【第14夜】
深海に詠う声

<PART−06>



惨劇の珊瑚礁にて



かくして、ポンペイ島で情報を統合した一同は、かつての核実験場・ビキニ環礁へと向かう。
ここには、そもそもの問題となった「幽霊艦隊」そして、
その行方を追っていたレイヴン=ロフトの一隊がいるという・・・

翔真 >まず発見出来るかどうかと言う所から問題だ(−−;
鋼地 >ちなみに『インテリジェンス・アイテム』は残り一回です(汗)
GM >そして、ビキニ環礁への到着。かつての核実験の名残である、巨大なクレーターが海水の上からでも確認できる・・・。
鋼地 >「……(……核の名残……か……)」
凪 >「・・・無事だといいんだがな」
アドノレ >「俺様の悪運に勝てる奴はそうそうおるまいて。やばい連中に出会うとこまでは保証してやる」
翔真 >「………幽霊艦隊とレイヴン=ロフト、どっちを先に見付けられるか……。」周囲を警戒します。
アドノレ >「どっちに出会ってもいきなり撃たれる可能性は十二分にあるぞ」索敵
弓 >「…いっそ、向こうに見つけてもらう?(ばさ、と翼を小さく動かして、降りようか?と)」
翔真 >「……アドノレの言う通り、機先を制されると厄介だからな。出来るならこっちから見つけたい。」
弓 >「…わかってる…。…」索敵しつつ、高度を少しずつ下げよう
凪 >自分も警戒モードに入ります・・・

突き抜けるような快晴、気温は30度近く。海は穏やかに凪いでいる。
まさにダイバーにとっては願ってもない状況である。

凪 >たしか「長門」も沈んでたんだったな・・・
鋼地 >……普通にいきたい(PLダイビング免許持ち)
弓 >まだ50年たってないから、やめたほうがいいんじゃない?(笑)

ちなみに、実際のビキニ環礁はダイビングくらいなら問題はないが、
地下水に放射能が残留していて、居住は出来ないとの事である。

そして、弓と鋼地は…その珊瑚礁の片隅で、ちらちらと光るものが見え隠れしているのを発見する。

鋼地 >「……?……あれは……皆さん、あそこ(珊瑚礁の片隅を指し)のほうで何か光が……」>ALL
凪 >「ん?」言われて示された方向を
翔真 >同じく、指された方を見て見ます。
アドノレ >「どれどれ」
GM >その光は自然光の反射のようだ・・・自分で光っているわけではない。陽光を照り返してキラキラと光る海・・・それに似つかわしくない、鋭すぎる反射光。
鋼地 >「……何かに……反射してる?」
弓 >「……反射光……金属片?」
GM >金属片、むしろガラスか・・・近づけば、その正体が明らかになるだろう。
凪 >「・・・・どうするんすか?」
翔真 >「あぁ……調べて見るか。」ゆっくりと近付いて見ます。天津大鋼の柄に手をかけて警戒しながら。
弓 >「…私が行くわ。…他の警戒、よろしく。(ばさ、と翼を折りたたんで)」
凪 >「了解っす」
アドノレ >「硬めの者が見に行くか。狙撃に注意しろよ」飛び道具用意
鋼地 >翔真さんが近づくのを確認して、周囲を警戒しながらついていきます。
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・(左右に視線を振る)」

弓、翔真、そして鋼地はその場所に到達した。
そこは珊瑚礁の波打ち際で、光っていたのは・・・パワードスーツの頭。

凪 >Σ(; ̄□ ̄)
翔真 >「これは……?」その周囲も見て見ます
GM >周囲には、ブルーグレーのロービジ塗装が施された残骸がいくつも転がっているね。
鋼地 >……中は?(汗)
凪 >中からカニがしゃわしゃわと沢山出てきそうだ(頭部
翔真 >うわー(苦笑)
GM >そして、残骸に付着した紅の色が・・・それが何であったかを暗に示している。つまり・・・そういう事だがあえて調べてみる?
鋼地 >……想像できたので……調べるのなしの方向で(陳謝)
弓 >「…なんらかの戦闘があったのはまちがいない、か…。データ、回収できるかしら。」
翔真 >「試すためにも、取り敢えず取ってくるか?」
鋼地 >「……やってみます……『イシュマエル』……お願い。」

