【第14夜】
深海に詠う声

<PART−20>



蘇る光芒



一同の背後・・・南の海に、幽鬼のごとく浮かび上がる黒く、巨大な影・・・
それは、先に戦ったヘカトンケイルそのもの・・・いや、更にふた回りは大きくなっている。

凪 >「・・・・マリキュレイター・・・・・・17年前・・・オフクロとあいつは・・・」また心臓がギリギリと痛み出す
鋼地 >「マ……マリ……キュ……レイター……」なんかこの言葉にリセットされた記憶が刺激されそうなんですが(核爆)
凪 >「・・・あの中にいた幽霊潜水艦や駆逐艦まで取り込んでやがるのか・・・」
弓 >「………チッ…!…貴方達は避難しなさい!余計な手出しは無用よ!(ばさっと翼とスカートひるがえして、そらの言った方向へ)」
翔真 >「弓!先走るな!………くっ、行くぞ……!」>ALL
鋼地 >「…………!? は、はい!!」
凪 >「・・・・・・・(低いかすれた声で)承知・・・」>相羽サン
アドノレ >「俺様を置いて祭りを始めるとか言わんだろうなぁ」後に続く
エミット@通信 >「俺はやるぜ・・・冗談でも何でもねぇぞ、なにせヤツとは因縁があるんでな!!」
アドノレ >「そんな物でカタが着くならとっくに米の勝利で終わってるわ」
弓 >「…ウィザードじゃない貴方達がいても死ぬだけよ!…核とかマジカルボムとか使ったら、貴方達から叩き落すわよ!」>エミット
翔真 >「恐らく前回の戦闘で俺達が使った能力の幾つかをコピーしている可能性が高い。核やマジカルボムなど使おうものならば、最悪その能力を模倣する可能性も否めんだろう。」
凪 >「・・・・そうなれば・・・それこそマリキュレイター、いやそれ以上の超侵魔の再来になりかねんすわな」

しかしエミットのY字−BOMBERは、一同の上空を通過していく・・・
それはあたかも、狂気の突撃を思わせた。

弓 >「………チッ………予想通りね。……させないって、言ったでしょう!?…」追います(笑)
凪 >「無茶を・・・・・!!」後を追いたい(;'-')
弓 >こんなところでスレッガー中尉されてたまるか(笑)
翔真 >しかも中尉の様に役立つとは思えない(苦笑)

