【第14夜】
深海に詠う声

<PART−19>



残された問題



弓が離れたその空間を、ひときわ巨大な光芒が貫く。
声を出す間もなく、海底魔王だったものは…シルエットとなって砕け、消えていった。

弓 >「……………………は………合体しただけだったわね(クス)」
アドノレ >「滅びは特別な事象ではない。全てに訪れる約束された事象」
鋼地 >「……『想いの力は時間(とき)をも超える』……ただ、それだけですよ……」
GM >主が破砕されたのを見るや、海の眷属たちは・・・蜘蛛の子を散らすように逃亡していく。
アドノレ >砕け散る前の勇姿(?)をさるのカメラにでも
凪 >「・・・・・・」翼からばしゅーーーーーーと銀色の蒸気噴出して冷却中
鋼地 >「後は……あの歌が止まってくれれば……(周囲警戒)」
GM >歌は、もう聞こえてこない・・・その間にも、周囲の風景が揺らぎ始める。主を失った月匣が、本来の姿を取り戻し始めているのだ・・・
凪 >もう例の衝動は消えてますよな?('-';)
GM >うむ、凪と鋼地、両者への衝動はもうない…。
翔真 >警戒待機。
ドドガンバ >「門を脅かすものは、消えた・・・ようだな?」
翔真 >「無事だったか……済まなかった。」
凪 >「・・・助かりましたわ」
アドノレ >「ご苦労であった」
ドドガンバ >「礼はいい・・・当たり前の事を、俺はしただけだ」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・(切り離した右拳は、もう戻っている。が・・・)」
凪 >「・・・・・・・そら・・・?」
弓 >「…………そら、もういいわよ。」
そら >「・・・・・・・・・まだ、終わっていない・・・問題が、ふたつ・・・(左腕、両脚、頭部に翠色の稲妻を走らせつつ、その瞳が橙色に輝く)」
アドノレ >「…」気配を窺う
鋼地 >「……問題が……二つ?」
翔真 >「……門にまだ影響を及ぼし得る者が居るのか……?」
凪 >「・・・門と・・・”ヘカトンケイル”・・・?」
弓 >「………門はあのとおり、月匣の中にあるぶんには問題ないし…………ヘカトンケイルはもう消滅したんじゃ?」
GM >一同が立っているのは、環礁の上。海の眷属はもういない・・・が、確かにある意味、問題のひとつはそこに・・・上空を飛ぶ、黒いノア。
弓 >あー…
凪 >「・・・・・・ジョシュアのおっさん、か」見上げる
翔真 >来たかー(^^; となるとあともう一つの問題って……?
鋼地 >もうひとつってまさか……レイブン?(大汗)
翔真 >「さて……どうなるか……」
GM >そう・・・アドノレの0−Phoneにメール着信だ。送信者は・・・サムンゾ。

