【第13夜】
7800万キロの虚空

<PART−10>



月軌道上の戦い<1>
〜VS ガレオン・鳳凰院混成艦隊〜



夜闇の魔術師達は突入する。鳳凰院・ガレオン混成艦隊と、ハイパー=ラフレシアに向かって。
しかし・・・その有様を冷ややかに見つめる影が、ひとつ・・・そして、もうひとつ。
彼ら魔王たちの視線のもと、宇宙空間での戦いは始まろうとしていた・・・
(そして、その裏舞台。)

GM >だがその時、凛は思い出した。艦内の荷物置き場に、「マルチプライ=リアクター」がほったらかされてたのを…
弓 >ああ、あったな。
GM >以前の本編で入手したものの、使い手が現れないまま放置してあったアイテムだ(笑)
凛 >「む〜大艦隊だな〜・・・・あれ?そいえば、倉庫に武器みたいのがあったかも〜」
翔真 >「武器?……使える物だったら何でも使いたい所だが(汗)」
凛 >「ちょと見てくる〜アドっちも一緒に来て(ててて〜)」
アドノレ >「どれどれ」(ごそごそ)
凛 >マルチプライ=リアクターって、取り付けに1行動いるのかな?
GM >もちろん(笑)
翔真 >「(……こんなに派手にやったら、何時何所で魔王が出て来るか解らなくなって来る……が、止むを得ん。)」

その間にも、戦いは始まっていた…先手を取ったのは、ジョニー。
前衛で突出している【そら】と弓を除く全員に、「ブレッシング」で事前の援護結界を張る。
その後、鋼地が動く…鳳凰院艦隊に箒の先端を向けて。

「『イサーク』データリンク! 『イシュマエル』……アナライズ!!」

鋼地 >やっと止まった……達成値63です(笑)

『イシュマエル』に搭載されたディスプレイが、アナライズ結果を表示する…

鳳凰院宇宙艦 箒相当 HP60(12で行動不能)
武装…主砲・AAマジックミサイル×2
命中10 回避0 攻撃50 防禦16 魔導8 抗魔6 行動1
その他、戦闘能力にさしたるものはなし

鋼地 >アナライズ情報を皆さんに通信します(素敵な能力値だ・笑)
ジョニー >ぶぼは! AAマジックミサイル…絶対命中!?
翔真 >「一撃で行動不能にするのは難しいな……。」
ジョニー >「・・・意外に耐久力が・・・」我々だと・・・ダイスを回してしまったら一撃で沈む可能性が(苦笑)
鋼地 >頑張って逆刃してください。あなたが頼りです(苦笑)
凛 >「翔君〜ちょと待っててね〜」
弓 >まだ距離離れてるんですよね?じゃあ、射撃しようかな…
GM >おっと、ガレオンシップかな?鳳凰院艦かな?>弓
弓 >あ、ガレオンですよ。鳳凰院は、いちおう後回しにしてあげりゅ(笑)

「………人間がいるようだから…一度だけ、警告してあげるわ。
………死にたくなければ、道をあけなさい………」

弓が放った一撃は、ガレオンシップの装甲に傷をつけた。返礼とばかりに、ガレオンシップが一斉射撃する。
ジョニー、鋼地、【そら】、そしてノアにいる翔真やアドノレに…

凛 >ぎゃ〜っす!!
ジョニー >バイクに乗っているのに〜(苦笑)
翔真 >今回も狙いが的確だぞコンチクショウ(苦笑)
ジョニー >見事に回避一番の人を外れる(苦笑)
弓 >そんなに私が怖いかΣ( ̄□ ̄;
翔真 >操縦しているからやむを得ないと言うかむしろ自然と言うか(^^;
アドノレ >第3艦橋直撃(違
ジョニー >あそこは・・・ある意味墓場(爆)
凛 >右舷大破〜!(笑)