「ヘカトンケイル・・・・・・・・・・・・回帰、達成・・・・・・・する・・・・・」

凪 >「・・・・・・・?!」
翔真 >「(『回帰』……?)」

『ヘカトンケイル』が唸りを上げたその瞬間、鋼地は…
鏡を割られたような精神的衝撃と共に、その場にくず折れた。

鋼地 >ぶっ!!(滝汗) 皆さんゴメンナサイ〜!!(土下座)
翔真 >いや、これが先に繋がるのかも知れませんからお気になさらず(^^
鋼地 >「ぁ……ぁ……ああ……ああ……あああああアアアアアAAAAA!!!!!(不意に錯乱し昏倒)」って空中で昏倒したら落ちるがな(爆)
GM >うむ、ドドガンバがフォローしてあげよう(笑)
鋼地 >精神汚染されたり記憶崩壊したり……精神状態ボロボロだ(核爆
アドノレ >良い夢使いを紹介してやろうか(笑)
鋼地 >して欲しいかもしれないです(爆)
GM >『ヘカトンケイル』の全身に、火砲がポップアップされる。小口径対空砲から、どう考えても戦艦の主砲クラスのものまで。
弓 >「………チィィィッ!…………最大加速…追加リアウィング展開っ!…」
翔真 >「退避しろっ!」>レイヴン
エミット@通信 >「いいや、出来ねぇな・・・言ったろ、アイツとは因縁があるってよ」
翔真 >「ふざけるな……!」WBUで追跡かな。
弓 >「………残念だけど、それは貴方だけじゃないのよ。」コックピット引っぺがすか、強制停止させたいにゃ(笑)
凪 >「・・・・・・」巨大化したままの翼からばしゅーと銀色の光引きつつ追跡中
そら >「回帰は達成されない・・・なぜなら・・・」
翔真 >「……そら!一人で先走るなよ、俺達も居る事を忘れるな。」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・彼らの装備だけでは、無理・・・(ロケットブースターで加速しつつ、弓さんをちらっと見る)」
凪 >「・・・・決定打になりそうな手段はあるのか?」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・あります。それは・・・ここに」左腕と両脚、頭部にも稲妻が走っている。
凪 >小声で「しかし・・・・イノセントの前でそれを見せる事で後々どういう結果を招くかは分かってるか・・・?」
そら >「・・・・・・・あれは影のようなもの・・・本物じゃない・・・・・・・・・・それでも、止めなければ・・・【あれ】は」
凪 >「・・・OK。・・・俺に、何か出来る事はあるか?」
そら >「射撃用箒が、必要です・・・」
鋼地 >FCか!? FCなのか!?(滝汗)
凪 >「生憎、箒は無いな・・・俺と銀は身一つで戦うようなもんだし(苦笑)」
GM >そうこうするうち、『ヘカトンケイル』から無数の銃砲弾が飛び始める。
凪 >内心『しかし切り札はもう残ってないわけだが・・・弾避けくらいにはなれる』更に加速して前に出たいとこです
アドノレ >距離を詰めて異様な気配が強くなるほどアドノレの纏う気も変容していく
翔真 >「紛い物相手に勝手に気分出すな!どうせやるなら本物を見付けてからそいつにブチかませ!」>エミット
アドノレ >止める気はあまり無いが特攻の速度比べもまたよし(笑)

破滅的加速で発射コースに入るエミットのY字−BOMBER。
それに追いすがろうとするウィザード達…【そら】と凪、翔真がエミット機を追い抜いた。
この時、MP回復に動いたアドノレ、気絶した鋼地のフォローに入ったドドガンバは出遅れる…

凪 >仏恥義理だぜ夜露死苦(爆)
翔真 >流石『烈風強甲』(笑)
弓 >キミタチ(笑)
鋼地 >一瞬読めなかった(核爆)
凪 >読めなくても何ら困ることはありません(笑)
アドノレ >完全に距離を空けられている(^^;
GM >まあ、回復1回分の距離的ロスと思えば(^^;
弓 >「…………はやっ!?……ち………(加速しつつ)…」

そして、エミット機は胴体直下のカバーを開放。
横に「MB−2」と刻印された巡航ミサイルが現れる!

「仲間の、仇だ・・・」

巡航ミサイルは、一路『ヘカトンケイル』へ!

翔真 >「この、バカ野郎が……腕づくでも、止めさせて貰う……!」巡航ミサイルの弾頭を斬り落としに行きます。
凪 >それで駄目だったら、俺が無理矢理方向転換させて宇宙まですっ飛ばすくらいのイキオイで(爆)
弓 >「……………獅子王!Y字を止めて!…そらのカバーには私が入る!」 ここでリア=ウィングの効果を発動したいです(笑)
GM >OK承認!!(笑)
弓 >「…ウィング・オーバーブースト!…」急加速で追い上げます(笑)
凪 >「・・・承知。骨は拾えたら拾って下さいよ・・・無理はすんなよ、そら」弾頭の方へと方向転換、一気に加速してミサイル本体に

翔真は、天津大鋼を振るう…だが、『ヘカトンケイル』の放った砲火によって生じた
一瞬のタイムラグが、僅かに太刀筋を狂わせ…

翔真 >「しくじった!?(汗)」最後でしくじった、カッコ悪い(^^;
GM >やはり女の子がかかってないと(爆)
翔真 >やはりそうですなっ!(爆)
凪 >「やらせるかあああああああああ!!」スラスター崩壊寸前までブーストしてミサイルを追撃!!

