【第13夜】
7800万キロの虚空

<PART−11>



月軌道上の戦い<2>
〜VS 敵混成艦隊&「腐肉の超花」〜



戦いは、なおも続いていた。

「ん、射程いっぱいだけど、届く!!風よ!!」
宇宙であることに気づいて、悪戯っぽく笑う凛…その爪撃が、4隻目のガレオンシップを捉えた。
大きく傷つけられるガレオンシップ…その時、鳳凰院艦隊がAAマジックミサイルを一斉に乱射した!

ジョニー >キタキタキタ〜
凛 >しねる〜!!
ジョニー >しまった、アンチマジックとか使えない・・・啓示で上がっているのがせめてもの救いか・・・OTL
翔真 >ダークバリアも張れん(苦笑)
アドノレ >漆黒の翼展開中だからもっとダメージが減る・・・まぁ、こんなもんか・・・
鋼地 >それでもって凛さんに『レイ・シールド』です。
凛 >おお!!あり〜♪

「間に合わないか……!」「わわわわわ〜!!!」
「『イシュマエル』、対魔法障壁展開! 目標……凛さん!!」

それぞれの方法で、ダメージを軽減しに掛かるウィザード達…そして、爆煙が晴れた後。

「ちい!!」「……………く……さすが新素材……致命傷にはなってない…」
「ふぉっふぉっふぉ。この程度の炎では産毛が焦げるのが関の山」
「くっ……もう一射来られると厄介だな……。」

ウィザード達は大なり小なりダメージを受けていたが…どちらかといえばダメージが大きい翔真が、
苦渋の表情を浮かべつつ呟いた。

「鋼君、さんきゅ〜!」「いえ! これ位なら僕にも出来ます!! ですので凛さんは相手を!!」
「ん!攻撃はボクに任せて!」前方の鋼地と言葉をかわしつつ、鳳凰院艦隊に向けて眉根を寄せ怒鳴る凛。
「痛いだろう〜!!!」

だが唯一、彼女だけは無傷であった…
「・・・この程度では、『私には』塵ほどの影響も出ません・・・」

しかし、ガレオン艦隊が更なる射撃を仕掛けてくる…
「わぉ〜危ない〜」凛は箒の機動でこれをかわし、翔真もノアを左右に振って回避する。
直撃したジョニーには、鋼地がアース・シールドで援護をしていた。

「『イシュマエル』、対物理障壁展開! 目標……ジョニーさん!!」「すまない!」
「大丈夫です! ジョニーさんは鳳凰院艦隊を!!」

凛 >凄い攻撃力だ@@
GM >そりゃあ、曲がりなりにも船ですから(笑)

翔真は、再び射撃を仕掛けようとしたが…既に敵味方が入り混じっている状況である。
「駄目か、これでは撃てない……。」
やむなく翔真は、砲門を戦場の外に向け、なおも敵艦隊の後続を威嚇射撃するにとどめた。
戦場へと二射目を放ってこないノアを後ろ目に、弓は冷たく呟いた。

「……………フン……やっぱり甘ちゃんのままなのね………。…………なら……私が殺してあげるわ……」

翔真 >聞こえ無さそうなのが歯痒い〜(苦笑)
弓 >あーあ…せっかく仲直りするチャンスだったのに… (↓ででーん↓) 好感度が下がったらしぃ(笑)
翔真 >仲直りするのに人柱はイヤーンなの(笑)

その弓の射撃は、狙い違わずガレオンシップの装甲の合わせ目を貫通し、また1隻を爆沈せしめた。
これで、残るガレオンシップはあと1隻…その爆発を見届けながら、
鋼地は魔石R2を1個使用し、プラーナの回復をはかっていた。

