【第13夜】
7800万キロの虚空

<PART−12>



月軌道上の戦い<3>
〜VS ガレオン艦隊&「腐肉の超花」〜



弓がハイパーラフレシアへと飛び去っていく間に、翔真はそのハイパーラフレシアに射撃を仕掛けた。
命中はしたものの、さすがにかつて星彩市を壊滅状態に陥れたエミュレイター。そう感嘆には倒れない…
そして、ジョニーは自らにヒーリングウィンドを掛け、HPの回復を図っていた。

翔真 >「凛と弓ちゃんが敵の本隊に向ったのは良いとして……こうなると前衛の艦隊に効果的な損害を与えられるのはガルバリオンとそら。相手の砲撃より先にどれだけ損害を与えられるかが問題か……。」
鋼地 >「……前、出ます!!」 全力移動します。

全力移動でガレオン艦隊を突破した鋼地は、そこから『イシュマエル』を起動、
再度ハイパーラフレシアのスキャニングに入る…その結果、おそるべき事が判明した。
ハイパーラフレシアは、破壊されるとその場でステーションを道連れに大爆発する、というのだ!

鋼地 >GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!! 即皆さんに通信します(爆)
凛 >ぐはぁ〜!!!「・・・・・・・・うぁ〜また?(えぐえぐ)」>蟻塚
翔真 >また自爆なのか〜(悲鳴)
鋼地 >「(またって事は前にも……いや、今聞くことじゃない……)……とにかく、気をつけてください。」>凛さん
凛 >「ん!了解〜」>蟻塚
ジョニー >またおいどんが逆刃で殴らなあかん?(苦笑
アドノレ >色々と範囲攻撃が痛い(^^ゞ
凛 >移動攻撃では無理か〜!
翔真 >凛ちゃんも弓ちゃんも、ラフレシアと同一sqに侵入せずに戦えば良いのかな?
弓 >侵入するけどね。別に自爆されてもいいし(笑)

圧倒的戦力を前に、逡巡するアドノレ・・・暫し目を閉じるが、即座に気を張りなおす。
「我は領域の守護者なれば、帰るべき地と退路を確保するが務め。
望みて死地に立つなら我は見守るとしよう」

炎を纏いし竹槍を振り回し、攻撃を続けるアドノレは、ガレオン艦隊を前に一歩も引かぬ構えである。
「何度艦列を組みなおしても無駄な事。彼の者等が帰るまでは何度でも道を開こう」
…しかし、その熱にあぶられた幸福の宝石が砕けていたのは、ここだけの話としておこう!(笑)

そして、ついに…「腐肉の超花」ハイパー=ラフレシアが、その口を開く。

ラフレシア >「・・・・・・・私の名はラフレシア・・・ここまではよくやったと褒めてあげましょう。しかし、ディングレイの力でよみがえり力を高めたこの私。二度と不覚は取りません」
鋼地 >「……だからといってここで貴方に屈するわけには行かないんです。あなたと僕の想いが相容れない限り……だから僕は、貴方に抗います。」>ラフレシア
ジョニー >「季節外れの花を咲かせるのはよくないぜ(チッチッチ)」>ラフレシア
ラフレシア >「私はいつでも咲き誇る…プラーナを吸い続ける限り美しく。お前達も、贄となるが良いわ」
弓 >「……………………ごちゃごちゃ……五月蝿いッ!」


「・・・・・・ラフレシア・・・強化されたとはいえその程度の力、どこまでこの私に通じるものか。試してみるか・・・?」

凛 >「あれ?そらちゃん、なんだか感じが変わってる?(小首傾げ)」
鋼地 >「……(凛さんの声を聞いてそらさんのほうを見る)…………(あなたがどれほど変わっても……僕は貴方を受け入れます……だから……貴方も前に進んでください……)」>そらさん
アドノレ >それで死線を彷徨うならそれも本望(笑)
翔真 >遠い所で気になる台詞を(ーー;
鋼地 >少しずつ……目覚めてるんでしょうね……そらさんの中の何かが(苦笑)
翔真 >「………(後顧の憂いを断ってやらんとな(フッ))」どっちにしてももう何所にも撃ち込めないけど(苦笑)
凛 >「いっくぞ〜!!!」
弓 >「……………フン………」

その間にも、先行していた【そら】に続き、弓が、鋼地が、次々とラフレシアの至近距離に到着する。
更に、ジョニーと凛もその宙域へと移動しようとするが…!