そして、その時・・・弓は珊瑚礁の陰に、遮蔽行動を取る10数体の人影を察知する。

弓 >「………………………フン………あれで隠れてるつもりなのかしら…(ねこみみぴくぴく)。…注意して…デバガメがいるわ…」
凪 >出歯亀なのかー(笑)
鋼地 >「……え?……了解です(小声)」 行動キャンセルで警戒です。
翔真 >「………警告感謝する、だが……何とも可愛さが先行するな(苦笑)」
弓 >「撃ってくるつもりはないのかしら…?……」
翔真 >「……何所の者か解らないから、警戒していると言う所だろう。」
アドノレ >「速攻を掛けてないところから察するにレイブンの方か」
GM >では、その時だ・・・伏せていた連中のレーザーサイトが一斉に作動を開始する!
鋼地 >「……!?……」
GM >彼らが狙っているのは、今珊瑚礁の上にいる面々。まだ発砲はしていないようだが・・・
鋼地 >伏せている人たちは私から確認できますか?
アドノレ >居残り組みはレーザーサイトに気づいても良い?
凪 >残っているほうからは気付けます?(汗)
GM >ああ、赤い光が伸びるから気づくでしょう(笑)>ALL
凪 >「・・・狙われてる・・・?!」
弓 >「…ッ!(ば、とこちらも右腕を変形させつつポイント)…フン……一応、聞いておきましょうか。…話をするつもりはある?」いちおー後半は英語で
アドノレ >怒鳴ります「筒を下ろせ、味方とまでは言わぬが敵では無いと保証しよう(カリスマ)」相手の声は近いところに向かうと思うので返答は任せた
パワードスーツの男 >「所属と氏名、目的を言え。場合によっては敵と見做し攻撃する・・・ってな」
翔真 >「………攻撃して来ない限り今の所こちらに敵対の意思は無い。」
パワードスーツの男 >「貴様らウィザードだな・・・」ちなみに、この声の男にカリスマは通じていないようだ・・・。
アドノレ >(一応それなりの対策は練ってるということか)
翔真 >と言うか……弓ちゃんはともかく次元潜航している面子が見えていると言う時点で普通じゃないよな(苦笑)
GM >だって、何もないところから声だけしてるんだもん・・・それは充分あやしいって(笑)
凪 >そういえば見えなくするだけなんだっけ(苦笑)
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・(左右に視線を振る。姿は現さず)」
弓 >「…みりゃわかるでしょ?…」
凪 >「まあ、否定はできませんがねぇ」所在なさげに頭掻きつつ
パワードスーツの男 >「ここはアメリカ合衆国並びに国連の権限で封鎖中だ・・・つまり、お前らは不法侵入者ってことになる」
翔真 >「所属は横須賀ユニオン、氏名は相羽 翔真。目的は……流石にそちらが何所の誰か解るまではな(フッ)」
鋼地 >「……『蟻塚 鋼地』です。ここら辺のエミュレイター関連の調査に来ました。」とりあえず、次元潜行は解除します。>男性
パワードスーツの男 >「エミュレイターの調査だと!? ・・・誰の命令でここに来た?」>鋼地
凪 >そちらさんのいちばんえらいひと(爆)
翔真 >「同じ不法入国者かもしれない相手に言う必要は無いと思うが?」>男性
弓 >「あのさー…どうでもいいけど、他人に銃向ける前に、上司にお伺い立てた方がいいわよ?(くすくす)」←お前がいうな(笑)
パワードスーツの男 >「ほぅ? ウィザードの癖に俺たちに命令する気か・・・随分偉そうじゃないか、えぇ?」
アドノレ >やれやれという顔を
弓 >「…(溜息)…あのさ…そう簡単に依頼主やら内容やら喋るわけないでしょ…。…こっちは所属、絶滅社よ。」
凪 >「あんまし突っかかるのもどうかと(;'-')・・・自分は同じく横須賀ユニオンの獅子王 凪っす」
パワードスーツの男 >「だから、その横須賀ユニオンとかの連中が、何の権限でここまで乗り込んできたんだってぇの」
鋼地 >ここは素直に喋った方がいいような……?
翔真 >「少なくともこちらは所属と氏名を明らかにした、そちらも同等の情報は公開するべきだろう。」>男性
パワードスーツの男 >「フン・・・依頼内容も喋れんか。どうせろくな事じゃあねぇだろうが・・・ま、ここの魚男どもを駆逐してくれるんなら、さっさと済ませな」
弓 >「…………………自分でやれば?(−−;」
パワードスーツの男 >「・・・けっ、どうせそういう事じゃねぇかと思った。これだからウィザードなんてのはダメなんだよ・・・力に酔いしれてやがってよ。まったく虫唾が走るぜ」
凪 >「・・・もう、言っちまっていいんじゃないっすか?このまんま睨みあっててもしょうがないっすよ・・・」肩をすくめて
鋼地 >「……正直僕も、そう想います。」
弓 >それを判断するのは私じゃなくて、君とアドなんだってば(笑)
鋼地 >あれ?(汗)
アドノレ >「依頼主もこの相手に対してまで厳しい事は言うまい…」姿を現して
凪 >「こっちのクライアントは・・・多分、そちらさんの一番偉い人・・・でいいのかな?(;'-')」
翔真 >「(苦笑)……まぁ、もしそちらがレイヴン=ロフトなら取り敢えず安心した。救助の必要は無さそうだしな。」
パワードスーツの男 >「・・・・・・チッ・・・おいお前ら(部下の方向に向いて)!! ここはどうにもいけすかねぇ。移動だ!!」
弓 >あ゛…怒らせちゃった(><)
翔真 >交渉役交代(笑)周囲の警戒をします。
弓 >「…あー…あと任せた…(疲れたように、同じく警戒に戻る)」
鋼地 >「……えっと……まだお名前聞いてないのでなんとお呼びすればいいのかわからないんですが……依頼主は、エルフマン大統領です。」
アドノレ >「我々に調査を依頼したのは御主等の頭だ。つまり封鎖命令の対象範囲外である」
GM >すると、パワードスーツの男の後ろにいたこれまたパワードスーツの連中が、承諾したようにセンサーアイを光らせる・・・一同の話など聞いてすらいないようだ。
アドノレ >「そちらも我々とまともに話し合うつもりが無いらしいが直接敵対行動だけ避けてもらえれば後は適当にやらせてもらう」
凪 >「・・・まあ確かに正体不明の相手が現れたという状況下での行動としては、あちらさんの行動はある意味当然なんすけどね・・・(溜息)」
弓 >「…まぁ…私たち見れば、明らかに魚介類じゃないのは向こうも判ってるでしょ。こっちの依頼主は向こうのトップなんだし、まぁ、敵対しなければOK…」
凪 >「・・・いらん対抗意識煽っちゃったような気がしてならんすわ(汗)・・・・っ?!」

