れないな……。」
沙弥(?) >「・・・・・・・・・おわった・・・・・・ははっ・・・(その場に膝を突く。噴き出すがごとく夥しい出血)」
微 >「沙弥さん!」 駆け寄ります
杏音 >「はっ!おねーちゃんっ!」走りよります
沙弥(?) >「だれ・・・・・・?」その目からも血が溢れていて、おそらく視力も失われているのだろう・・・
微 >「だれ……そうですね、今も護ろうとするもの、です」とりあえず抱き上げ……「なんて、無茶を……」
杏音 >「喋らないで…大丈夫。治るからすぐ元気になるから…リア・ラ・リス・リトス・リアトリス…ぶつぶつ」一生懸命回復中っ
微 >「名前は、神代微……杉崎、沙弥さん、ですよね?」
沙弥(?) >「・・・・・・もしかして、お迎え・・・かな・・・?」
微 >「……あなたを、呼びに来ました。でも、それは……帰るために、です。待っている人が、いるのでしょう?」
沙弥(?) >「私、たぶん・・・もう、助からない・・・から、先生達に・・・ごめんなさいって・・・」
微 >「あきらめないで。自分を信じて。みんなのところに……待っている人がいるところに、行きましょう。あなたを、愛してくれる人がいるところに」
沙弥(?) >「・・・・・・でも私、いっしょうけんめいやったから・・・ディメンジョン=ガジェットを・・・取り返せた・・・これで、なにもかも・・・大丈夫・・・」
微 >@内心「(取り返せた!? 一度、奪われたと言う事!?)」
杏音 >「うん。がんばったがんばったよ。…だから…だからちゃんと誉められないと…みんなに誉められないと…」ぐすっ笑顔
沙弥(?) >「ありがと・・・(けふっ・・・吐血)」
アドノレ >倒れた方に着目
GM >インフィナイトの1体は、そのまま機能停止している。そしてもう1体は四肢と頭がなく、胸部からは何かが突き出している・・・
翔真 >「未来と、過去が有ったのなら……何所かに現在が有るのかもしれないと思ったのだが……考え過ぎだろうか……?」目はインフィナイトの二人を見ながら
アドノレ >「否定は出来ぬ。それよりも一つ気になる事態が…」
その瞬間。轟音と共に、艦橋の一部が消滅した…
アドノレ >「…ぬっ」
沙弥(?) >「ん・・・そらちゃん・・・」見えない視線が泳ぐ・・・
微 >「……っ!」 沙弥さんを抱えて
GM >それは、艦橋の床を削り落とし、インフィナイトの1体を瓦礫の中に巻き込んでいった!
微 >なるほど……そういうことですか(^^;)
翔真 >「言われた通り、まだ何か有るのか……!?」周囲警戒です。
GM >では、翔真は見る・・・次々と、巨体を削り落としていくものの正体を。
翔真 >……何でしょう?
GM >それは・・・三笠公園からの艦砲射撃。
杏音 >うぉーう(笑)
翔真 >「三笠か!?………と言うことはまさか……!」
微 >超ワールドゲイト砲っ(^^;
ジョニー >うわ・・・
GM >その一撃、一撃が鋼鉄の装甲を破砕し、塵へと還していく。
尽 >三笠はトドメに過ぎない・・・か。
翔真 >「退避するぞ!超ワールドゲイト砲が来る……!」
微 >「……はいっ……!」
杏音 >「……うんっ!」
翔真 >可能ならもう一人のインフィナイトを抱えて脱出します。一応タンデムシートが有るから乗せられはするので。
沙弥(?) >「わたしを・・・そらちゃんと一緒に・・・」もう、彼女が居ない事も知覚出来ない・・・
杏音 >「……そら、おねーちゃん…えっと」ごしごしきょろきょろ
GM >伸ばした沙弥の手が、鮮血を噴き出しながら宙を泳ぐ・・・そこにもう一撃。
沙弥の片手が、ちぎれて消えた。
微 >沙弥さんを直接殺したのってワールドゲイト砲だったと言う事になるのかー(ーー;)
尽 >結論”だけ”言えば。
微 >ちょっと複雑だな、とPLが(ーー;)
リカルド >これは・・・伝えられない・・・やよいさんには・・・
ジョニー >残酷すぎる・・・
怜 >これが事実なら、ね…
GM >しかし、無事なほうの手には何かが握られている。
微 >「……これ、は?」
沙弥(?) >「ディメンジョン=ガジェット・・・学校の、大事なものなの・・・これが盗まれたから、世界は・・・」
リカルド >ああ・・・なるほど・・・握られてるものが・・・あれか
怜 >やはり・・・
リカルド >しかし・・・D=Gって いったいなんなんだろうか・・・なんか、これ、後からつけられた名前っぽいし
尽 >さて・・・どうかな。
微 >握られたものを確認します。可能なら、受け取りたい……
リカルド >あ、どんな形をしてるか見ておいてください(><)
アドノレ >確かにそれは確認の必要がある
微 >そのつもりですー
アドノレ >「去り逝く者に偽りの事実と救いを。手を握ってやれ」>杏音
杏音 >「…アドおじさん……うん…」うなずき
GM >しかし、無情にも・・・一同の身体は、沙弥やインフィナイトをすり抜け始める・・・
翔真 >「また切り離されたのかっ?……ここに来て、この最後の光景を見るために……!(唇を噛む)」
尽 >それが過去を識る事・・・外伝1はそればかりだ・・・まだ出来る事があるだけマシだよ。
怜 >外伝1は覆せない過去の事実の探索だからな……
沙弥 >「それよりも・・・そらちゃん・・・」再び轟音と共に、別の床が空間ごと削り取られる。
翔真 >そらを沙弥嬢の元へ運びます、まだ可能であれば。
GM >では翔真・・・辛うじて、「そら」を沙弥のもとまで運ぶことは出来た。四肢と頭を失った、先ほど見たばかりの・・・それを。
微 >翔真さんと沙弥さんを運びたいのですが……
GM >うむ。そうしようとした瞬間・・・一同全員を、閃光が包む。
アドノレ >どこまでが透けて、どこまでが触れられるのか今ので判らなくなった(^^ゞ
微 >「くっ……!」 光の中でもD=Gの形は確認します!
GM >それは、小さな拳大の・・・卵のような形をした物体だった・・・
アドノレ >消え逝く者の最後の願いを叶えよう…『D=Gを彼女の願った場所へ』
翔真 >「逢いに行くぞ、必ず……今度こそ今のお前に……。」>沙弥嬢&そら
PREVIOUS CHAPTER | NEXT CHAPTER |