【第14夜】
深海に詠う声

<PART−16>



対決!二大深海魔王



謎の男女は、その手前に海の眷族を従えて迫る。
対するウィザード達は鋼地と戦闘不能の【そら】以外が
全員前衛という、攻撃的な配置である…さぁ、戦いだぁっ!!

いきなり先手を取ったのは、翔真だった…事もなげに、天津大鋼を横にひと薙ぎする。

「一閃真伝……絶刃!」

その一撃は…居並ぶ海の眷属を、一匹残らず一刀両断!!

凪 >いきなり前衛壊滅ですかいΣ(; ̄□ ̄)
GM >うむ、あっという間に魚のスライスが多数(笑)
鋼地 >翔真さん大回転(笑)
翔真 >……愛かな?(笑)
凪 >愛だー!(もうええっちゅーねん)

弓 >あいー、ふるーえーるーあいー(笑)
鋼地 >……なんか情けないぞ自分(俯)
凪 >絶好調だー。流石キング、愛する人が絡むと違う
鋼地 >…………すごいですねほんとに(苦笑)
凪 >「・・・流石(口笛)」
アドノレ >「いつぞやの事件以来さらに腕が冴えるようになったか」
鋼地 >「…………(……すごいな……僕とは格が違う……本当に……)」
翔真 >「雑魚に構ってる暇も無ければ、色々煩い真似をされるのも鬱陶しい……(フッ)」

その時、鋼地の頭の中に声が響く・・・絶対服従を迫るかのように。
だが、かろうじて彼はその誘惑を断ち切り、敵の男女にアナライズを試す…

「くっ……イミテーション(擬似)『イシュマエル』プログラム起動……アナライズ……」

深海魔王ダゴン/深海魔龍ヒュドラ
ともにL25 魔王級エミュレイター
現在は能力を封印中、
「マーシュ一族」と呼ばれる人間態の能力にて行動
重傷無効 属性防御<虚>
属性無効<水> 再生
魔法<水・虚>5レベル
能力解放(魔王態への変貌)

鋼地 >データは皆さんに転送します。自分は歌に侵蝕されつつあること、いざとなったら力ずくで止めてくれということも含めて(苦笑)
弓 >やーーーーーーーっぱーーーーーーーーりーーーーーーかーーーーーーーーーーー
凪 >・・・・・OK、賭けには勝った(爆)
アドノレ >身売りはせずに済んだ(笑)
翔真 >は、そう言えば倒さなくてもこれで勝ちか(笑)
弓 >うわーん、属性防御<虚>なんて嫌いだぁぁぁぁあ(えぐえぐ
凪 >ジョシュアのおいちゃんが後から駆けつけてくれる事を祈るPLには鉄拳見舞っとくとして

「面倒になる前に、一気に倒す事を目指すさ……!」
そう言葉を残すや、翔真は再び天津大鋼を一閃させる…今度はダゴン&ヒュドラに向けて。
その一撃は狙い違わず敵を捉える…ダゴンに至っては、回避する素振りさえなかった。

凪 >ダゴン完全に気圧された模様・・・(苦笑)
鋼地 >野郎には容赦なし?(笑)
翔真 >容赦無さげですな(笑)

傷つけられた2人は、その身体を再生していく…
そしてダゴンは「ヘッシュ」を、ヒュドラは「ディストーションフィールド」を唱え始めていた。
そこに…弓が飛び込む。
「……………ブレードモード…展開…!……試し切り、させてもらう…術式選択≪剣呪文≫」

これにアドノレがエンチャントフレイムを乗せ…その一撃が、またもダゴンを直撃する!

「……………ん…問題ない…。…いい切れ味ね…」
前よりも鋭くなった新しい右腕の威力に、まんざらでもない弓…だが。

「フフフ・・・やるではないか」
ダゴンは、笑いながら詠唱を続けていた。

鋼地 >双方共に私は消せません(陳謝)
アドノレ >片方は消せそうだけどどっちが優先か・・・抗魔が上がりっぱなしだとまずいからディストーションが先?
翔真 >自分もどっちかなら消せると思います、効果量の高いヘッシュを消すべきかと思ってましたけど。
鋼地 >『瞑想』でMP投げれるので、片方ノーリーズンという手もありかと。問題は『瞑想』投げるまでにこっちの正気度がもつかですが(汗)
翔真 >ではアドノレさんにディストーションを任せます、自分はノーリーズンを使ってヘッシュを消しにかかります。
アドノレ >ではヘッシュは任せた。簡易魔法強化つけてディスアペア

