【第14夜】
深海に詠う声
<PART−17>
逃亡、そして再戦へ
「……おわぁっ!?」
古の印を炎の刃にて刻まれ、さしものダゴン人間態も魔方陣の上にもんどりうって倒れる。
だが、驚愕はその一瞬だけ…次の瞬間には、凶悪な笑みに変わっていた。
弓 >「…………………さあ……お望みどおり、殺してあげたわよ?…その窮屈そうな服脱いで、真の姿でもなんでもいいから、見せてみなさいよ」
ダゴン人間態 >「・・・・・・・フフフ、やるではないか・・・これで我も本気を出す事が出来る。礼を言うぞ・・・!!」
翔真 >「(フッ)……出し惜しみが……過ぎる……(あと一撃、か……)」
凪 >「・・・・ま、真の姿も拝んでおかないと賭けに完勝したことにはならんしな」
ダゴン人間態の姿が、みしみしと音を立てて歪み・・・別のものへと変貌していく。
その大きさは3倍、いや5倍以上に膨れ上がり・・・魚と人をかけあわせたような、不気味なシルエット。
「・・・・・・・・・・・・・では、続けようか。破滅の遊戯を!!」
だがその時・・・一同の背後に足音が響く!!
凪 >おいちゃんがー!(爆)
アドノレ >おやぢ、おいしい所で登場か。ちょうど強そうに変態が終わったぞ
鋼地 >……そらさん?
翔真 >そらりん無事ならそれで良し(^^
GM >そらりんかジョシュアかぁ・・・誰もエミットとは言わないねぃ(笑)
凪 >こられてもむしろ困る(爆)
弓 >まてぇええい!…貴様らに名乗る名は無い!…だといいなぁ(笑)
鋼地 >口ム兄さん!?(核爆)
翔真 >………アドノレ3兄弟の内の長兄登場!?(爆違)
アドノレ >3兄弟だったのか。記憶に無いぞ(笑)
GM >その人物は、□ム兄さんと呼ぶにはあまりに大きく無骨であった・・・そして、叫ぶ。
「お前達、その場を離れろ…!!」
GM >えー、そんな訳でドドガンバです(笑)
凪 >何ーーーーーー?!!!Σ(; ̄□ ̄)
翔真 >おぉ!?(驚)
凪 >「!?」アドノレの兄者かとおもっt(殴打殴打
アドノレ >「ぬぉっ?」
翔真 >「何っ……!?」意識を少しだけ声のした方向に向けつつ
鋼地 >「……え……?(呼び声をこらえつつ声のほうに注意を傾ける)」
ドドガンバ >「聞こえなかったのか…すぐにここを離れろ! さもないと大変な事になるぞ…!」
ウィザード達の目の前には…変態を終えたダゴンが、前よりも傲慢なたたずまいで聳え立つ。
魔王の足元には、既に斃された海の眷属どもの肉片と、体液が霧のように散らばっている。(
鋼地 >「……ここを……離れる……?」 (かすかに拒否しなきゃいけないんでしょうか? >笑)
アドノレ >「血を流し過ぎたと言うのか」
弓 >「…もーなってる気がするけど…………面倒くさいわね…………………(ち、と舌打ちして)」
ドドガンバ >「ここでは場所が悪すぎると言っている。周りを視てみろ・・・!」
凪 >門に異変が起きてる・・・?
GM >冷静にその場を見れば、蓄積された海の眷属の血が、ダゴンたちに力を与えているのが分かる。ちょうど、流された血に鱶が群がるように…。
翔真 >「くっ……了解だ。」
凪 >「・・・向こうさんがそうさせてくれるかどうかは疑問っすけど・・・承知」
ダゴン >「フフフフフ・・・逃がしはせぬ。この姿となった以上貴様らは袋のネズミよ…ヒュドラ、お前も真の姿に戻るがいい」
翔真 >「チッ、全員引くぞ……蟻塚っ、後進最大!」
弓 >「先に飛んで…!」
凪 >『この門とあの連中をこのままにはしておけん・・・だが、ここにいては恐らく勝機はない・・・』衝動を押さえ込んで撤退試みー。
鋼地 >「……(周りを見つつ、撤退体制)」
ダゴン >「逃がさん・・・!!」
それぞれの衝動を抑え、脱出する凪と鋼地。
続くウィザード達…だが、出遅れかけたアドノレにダゴンの手が迫る。
その刹那、ドドガンバは追いすがるダゴンの前に、何かを投げつけた。
…烏賊墨を充填した、水中専用煙幕。
その一瞬の隙に乗じて、一同は脱出を果たす…海底都市の外れに。
アドノレ >やはり追いつかれる所だったか(^^;
凪 >「ふぅっ・・・・・・・」忍者持ちか( 'ω')
鋼地 >詠(くとるーの呼び声)はどうなってますか?