その直後、凪…ザインフォーゲルが、飛び交う砲火の中、巡航ミサイルを…捉えた!!

「これ以上・・・誰も無駄死にはさせねぇ・・・
死なせるものかあああああああああああああああああ!!」

凪 >ミサイル本体に取り付いて崩壊寸前のスラスターを全開!!余波で翼が崩壊していくのも構わず無理矢理ミサイルの軌道を上空へと変える!!
GM >ち、力技だ(笑)
弓 >まるで真・ゲッター2…
翔真 >「ザインフォーゲル………獅子王っ!」
凪 >手離さないとそのまま飛んでいってしまいそうだが、まあそれはそれで!(爆)
GM >まあ、成層圏まで持ってっちゃえば、ミサイルの燃料も切れるでしょう(笑)
凪 >らじゃ・・・翼崩壊しちゃったんでそのまま海にぼちゃんと(爆)
弓 >アドにひろてもらえ(笑)
GM >うむ、アドノレなら距離的にぴったりだ(笑)
アドノレ >災害救助隊?(笑)
凪 >お世話かけます( ̄▽ ̄)ゞ
翔真 >………ジョシュアのおいちゃんと「ミサイル!」「反転!」「「キィィィィィィィック!」」ってやってくれるのかと一瞬期待を(爆死)
鋼地 >私は一番目が稲妻かと想いました(陳謝・笑)
アドノレ >ジョシュアも毎度タイミングが悪い(^^;

翔真と凪が巡航ミサイル相手に格闘していた、同じ頃。
『ヘカトンケイル』に相対して立つ【そら】に、弓が追いついた!

弓 >「………………そら!」
そら >「ひとつは・・・ここに・・・」右腕をもって構え。
弓 >「………もうひとつは…ここに…!…≪捻れた世界樹の枝≫…射撃モード…!」
そら >「…モードシフト、フュージョンキャノン【虚・空・破・砕】…!」
弓 >「……極大魔力投射術式…≪戦神の雷槌≫…起動………リンク形成完了…フュージョンキャノン…レディ!」

弓が、背後から【そら】を抱き締めるように、互いの右腕を重ね前に突き出す。
そしてふたつの、白銀色の放電が始まる…。

そら >「リンクアップ…【TWIN TOWER】……メインパワーバッテリー接続…チャンバー内加圧…ライフリング回転開始…」
弓 >「………出力安定……ジェネレーター問題無し…。……以前より、格段に安定してるのに…出力は遥かに凌駕してる…!」
翔真 >FC2連装なのかっ!?(汗)

弓は感慨を覚えながら、自らの新たなる右腕に魔力水晶弾をセットした。

弓 >「…魔力水晶弾を核に使用……術式吸収…」
そら >「Pフルード伝達率120%…メタルハート、ビート同調…感じるよ、あなたの鼓動と……わたしの、鼓動」
弓 >「……これは……3人の力よ…そら。………………システム・オールグリーン!…エヴリシング・レディ!……」
そら >「……そう、そうだね…うん…ターゲットロック…シアー解放は私が…トリガーは、あなたに…」
弓 >「…(頷いて)……術式全解凍!…ファイア!」ついでに幸運の宝石を使って、と(爆)
翔真 >今日はPCの決め所に厳しいダイスの女神様(苦笑)
アドノレ >女神が駄目なら悪魔に魂を売るのだ(笑)
凪 >(つД`)

「…………………消滅せよ…!」

その時、寸分違わず放たれた2本の光の柱―もはやそうとしか形容できないのだが―は、
ヘカトンケイルの巨体をたやすく飲み込んだ!!

