【第14夜】
深海に詠う声
<PART−13>
対決!海魔潜水艦隊
さぁ、戦いだ…
彼我の距離の問題で、ウィザード達が保有するほとんどの武器が届かない以上、
ノアの主砲と、ガンナー席に座る弓の腕前だけが頼りである。
先手を取ったのは凪…しかし、攻撃する事は出来ず周囲を警戒する。
その時、彼は見たように思った…水面上を航行してくる何隻もの艦影に!
「・・・・・・・っ?!(やばい・・・薬の副作用・・・?)」
その瞬間…凄まじい頭痛と共に、艦影は消失した。
凪 >「・・・注意して下さいよ、連中は囮で実は水面の上に敵・・・という可能性もある・・・」
アドノレ >「これが終わったら爆雷か」
翔真 >「魚雷で牽制して爆雷が本命か……了解した。」
凪 >「・・・・・・・(くそ、妙な幻覚まで見えてきやがった・・・いや、本当に幻だったのか・・・?)」
鋼地 >「即席だけど……イミテーション(擬似)『イシュマエル』プログラム起動! アナライズ!!」
鋼地は、ピグマリオンからアナライズプログラムを起動、敵を策定する…
ガトー級海魔潜水艦 (旧米海軍籍) 魚雷攻撃(同時6発、海の眷属入り) 水属性無効 |
【ちなみにまめちしき】 ガトー級潜水艦は太平洋戦争当時に米軍が大量建造した潜水艦であり、 当時としては強力な雷装による日本軍の補給線への破壊活動で名を馳せ、 米海軍の作戦進捗に重要な役割を果たした。 ちなみに、ビキニ環礁での実験では2隻が供されており、 今回登場の4隻中2隻は違うタイプと推測される。 |
鋼地 >艦内放送等で皆さんに伝えます。
弓 >年代モノだのう…これ壊したら、マニアなお兄さんやお爺さんに怒られないかな(笑)
鋼地 >まにあにはたまらない(笑)
弓 >というか…その名前だけで勝てる気がしないのは私だけ!?(笑)
翔真 >古事成語集を常備していそうな艦隊だな(爆)
鋼地 >そんなこと言っちゃダメですー(笑) 確かにコンペイトウに帰ってきそうだけど(爆)
凪 >核か、核なのかっ!!
ちなみに、当然のようだが…某GP−02のパイロットとは何の関係もない(笑)
アドノレ >海の眷属入りって自爆魚雷なのか
GM >魚雷攻撃は1回回避ですみますが、命中するとダメージと共に艦内に1d6匹の海の眷属が現れます(笑)
凪 >うわー>眷属が艦内突入
翔真 >艦内の白兵戦要員として待機しておこう(苦笑)
弓 >「…………ん、ありがと。…それだと…どっちもダメージかわらない、か…。…」さすがにみんなが乗ってる船で「捨て身」したらあかんよね(爆)
凪 >Σ(; ̄□ ̄)
鋼地 >キングストン弁用意!?(爆)
「敵の領域だが俺様とて水を御する者」
アドノレは周囲の水域から領域を作成、魔力をみなぎらせて敵に備える…
その間にも、先の幻?が気になる凪は水面を再び見やるが、
敵の影らしきものは見当たらず…本当に幻だったのか!?
「・・・・・・・・・・・・・(やっぱり幻覚・・・?・・・しゃーねぇ、後は援護に集中するしかねーな)」
翔真が【そら】の身体を座席にロックした直後…
「いくわよ…しっかりつかまってて!!」「了解!!」
弓の言葉に答えた鋼地の声と、放たれた24本もの敵魚雷…
一本でも喰らえば、海の眷属の艦内への侵入を許してしまう。
しかし、弓の優れた動態視力は、そのすべてを悉くかわし抜いた。
返礼とばかり、弓は右腕をコンソールに伸ばし…
キータッチをする事無く、火器管制システムにアクセスする。
「………砲身に干渉…魔術回路形成…接続…術式強制介入…≪砲呪文≫!」
『・・・スペルチャンバー選択 >目標選択 >AIR BLADE』
「イミテーション(擬似)『イシュマエル』プログラム起動!