GM >ああ、聞こえないくらいの場所に退避してるから今のところ問題はないよ。
鋼地 >「……くぅ……(サブパイロット席に座りシートベルトを締める。安全のためではなく、拘束のために……)」
凪 >「しかし、一体どうやってここまで・・・?」
ドドガンバ >「俺は海育ち、加えて仲間がいる…それだけだ」
凪 >「なるほど」便利だナベゾーム(笑)
翔真 >「それにしても大したものだ(苦笑)」
アドノレ >「度々世話を掛けるな」>ドドガンバ
ドドガンバ >「・・・気になってこっそり尾けていたのだが、こうなると思ったぞ…敵のテリトリーで勝負をかけるなど、無謀もいいところだ」
翔真 >「………返す言葉も無いが……説明してくれると有り難い。」
弓 >「…あの門と、向こう側がこっちにいる眷属の血で開きかけ…その力が眷属を強化する………それは理解しても…他に手段がない!」
アドノレ >「放置はできぬ。だが、逃げた場合外まで追ってくるかの確証が無い。結果としては敗色濃厚だったな」
翔真 >「やはり門と奴等を切り離す事が出来ないと厳しい………月匣でも作れればと言う所か(嘆息)」
凪 >「この中が既に月匣だしなぁ・・・」
ドドガンバ >「話は全部聞いている。今一度、連中の言い分を考える事だ…」
アドノレ >「『ルルイエの眠りを覚ますおおいなるモノが現れる』…う〜む」
凪 >再度先刻感じ取った事を説明しなおし
鋼地 >こちらも一応詠のことをお話します。「門の中から……歌が聞こえていました。惹き込まれるような……そんな歌が。」
凪 >「惹き込まれる、か・・・俺は正反対だったがな」
鋼地 >「……え? もしかして……惹き込まれるって感じたのは……僕だけ?」
アドノレ >「ほう。面白い人材である事を証明してしまったな」
鋼地 >「……僕は……面白くなんて……ないです……」
ドドガンバ >「精神支配を受けていたか・・・やはり一旦退いて正解だったようだな」<鋼地
弓 >「…プラーナも使いきってるみたいだし、しばらく休んだほうがいいわね」
翔真 >「今の内に少しでも治療と回復をしておいた方が良い、この次は引くのも難しいだろう。」
逃亡の間、ノア艦内で回復に勤しむウィザードたち…談義は、その間になおも続く。
ドドガンバ >「連中の言う『おおいなるモノ』が何なのかは分からん。だが、お前達がそれを持っていることだけは間違いない。問題はそれが何であるか、だ」
翔真 >「(おおいなるモノ……大いなる者……”グレート・ワン“……無限とは有る意味対極のものにも思えなくも無いが……)」
弓 >「………面倒くさいわね…。…自殺することだって考えられるでしょ?」
ドドガンバ >「連中程度の命で開くほど、ルルイエの門は軽くはない・・・だから、我々は生きてこれた」
凪 >「無限への鍵、か・・・」
アドノレ >「それが何・或いは誰であっても、向こうから仕掛けてくるだけの理由があるな」
翔真 >「………近くは有るが何か違うと言うか、足りない様な気がする……。」
弓 >「……………………そらのことじゃないの?…」こーぢくんかもしれないが(笑)
鋼地 >実はそんな気もしないでもなかったり(笑)
ドドガンバ >「・・・やはりそう思うか・・・俺もナン=マドールで見ただけだが」
GM >そこまで言ったとき・・・前方の「神殿」から、継続的な地響きが聞こえてくる。
凪 >「っと、早速追ってきやがったか・・・!!」
翔真 >「……余り時間的余裕も無い様だな……。」
GM >見れば、ダゴンと巨大な龍が「神殿」から姿を現すところだ。一同の周囲にも、海の眷属たちが退路を絶たんと集まり始めている・・・。
弓 >「…………ここでなら、闘ってもいいのかしら?」
鋼地 >えっと……詠は彼らと共に来てますか?
GM >詠声はついてきていない・・・ドドガンバは、一同と海の眷属の間に立つ。
「奴らの到着までまだ間がある・・・こいつらは引き受けた!!」
そう叫んだハイアイアイ島最後の戦士は、巨大化した仲間・ナベゾームと共に、
海の眷属の中に飛び込む!
