【第14夜】
深海に詠う声

<PART−11>



集結せよ戦士



この時、ウィザード達はまさに二分された状態であった。
弓は【そら】と共に、ナン=マドール遺跡から東へ。
翔真・アドノレ・鋼地・凪は、ビキニ環礁から西へ移動中であり、
更にドドガンバの乗るノアが、翔真達のもとへと飛んでいる最中であった。

GM >ちなみにそれ以外の勢力・・・レイヴン=ロフト>北へ? ジョシュア>ブラック=ノアで移動中 海の眷属>至る所に点在 ヘカトンケイル>消息不明 となるね。
アドノレ >レーダーに未確認飛行物体が沢山
翔真 >とにかくまず合流、その後でルルイエの捜索に全力を費やさないと。
鋼地 >ふむふむ……あ、ちなみに次元潜行はしておきます。
凪 >同じくー
翔真 >自分も次元潜航して移動します
アドノレ >空いた穴の外に出ておかないと修復されるような事があった場合、ドドガンバと合流できない
GM >ああ、穴はドドガンバとの通信の間にも、少しずつ修復され始めているね・・・
アドノレ >穴が空いたままでないと通信が出来ないのだ
凪 >通信ができんと合流のしようがないかな
翔真 >急いで出ましょうか(苦笑)合流するのに出る必要が有って尚且つ出られるのなら出ますけど。
鋼地 >個人的には出るのに一票です。
アドノレ >でるぞ〜

翔真達は、月匣の上空に出る。その眼下には、赤い海が広がっている・・・

翔真 >赤い海!?周囲を見渡してみますが。
アドノレ >「血の香りとかせんだろうな」
GM >海が赤いのは、月匣の影響だ。海水がそのまま血液になったわけじゃないぞ(笑)
凪 >「早く二人を探したいけど・・・ノアがないことにはどうしようもないしな・・・」もう出てるなんて知るよしもなく(爆)
鋼地 >「……ですね。他にもやらなきゃいけないことがまだまだ残ってますし……」
翔真 >「月匣を出たらもう一度連絡が取れないか試して見よう、アドノレは弓ちゃんの連絡先を知っているだろうから頼む事になるが……。」
アドノレ >「そうだったな。空間転移の先が通常空間なら別段問題は無いではないかそれではぽちっとな」短縮(笑)
鋼地 >爆発しないですよね?(笑)
アドノレ >さるの背中を押しながら「ぽちっとな」と言えば適切な効果音を出してくれるぞ(笑)
鋼地 >なんと(笑)

一方、弓は途中に何とも遭遇しないまま、アドノレからの着信を受ける。

弓 >「…………………もしもし?」
アドノレ >「弓か。繋がるという事は無事なのだな?」
弓 >「…まぁね。ちょうどあの世から戻ってきたところよ(クス)」
アドノレ >「事情は後で話すが先ほどの位置から移動中なのだ。ブラックノアもドドガンバに依頼してこちらに運んでもらってる…それで、合流する場所を考えねばならぬのだが…現在位置は判るのか?」
弓 >「…ん…だいたいの位置くらいね。……」

GPSを持つ凪の案内で、一同はビキニ環礁の西300km、
エニウェトックと呼ばれる環礁を合流地点に選ぶ。
余談ながらここもまた、かつての核実験の爪跡を色濃く残す場所である…