シャドウフォースフィールド展開! 目標……弓さん!!」
更に凪と鋼地からの支援魔法が飛び、
「こないだ弄らせてもらった時に俺様の手製弾頭を混ぜておいた」
アドノレが笑うと共に、放たれた弾頭が炎の色を帯びる。
「…主砲…一斉射撃!…全弾命中!」
4隻の海魔潜水艦が、着弾と共に不安定に挙動する…効果は抜群のようだった。
だが、腐っても大戦時代の最強潜水艦。なおも敵は向かってくる…。
弓 >「…うーん……4番艦はあと1発ってところだけど…他はあと2〜3発いりそ…」
鋼地 >「(……いつもは『イシュマエル』に頼ってたけど……今はいない……)……皆さん……頑張って(小声)」
鋼地の祈りが、ノアに乗る全員に加護の力を与え、
その間に残る翔真、凪、アドノレは、それぞれの魔石でプラーナを回復にかかる…
アドノレ >くらっときたぞ(笑)−1
弓 >「ちょっと無理するから、衝撃に備えておいてね。……なんとなく、水中戦の感覚つかんできた。」
鋼地 >「了解です。慣性制御はこちらで何とかします。」
GM > 弓艦長(笑)
弓 >でも、ねこみみ(笑)
凪 >ねこみみ艦長
翔真 >「……どう出て来るか……。」
第2ラウンド…先手を取ったのは、またしても凪であった。
凪 >+啓示で66って待てコラ
鋼地 >凪さん絶好調(笑)
弓 >はにゃああ…ぷしゅ〜(笑)せっかく啓示もらったのにごめんなさい…ていうか、啓示ありがとう!もらってなかったら行動できんかったよ!(笑)
鋼地 >いえいえ〜。お役に立てて幸いです(爆)
凪 >しかしできることは少ない(苦笑)ガンナー席空いてればそこから射撃はできるんですがね(苦笑)
GM >あるいは・・・XFで水上に上がって援護射撃でも!?(笑)
凪 >水上を確認しにいける距離なら…それに水面上に出たら水中のノアに合流できるかどーか(苦笑)
ともあれ、凪は後部ハッチに移動する…先ほどの艦隊が、凪には幻に見えなかったのだ。
凪 >「水面上を見てきますわ・・・どうも嫌な予感がする」
アドノレ >「BBパックは持っておるか?」
凪 >「それは無いが・・・何もなければすぐ戻る」
弓 >「…わかった。…魚雷に注意して。…後部ハッチ、気密隔壁閉鎖……」
鋼地 >「了解!! ブラック=ノア・スピード調整……完了! システム・オールグリーン! 各部エアロック異常なし! 後部ハッチ開放! 出撃……どうぞ!!」
弓 >なんか艦長とオペレーターの立ち位置というか、役者が逆だにょ(笑)
鋼地 >ノアに乗ってから一度入ってみたかったんですあの台詞(笑)
アドノレ >「さるを連れて行け」断らなければ背中に張り付き(笑)>凪
凪 >「銀、耐圧かけられるな?・・・OK、すぐ戻る!!」ばしゅーっと
ザインフォーゲルに姿を変えた凪が、水上へと飛び出していく…
凪 >張り付かれましたが耐水大丈夫なんすかΣ(0w0;)
アドノレ >ピグマリオンベースだしアイテムが月衣内にあると同じでせう?お使いゴーレムはそもそもゴーレムだから多少の水など問題無いと思うし(笑)
凪 >成歩堂(笑)水上に出たら警戒モード
その間に、アドノレと鋼地はなおもプラーナの回復に努め、
一方で翔真は【そら】に魔石を使用する…
根拠はないものの、何かが起こると思ったからであった。
果たして魔石を使用した瞬間、【そら】の身体が痙攣し・・・小さな声が聞こえた。
翔真 >「……!?」耳を近づけて聞く努力を。
「ん・・・・・・・・・・・ぁあ・・・・・・・・ぉ、おいしぃ・・・っ・・・・・・・・・・」
翔真 >「(何っ!?)」なんてこったぁっ(^^;
弓 >Hぃぞ!そらりん(///)
凪 >Σ(0w0;) でも聞こえようはずもない(笑)