翔真 >「あまり無茶をするな!危険になったら迷わず引け!」背中に声を掛けます
凪 >「武運を」
アドノレ >「また会おう」
弓 >「………………結局、鍵ってのが何か、誰か…わからないわね。」
翔真 >「奴等はそらを”無限への鍵“と言っていたと思うから、そらが鍵と言えばそっちの方だろうな。」
アドノレ >「ということはそらの身柄さえ確保してれば条件が揃わないのか」
鋼地 >「……(……もしかしたら……鍵は僕なのかもしれない……分からない……僕が、僕を分からない……僕は……何?)」
ドドガンバはその間に大暴れ・・・次々と海の眷属どもをなぎ倒していく。
ユーモラスなナベゾーム(ハナアルキ)の動きが、
その巨大さとあいまって、今はなんだか頼もしく見えるぞ!(笑)
凪 >鼻がみょーんと伸びてぺちぺちと(笑)
弓 >「……………さて、と…彼1人じゃそろそろキツいだろうし…(ばさぁっ)…先に行くわね。」一足さきに吶喊(笑)
翔真 >待てー!(爆)
弓 >HPは減ってないし、プラーナもまぁ、十分だから(笑)
鋼地 >今度の戦闘は鋼地君ノアで今度こそお留守番ですね(笑)
翔真 >余裕無いですぞ、正直(苦笑)
鋼地 >いや、帰路は確保しないといけないかなと真剣に思ったもので。
GM >・・・弓が飛び出したその直後、【そら】の目が輝く。
「再、起動・・・・・・・・」
凪 >「・・・・お?」
鋼地 >「?……そらさん? 気が付いたんですか!?」
そら >「・・・・・・・・ここ、は・・・?」
翔真 >「そら?大丈夫か……?」
そら >「わたしは大丈夫・・・それよりも、何が起きましたか・・・?」
翔真 >「詳しく説明している暇が無い……ドドガンバが眷属を抑えてくれていて、弓ちゃんが今単身魔王級エミュレイターに向った所だ。」
アドノレ >「どこまで覚えている?」
そら >「・・・・・・・・・・・・助けなければ・・・」
翔真 >「先程一度交戦もしたが状況が悪く助言に従って一時撤退をした、今はこちらに向って来ている。」
そら >「ごめんなさい・・・私がしっかりしていれば・・・」
翔真 >「詫びる必要は無い、それに今は時間も無い。問題無ければ全員で向う……急ぐぞ(フッ)」
そら >「・・・でも、もう大丈夫。私が・・・護ります(にこ)」
アドノレ >「何も学んでないのか?独りで気張ると失敗するのだ。目的の為に他人の手を借りる事を恐れるな」
そら >「私は・・・(少し黙って)・・・助けて、くれますか・・・?」
凪 >「無論」びしっとサムズアップしつつ
翔真 >「あぁ、俺達も……護る。」
アドノレ >「喜んで手を貸そう。借りが山程溜まってるしな」
鋼地 >「もちろんです。僕でよければ。」
凪 >「ま、そういうこった・・・気合入れていくぞー」魔石R2握って蟻塚氏の背中ばしーんと(笑)
鋼地 >「はうぅ!?(背中をのけぞらせる)……最近流行りなんですか?……それ…………えっと、ありがとうございます。」
凪 >「知らん、ラグビー部の助っ人に行った時主将が気合入れるためにやってた」
GM >そして・・・ダゴン&ヒュドラの到着!
「ついに追い詰めたぞ・・・我らが宿願、無限への鍵・・・貰い受ける!」
「諦めなさい・・・お前達にはもう逃げ場などないのじゃ」
弓 >「はっ…………残念ね…こっから先は通行止めよ!!!!!」
鋼地 >「……(……今は歌は聞こえない……ここなら……そらさん達の力があれば……勝てる……)」
「さあ・・・どうするね、異能なるものたちよ?」
弓 >「決まってるわ……………………………殺す!」
鋼地 >「門からの歌は、正直心惹かれました。とても素敵な歌でした。そっちに行きたいと想いました。でも……やっぱり僕はこっちに居たい! こっちで皆さんと護りあいたい!! だから……僕は……あなた達と戦います!!」>ダゴン&ヒュドラ
ドドガンバ >「眷属どもは抑えておく・・・奴らを叩け!ここなら、門に影響はないはずだ!!」
凪 >「承知・・・!!」両腕はおろか背中の全ての翼にまで銀色の光が
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