【第15夜】
第二次・大魔王作戦

<PART−09>



ナイトウィザード VS クラウス=フライ
〜ROUND 3〜



さぁ、戦いだ。敵は前衛に「かわいいリヴァイアサン」を連れた、ネムトルテとユキネレーゼ。
後衛にはクラウス、ネオンロット、そしてN2強化兵が4体である。
一方、ウィザード達は…鋼地、杏音、華恋を後衛に、残る全員が前面に立った攻撃陣形である。

「ウエーイクアップッ!イリュージョン☆……にゅーっ!みゅーっ!ラビッ!イッツ…ショウターーイム☆」

「愛と正義の魔法少女!マジカルラビット☆アンネリーゼ!悪のウィルス治療しちゃうぞ☆」

輝きと共に、アンネリーゼへと変身する杏音…そして、まずは華恋が動き出す。
…と思いきや。それは一歩下がって、何かの魔法を唱えるという、一見意味不明なものであった。
クラウスは余裕の笑みと共に、華恋の魔法を消去しようとする…が、
彼女は「ノーリーズン」の射程外。その不審すぎる行動をいぶかしむクラウス。

「・・・? 何のつもりか、杉崎華恋・・・?」「さぁて、ね・・・」
黒セーラーの少女は、謎めいた微笑みを浮かべるのみだった。

「『イシュマエル』……僕の想いを……皆に届けて……」
その間に前進した鋼地の『啓示』が、前衛のウィザードたちに力を与える。
そこにN2強化兵団の一斉射撃が殺到するも…

「………………はっ…!」より高い回避能力でいなす者、あるいは…

「『イシュマエル』、対物理障壁拡大展開!」瞬時に張られた防壁で、
ダメージを受けなかった者達もいた。

「助かる……」「・・・・・・・・・・すみません・・・」
「お気になさらずです! その分僕がカバーできない部分をお願いします!!」

その言葉に従うかのように、アドノレが単身クラウスの近くにまで漆黒の翼を広げ、降り立っていた。

杏音 >うえーい…アナライズいっきます…ソコななんだかわからないリヴァイアサンっ!(笑(
弓 >とりあえず、リヴァイアサンらしいということしかわからない(笑)
GM >ユキネレーゼいわく「帰ってきたかわいいリヴァイアサン」(笑)
鋼地 >でも逆にリヴァイアサンだということは誰にでも分かるようで(爆)
弓 >そもそもユキネレーゼのリヴァイアサンに関する知識が間違ってる可能性もあるわけで(笑)
翔真 >どう言う意味で可愛いのやら(笑)
アドノレ >つぶらな瞳(笑)
GM >なんかリヴァイアサンの割に、ねじり鉢巻だったり法被着てたり天秤かついでたりするのはさておき(ぇ
杏音 >おのれ〜っ!ちょこざいな〜☆ちょっとカワイイじゃないのさっ(杏音談・笑)
鋼地 >何処に!?(爆)
翔真 >……それは魚屋さん(笑)
弓 >桶の中の魚で攻撃かな?(笑)どうせうなぎとかタコとかだ(爆)

「にゅみゅっ!…カワイイ格好してやっかいなんだよ相変わらず〜☆…脳内データーによると…」
杏音は、バイザーを下ろす…その裏面に、情報が次々と表示されていく。

【かわいいリヴァイアサン】
L10クリーチャー
物理無効 弱点属性≪天≫ 擬似餌
4種類の魚による特殊攻撃…鯛2種類(通常攻撃&Sq攻撃)、
蛸(ステータス低下攻撃)、鯖(HP回復)

鋼地 >「……了解です!」
アドノレ >やはり蛸が居たか「ふぉっふぉっふぉ。俺様に好き嫌いは無い」(違
GM >こーいうくだんねーところはちゃんと原典に忠実です(何
翔真 >早めに倒した方が良いのだろうけど……クラウス含む後衛を放っておくのもちょっと怖い(^^;
ユキネレーゼ >「試作品だから・・・・・・・気合を入れて作ったのに、一度どこかの誰かが壊した・・・」
弓 >皆気をつけて!!!!S=F系の海産物はヤヴァイ!(爆)
鋼地 >いかレスラー、たこレスラー、しゃこボクサー(蝶違)
杏音 >……かもーんっ!蛸っ!こっちこーいっ!蛸っ!(呼ぶなっ(笑))
翔真 >女性陣に行かないように(苦笑)

「………フン………無理してついてこなくてもいいのに……
……まぁ……先陣切られたら…続くしかないわね!」

先行したアドノレを少しだけ一瞥、弓もまた翼を広げ、敵陣の隙を縫って彼の後を追う。
それを追うように、敵前衛に飛び込む翔真…天津大鋼をもって、クラウス達をなぎ払う。
N2が2体、クラウスとネオンロットのカバーに入り、二人を守る…

翔真 >飛行状態のアドノレの足元を薙いで行ったかも知れないのか(笑)
鋼地 >となると……敵後衛に弓さんとアドノレさん、敵前衛に翔真さん、その1Sq後ろに鋼地君とそらさん、さらに1Sq後ろに杏音さん、さらにさらに1Sq後ろに華恋さん……みんな離れてて防御魔法届かん(汗)