アドノレ >さてさて翔真はそらのどこに手を触れたのか(。。)★\どばきっ
翔真 >体を動かさない様にするのも有ったから、多分腹部(苦笑)
「・・・・・・・・どうも妙だ・・・くそ、どうなっちまってるんだ俺は・・・!!」
凪は、それでも自分の勘を信じて海上を見回す…
すると、確かに視界内に駆逐艦隊の姿が見て取れた。
【またまたまめちしき】 バグレイ級駆逐艦 二次に渡るロンドン条約の制限下で開発された、米海軍の駆逐艦。 4連装魚雷発射管4基の舷側装備が特徴だが、 戦時中においては対空兵装強化のために撤去したケースが多く、 実戦では効果を発揮しなかったという。 ちなみに、ビキニ環礁における水爆実験に「ラルフ・タルボット」 および「メイラント」の2隻が供されており、 今回はこの2隻がそのまま登場している。 また、今回は登場していないが、実はこの他にも… |
鋼地 >なんか素敵な艦が(爆)
凪 >というか錆びてるのか新品なのかが気になる(;'-')下手するとレイヴンかもしれんしー
GM >そりゃあ大戦型駆逐艦ですからボロボロでんがなー(笑)
その間に、翔真は今一度魔石を使いながら、【そら】に呼びかける。
「………大丈夫か?」
少女は口を僅かに動かしながら、身体を軋ませる。
「・・・・・・んぅ・・・あっ、ぁ・・・・・・」
…その右腕に、無数の光を走らせながら。
そして、翔真の懐から…幸福の石が、砕けて落ちた。
弓 >美味しいなぁ、翔真(笑)
鋼地 >想いが空回り?(苦笑)
翔真 >いや、不安が拭いきれないのかと(笑)
鋼地 >男なら突っ走れー(笑) (本当に突っ走られると微妙に困るんですが>爆)
翔真 >任せとけ−っ!(ぇ
弓 >あ゛〜、猛烈に背後が気になりつつっ(笑)
「まだ、確証がねぇ・・・幻覚かどうか確かめんとな」
凪は、急加速とアーテラリィフォームの長射程を利して、眼下の駆逐艦群に先制攻撃を仕掛ける…
射撃を受けた駆逐艦は外装が凹んだ程度で、なおも進んでくる。
「手ごたえはあったか・・・報告する必要が出てきたな」
弓 >「…ちょっとのあいだ、私に全システムまわしてくれる?…」
鋼地 >「……? 了解です。全システム、そちらに回します(システム移行後操縦桿を離す)」
弓 >「……よし……全兵装スタートアップ…戦闘機動フル稼働……」
なおも雷撃を仕掛けるガトー級海魔潜水艦隊…
「…その程度の攻撃……かわしてみせる!」
弓は、箒の推進システムによる空間変動を利用して敵魚雷同士を相殺させ、
あるいは無理矢理艦体をバレルロールさせ、この猛攻を一気に乗り切った!
鋼地 >ぶ(笑)コントロール席でシートベルトしていた私や弓さんはともかく他の人がー(爆)
弓 >TDDやノーチラスならやりそうだし(笑)
翔真 >それはどんなにキツくてもそらりんの体を確保しておかなければっ(爆)
アドノレ >「弓、潜入工作の教程に特殊船舶操縦も組み込まれてるのか?」
弓 >「…要はこれも『箒』だもの。…水中戦の特性さえ把握すれば…ね。」
その間に、【そら】の右手を取ってみた翔真は、
彼女の右腕全体が凄まじい熱を放っている事を知った…身をもって。
「…………全兵装掌握…術式介入…連装術式選択…!」
ノアから放たれた拡散弾が、潜水艦隊を直撃。更に…
「…続けて第二射!…術式選択≪砲呪文≫!」
「イミテーション(擬似)『イシュマエル』プログラム起動!
シャドウフォースフィールド展開! 目標……弓さん!!」
鋼地と、そしてアドノレの支援を受けて…
「……………一斉射撃!」
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