凪が驚いたのは、海面の様相…鋼地以外の全員が、その異変に気づいていた。
【そら】の髪が、何かを警告するかのように翠色へと変じる。

そら >「・・・・・・・敵確認・・・臨戦態勢の必要があります・・・」
凪 >「来る・・・!!」右腕が何かに反応するように僅かに輝く
翔真 >「これは……何か来たか……?」周囲警戒します。
アドノレ >「お出迎えだぞ」
鋼地 >「……え?」気付いてないの私だけOTL

大きな影が、珊瑚礁の左右の海面から跳ね上がり・・・そして、世界は紅色に染め上げられる。
そして珊瑚礁の上に群れをなすのは・・・魚と人間の、ゆがんだ合一。
腐臭にも似た香りが漂い、鱗の鳴る音が響く。

弓 >「…フン………あんなのよりよっぽど判りやすい敵が来たみたいね…(微笑)」
翔真 >「幽霊か、魚か……どっちにしてもマトモな相手じゃない事は間違いあるまい(フッ)」
弓 >「…………刺身にしてあげるわ!(ずらっと剣モードで)」
凪 >「・・・刺身にしても食えたもんじゃなさそうっすね・・・」
翔真 >「ならサッサと片付けるさ……!」天津大鋼引き抜いて戦闘準備です(笑)
鋼地 >皆さんの声を聞いてから警戒態勢取ります(苦笑)「……(あの人たちのところには行ってないといいけど……!?)『イサーク』、『イシュマエル』! 行くよ!!」
アドノレ >さるをぺとっと背中に貼り付けて簡易魔法準備。そんで竹槍構えて海を睨む(ざっぱーん)
凪 >「・・・さっきの人らを巻き込まずに済んだのは僥倖ってとこか・・・銀っ!!」月衣から銀(成体)出現
翔真 >「……戻って来なけりゃ良いんだが。」
GM >ああ、向こうでは既に戦闘が始まっているらしい。それらしい音が聞こえてくるよ。
弓 >「…ま…早めに片付けれたら援護しましょうか(向こう側をちらっと見て)」
凪 >「・・・頼むぞ、銀・・・んじゃ、行きますか。機乗RIDE!!」

契約モンスター「銀」が無数の光の羽毛へと変化、
凪の全身を覆い尽くし各部にパーツとして装着され・・・
羽毛が足元から巻き起こった一陣の風に吹き払われて背中へと集結、
翼状のスラスターを形成する・・・烈風強甲ザインフォーゲル、ここに参上!!