翔真 >「……………」凪君も心配だが周辺海域への影響も心配(汗)
凪 >「・・・・・・・・」沈んでる沈んでる(えー
鋼地 >←精神崩壊してる精神崩壊してる(待)
アドノレ >両肩の辺りを掴んで張り付けのまま吊り下げたような形に(笑)
鋼地 >ゴノレゴダ!?(蝶違)
GM >えー、総計出ましたが・・・あまりにも馬鹿げてるのでやめましょ(爆)
凪 >四桁!!四桁!!
鋼地 >……推定2500点天属性魔法ダメージ(滝汗)
弓 >計算したくね(笑)
凪 >で、それを食らったヘカトンケイルは?・・・聞くまでもないか(苦笑)

「ヘカトンケイル・・・回帰、達成・・・す・・・」

GM >その巨体は、まばゆい輝きの中に消えていき・・・

そして、閃光が消えた後・・・そこには、何事もなかったかのように静かな南の海が波打っていた。

凪 >「・・・・・・・・・・・終わった・・・か?」←翼は全壊(苦笑)
ドドガンバ >「そのようだな・・・」
そら >「ふぅ・・・・・・・っ・・・」光が消えると共に力が抜け、ブースターが分解、霧散。
弓 >「……………ふ……はぁ………ぁ………(ばしゅーーーーーーっと水蒸気噴出しながら)……そら…だいじょぶ?」
そら >「・・・あぁ・・・・・・ぁ・・・すご・・・・・・・・・・・・ぃ・・・」ぐったりと身を預け、表情はどことなく朦朧としたような。
弓 >「…………ホント……感じちゃうわ…(クス、と妖艶に微笑しつつ)」
そら >「……わたしも……きもち、よかった……」
GM >周囲に、もはや敵はいない・・・果たして、すべては解決したのだろうか。
アドノレ >(世界の敵を葬るべく生み出された力。もしそれが他へ向けられたなら…その時は刺客が動き出すであろうな)
凪 >「すまん、片方放してくれ」月衣からナイトサイト引っ張り出して乗る(苦笑)
アドノレ >「うむ。その為に箒を隠し持ってたのか」
鋼地 >……エミットさんは?
GM >エミットのY字−BOMBERは、言葉もなく帰投して行く。あまりに常識を逸脱した、そのおそるべき光景を前に・・・
凪 >目の前でマジカルボムの軌道曲げちゃったしなぁ(苦笑)
アドノレ >「さて、隠されし秘儀を目の当たりにした者よ。おぬし等は外へと何を告げる?」>エミット
翔真 >「………もう良いだろう、大人しく引き上げてくれ。出来れば今見た事は口外しないで居てくれると有り難い。」>エミット
GM >そして、機内で…エミット=ディッカーソンはひとり呟いていた。「何だよ、あの力は…何者なんだ、あいつら一体…」
凪 >ただの喫茶店員です(殴打
翔真 >「………アドノレ経由で頼んでもらうか……(嘆息)」見送りながら
アドノレ >「未だ時至らず」
翔真 >「今のそらがやった事について等、丸々ひっくるめて口外無用に話しを通してもらえると有りがたいのだが(苦笑)」>アドノレ
アドノレ >「丸々口外無用を頼むと一から説明を要求されそうな気がして頭が痛いぞ。そもそもエミットがどのような報告書を上げるやら」
翔真 >「………下手に藪を突つくかも知れ無いか……(悩)」
アドノレ >「奴とて話しの規模を考えて緘口令を敷くことは想像に難くない。後は説明を求められてからという手も無きにしもあらず……後手後手に回るが、藪を突付くのとどちらのがましか」
翔真 >「………先んじて一手打った方が後々の為かとも思ったが、交渉相手を良く知るアドノレがそう言うならそれでも良いだろう(苦笑)」
弓 >「…まぁ、いいんじゃないかしら?…普通は信じないと思うし。」
アドノレ >「米がこれをどう扱うにしろ、ここに居る者は一蓮托生だ。相談の結果に従おう」
弓 >「………………ともかく、私達もノアに戻りましょう。…飛ぶのも難しいメンバーが多いみたいだから。」
凪 >「そうっすねー・・・うー、水飲んじまった(ごほごほ)」マスクの向こうで血吐いてたのはバレずに済んだ(爆)
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん・・・・・・」


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