「………………止まらないのね……じゃ…………死んでもらいましょう」
この展開を待っていた、とばかりに弓が凄惨な微笑を浮かべ、ウィザード達は順次回避にかかる。
鋼地への一撃目は「後光」によって大きくそれ、仲間のガレオンシップを直撃した!
だが、続く攻撃をさばききれず、直撃を受けてしまう。
「Evolution・・・P−MODE!!」「!? これは……ありがとうございます。」

だが、その【そら】もまた直撃を受けていた…相変わらずの、自らの被害を度外視しての行動である。
「チッ……そらッ!?」「随分と派手な爆発の割に…無茶しておるな」
改めて見れば、ジョニーもまた一撃を受け傷ついていた。「ちい!? 流石にデカイ奴の攻撃だな!!」

凛 >大丈夫かな?
翔真 >頑張れそら〜><;
そら >・・・まだ問題ないです。大丈夫・・・
ジョニー >皆回っていいなあ・・・・・・・・・・・OTL

「………………手加減する理由もなくなったわね……行きましょう、そら」
と、弓が呼びかけたその時。返事をするかのように、【そら】の全身が緑色に輝いた。
「…認定=敵。戦闘能力の封印を外します………OVERRAGE!!」

その間に、凛とアドノレは倉庫の中から、マルチプライ=リアクターを見つけ出していた。
「ん〜と、取説取説〜」「設置か?ジョナサンところで似たような手伝いもしてたからな」
「お〜!なら、任せたよ〜ボクは運ぶのを手伝うから」
「焦らなくて良い、それより揺れるから気を付けろよ……。」「は〜い!わぉ〜っとっと」
翔真の言葉に元気よく返事しつつ、振動によろけながらバランスをとる凛を、アドノレがフォローする。

「めったな事では船酔いせんから安心しろ」
そんなこんなで、2人はノアの砲座にリアクターを運んでいく。

アドノレ >斥力場残しておきたいのでカウント1まで下げたい・・・設置は頼めるか?
凛 >設置の仕方はわかるのかな?
GM >設置を申告すればOKです〜。箒オプションなので(笑)
アドノレ >行動1回分消費だな。そして俺様は指示するだけ(笑)
凛 >らじゃ〜「ん!ボクでも大丈夫みたいだから、くっ付けるね〜」そしてちゅどーーーん(笑)
翔真 >ちゅどーんは駄目ナリ〜(^^;

「ふむふむ〜・・・・こうでこうでこうかな?」
凛の作業によって、ノアの主砲にマルチプライ=リアクターが装着される。
そして、それを確認する翔真。
「キャプテン!波動砲設置完了しました!」
「……来た、流れ弾に当ってくれるなよ……!」

祈るように、グリップに手を掛け、トリガーを引く。
マルチプライ=リアクターによって増幅された魔導弾丸は、瞬時にして宙域に拡散した。

だがその一撃は、予想以上の成果を挙げていた…
何故ならその刹那、翔真には『視えて』しまったから。
蓋を開ければ、鳳凰院艦隊は奇跡的に回避できた1隻を除いて全艦が被弾、中破していた。

ジョニー >「・・・・・・・・・・・・・(絶句中)」
翔真 >「(……拡散波動砲って訳じゃ無いよな(^^;)」
アドノレ >「鳳凰院になんか恨みでも在ったのか?」>翔真
翔真 >「………視えただけさ、多分な(苦笑)」
凛 >「え〜ボクのメカニックとしての腕じゃないの?(くすくす)」でも1隻避けたし@@
アドノレ >「なんか知らんが、ばれないようにやれよ。いざとなったら夜逃げの手配ぐらいは引き受けてやる(笑)」
翔真 >「厚意は有り難く受けておく(苦笑)」

返礼とばかりに鳳凰院艦隊が発砲する…だが、そのいずれの攻撃も、
ウィザード達の前に悉く回避されていた。

「かなり動揺してるのと違うか?」「………………それで、狙ってるつもりかしら?」
ノアの内外で、それぞれの印象をひとりごちるウィザード達。
「・・・・・・催眠波の減衰が激しいのです。推定できる可能性は・・・音波」
「……………真空の宇宙空間で音ね…非常識もいいところだわ」
「・・・それが、エミュレイターというもの・・・」淡々と答える【そら】に苦笑する弓だった。

