【第14夜】
深海に詠う声

<PART−08>



「幽霊艦隊」との遭遇



かくして、一同は【そら】の導きにより、東の海を進んでいく…。

翔真 >「海中からの奇襲に注意しておいてくれ。」>ALL
凪 >「了解・・・」
鋼地 >「了解です。」
凪 >電子音声『・・・・・・《MODE >ACCEPT》・・・・・』

その瞬間…凪が、ついで弓とアドノレが気づいた。
周囲に、霧のようなものが立ち込めてきており…

そら >「・・・・・・・・!(瞬時緑髪化)」
アドノレ >「へっぷちん」(ずずず〜)
弓 >「………なんか……嫌な予感………」
凪 >「気をつけろ・・・何か・・・来る!!」
翔真 >「何……!?」

と、その向こうから…巨大な津波が押し寄せてきている…!?

アドノレ >「波の音が…」
鋼地 >「え? あれは!?」 (相変わらずいわれて気付く >涙)
凪 >「まだサーフィンなんて気分じゃねぇぞオイ・・・?!」
GM >津波は、轟音と共に迫ってくる・・・なんとも非常識なことに、高さにして百と数十メートル!?
鋼地 >でかっ!?(汗)
凪 >ここはやはり届かない上空に退避するしかないか・・・('-';)
弓 >避けたら、島に被害甚大とかない?(笑)
翔真 >この波が島まで届くとしても、津波を消せるだけの方法って禁じ手くらいしか思い浮かばない(苦笑)
GM >ああ、このあたりはもちろん無人です・・・それに月匣内部だから(笑)
アドノレ >「飛ぶぞ!」
翔真 >「退避が難しい者はいるか!?」
鋼地 >「僕は大丈夫です!!」
凪 >「風よっ!!」 電子音声『スペル・チャンバー選択 >AIR DANCE』
弓 >「…………………………………サブブースター展開…」
そら >「エナージョンブースター、急速開放・・・・・・・・・・・・規定高度まで到達、バイパス系統に問題を認めず・・・」
翔真 >「間に合うか!?」全力上昇〜本当は斬り開きたいのだが(苦笑)
凪 >ウェ?!Σ(0w0;)
アドノレ >それはそれで漢だな(笑)

全員が上空へ飛ぶと、津波はその下を轟音を上げて通過していく・・・

凪 >ダメもとで津波をアナライズしてみるか・・・
GM >ちなみに、上空に出ると解るけど・・・霧の出ている海域の中心に、何かが隠れているようだ。
鋼地 >そういえば、幽霊艦隊って霧の中にいたって親書に書いてあったような……?
凪 >「・・・あの霧の中・・・何か隠れている?」では、中を観察してみますかね・・・

霧の中に隠れたそれは・・・一見、信じられないくらい巨大な艦艇に見えた。
その全長、400メートルくらいだろうか・・・しかし、凪には解った。
その全体は、実はいくつもの艦艇が不気味に融合した果ての姿である・・・と。

凪 >「・・・・!!・・・・・・・・・どうやら、ビンゴらしいっすね・・・」
鋼地 >……どっかにそんなのいませんでした?(大汗)
凪 >もっとでかいはず
弓 >「…フ…やっぱりそう来たわね!!!」
翔真 >「タダで済む筈は無いと言う事か……!(フッ)」
そら >「・・・・・・・・・・・アラート・・・!」

すると…「それ」は一同のいる空中に向かって、無数の火砲による無差別射撃を仕掛けてくる!!

鋼地 >「!? 今度はこっち!?」
アドノレ >「花火も用意されていたか。風情があるではないか」
弓 >「…津波で一箇所に集めておいて集中砲火……幽霊のわりに考えてるわね…」
凪 >内心『マリキュレイター・・・・・いや、違う・・・あれは・・・・』ギリギリと心臓が痛む
GM >・・・クリティカルが出ました・・・
弓 >Σ( ̄□ ̄;
アドノレ >基本ダメージだけでも十分痛い(^^;
鋼地 >……ちなみに今回もう行動できないので防御魔法飛びません〜(陳謝)

弓や凪がその砲火の中をかいくぐり、
アドノレは斥力場で、翔真は天津大鋼でどうにかしのぎ切る…
直撃を受けたのは鋼地、そして【そら】であった。
鋼地は、箒のバリアシステムを起動、どうにか痛打を免れていた…

鋼地 >「くっ!? 『イシュマエル』!!……よし……まだ……いける。」
そら >「ダメージチェック・・・12.7mm機銃弾、20センチ砲弾・・・(前方の『幽霊艦隊』を見据える)」
翔真 >「チィッ……流石に艦砲射撃ともなれば効く……。」
凪 >「・・・・・・・向こうさんはやる気まんまんってか・・・」