凛 >ぐはぁ〜  「うぁ!なんだか、推進力が落ちてる!?(焦り)」
ジョニー >・・・・・・・・・・・・二連続でファンブルって何・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1Sq移動で終了です・・・・・・OTL
GM >では、ジョニーはアドノレのエリアに移動するに留まるか・・・(^^;
凛 >じょにってる〜;;
鋼地 >これは……まずいですね……(汗)
翔真 >プラネスーツや箒の硬化措置が甘かったのに違い無い(苦笑)
ジョニー >きっと黒点から太陽風が来たんだ(苦笑)
GM >凛の攻撃は、エアブレードなら届くくらいだね。

ガレオン艦隊は、残された翔真(@ノア)、アドノレ、ジョニーへと射撃を掛ける…
実は、彼らの艦載砲は、どこぞの小説よろしく前にしか射撃できない(笑)
よって、回頭する事によるリスクよりは、目の前の敵を殲滅するメリットを選んだといえよう。
ただし、その「目の前の敵」は、その一斉攻撃すらしのいで見せた…
僅かに、ジョニーがダメージを受けた程度である。
更に、ジョニーが反撃をするが…さすがに研究はしているようで、有効なダメージを挙げられなかった。

翔真 >「ここで沈む訳には……!」
凛 >「翔君〜ボクがアイツを倒すから、頑張ってね!」
翔真 >「あぁ、そっちも十分に気を付けろよ。」>凛
凛 >「ん!(力強く頷き)」

そして、ハイパーラフレシアは…花の基部から無数の蔓を出し、【そら】と弓、鋼地を攻撃した。
その先端から伸びる、無数の棘…

凛 >こえぇ〜掠ってもやばそう@@
翔真 >基礎24……結構厳しいな(^^;
凛 >ヤバイよね〜ダイス目によっては直撃か・・・・・@@
GM >テンタクルロッド(笑)
ジョニー >鉄仮面め!(笑)
翔真 >質量を持った残像を出すしか(笑)
ジョニー >鋼地君の後光あたりで(爆)

だが、鋼地と弓はアクロバット飛行でこれをかわし、
【そら】に至っては、存在するのみで全てを焼き切る有様である。

「植物由来とはいえ、芸のない…」

ラフレシア >「・・・ふふふ・・・偶然とはいえ、やるじゃない」
弓 >「…………………丁度……大気圏突破能力が欲しかったし……ジェネレーターのフル起動に必要なエネルギーも不足してるの……さっき、鳳凰院の船からもらおうとしたら……アイツらに邪魔されちゃったわ……」
鋼地 >「…………」
弓 >「……………だから……アナタのを食べさせてもらうわ。…………喰らいなさい…私の右腕……!」
翔真 >ついに積極的に食う気に……(汗)
そら >「それは無理・・・その右腕は、あくまで・・・断片だから」

そして、弓は一撃を繰り出した!!