アドノレ >「む?」

【レイヴンがそちらにマジカルボムを撃ち込みに行った 適当なところで切り上げて退散するべし】

凪 >またそれかーーーーーー!!(爆)
鋼地 >当たっちゃったよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ(泣叫)
アドノレ >「米の遣り方は昔から変わらぬな。直接では歯が立たぬからエリアごと吹き飛ばす手に出るそうだ」
翔真 >迎撃したいと言ってはイカンな(苦笑)
鋼地 >「え!? それは門を脅かすことにはならないんですか!?(汗)」
凪 >「・・・・・・なるな、絶対に・・・」
弓 >「…………………そのまま送り返しましょうか、ホワイトハウスに」
アドノレ >「我等も早々に退散するとしよう」
そら >「・・・・・・・・ここにもまた生命は存在する・・・その危機は看過しない・・・」
翔真 >「落としたら門が開かないにしてもどんな影響が出るか解らんと言うのに………放っておく訳にも行かんな。」
鋼地 >「なら止めないと! せっかくここまで来れたのに……それじゃあ……」
弓 >「……………そら……まだ動ける?」
そら >「現状において、【私】の状態は些かも問題ではない・・・」
アドノレ >「それが汝の意思なれば見届けよう」
弓 >「……わかったわ。…今の私達の右腕なら………アレを吹き飛ばすくらい……」FCでなぎ払っちゃダメですか?(笑)
翔真 >ダメって事で、レイヴンも一応イノセントだから(苦笑)
弓 >レイヴンは、こう、かするくらいで(笑)
鋼地 >そのFCの余波で門が脅かされそうなんですが(苦笑)
翔真 >「………まずは速い所上の連中に話を付けないといかんだろうが……。」
凪 >「間に合えばいいんすけどね(汗)」
翔真 >「有る意味、魔王達よりも厄介だ……(苦笑)」
凪 >「・・・人間の敵は人間だ、とはよく言ったもんすね(苦笑)」
鋼地 >「アドノレさん、エルフマンさんにお話してもらえませんか?」
アドノレ >「命令の撤回がきかぬか、大統領に具申してみよう」門の存在とその危険を提示して、攻撃の危険性を示唆だな
翔真 >「マジカルボムの射程は短かったはず、落とす気なら近くまでは来る。そこを捕まえよう。」
凪 >「・・・承知」
GM >うむ、それに・・・目の前に迫ったジョシュアとの一幕もあるわけで(笑)
凪 >ですな。賭けには勝ったし(笑)
翔真 >もう一山〜(^^;
弓 >さてさて、困った事に弓はジョシュアを知らない…賭けも知らない…(笑)どうしやう
アドノレ >賭けは大雑把に知ってるぞ。身売り云々言ってたから(笑)
凪 >大丈夫、賭けの賞品は←だけのはず(爆)
アドノレ >その場に居た者じゃないのか?
翔真 >凪君+十派一からげなイメージも有ったような(笑)
弓 >まあ、ジョシュアは任せる(笑)大統領とコネのあるほうがレイヴンにいくとしてー
鋼地 >そらさんの事もあるので、翔真さんと凪さん >ジョシュアさん担当、私とアドノレさん >レイブン担当、そらさんと弓さん >周囲警戒という名の留守番(笑) なんていうのを考えてました(爆)

ジョシュアを乗せた黒いノアは、一同の前まで飛来し…静止した。

凪 >「・・・・・・・・・・」黒いノアの動向を伺いつつ
ドドガンバ >「・・・・・・・・・・・あれが問題の、黒い箒の連中か・・・」
凪 >「(頷く)」
翔真 >「あぁ、しかし時間が無いと言う時に厄介な相手が来たものだ……。」>ドドガンバ
弓 >「…………………味方じゃなさそうね。」
アドノレ >「根が武人だから話が通ればあっという間だが……殺る気になってるとうっとおしいぞ」
弓 >「…………………どういうこと?…」
ドドガンバ >「・・・・・・・・・・・詳しい事情は、他の連中が知っているはずだ・・・」
アドノレ >「命令で動いてるが忠誠心はそれ程高くない。賭けに勝ったら部下になれとほざいたから、負けたらクラウスと手を切れと言い返してやった…結果賭けは我等の勝利で身売りせずに済んだ」
凪 >「一応、俺らが先にダゴンを発見したという証拠はあるしな・・・」
弓 >「…なるほど……ね。…もっとも、クラウスと手を切るだけで、味方になるとは限らないわけね(溜息ついて)」
翔真 >「敵が増えないだけマシだと思うけどな(苦笑)」
弓 >「…わかんないわよ?…その性格だと、バトルマニアなんでしょ?…手を切ったけど、強いのと闘いたいからなんて言い出すかもよ?(くす)」
ドドガンバ >「俺が聞いた話だと、戦いを避けろと言う事だったが・・・今回はどうするのだ?」
鋼地 >「……現状では、放っておくことはできませんから……」
翔真 >「下手に動いて刺激するよりは、迅速に話しを付けた方が得策……と思いたい(汗)」
弓 >「…そう。……じゃあ…(くる、とアドの方をむいて)………レイヴンの方は、どうする?」
アドノレ >「レイブンは交渉がどう進展しようと、本国からの命令が無ければ攻撃に出るだろうな」
弓 >「…………………任せて、いいんでしょ?(悪戯ぽく微笑みつつ)」
アドノレ >「約束できるのは取り急ぎ連絡を着けるまでだ。それ以上は向こうの気分次第」
翔真 >「連絡を急いでくれ、間に合わなくなると厄介だ。」
弓 >「(溜息)…………まぁ、他に方法ないし。…任せるわ。」>アド
アドノレ >ジョシュアと喋る都合も有るからメールを打つ…