「幽霊艦隊」は、なおも一同を威嚇するかのように、無数の火砲をとどろかせていた。
紅色に染まった空が、一瞬にして無数の黒煙で埋め尽くされ、
紺碧に紅をたたえた海には、無数の水柱が上がっていた。

弓 >くう、砲撃するにもちと遠い…ここはMSの対艦戦の常套ということで、艦橋狙いにいきたいのだけど…行っていい?(笑)>ALL
アドノレ >止めはせんぞ。後からついていく(笑)
翔真 >………行けなくは無い。弓ちゃんと二人で強襲かけるか?(爆)
弓 >翔真は、傷治してからおいで(笑)
翔真 >回復を待つのも有りだけど……ちと心配事が有るので全力移動します(苦笑)
弓 >ちぇー、このまま1人でいろいろしようと思ったのになー(←やかましい(笑))
アドノレ >敵の攻撃がSqアタックなら適度に間合いを詰めておくか。それと領域作成で回避を底上げしておくかな

アドノレは、眼下の海に意識を集中した…

アドノレ >「古きモノよ、海に宿りし数多のモノよ、俺様に力を貸せぃ。異形と一戦交るのだ」
弓 >「………術式選択……≪斬艦剣≫…!…ま…いつもとかわらないんだけどね…(クス)」
そら >「・・・・・・・・・!?」

それだけ言い残し、放火の中を掻い潜りながら、
弓は瞬時に「幽霊艦隊」の艦橋まで到達する!!

弓 >キックの反動で通常の3倍動くヒトのように、艦橋前に一瞬で出ます!(笑)
GM >らじゃ! では・・・ブリッジなのだが、内部には・・・誰もいない!?
弓 >「…ま、幽霊艦隊っていうくらいだから…そりゃいないわよね。……でも…!」次のRは、ここからずびゃーーーーっと動力炉まで切り裂く予定(笑)
翔真 >「(…………万が一、だな)」
凪 >「無茶をするなぁ・・・」飛び出していった二人を追います。
そら >私は・・・通常移動しつつ「戦闘システム封印解除・・・OVERRAGE!!」

かくして、戦いは始まった…凪は「エア・ダンス」により出現した風の翼を纏い、
またアドノレも飛行状態からの全力で、先行した弓と翔真の後を追っていく。
だが、ここで「幽霊艦隊」に異変が起きた…無数の対空放火を放ちながら、
あろう事か、人型への変形を始めたのだ…!!

弓 >「…………ふぅん…群体化していても、攻撃手段は「艦船」に限られるのね。…それが制限なのかしら……」
凪 >さて・・・まっぷたつにしてもらうためには弱点を知ってる必要ありか・・・アナライズを試みておくべきなんだろーか、これは?
鋼地 >今回の戦闘はちょっと私は使い物にならないです(陳謝)戦闘移動で前進しつつアナライズー

鋼地は、ここでアナライズを試みるが…

エラー >解析不能
1970年代以来の軍艦をベースとした何か
別形態への変形中?

凪 >無理っぽいな('-';)
翔真 >魔王級か……?
鋼地 >33で貫けないか……マジで役に立ってないぞ(汗)
翔真 >……変形し切ると更に厄介になりそうな気が(苦笑)
凪 >ではこちらもお返しとばかりに機銃掃射で血路を(笑)
弓 >とりあえず…いったん↑にあがって…メインになってるぽい艦の、動力源だった場所へ↓

「…っ…たああああああああああああああ!!!!」
後方、凪の支援火力に支えられ、弓は捨て身の一撃を「幽霊艦隊」に放つ。
二人の力が加わったそれは、確かに凄まじい威力ではあった…
問題は、相手の大きさ…ただそれだけだったのだが。
しかし、凪は攻撃がヒットしたその瞬間…「幽霊艦隊」の艦橋が、
一瞬だけ緑色の光を放ったのを見逃さなかった。

凪 >「!!・・・・今のは・・・・?!」正体についてまでは憶測できそうです?
GM >うむ、攻撃そのものに反応したように見えたけど・・・今まで、そんな敵に遭遇した事があっただろうか・・・?
凪 >「こいつ・・・攻撃に反応した・・・?!」
鋼地 >……すんごく嫌な予感がするんですが(大汗)
凪 >「気をつけて下さい、コイツはどうも厄介な事になりそうだ・・・」>ALL
翔真 >「……解った。」
鋼地 >「……了解です……(通信)」
アドノレ >「中途半端な攻撃で撤退すれば更に成長するか…良いだろう、これは確かに滅ぶべきモノ」纏う気配が鬼気じみたモノに変わる
弓 >「…なら、どうしろっていうの?」
凪 >『攻撃される毎に何かを蓄積してるのか・・・それとも・・・?』