その間にもジョニーが前衛に向かい、更に!
「『イシュマエル』……僕の想いを……皆に届けて……」
続いて前衛に上がった鋼地が、【そら】と弓に啓示の光を投げかけていた。
その光を浴びながら、弓はガレオンシップ1隻へと射撃。
「カノン=スペル」の付与された魔導弾は敵艦腹を貫通し、一瞬で爆散せしめた。

翔真 >俺達も非常識の塊だけどなー(笑)
凛 >であ、ブラックノアの上で無意味に仁王立ちを(笑)
翔真 >やりたかったんだがな−、ガッチャマソFの様に艦の上で剣を構えて突撃(笑)
凛 >じゃ、アドノレも一緒で3人で!(笑)
ジョニー >次のラウンドでガルバリオンがやります!バイクで(笑)
弓 >人それを…&名乗る名はない!をやって(笑)
ジョニー >それをやるんだったら、CVがそのもののリカルド先生に(笑)
アドノレ >領域作成 闘気組替え…凛と一緒に仁王立ちしてると、地球の方から謎のエネルギーを受け取る(笑)
翔真 >ダ・○ーンの様ですな(笑)

アドノレが、地球の方角から魔力を感じ取っていた頃。
4隻に数を減じたガレオンシップは、鋼地と【そら】を集中攻撃に掛かった…
だが、その精密射撃の全てを、紙一重で避け続ける鋼地。
「!? 『イシュマエル』!!……まだいけます!」

鋼地 >……全部避けやがった(核爆)
アドノレ >やるな〜
凛 >紙一重だ!
翔真 >火事場の何とやら?(笑)
ジョニー >端から見ていると凄まじい事してそう(笑)
翔真 >ゼロの領域が見えているかも知れない(笑)
ジョニー >定光みたいに未来が見えてい(殴打)
鋼地 >実はキ○グ・クリ○ゾソ(待)

その時、【そら】に一撃が命中する…鋼地は、すべき事を心得ていた。
「『イシュマエル』、対物理障壁展開! 目標……そらさん!!」

鋼地の声に応えるかのように、虚空から集められた分子が岩を形成し、
ビーム砲の一撃を受け止めて砕けた。そしてその煙の中から、無傷の【そら】が現れる。

「・・・・・・実は、必要はありませんでしたが・・・砲撃によるダメージは、無力化しました」

続く、第2ラウンド…鋼地の「啓示」に加え、敵側は大きく出遅れており、
ウィザード達は一方的先制を可能とする状況にあった。

ジョニーは、鳳凰院艦隊の1隻に狙いを定めた…ウィッチブレードUの刀身をくるりと回し、
逆刃でそのエンジンブロックを一撃する。その狙いは的中し、鳳凰院艦は動きを止めた。

「まずは一隻!」

更に、その横では…【そら】の両腕がまばゆく輝いていた。
「Evolution・・・W−Mode・・・」

翔真 >「………不味いな。」
凛 >「ん?(小首傾げ)」>翔君
アドノレ >「こちらの手数と相手の火力か」
翔真 >「それも有るが、行動不能になった艦を巻き込んで撃つ事は出来ない。被害が計れん。」>凛&アドノレ
凛 >「相手の中枢を一点突破で狙いたいね!」
翔真 >「あぁ……それに下手をすると行動不能になった艦が重力に捕まって落ちて行くなんて事が無ければ良いのだが……。」>凛
凛 >「転移でブラックノアを敵のボスまで飛ばせないかな〜(考)」
翔真 >「だが、どちらにしろ活動不能にして本隊に肉薄するくらいしか手は考えられなかったからな。無事に済む事を祈るだけさ(苦笑)」
アドノレ >「下から観察してたらすごいネタが取れるぞ。鳳凰院家の私設軍相手に発砲してるからな」
鋼地 >鳳凰院一番艦、沈没!!(待)
翔真 >「……後で絶滅社宛てに損害賠償請求とかが来なければ良いが(苦笑)」
凛 >「せめて操られているのを、どうにかできれば!」
翔真 >「艦の動きは鈍くなっているから確かにこのまま押し切れるかもしれないが……後ろのラフレシアがこのまま黙っているとも思えない。」
凛 >艦隊に魂があるのなら、応えろ〜!!(笑)