凛 >もう少しだ!
弓 >次のラウンドは、前に出て切りかかろうっと♪ 大気圏突入&突破能力が欲しかったし…右腕で食べようかな(くすくす
翔真 >「(もう一度死点を撃つと沈めかねん……操縦を代わってもらえれば手は無くは無いのだが……。)」
アドノレ >俺様が魂狩りパンチでも繰り出すか(笑)
翔真 >鳳凰院艦隊を確実に無力化するには逆刃が一番確実だと思うのですよ(苦笑)
アドノレ >片方にメルトアームズ掛けるのとそのまま殴るのとどっちを希望?
翔真 >ダメージを与えておいた方が良いかと、特にガレオン艦を。
鋼地 >個人的にはそのままに一票ですね。

そして、アドノレが残ったガレオンシップに一撃を入れていた…だが、まだまだ倒すには至っていない。
なおも進んでくるガレオンシップを前に、アドノレははたと思い浮かび、そして思わず口にした。

「俺様としたことが。焼き芋の際には串を刺すのを忘れておったとは」

アドノレ >じぅじぅ・・・まだ焼けない
ジョニー >〜(不覚にも爆笑)>焼き芋
翔真 >「……芋扱いなのか(^^;」
アドノレ >ガレオンは残り1なのだが、ちと気合抜けすぎだな
翔真 >AAミサイルが続けて撃たれると流石に煩いですしね…ミサイル撃つのは鳳凰院艦隊ですけど(苦笑)
ジョニー >後衛の人たち注意〜 ここでブレッシングの効果切れたです。
アドノレ >マントをたなびかせる風がやんだ(笑)
鋼地 >……宇宙の風って基本電磁波なんですが(爆)
翔真 >太陽風も有るし(笑)
凛 >凛はBNの上で仁王立ち(笑)
弓 >まるでガン○ム(笑)
ジョニー >□ム兄さん(笑)
凛 >まだ、スペースストリップはしてないはず〜だよね?(笑)
翔真 >自分の記憶の限りではまだ(笑)ちなみにこちらは後方の艦隊に牽制射撃中(苦笑)
GM >うむ、翔真の攻撃のおかげで後方のガレオン艦隊は戦場に侵入できないでいるね。
翔真 >好感度を下げてでも撃った甲斐は有ったらしい(笑)

「連続攻撃・・・一気に畳み掛けます」ブースターを全開にして【そら】が殺到し、
「落ちろ〜!!!」
と、凛がエアブレードを纏わせた爪で攻撃する。
怒涛の連続攻撃は、最後のガレオンシップを完全に粉砕した。
その頃、ジョニーも鳳凰院艦1隻を無力化、残りを2隻としていた…。

凛 >「ふぃ〜こっちは終わったよん!」
翔真 >「よくやった、後は残った鳳凰院の艦隊を沈黙させられれば………ラフレシアに肉薄出来る。」>凛
凛 >「やっと敵の中枢を叩けるね!(強気の笑み)」
ジョニー >「だが・・・まだまだ敵は来るぞ。注意するんだ!」>凛ちゃん
アドノレ >「あとの事まで知ったこっちゃないが、山ほどゴミがでるな」
翔真 >「………調べに来たりする輩もごまんと居るだろうし、鳳凰院も自分の所の物くらい始末するだろう(苦笑)」