思索する凪の前で、翔真は天津大鋼を一閃させる。
その一撃は、彼の目の前で火を噴いていた各種砲塔を悉く吹き飛ばしていた。
その時もまた、凪には見えていた…ブリッジに輝く、緑色の光が。

そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
凪 >「そら・・・何か、感じ取れるか?」後ろに来たのに気付いた(笑)
そら >「・・・・・・・・・これは、呼ぶ声の源・・・」
凪 >「呼ぶ声の源って・・・まさか・・・ルルイエとやらのか?」
そら >「違います・・・これは、回帰を求めるもの・・・自律する断片・・・」
凪 >「という事は・・・『ヘカトンケイル』・・・・・それとも・・・」
弓 >つまり…そらりんの断片!そらモンスター!?(なんつー一部限定ネタを)
凪 >ウェーイ?!Σ(0w0;)
アドノレ >「世界結界とかち合った奴の断片か。いずれ起きる戦いのリハーサルだな」

その間にも「それ」は、身体中のあちこちに艦船のパーツを露出させた、
いびつな人型への変貌を遂げ・・・その表面で、破壊された部品が瞬く間に修復されていく。
そして、以前以上の射撃精度と火力をもって…一斉射撃!!

GM >またまたクリティカル・・・更に<シュアショット>発動!!
凪 >Σ(; ̄□ ̄)
弓 >にゅお、それはきっつ…
アドノレ >やってくれるな…プラーナ突っ込んで全力回避か、防御を少しでも期待するか(^^ゞ
鋼地 >……あっはっはっはっは……これはもう奴を出すしかない気がする(笑)というわけで……ADCリアクティブ発動!!
そら >ファンブル命中・・・ただし、その対抗で戦闘能力を完全開放します。

そして、一斉砲撃の後…

翔真 >「チィッ……!!」回避〜。
アドノレ >「ぬぉぉぉぉっ」と叫びつつ斥力場で弾く。その時のアドノレの脳裏には在りし日のワンシーン
鋼地 >「ぐぁ!!……きつい……でも……まだ……!」ああ……100万vが(泣)
翔真 >「この攻撃……あの大仏と同じ理屈か……!?」
弓 >「…ちっ……そら!…アド!…」こーぢ君にも呼びかけたいPLだが、名前をロクに覚えてない弓><
アドノレ >「大事無い。これは奴の出来そこないに過ぎぬ!」>弓
凪 >「そらっ!!」
そら >爆煙の中から現れる・・・「わたしは、まだ・・・機能しています・・・MAXIMUM=RAGE・・・」
翔真 >「攻撃力と範囲が半端じゃない、後数発も撃たれれば回避能力が低い面子が削り切られるか……」
弓 >「……やっぱりブリッジなの!?」
GM >ブリッジ・・・だったものは、いまや巨人の頭部に変形を完了しているね。
凪 >危険を承知でプリッジに突っ込むか・・・?!
弓 >いちおー、中につっこむ予定です

アドノレ >ブリッジ説に自信があるなら奇跡で全員をブリッジに集結させるとか…と見栄えは良いけど保険はもっとまともに使うべし(笑)
凪 >自分が攻撃して開けた穴から突入します?
弓 >おお、かっこいーかも(笑)
GM >ああ、既に変形プロセスの間に、外見上ダメージは修復しているように見えるね。
弓 >「…ちっ!…じゃあ、そこに行くまで!」
凪 >では再度穴開けるしか(笑)
アドノレ >まだ遠くに居る者が外に取り残されるぞ
鋼地 >私のことはお気になさらず〜。突入するのに間に合うか微妙ですが……もう一回アナライズー…………宝石砕きます(滝涙)

【ヘカトンケイル】
エミュレイター(らしきもの)
コンビネーション 再生能力 Sq対象攻撃
シュアショット ウェポンフォーム&ファングモード、
アーティラリィフォーム(相当) 捨て身

翔真 >これはビンゴだな(^^;
鋼地 >抜いたぞこのヤロー!(笑) 全員に通信します!散り際に一花咲かせたー!
凪 >縁起でもないことゆっちゃだめーΣ(; ̄□ ̄)
翔真 >………散っちゃうとそらりん悲しむぞ(ニヤリ)
鋼地 >……悲しんでくれるかな……
アドノレ >俺様が居る限り、そう簡単には死ねぬぞ(笑)
GM >その後は・・・AIがおもむろにエラーを起こし始める!!
鋼地 >「って!? 『イサーク』!? 『イシュマエル』!? 二人ともどうしたの!?」
凪 >「・・・・!!」

実は…この時、鋼地の箒に内蔵されたふたつの支援コンピュータシステムは、
あろう事か、目の前の巨大な敵からの逆侵入を受けていたのであった。
箒の即時システムダウンは免れていたが、
画面には1つの単語が連続して表示されつつあった。

「ヘカトンケイル」と・・・。


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