その間にも、戦いは続いていた。
「術式選択…砲呪文…」弓が再び、魔力を込めた砲撃をガレオンシップに叩き込む。
そこに【そら】が吶喊、その傷口に両拳を重ね、力を放出した。
「・・・・・・・D=STINGER!!」

瞬時、そのガレオンシップは輪切りにされ、ついで粉砕された。

更に、ジョニーが鳳凰院艦隊の無力化を狙うが…傷の痛みか手元が狂い、有効打を浴びせられない。
「『イシュマエル』……大地の想いを……ジョニーさんに……」
そのジョニーをフォローすべく、鋼地が「レイ・ライン」を使用する。
地球からの治癒の力が、ジョニーの傷を癒していく…

その間に、前進したアドノレは拳の炎をガレオンシップの1隻に浴びせようとするが、これも有効打とはならない…
「焼き芋焼くにはちと火加減が難しいな」

アドノレ >げふぅ。また3後1でCなのに…そしてダメージはF(笑)
ジョニー >今回もダイス荒れ気味だなあ・・・・OTL
アドノレ >魔法は手加減などという微妙な事には向かんのでな(苦笑)
鋼地 >あの……本日……鋼地君とそらさん、飛びまくりです(爆)
ジョニー >素晴らしきヒイッツk(殴打)
翔真 >「凛、ガレオンの艦隊を早めに潰しておきたい……出られるか?」>凛
凛 >「ん!了解〜(ウィンク)」
翔真 >「せっかく二人っきりなんだが……ちょっと残念だ(フッ)」
凛 >「わぉ〜なら、帰ったらゆっくりと(嬉)」
翔真 >「………だな(笑)気を付けて行って来い。」
凛 >「うん! じゃあ、出るよ!(ばしゅ〜ん)」

回復したジョニーは、逆刃にしたウィッチブレードUをもって、
先に撃ち漏らした鳳凰院隊への攻撃を続行していた…
「『イシュマエル』、シャドウフォースフィールド展開! 目標……ジョニーさん!!」
鋼地の支援を受けたジョニーの一撃は、今度こそ鳳凰院艦を無力化する…残り、あと3隻。

その間にも、【そら】は翼のブースターから光を放ちつつ、次なるガレオンシップへと吶喊していた。
砲門を向けようとしたガレオンシップだったが、相手のスピードに対処しきれず、
見事なまでにその砲門から、内部への侵入を許してしまう。
大出力ブースターの噴射と、半分破壊エネルギーと化した身体を利して、艦内で暴れ狂う緑の髪の少女。
そして、瞳から橙色のスパークを放ちつつ、とどめに一言…
「・・・・・・・・絶殺・・・」

その直後、ガレオンシップは木っ端微塵に砕け散った。
その断末魔に目もくれず、弓は【そら】の無事だけを確認、次なる敵を見据えて呟く…
「………………あと、2…」

凛 >おお!!
鋼地 >そらさん、また連続Cです。もう止められません(爆)
翔真 >敵はファンブルか…そらりん大アバレだ(笑)
ジョニー >そらりん・・・・・・・・・・すげえ・・・・・・・・・・・・・OTL
凛 >今日は・・・・・・・ダイス神の差別が;;
翔真 >そらりん、宇宙適性高いな(笑)……やはり宇ちゅ(以下略笑)
アドノレ >俺様は地球(ちたま)を離れると加護が薄れるらしい(TT


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