「・・・初期の目的は完遂しました・・・引き続き後方を攻撃します」
当座の敵を破砕した【そら】は、なおも前進する。

凛 >へにょ〜&よし!&へにょ〜&よし!(笑)
翔真 >へにょへにょとよしよしですか(笑)
アドノレ >凛、いつのまに酔拳を(笑)
鋼地 >いつアルコールが入ったんですか(爆)
凛 >だってダイス目が(笑)
ジョニー >これで残ったのは鳳凰院艦隊2隻か・・・
弓 >じゃ、遠慮なく落とすかにょー(ぇ
翔真 >鬱陶しいガレオンの方を先に沈めて来て〜(苦笑)
弓 >ガレオンもういないんでしょ?
GM >いやいや、敵後方からはガレオン艦隊の残り、そしてハイパーラフレシアが迫ってきている。ただし、攻撃が届くのはガレオン艦隊までだね。
鋼地 >後方の艦隊は何隻かわかりますか?
GM >大型のガレオンシップは既に撃沈されていて、後方にいるのはいくぶん小さめなんだけど・・・数が多い(爆)>鋼地
アドノレ >後方レンジ外にガレオンの追加とラフレシアと考えれば良いのか
鋼地 >それは……皆さん、後方艦隊には肉薄しないで下さい(笑)
弓 >それは届かないから(笑)
GM >今撃沈してきたのが巡洋艦なら・・・後方から来るのは駆逐艦(笑)
鋼地 >我々からすれば十分でかいです(爆)
翔真 >数が多ければそれこそマルチプライリアクターで掃射が楽か(笑)
アドノレ >ガレオンのおおよその数はわかる?
GM >視認できる限り、おおよそ300以上(笑)
ジョニー >うわああ(苦笑)
アドノレ >きびしぃのぉ
GM >ちなみに現状で、射撃なら後方艦隊には届くね。ハイパーラフレシアにまで届くのは翔真だけ(笑)
弓 >あるいは射程無限のFC(笑)
翔真 >それは危険過ぎるです〜ステーションまで沈んでしまう(汗)
弓 >とりあえず、ミサイルうっとおしいから接近しちゃお。MR掃射は避けれると信じて(笑)
翔真 >………これで当ててしまったら更に好感度減(汗)……ひょっとしてそこを狙われて居る!?(爆)
アドノレ >女難の相は皇帝だけでなく王にも刻み込まれていた(笑)
翔真 >女難はPLだけで十分なのに(^^;
鋼地 >ああ……これで『ドラゴン・ファング』が使えないか……(爆)

弓は翼を大きく広げて、鳳凰院艦隊のうち1隻に舞い降りる…ジェネレーターの直上に。
「…………………一度、試してみたかったのよね…………」
どことなく悪戯っぽく微笑む、その真意は…鳳凰院艦を盾にする事にあった。

その間にも翔真は、なおも進んでくる後方のガレオン艦隊に、射程距離の優位を押して射撃を仕掛ける。
マルチプライ=リアクターによって増幅された拡散魔導弾は、ガレオン艦隊を次々と沈めていく!!

「た〜まや〜」

翔真 >「少しは削れたか……。」死点が出なかった分を埋めたかどうか…
GM >瞬時に29隻が沈んだ!!(ぁ
翔真 >…………え?(^^;
GM >こいつら、実はHP=数なのだ(笑)
ジョニー >デンドロビウムな光景だなあ(笑)
鋼地 >今回は翔真さんが飛ばしているようです(笑)
翔真 >・・・って事は、防御力20程度でHP300以上って事か〜!(^^;
凛 >「あと少しだよ!」
GM >で、鳳凰院艦隊…AAマジックミサイルはそれぞれ1発だけ残ってる(笑)ので…翔真だそうな、って火属性だからダメじゃん!!(笑)
ジョニー >ぶ(不覚にも爆笑)
凛 >あぶあぶ(笑)
GM >きっとガレオン艦隊を射撃されたからに違いない(笑)

翔真は「ファイアー=ガード」を装備しているので、火属性ダメージは通じにくいのである(笑)

鋼地 >「『イシュマエル』、対魔法障壁展開! 目標……翔真さん!!」
翔真 >1点抜けて半減……しないから1点だけダメージ(笑)「済まない、助かった……(苦笑)」>蟻塚
鋼地 >「……これが今僕の出来ることなので気にせず前に進んでください。」>翔真さん

だが、進んできたのはガレオン艦隊であった…その一斉射撃が、宙域を染め上げる。
「……………………緊急回避ブースター起動……!」「くそっ……!」

よけ切れたのは【そら】と弓、凛のみ…鋼地の援護で多少はしのいだものの、
それ以上に…鳳凰院艦の1隻が、爆煙をあげながら沈んでいった。

「ぬわ!! しまった!」「……あ……!……人の獲物を……」
ジョナサン、そして爆発する船の上から脱出した弓がそれぞれ口にした言葉。
そして、なおも進んでくるガレオン艦隊の向こう…ハイパーラフレシアを見据えて【そら】は呟く。
「あれも、敵・・・」