『正確な所在は不明だが、この地には「異界との門」が有る可能性が高い。
下手な攻撃は重大な危機を引き起こす可能性が有る』

アドノレ >なお、付近の怪異を引き起こしてたエミュレイターの指揮を取る大物は排除した…と付け加えよう
GM >その間にも、黒いノアから出てきたのは・・・身の丈2メートル以上の巨漢。
アドノレ >ポーヂングでお出迎え(笑)
翔真 >周囲警戒に移行。
鋼地 >台詞が思い浮かばない(汗)
ジョシュア >「・・・・・・・・・・・・」
ドドガンバ >「あれは・・・アフリカの金獅子か。世界魔術教会を離反したと聞いたが・・・納得した」
凪 >「・・・・・・・・理由は分からんすけどね」
アドノレ >「一番は性格の不一致だろ」(苦笑)
鋼地 >「……(もしかして……ドドガンバさんとジョシュアさん……知り合い……?)」
ジョシュア >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フッ・・・」
アドノレ >「勝負あったな」
凪 >「・・・・・ダゴンとやらは、今しがた倒しちまったしな」
ジョシュア >「・・・・・・・・・・フフフ・・・・・ハハハハハハハ・・・!!」
弓 >「…(考えられるのは3パターン…1つは本当に離反する、2つは離反しても私達とは敵対を続ける、3つ目は、全て計画通り…かしらね)」
翔真 >「(ダゴンを倒したから俺達に興味が移ったなんて言ってくれるなよ……)」
ジョシュア >「なるほど、そうか、そういう事だったか・・・地の利に強い者がおれば、先を越されても仕方あるまいて・・・」
弓 >「残念ながら、彼が来たのは見つけたあとよ。」
ジョシュア >「まあ、細かい事は気にするな。負けは負けだ・・・おかげで俺は何もしなくても良くなったがなぁ」
翔真 >「……………」
ジョシュア >「もしフライの野郎が言う程にダゴンが強かったなら、手を組みに行こうとは思ったが・・・ハ! その程度の相手ならば、考えるだけ無駄骨だったと言う事だな」
弓 >「…………(やっぱり、1なら言うと思った)…」
凪 >「どのみち、クラウスの野郎の下に居ても今回みたいなしょっぱい相手しか回って来ないと思うがな・・・」海底魔王だから確かにしょっぱいかもだが(殴打
鋼地 >塩分含有量のせいですか(爆)
アドノレ >そんな事言うと、俺様も汗でしょっぱいぞ(笑)
鋼地 >人間の汗の塩分含有量は約3%なので(爆)
アドノレ >俺様のレインコールの主成分は何だ(。。)★\
鋼地 >PLが成分分析をしたいところです(爆)
翔真 >アドノレが使うレインコールの成分の半分は、『怪しさ』か『優しさ』で出来ています?(違
アドノレ >妖しさだとなお素敵?
ジョシュア >「……『あいつ』よりはずっとマシとだけ言っておこうか」>凪
凪 >あいつって・・・あー、あの人ね(爆)
鋼地 >育ての親かな?(爆)
凪 >「で・・・・アンタはこれからどうするんだ?」
ドドガンバ >「・・・この後もいろいろと立て込んでいるんだが」
アドノレ >「帰ってゆっくり寝たい気分なのでな。至急の用でなければまたの機会をお願いしたいところだ」
ジョシュア >「まあ、お前らも万全な状態でないようだしな・・・今戦ってもつまらんだけだ。」
アドノレ >「クラウスとは関係なく戦う気まんまんなわけか」(やれやれという顔)
翔真 >「(万全でもどうかと思うが……そらに妙な気を回さないで居てくれよ……)」チラッとそらの様子を伺う。
ジョシュア >「・・・とはいえ、約束は約束。急いでいるようだから手短に行くぞ」
凪 >「おう」
鋼地 >「…………」
ジョシュア >「クラウス=フライならば、意外と近くに潜んでおるぞ。フフフフフ・・・灯台下暗し、とはよく言うものだ」
凪 >「近く・・・・・?」
ジョシュア >「・・・まあ、ホテルというホテルを虱潰しにする事だ。拙くなって来れば、ヤツの方から撹乱しに出てくるだろうからな」
鋼地 >「……ということは……横須賀のホテルに……?」
凪 >「なるほどな・・・・・・類を見ない変態でしかもホテル暮らし・・・(−−;)」
鋼地 >「類を見ない変態って(汗)」
アドノレ >「ブルジョアな生活をしおって…許せん奴だな」
ジョシュア >「同感だ。そもそもヤツは好かん」
アドノレ >「気に食わなくても殴れぬ理由でもあるか?」
ジョシュア >「ヤツは殴ってもすぐミンチになるだけだからつまらん」
凪 >だろうなぁ(爆)