ヒュドラとダゴンの魔法は、効果を及ぼすまでもなく消滅…だが、
血の臭いに惹かれてきた海の眷属どもが次々と、ダゴン&ヒュドラの周囲に集まってくる。

凪 >さて、どうするか・・・。
アドノレ >ダゴンとヒュドラどっちのが嫌な特殊能力持ってると思う?
弓 >難しいなぁ……
鋼地 >さっぱり想像がつかないですねぇ……何の根拠もない勘ではヒュドラでしょうか……?
翔真 >ダゴンに付いては良く知らないのでなんとも(^^;  ヒュドラは物理攻撃でキツそうな能力を持っていそうな気はするけど。
GM >今は人間態だから多くの能力が封印されていて「不明」になってるしね(笑)
凪 >眷属がどこから湧いて出るかなんてのは分かりきってるしなぁ(周囲から寄ってくるわけだし)・・・眷属湧きを打ち止めに出来るならしときたいけど・・・
アドノレ >判らんのでダメージが少ないヒュドラの方でいくか

斥力を受けたアドノレの「アンホーリーフレイム」が、ヒュドラ人間態を見事に捉える…
だが、彼女はそれでいてまったくの余裕の表情であった。

「フフフフフ・・・この程度で勝ったつもりか。まあ見ておるがよい」

翔真 >これは……効いたとなると一気に押しきった方が良いかも知れない(汗)
凪 >ダゴンに「リラックス」かけられたら解除ですがね(;'-')
翔真 >それならそれで、ダゴンの行動を1回殺せるから良し。
凪 >それに、倒れた眷族のプラーナが床に吸い込まれてたりすると後々厄介なことになりそーだ・・・自分は足元にある門の観察で宜しいでせうか(;'-')
翔真 >お任せします、こちらは構いません。
凪 >どうもこのまま倒してしまうとえらい事になりかねない気がしてきた・・・先刻のビジョンといい(;'-')
翔真 >確かに……(^^;
弓 >でも、それからが本番って気もするしなぁ……

「・・・・・・・ここがルルイエの門だと言うのなら・・・ここを騒がすのは危険かもしれん・・・」
凪は注意深く門を観察する…海の眷属がスライスされるたびに、門は光を発し、
新たな眷族を呼び込んでいた…いや、門の向こう側のものが呼んでいるのだろうか。

そして同じ事が、今目の前にいるダゴン&ヒュドラにも言えないだろうか・・・
凪は、その可能性に行き当たっていた。

凪 >つまり、この人間体を倒してしまうと・・・(;'-')
弓 >やはしそーかー(笑)呼び寄せるイケニエは自分達自身なのはかわらんのかー(笑)
翔真 >向こう側の“本体“が出て来たり……もしそうなると蟻塚君への支配力も強まる、か……?
凪 >「・・・・・くそ、厄介な事になりそうだ・・・!!」全員に警告しますー(;'-')
翔真 >「くっ、しかし倒さずにどうにかする方法が有るのか……!?」
弓 >「………………それはわかったけど…で…どうすればいいの?倒さないわけにはいかないし…このまま攻めあぐねても、こいつらは自分で儀式を完遂するつもりよ。…さっきからの行動をみてると……明らかに、時間を稼ごうとしてる!」
翔真 >「無限の鍵とやらを手に入れさせる前に倒せば、まだマシだと信じるしか無い……!」
凪 >「・・・承知」
弓 >しかし…どーしたものか…先に門を壊す?
アドノレ >魔方陣のサイズはどのくらい?
GM >フロア一杯(爆)

「……くそ……!(……せめて……自分がもつまでは……)」
支配の力と戦いながら、鋼地は仲間達に啓示する…その間に。
ダゴンとヒュドラは、再び呪文を唱え始めていた。
ダゴンは「ミスティフォッグ」、ヒュドラは「リラックス」…

鋼地 >……あ! 行動使っちゃいました(陳謝) 対抗魔法が行きません(土下座)
凪 >若干防御力が下がる以外はあまり困らないけど・・・(汗)
弓 >へにょへにょぷー(笑)いや、まぁ、このRくらいはだいじょぶかのう(笑)
鋼地 >『イシュマエル』&アイテム依存症の私はミスティがあるとキツイ……けど、今後を考えると受けておいたほうがいいか?(苦笑)
翔真 >うわ〜ミスティは消します−><;

だが、ヒュドラの「リラックス」は発動…その身を包んでいた炎は、たやすく消え去った。
「くそっ……予め警告を貰っていて尚阻止出来んとは……!」
吐き捨てるように、翔真…だがその間にも、
態勢を立て直した海の眷族が一斉に襲撃をかけてくる。