アドノレ >「場所が場所だけに腐るほど増援が来てもおかしくない。っちゃっちゃと終わらせて離脱するぞ」
翔真 >「了解だ。」
凪 >「承知」

さぁ、戦いだ…先手を取ったアドノレがまず行ったのは、
「さる」を使ったアナライズ。当然、目前の魚人どもに対してである…

海の眷属
L10クリーチャー
水属性無効 水属性5L魔法 無限再生

「さる」が合成音声で報告する…「識別完了。データ保存します」

アドノレ >くわっと目を見開いて識別。さるの目から謎のビームがでたら良いな(笑)
凪 >外道照身霊波光線?!Σ(; ̄□ ̄)←古すぎ
弓 >無限再生うっとおしー!
凪 >幸い水属性はないけど・・・(;'-')
翔真 >ヘッシュとか掛けられると鬱陶しいな、支援魔法も厄介だし(苦笑)

更に再行動のアドノレ、その場でポーヂング。領域作製にかかる…
「水から力を受け取るのは奴等の専売特許では無い」
その間に、鋼地が詠唱していたのは…「ドラゴンファング」であった!

「我らの『想い』の名において……渦巻き立ち昇れ地龍!!」
珊瑚で出来た龍の顎が、次々と海の眷属に直撃していく…
しかし、さすがに生命力に秀でた海の眷属。まだまだ数を減らすことなく進んでくる。

凪 >一匹打ち所悪いのがいる・・・
GM >なんか一匹まっすぐ突っ込んだような気がした…そして他に1匹クリティカル(笑)
翔真 >盾にでもしたか?(笑)
アドノレ >言ってはならんことを(笑)
弓 >なむー(笑)
鋼地 >先生、よろしくお願いします(爆)>翔真さん
凪 >いてまえ打線が(笑)

翔真は、天津大鋼を振りかぶり…目前の海の眷属たちを薙ぎ払う。
その一撃は、敵を1人として倒すに至らなかったが…もとより、翔真にとっては様子見の一撃であった。

「フン……抗魔力の方が低そうだな。出来得る限りで良い、魔力系の攻撃で追撃をしてくれ。」

アドノレ >エンフレはもう間に合わんよね?
翔真 >抗魔力とどっちが高いか見極められるでしょうから、このままで大丈夫でしょう(笑)
弓 >うむ、それ次第で攻撃方法が決まる(笑)
翔真 >SSも回数制限が付きましたしね、見極めも結構重要に(苦笑)

「付与頼みますわ・・・」ブレードを構えたザインフォーゲルが、一言おいて飛び出す。
「任せておけぃ」「『イシュマエル』、シャドウフォースフィールド展開! 目標……凪さん!!」
アドノレと鋼地、2人の支援魔法が飛ぶ中、凪の右腕から銀色の輝きが移り、
さらに闇色の炎を纏った電磁ブレードで袈裟懸けに…寸断!!

「・・・・!!・・・(銀にまで影響するのか、月晄咒これは・・・)」

その間にも、海の眷属が反撃…一斉に空高く跳躍し、陽光を背に襲い来る!!
その背後で、敵側に水の壁が立とうとしたのだが…アドノレが瞳を開くや、実体化する寸前に霧散し、
アドノレの眼帯へと吸い込まれていった。

攻撃を受けたのは鋼地と【そら】だけであったが、鋼地はとっさに「妖精の羽根ペン」で、
防御魔法「アースシールド」を全員に展開していた。

「……!?……かすり傷……ですね……」「・・・・・・損害は軽微です。戦闘は続行できます・・・」

そして、弓が反撃する…「…3枚に下ろしてあげるわ!…術式選択≪剣呪文≫…!」
「『イシュマエル』、シャドウフォースフィールド展開! 目標……弓さん!!」
黒い波動を纏った『破壊の右腕』が、海の眷属の身体をえぐり抜き、
「予告どおり」三枚に下ろして血の海に沈めた…更に、炎を纏ったアドノレの竹槍で、もう1匹。

「『イシュマエル』……僕の想いを……皆に届けて……」「・・・サンクス」
更に、鋼地の「啓示」が全員に行き渡る…

アドノレ >ありがたいけど神の力…うむむむ(。。)★\
鋼地 >神の力なのか?(笑)
アドノレ >使徒って一応御使いでせう(笑)
鋼地 >……堕ちてますよ?(爆)

…しかしその直後、翔真の再度の薙ぎ払いによって、海の眷属は壊滅していた…。


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