凛 >「おっとっと〜みんな、大丈夫!?」
ジョニー >「何とか・・・な・・・」>凛ちゃん
鋼地 >「僕なら大丈夫です。ただ、この状況は何とかしないと……」>凛さん
翔真 >「………火線が多いと避け辛い。早めに屠らないと正直厳しいかもな(苦笑)」
そら >「・・・あのエミュレイターさえ破壊すれば、高い確率でこの宙域を制圧できる・・・」
鋼地 >「ハイパー……ラフレシア……ですね。」
凛 >「ボク達が倒れる前に、なんとか倒しちゃわないとだね!」
そら >「・・・(こくり)」

「ちょこまかと目障りだな。露払いを手伝おう。多少の被害はご愛嬌」
アドノレは、残された鳳凰院艦に向かって挑みかかるが…勢い余ってしまったか、
目標は大爆発を起こして宇宙の藻屑と消え去った。

弓 >うわあああああああん!!私の獲物がなくなってしまった(しくしく
鋼地 >今から鳳凰院艦に『アース・シールド』届きません?
アドノレ >魔法になってるから、エンフレを消すか抗魔を上げるかだ
弓 >いや、残ってたら弓がトドメ指すし、意味ないおー>こーぢくん
鋼地 >あう……では……仕方ないですね……(苦笑)
アドノレ >「串を刺して火を通す・・・いかん消し炭になった」
GM >その鳳凰院艦も、ガレオン艦隊から撃たれてたからなぁ(^−^;
アドノレ >そいつを忘れてた(^^ゞ
翔真 >「……………(苦渋)」前回は生焼け肉、今回はコゲ肉、中々上手に焼けない?(違)
ジョニー >「・・・・・・・・・・・・」
弓 >「……………チッ………せっかく………補給しようと思ってたのに……………(いらっ)」
凛 >「後悔とか反省は後!まずはヤツを叩かないと!」
翔真 >「………そうだな、その通りだ。」
弓 >「…………………(やっぱり……コイツら、いらないわ……うっとおしい……)」
凛 >どうせ弓の呟きは、またアドノレにしか聞こえないんだ(いじいじ)
弓 >え?別に気にしてないから、聞きたければ聞こえるよ

弓は、静かに『右腕』の推力を上げ、【そら】に続き敵艦隊の中を突破しに掛かっていた。
「……皆さん! 次、お願いします!!」
鋼地の声に応えて、凛が飛ぶ…ハイパーラフレシアへ。
「覚悟しろ〜!!」

凛 >ここで服を脱いだら、宇宙空間にふわふわ〜って漂っていったりしないよね?(笑)
ジョニー >根性で引き寄せる(無理)
翔真 >月衣に仕舞え〜(笑)
凛 >拾って仕舞って(笑)
翔真 >今回は服の回収班も兼ねているらしい翔真だった(笑)

しかし、凛の突撃は…ガレオン艦隊に阻まれ、完全突破というわけには行かなかった。

凛 >「って、届かない!弓ちゃん、突出しちゃダメだよ!」
弓 >「………………ウザい………(いらっ)……」
アドノレ >「やはり直接血の見える戦いで無いと性分に合わぬか」>弓
弓 >「……………違うわ…………ウザいのは、貴方達よ。……邪魔だわ。」
アドノレ >「それが何に対する苛立ちなのかよくよく考えてみる事だ。敵を滅ぼす事に意味があるのならば、それは誰の手で成されても同じ事だ」
弓 >「………五月蝿い!!!!!……これ以上私に関わるな……そっちから先に殺されたくなければね!」
凛 >「弓ちゃん、なに言ってるんだよ!!!」
ジョニー >小声「孤独では・・・耐え切れないぞ・・・」
鋼地 >「……(……まだ……皆さんの想いは……別の道を進んでいるんですね……でも……最終地点は……同じはずです……)」


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