その時である! 弓の強化された視力が、遠く彼方の空から飛来する特殊な箒を発見した。

弓 >「………………………………来た」
翔真 >「!………早くもお出でなすったか……(チッ)」
GM >スター・シリーズでもノアでもない、あの箒・・・弓は聞いた事がある。戦場においてセットアップが容易な大型輸送用箒が存在すると。
弓 >あれか、サンプルシナリオ(笑)
GM >その通り。かつてその箒は、世界の命運を左右する「とある作戦」に投入されたと聞く・・・人呼んで「Y字−BOMBER」!

「Y字−BOMBER」…NW公式サイトのサンプルシナリオを参照である。

鋼地 >なんか名前が素敵です(笑)
アドノレ >「ちぃっ、仕事熱心な奴らめ」
鋼地 >「本当に……来ちゃったんですね……」
凪 >「・・・・こういう時だけは行動迅速なんだな(溜息)」
弓 >「…………………(ばさっと翼を広げて)………落とされちゃかなわないわ。………」
翔真 >「あぁ、全くだ。」
ジョシュア >「騎兵隊が到着してしまったようだな。時間切れと言う事で俺は帰らせてもらうぞ」
ドドガンバ >「次に会う時が楽しみだな」
アドノレ >「さらばだ。運が悪ければまた会おう」>ジョシュア
凪 >「・・・・・・・・・・・」聞きたい事はあるが今はその時じゃないと判断
GM >ジョシュアのノアは、それと共に離れていく・・・そして、迫り来る米国籍の爆撃用箒。
凪 >むしろマジカルボムを「死なばもろとも〜〜〜〜!!」と投げ返したいとか思ったPLはルルイエの門に放り込んでおこう
鋼地 >I・C・B・M!?(爆)
翔真 >XFは男の子ー!(爆笑)
弓 >「……先に行くわ…」
翔真 >「………続く、急ぐとしよう。」
鋼地 >「……(止めなきゃ……ここでボムが発動したら……今までの『想い』が無駄になっちゃう……!)」
弓 >「…………こちらは絶滅社及びユニオン所属のウィザードだ。…こちらの任務は完了した。敵は殲滅済みである。繰り返す、敵は殲滅済みである。」>Y字
GM >Y字−BOMBERからの返信は・・・予想通りというかなんというか。エミット=ディッカーソンだ。「馬鹿野郎ッ! アンタら・・・何そこでぼーっとしてやがる!?」
弓 >「こっちのセリフよ。…まさか、もう発射したとか言ったら、ブチ落とすわよ?」
エミット@通信 >「ヤツだ・・・ヤツが来るんだよ・・・全力で叩かねぇと、17年前の再来だぜ!!」
鋼地 >「17年前……? って、まさか……!?」ヘカトンケイル!?(滝汗)
凪 >なんですとΣ(; ̄□ ̄)
翔真 >「!?………まさか、ヘカトンケイルがまだ近傍にいるのか?」
アドノレ >「まだしぶとく動いておるか」
弓 >「…どういうこと!?…私達はここでの全権を貴官らの上官より委任されてる。詳しい情報を要求する!」>エミット
エミット@通信 >「んなボケた事言ってる間に・・・来るぜ! エミュレイター・・・いや、マリキュレイターがよぉ!!」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・警告・・・後方、レンジ3に巨大な敵性反応・・・。」
凪 >「・・・・終わってなかったワケだ・・・」そらの言葉にその方向を振り返る
翔真 >「後方?索敵、急げ!」
鋼地 >「……!?」そらさんの索敵方向を警戒します。


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