凪 >「鬱陶しい・・・!!」回避
弓 >「その程度で…当てられると思わないで!」
鋼地 >「がは!?……(今受けると……まずい……歌が……)」
翔真 >「がぁっ……!」4分の1近く持って行かれた〜(汗)
アドノレ >回ってるけどプラーナは切れる(^^;
凪 >向こうの対抗はもう無い・・・一気にダゴン倒しちゃいますか?
アドノレ >ドーピングしてアンホーリーしてもまたリラックスで消されるのが落ちだしな…
弓 >にゅううう…ぷしゅーーーーー(おーばーひーと)
凪 >Σ(; ̄□ ̄)
翔真 >時間がっ!?(汗)
弓 >躊躇するのは弓らしくにゃい!とりあえず、目の前の敵は惨殺してから考える!もっと強い魔王が出てきたら、それもまとめてぶった斬る!(ぷしー)
翔真 >そっちかぁっ!!(爆)
鋼地 >弓さんらしい(笑)

反撃とばかりに、凪が飛び出す…腕の弓から射出された槍なみにでかい矢が、
ダゴン人間態に命中後炸裂、大爆発を起こす!!
多くの能力を封印しているとはいえ、ダメージは決して小さくはない。
それでもなお立つは深海魔王…凪は、小さく舌打ちした。

「しぶとい奴だ・・・」

ダゴン人間態 >「フフフフフフフフフ・・・」
アドノレ >魔法陣はトラップ同様に付与魔法と考えられないだろうか?
GM >とりあえず、その可能性を探ってみる?
アドノレ >最後のプラーナもってけ〜…床に手を向け目を瞑る。
GM >まあ、普通のクラスなら「わからん!」ですまされるところだけど、アドノレは大いなる者。故にチャンスはある(笑)
鋼地 >さすがグレートワン(笑)

アドノレの意識に感じられた、断片的なる宇宙の意思…

「決して封印を外してはならない扉」「呼び声は扉の向こうからでも響くもの」「活性化した扉の向こうの意思」

アドノレ >クリティカルに期待せずに幸運を使う手もあったな(^^;
鋼地 >あう(汗) うまく理解できない〜(陳謝)
凪 >同じくわからんー('-';)
GM >つまり「クトゥルフの呼び声」現象・・・お膝元だけに強く響くとそうなる次第(爆)
アドノレ >こちらで塞いでも既に動きつつあるから向こうから開ける(^^;
鋼地 >それはつまり……どっちにしろ開くということですか?(汗)
GM >ルルイエの扉は封印されていて、内側から開く事は出来ないにしても、眷族を呼び寄せる事は可能となるわけだ。そして、支払われた生命の代価に応じて力を与えることも(これはさっきの凪見解にも関わるけど)。
アドノレ >呼び声が止まれば眷属はこの場に集まらないか
翔真 >世界を沈黙させるなんて無理ー(苦笑)
鋼地 >てことは……さっきっから頭の中で流れている歌も……「クトゥルフの呼び声」?(滝汗)
GM >うむ! 魔性の血を持つ使徒だけに、こうした場ではより強く影響を受けやすいとなる・・・記憶真っ白とか(笑)
鋼地 >……わ〜い。条件ぴったりだ〜(核爆)
凪 >←同じく魔性の血持ちだから妙なビジョンが見えたのかしら(;'-')
GM >その通り。凪の場合は別のベクトルに働いてるんだけどね(笑)
鋼地 >ということは……くとるーに侵蝕された鋼地君を逆ベクトルの血を持つ凪さんで倒せば何かいい方向に向かう?(待)
凪 >それはないと思うじょ(;'-')
鋼地 >いや、侵蝕された時点で何かしらのつながりは出来ているような気がしたので、それを通じて何か出来ないかなーと(苦笑)
翔真 >……連中を倒す瞬間に、月匣を破れば世界結界の作用で止められるか?……無理だな(^^;

「……だったら………封印しなおしてやるわ…!…貴方達の…大嫌いなモノをその身に刻んで…!」
翼を広げて弓が上空から、翔真は下から、それぞれ深海魔王達に肉薄する。

「一閃真伝………絶、刃……っ!」
翔真の一撃が、すべての海の眷属を葬り去り、ダゴン&ヒュドラを傷つけながら道を開く。
それに続いて弓が飛び込み…刃を引く勢いで、翔真は炎の魔力を弓に与える。

「ヤドレホノミタマ……!」「………その身に刻め!」


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