弓 >「………無理じゃないわ………。…………試すだけよ、面白そうだから(クスクス)」
ラフレシア >「・・・なっ!? ・・・まさか、この私を一撃で・・・!?」ステーションから女性体が離れる・・・その腹部に弓の「右腕」がめり込んでいる!
弓 >そのまま右腕めりこませてます(笑)
鋼地 >瞬殺……さすが弓さん。
翔真 >容赦無しの150オーバー……流石だ(^^;
ジョニー >すげえ・・・自分が行かなくてもすんでえがった・・・
鋼地 >「…………(まだ警戒は解かない)」
凛 >「これでも、くらえ〜!!!風爪!!・・・・って、はりゃ?(慌ててストップ)」このまま凛が風爪を振り下ろしたら…自爆(笑)
弓 >「……………さぁ………貴女を食べさせてもらうわよ……。……貴女の悲鳴を、貴女の命を……(くすっ)」
凛 >「ほえ?わっ、ちょっちょっと!!!!(おわおわ)」>弓
翔真 >「………(美人なら俺も食いたいなぁ……ってそれは違うか(苦笑))」
ラフレシア >「ふ、ふふふ・・・私を倒したところで、ディングレイは止まらない・・・」
弓 >「………なら……それも私が『喰って』やるわ………………」>ラフレシア
鋼地 >「……抗いつづけますよ……いつまでも……何度でも。」>ラフレシア
凛 >「そんなヘナチョコ隕石くらい、ボクが尻尾で粉砕してやるもん!(睨み)」>ラフレシア
ラフレシア >「ふふふ・・・・・・ラゴウに勝てない奴が、ディングレイに勝てるわけないじゃない。せいぜい夢を見ていなさい・・・すぐに悪夢になるわ」
弓 >「………そろそろ五月蝿いわ…貴女…。………(ずぶ、ぶぶ…と右腕をさらにめり込ませて…)」ひーと・えんど(笑)
そら >「・・・・・・・・・・・(全身が一瞬輝き、ついで瞳が輝く)」
鋼地 >「……?(そらさんを見る)」
弓 >「……………フン………不味いわね……(ぺろり、と引き抜いた右腕をなめて)……。……」
そら >「・・・・・・おつかれさま・・・」>弓さん
弓 >「…………駄目みたいね……私だけじゃ吸収はできないみたい。………」
凛 >「むぅ〜・・・・・(ちょと考えてから翔君の側に移動)」

ラフレシアを失ったガレオン艦隊は…ジャンプドライブを起動し、いずこへともなく退却していた。
これによって戦闘は終了し、一同は再び合流する…

翔真 >「追って行けば攫って行った子供達の居場所が解るかも知れないな……。」
アドノレ >「一隻分捕れば何かと使い勝手がありそうだが、無理であろうな」
翔真 >「………厳しいか(嘆息)」
凛 >「向こうはとりあえず片ついたけど・・・・子供達が(表情曇らせ)」>翔君
翔真 >「……人を多く確保しておくのならステーションを調べて見る価値は有ると思う……まだ諦めるのは早い。」
凛 >「うん!」
鋼地 >「……今……皆さんの手当をしますね。」けが人から随時『レイ・ライン』です。
ジョニー >「ありがたい・・・」
翔真 >「………世話を掛ける。」
鋼地 >「いえ……問題ないです。」
アドノレ >「しっかしエライ消耗したな」
凛 >「みんな、ボロボロだね〜」
ジョニー >「連戦なうえに、あの数だったからな・・・。だが・・・本命がまだ残っている・・・」
凛 >「うん・・・・それに、時間の余裕もないね(困)」

翔真、アドノレは周囲を調べるが…周囲には、ただスクラップが浮いているだけであった。
もっとも、戦い疲れた彼らが、漂流する鳳凰院残存艦隊を発見できなかったとして、何の不思議があるだろうか?

そら >「・・・・・・・・・ラゴウ、そしてディングレイ・・・潰しておくべき相手には事欠かない、か」
弓 >「……………………うれしいわ……殺し甲斐がある相手で……(くす)……まずは……一度私を落としてくれたヤツから…かしら……」
そら >「私は魔王級エミュレイターを駆逐するために存在します。あなたさえよければ、手をお貸しします」
弓 >「…………………なら、単刀直入に聞くわ…そら。……『勇者』でもない、『魔剣』も持たない……私では、魔王を殺すことはできない?…」
そら >「あなた自身が、過去に言いました・・・あなたと私は、2人で1人前だと・・・その言葉で、答えになりますか?」
弓 >「……そう……(少し、悔しそうに、微笑んで)……私一人では…やっぱり無理なのね……………この右腕でも……足りないのね……」
そら >「・・・・・・その右腕は・・・ほんとうは、私のものなの。ずっと昔に切り離された・・・でも、それはずっと昔の話。今は、あなたが持っている・・・それで充分」
弓 >「……………それなら……今はまだ、借りておくわ………。……行きましょう、そら。…今度は…私が貴女の道具になる番………。」
そら >「・・・いいえ。あなたは、こうも言った・・・私達は友達・・・だから、今回もよければそうします」
弓 >「……………そうだったわね……。……………(微笑)」


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