凪 >「目印になりそうなのは、ここからだと・・・(画面指して)このへんっすかね」
鋼地 >……時速100kmでも三時間かかるんですが(汗)
GM >まあ、ポンペイ島はもっと遠いし(笑)
翔真 >「……核実験が行なわれた場所と言うならそこを調査する価値も有るだろう。合流場所としても問題は無いと思う。」
鋼地 >「……合流地点としては、僕も有力かと想います。」
アドノレ >「と、いうわけでビキニ環礁から西にエニウェトック環礁というのがあるそうだが、結構な距離になるそうだ」(^^;
翔真 >「何にしても、先に見付けないと始まらんのだし。海の上で目印も無くウロウロするよりかはマシだろう(苦笑)」
アドノレ >「ま、視界の妨げになるような物は無いので、空戦に必須の目視能力に期待する」
弓 >「…うーん………わかった…。…いちおう、ブラックノアの位置が近いと思うから、そっち探しつついくわ。……あ、あと、そらも一緒だから。」
GM >【そら】は、弓の腕の中でなおも眠り続けている・・・
アドノレ >「なお、俺様の頭には現在対目視用ジャミング装置が積まれてるので、直視した場合視覚にダメージが出る可能性がある事を警告しておく」光る頭(笑)
翔真 >ハゲヅラかっ!?(笑)
鋼地 >南国の日光が反射してる(爆)
凪 >「どうりで目がチカチカすると思ったらそれか(−−;)」
アドノレ >「俺様は警戒を怠らない(笑)二人の無事は確認されたが、速度を出すなら話しながらというわけにいかん。確認すべき事はあるか?」
翔真 >「黒いブラック=ノアを発見した場合、接触と交戦は避けて欲しいと伝えておいてくれ。」
アドノレ >「おっとそうだった。聞こえたか」
鋼地 >「……できれば、お二人の容態の確認をしていただきたいです。」>アドノレさん
翔真 >「(苦笑)アドノレが”二人の無事は確認されたが“と言っている、だから大丈夫なのだろう。」>蟻塚
鋼地 >「……あ、そうでしたね……すみません……」
弓 >「…私は…そうね、今だったら魔王の首くらい簡単に落とせそうなくらい調子いいわ。…そらは…ちょっと無理させたみたい…眠ってる。………黒いノアについては、善処するわ。…それじゃ。(通話切り)」
アドノレ >「(通信終了)調子は良いがそらは疲れて寝てるそうだ」>鋼地
翔真 >「……そらが“疲れて寝ている“か……早めに合流した方が良さそうだ……。」
鋼地 >「!?…………了解しました。なるべく早く合流しましょう。」

そして、エニウェトック環礁上空。
ここでまず、一同はドドガンバの乗るノアと合流した。

アドノレ >「たりほ〜、お待ちかねの輸送機が到着した…くちゅん」
凪 >「無事着いたみたいだな」
翔真 >「(ドドガンバの0−Phoneへ)相羽だ、搬送感謝する。何か問題は有るか?」>ドドガンバ
ドドガンバ >「・・・・・・・・今のところは何にも遭遇していない・・・」
翔真 >「了解だ、あと二人仲間が別方向から合流する。まずはそれを待つ。」(周囲警戒しながら)
ドドガンバ >「・・・ここで待った方が良いのだな?」
翔真 >「そう伝えてある、下手に動くと行き違いになるかも知れない。現状位置で合流を待ちつつ周辺の捜索を進めようと思っている。」
ドドガンバ >「・・・承知した。この場に停止する・・・」
鋼地 >「後は、そらさん達ですね……」

実は、その遥か後方から、弓も一同のいる場所へと向かっていたのだが…

弓 >「あれかしら………どっちもノアだからわからないわね…。」いちおう、距離をとって、上空から警戒しつつ近づく
GM >だが・・・逆光のせい(笑)か、弓はその飛行物体がどちら側であるかが分からない・・・。
アドノレ >色違いとの証言があるぞ(笑)
弓 >「…………ち……見えづらい……」ではさら近づく〜
GM >そして翔真。今皆がいるその場に向けて、遠い空の彼方から接近する「光に包まれた物体」を確認する!
翔真 >「っ!?何か来るっ!全員避けろっ!!」お約束といえばお約束だから、勘弁して(笑)
鋼地 >「え!?」
アドノレ >「ぬっ」
凪 >「・・・・っ!!」
翔真 >「そっちもだ!気を付けろっ!」>ドドガンバ
ドドガンバ >「・・・・・・・・・・回避はしてみる。期待はするな」でかいから(笑)

その物体は、なおも一同の近くへと接近し・・・

弓 >「……………………あ、いた。」
アドノレ >喰らえ!目視ジャミング装置
凪 >Σ(; ̄□ ̄)
鋼地 >ECM発動!?(爆)
GM >約1名、なんか頭が光ってるし(笑)
弓 >「……………………………まぶしい(ばさばさと高度を落としながら)」
鋼地 >「あれは……弓……さん……?」
凪 >「・・・・・・・・は?」
翔真 >「弓ちゃん?………だがあの姿は一体……?」
アドノレ >「なんかおにゅーになって帰ってきたな」
弓 >「……何よ…………?」ばさばさ降りていくよ〜
翔真 >「あ……済まない、今来たのが合流予定の仲間だ。1度ここで止まってくれ。」>ドドガンバ

そして、ノアは停止する・・・

鋼地 >「あ、えっと……お帰りなさい。弓さん、そらさん。」
翔真 >「何が有ったのかは後で聞かせてもらうとして、何より無事で良かった(フッ)」
凪 >「無事で何よりっすわ・・・」
アドノレ >「俺様の呪いは無事に届いたようでなによりだ」
弓 >「……………そういえば、まだお礼言って無かったわね。…ありがとう、アド。おかげで助かったわ。」>アド
アドノレ >「俺様は自分の利益にならない事をした覚えが無い。礼は無用だ」
翔真 >「連絡がついてから、そらが起きる気配は無いのか……?」
弓 >「…………損傷が酷かったし……いろいろとあったから…。…ノアに収容してあげて。」
翔真 >「(頷く)アドノレ、蟻塚、そらの様子を見てやってくれ。とにかく全員一度ノアに入ろう。」
鋼地 >「あ、はい。了解です。」
凪 >「とりあえず、休ませてやらんと・・・」
アドノレ >「うむ」
弓 >「………ええ。……」