そこに、まずはネオンロットが多重発動…まずはレイバリアとヘッシュで、
物理攻撃をほぼ無力化しようというのだ…アドノレ、クラウスと続く消去魔法合戦は…

「ナガ……チカラ、ウツロヘカエレ……!」
割って入った翔真が制し…レイバリアだけが発動する。だがその直後、翔真には…

「殴るのだ〜☆」

ネムトルテのピコハン…それも超巨大な金属製のそれが迫っていた。
なんとか剣で受け流そうとするも、相手は鈍器。衝撃によるダメージがなくなった訳ではない。

「くっ、露払いとまでは行かなかったか……。」

アドノレ >「すまぬ。出し惜しみしすぎた」
翔真 >「いや、こっちもだ……温存している暇は無さそうだな(フッ)」
鋼地 >邪眼の方がPとられますけど打ち消されない分効率がいいような……
アドノレ >プラーナだから出し惜しみしてしまった(^^;
弓 >ハイパーアドノレデンチ

その間にも、義体人間ユキネレーゼと、旧時代の最強兵器が相対していた。
「旧式のロボットには、負けない…マジカルアップグレード…」
「エミュレイターは、破壊する……【OVERRAGE】」

ピコハンを構えた異形と、巨大なブースターウィングを広げた異形…

そして、そのさなか…杉崎華恋が、突如として消えた。

「な…に!?」「クラウス殿、うしろに…」
虚を突かれたクラウスが、ネオンロットの声に振り向けば…

「……手遅れです♪」

クラウス=フライは、魔法の霧に覆われていた。
すべての魔法、魔導具、遺産などの力を無力化するミスティ=フォッグ…
その効果を補助魔法で遅らせ、更に範囲を限定して放ったのだ。
しかも、瞬間転移によって、瞬時にクラウスの背後を取りながら。

クラウス >「なっ、ちいっ…こういうことだったか!?」
華恋 >ネオンロットが仮にリラックスをクラウスに使うとしても、ここにノーリーズン使いがいますからね・・・(くす)
杏音 >ネオンちゃんでも自己中だからなぁ〜(ぁ
GM >おぅ、だからクラウスなんぞにはつかってやらん(笑)
弓 >ちなみに、恐ろしい事に、厳密に解釈すると、「リラックス」は「ミスティフォグ」消せないのね(笑)
鋼地 >……もう駄目ですなクラウス(爆)
弓 >「チェックメイト…………………かしら?」
杏音 >「さっすが華恋ちゃん☆捕まえたよ〜☆」
クラウス >「おのれ…ネオンロット、貴様私を助けぬかっ!?」
ネオンロット >「あいにくその魔法は、わたくしでは消せませんの…それに、わたくし彼女とだけはやりあいたくありませんの」
アドノレ >「見捨てられたか。セクハラが祟ったな」(笑)
杏音 >「悪いことすればそれはみーんな帰ってくるんだよ!自業自得だね〜☆」>クラウス
鋼地 > 「……己が存在の価値もわからず……他の存在を高慢にも己より下と取る罪を持つ者は……必ず罰を受ける……それが摂理というものだ……(普段からは考えられないような声と雰囲気で呟く)」ちょっとだけ逆鱗をプレイしてみる(笑)
弓 >「…………貴方の最後よ…」
クラウス >「えぇい…どいつもこいつも…!!」

そして「かわいいリヴァイアサン」の行動…蛸を取り出し、弓に向かってふりかぶり…
「………邪魔をするな、軟体動物!……刺身にするわよ?」
投げられた蛸は、直前に殺意をこめた視線を受けたためか、
弓に絡みつくことなく、明後日の方向に飛んでいった…。

鋼地 >ワイルドピッチだー!(笑) この間に各ランナー一斉にスタート!!(爆)
翔真 >「……食材を無駄にするのは頂けないぞ(フッ)」
杏音 >「やっぱり…どっか壊れてるんだ…よし☆勝てるよ〜っ!(笑)」取り敢えず恨み込めてリブレイドを撃ってみる(ぁ

杏音が、リブレイドの詠唱を開始する…が、その前に動いたのはネオンロットだった。
「クラウス殿が動けない以上…これで邪魔者は排除ですわ」
床に突き立つドラゴン=ファング!更に多重発動で同時に2連続の威力、
しかも敵味方と輪図の無差別発動である!

ちなみに範囲から逃れるために自分だけ一歩退いていた事は今更言うまでもない(笑)

杏音 >さっすがネオンちゃん☆…やっるぅ(笑)

…だが。「・・・・・・どなたか忘れてませんか?」「くわぁっつ!!」
その魔力はことごとく、アドノレと華恋によって消去されていた。

更に、翔真を追撃するネムトルテだったが…こんどばかりは軽くいなされてしまう。
そう、武器である巨大鋼鉄ピコハン…その大振りさによって威力こそ莫大なものの、
軌道を見切られてしまっては元も子もないのである。

ネムトルテ >「む〜・・・かわすとは生意気なのだ〜><」
翔真 >「済まない、今は流石に食らえる余裕が惜しい(苦笑)」

更に、ユキネレーゼがピコハンを手に【そら】を猛襲する…
「・・・・・・横須賀の都市伝説・・・その実力、見せてもらう・・・」
【そら】の軌道を計算して、予想進路にピコハンを振り下ろす…それだけでいい、はずだった。

問題は…彼女が相手にしていたものが【そら】であった事だった。
そう、ピコハンを振り下ろした先には、何もなく…

「マキシマム=プラス……エナージョン=マグナム」
声は、はるか上空。飛んできたのは、火を噴き回転する右の拳…
そして、その目標はユキネレーゼではなかった。

「ボッ・・・ボゲェェ!?」
リヴァイアサンが、激痛にのたうつ。その一撃は、光の力を帯びていた。

ユキネレーゼ >「・・・無視、された・・・?」
アドノレ >「俺様は横須賀の生神様だ」(笑)
ネオンロット >「・・・・・・・・・・・・・・くっ、聊か分が悪いですわね・・・何とかなさいな、クラウス殿!!」
クラウス >「ええい黙れ、貴様ごときにいわれずとも解っておるわぁ!!」
華恋 >「・・・・・・・・・・・・ああ無情(くす)」
杏音 >がんばれよピコハンずっ!魔法少女の名にドロぬるな〜っ!(どっちの味方やねんっ
アドノレ >ぴこハンの時代は終わった(ニヤソ)

そして・・・いまひとりのピコハンユーザー(笑)杏音の呪文が完成する!

「リア・ラ・リス・リトス・リアトリス…この世ならざるもの 歪みし哀れなるもの
浄化の光もて 世界と世界を結ぶ彼方に消え去らんことをっ」

行動の終わったネオンロット、そして魔法の使えないクラウスにこの技を阻止する事は…不可能!!
凄まじき閃光の爆発は、ネムトルテとリヴァイアサンを捉えた!!

「ボッ・・・・・・・ボゲェェェエェェ!?」

杏音 >「へへんっ…とりあえず!会場でのお返しだよ〜。まだまだたりないけどね〜(舌べーっと)」緊張感無いなぁ(笑)
ネムトルテ >「この程度では・・・まだまだ、なのだ〜☆」

そして、ダメ押しとばかりに翔真が天津大鋼を再度一閃!
今度は見事に決まり…N2強化兵団を、完全に一掃した!!

翔真 >「……露払い、勤まったか?(ニヤリ)」
鋼地 >さすが翔真さん(拍手)
アドノレ >「流石にギャラリーが違うと気合が違うな」
翔真 >「敵も味方も美人揃いだからな、余り無様な格好は出来ん。」
杏音 >「これで残りは……」びしっとピコハソ指しっ

杏音の視界には、手負いのリヴァイアサンとネムトルテ…その向こうに、クラウス=フライを捉えていた。
彼もまた翔真の攻撃範囲内だったのだが、N2強化兵の犠牲により免れたのである。

弓 >「…フ……さすがね。……もっとも…………………肝心のご主人様が、焦りすぎたみたいね…。愚かな…」

弓の指摘どおり…クラウスは、華恋に襲い掛かっていた。
「キミさえ…おとなしく、していれば…ッ!!」
メイジスタッフで殴りかかったクラウスだったが、所詮は魔術師。ダメージにもならなかった。
そして、そのクラウスに向かって…

「『イサーク』データリンク! 『イシュマエル』……アナライズ!!」
鋼地が、アナライズを敢行していた。ついでに、【そら】と戦っているユキネレーゼに対しても。

GM >クラウスのデータ・・・ぶっちゃけ以前現れた時と同じ(爆)ちなみにADCケープを着用しているものの、ミスティ食らってて使用できず(笑)
鋼地 >こいつが本物かはわかります?
GM >肉体組成はクラウス=フライそのもの・・・本物偽者ではなくむしろ分身だ。
弓 >あ゛〜、また本体ちゃうんか〜><
鋼地 >……本体は仮面です?
GM >ああ、例によって例のごとく仮面でもって分身をコントロールしている仕様だね。
鋼地 >ふむふむ……相変わらず本人はこの場にはいないのか……
アドノレ >同程度の実力が出せるなら本体出す必要無いし(^^ゞ
弓 >橙子さん理論(笑)
杏音 >妹呼んでこいっ!妹とガチでケンカさせちまえっ(殴打
GM >そして、ユキネレーゼなんだけど・・・【式神+特殊(エミュレイター)】で、L10相当。ニセモノはむしろこっちか(爆)
アドノレ >ユキネレーゼを追って移動するかクラウスをどつくのが定石だが一回遊ぶぞ(笑)
弓 >いちおう、ユキネやらを警戒して、私の後にしてもらっていい?
アドノレ >了解
鋼地 >「弓さん! その体は分身です!! 仮面がコントロール部みたいです!!」>弓さん
クラウス >「ちいっ・・・!」
ネオンロット >「あらあら、結局またも替え玉ですの?」
弓 >「…………フン……あいも変わらず同じ手ね。……貴方には、この新しい右腕はもったいないわ……!」>クラウス


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