かくして、一同は合流を果たした。ジョシュアとの取引から、優に2時間が経過している…

ドドガンバ >「・・・・・・全員、無事に合流できたようだな・・・」
GM >【そら】はそのあたりにでも(笑)
鋼地 >その辺りとかいっちゃ嫌あぁぁぁぁぁぁぁ!!(泣叫) 簡易ベット設営してそこに寝かせます!!
凪 >ノア内部に入ったら一旦変身解除・・・銀はちびサイズに縮んでてちてちとそらの枕元まで行って丸くなって一休み(爆)
アドノレ >かいがいしく働くのは志願者が居るので、弓に現状の説明を
弓 >「…………んー…なんて説明したらいいのかしら…………」
鋼地 >で、とりあえず、羽ペンしまって簡易魔法『増幅』+『レイ・ライン』をそらさんに、それでも様子が変わらなかったら『瞑想』でMPを20点ほどそらさんに転送します。
凪 >外傷はないんですな?(;'-')
GM >外傷は・・・とりあえずはかすり傷程度に見える。しかしながら、【そら】が回復する兆候は見えない・・・
凪 >「怪我じゃないとすると・・・何なんだろうな」
アドノレ >「プラーナの使いすぎ。急激なる変化による調整他可能性なら幾らでも。俺様の勘では時間が解決するという見立てだ」
弓 >「とりあえず、あのさっきの幽霊戦艦はもう問題ないと思うわ。そらが寝てるのは、そのせいもあると思う…」
銀 >「きゅ〜・・・・・・・・」心配そうに見てる
弓 >「………私が無理させたせいもあると思う………(心配そうに、そらの髪を撫でながら)」
翔真 >「……気に病むなとは言えないが、そらは弓ちゃんの役に立てたのなら喜ぶと思う。余り思い詰めるなく(口元を緩める)」
鋼地 >「『イシュマエル』も『イサーク』もまだ全快ではないので原因が調べられないのですが……何とかします。必ず(治療作業を模索しながら)」
ドドガンバ >「・・・・・・それで、これからどこへ行けばいいのか?」
アドノレ >「事情によりダゴンと面会する必要が出てきた」
ドドガンバ >「ダゴン・・・聞いた事はある。海に棲むエミュレイターの雄だな・・・」
アドノレ >「もちろん、危険なので飛行能力があるならおぬしは先に戻って構わない」
ドドガンバ >「ふむ・・・それでよいなら構わんが」
アドノレ >「俺様はプロだからな。依頼を受けてない人間を強制参加させたりせぬよ。本人が希望しない限りは」
ドドガンバ >「・・・そうか。では俺は戻るが、何かあったら連絡をくれ」
翔真 >「あぁ、済まない。世話になった、感謝する(礼)」
鋼地 >「あ、ドドガンバさんもお気をつけて。」
ドドガンバ >「ああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・怪我人を一緒に連れ帰ってもいいが・・・?」
凪 >「・・・どうする?」
翔真 >「(苦笑)厚意は有りがたく思う。だが彼女は傍に居ないと俺達としてもちょっと心配なんだ……ちょっと訳有りでね。」>ドドガンバ
アドノレ >「ちょっと顔が見えなくなるだけで卒倒しそうなのが若干名おってな」(笑)
鋼地 >別に即卒倒するわけじゃ(笑)
ドドガンバ >「・・・・・・・・・・分かった。無理はさせるな・・・・・・・・・では、さらばだ」
アドノレ >「世話になったな」
凪 >「まだ近くに厄介なのがいるかもしれん、気をつけてな・・・」

ドドガンバは飛んだ・・・ハナアルキがナベゾームへと巨大化、
モモンガのように翼を広げ、鼻をプロペラのように回してて滑空する・・・(笑)

凪 >「・・・・・・Σ(; ̄□ ̄)」
翔真 >………凄いシュールだ(^^;
鋼地 >可愛いんだか怖いんだか微妙!?(爆)
アドノレ >(うむぅ。スカウトしたいぐらい見事な能力だ)
GM >ただのフライングユニットだって(笑)
凪 >それはそれでなかなか(爆)


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