【第15夜】
第二次・大魔王作戦

<PART−10>



フェイク・オン・パレード



弓は、クラウスの懐に飛び込み…拳を硬質化。
そのまま呪文ごと、リバーブローをボディに叩き込み…直後にターン。
瞬時にブレードへと変形した右腕をもって、クラウスの仮面ごと頭を横薙ぎに一閃!
避けようとしたクラウスだったが…所詮は魔術師、自ら当たりにいくかのような無様さで悉くヒットする!

翔真 >世界の選択らしい(笑)
弓 >ダメージ!…QB発動!プラーナも全部!
GM >一発食らった段階で、残りHP一桁なのに(笑)
杏音 >粉々っ!?(笑)
弓 >なにー(笑)プラーナもったいな(爆)
翔真 >決め所だから(笑)

アドノレ >同カウントなのでちょっと細工する

破壊されるその瞬間まで役目どおり本体へと情報の送信を続ける仮面(分身)。
それが、最後に焼き付けた映像は…

アドノレ >領域作製(魅惑のポーヂング)
鋼地 >……それはトラウマになるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!(核爆)
杏音 >後ろの方でマジカルロッドとコンパクトのきらきら機能でさらに演出(ぁ
アドノレ >変態の呼称が定着するクラウスに嫌がらせ(笑)
弓 >「……………はん……これだけ手間隙かけて、また分身とはね…。…ったく、つくづく面倒くさい………!」
ネオンロット >「あらあら・・・言ってる間に倒されてしまいましたわね…なんとも情けない事」
アドノレ >「組むべき相手を間違えたな」
ネムトルテ >「これじゃあこっちも戦う意味がなくなっちゃったのだ〜。」
翔真 >「首謀者は退けたし………出来ればここらで止めにしたいものだが(苦笑)」>ピコハン3人娘(笑)
ユキネレーゼ >「・・・・・・・・・・・・・・この場は撤退、か・・・」
杏音 >「うなっ!?こらーっ!また逃げるの〜!?」
弓 >「………………っと待ちなさい、お嬢ちゃん達。……………まだいるはずよね?……コイツの仲間が。………教えなさい。…」
ネオンロット >「残念ですが、待てといわれて待つ道理はありませんし、教える道理もありませんのよ・・・」
アドノレ >「考えは未だ変わらずか。まだ間に合うぞ」ポーヂングを解いて、ちょっとシリアス顔
鋼地 >「…………」
弓 >「………それならいいわ。……………肉片になって後悔しなさい。」
鋼地 >「……皆さん……彼女達……少なくともユキネレーゼさんは……式神です。」
ネオンロット >「・・・・・・そこまでばれているなら、話は早いですわね・・・では皆さん、ごきげんよう(くす)」
ネムトルテ >「ばいばいき〜ん☆」
ユキネレーゼ >「………この続きは、いつか…」

3人のピコハン少女達は、その場で爆発した。
そう、鋼地が言うように…彼女たち3人は式神に、彼女達の能力を付与しただけのもの。
もっとも本来は、違う目的のために使うはずだったのかもしれない…が。

杏音 >「…肉片にするのは…やりすぎだけど…とにかく痛い目みてちゃーんと反省…って!?」

爆風は、その場を吹き荒れた…が、ウィザードたちは次々と姿を現す。

そら >ノーダメージ、爆煙の中から翠色の輝きとともに現れる。
アドノレ >思うところあって回避せずに全力で耐える
弓 >「……………フン、似たり寄ったりか……まったく……鬱陶しいお嬢さんたちね………。」
杏音 >「……いつもいつも最後まであぶなっかしいんだからも〜…そらおねーちゃん…鋼地おにーちゃん…ありがとね^^」(ため息

だが、例外が1人…防御にプラーナを使い損ねた翔真である。
「………甘過ぎた……」

翔真 >爆炎の中から血だらけで倒れ伏したまま現れます(笑)
鋼地 >「翔真さん!? 『イサーク』、ヴァイタルチェックお願い!」
翔真 >…………残りHP11点。重傷値でバッタリ(ぁ

だが…現れたのはウィザード達だけではない。

「・・・ボゲェェェエェェ!?」

「かわいいリヴァイアサン」もまた、この場に置き去りとされていたのだった。

そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・エミュレイター残存数、1・・・」
杏音 >かわいそすぎるぞリヴァイアサン!?
弓 >「…………チッ…………翔真のこと、頼んだわ!」
華恋 >「・・・・・・お任せください」
杏音 >「……(下がったのが素直すぎる…?)」(ちらちら警戒中
鋼地 >「『イシュマエル』、リヴァイアサンの警戒と障壁展開を!!」
そら >「敵はなお活動中・・・最大攻撃を認可しますか?」
翔真 >「……くっ……今、は……駄目……だ……そら……」
アドノレ >「不許可だ燃費が悪い作戦は却下する」>そら
鋼地 >「今は……最大じゃなくてもいいと思います。まだ後にも皆さんが控えてますし……」>そらさん
そら >「・・・戦闘の長期継続は危険・・・・・・敵解析データをベースに、戦闘行動支援へ移行・・・」

「Evo…lution!!」
翠色に輝く【そら】の髪から無数の光が放出され、弓の右腕をひときわ大きく強化する。
「ありがとう、そら。続けて、翔真のフォローをお願い!」
弓の指示に無言でうなずく、前世代最強の無限機士…
その眼下に倒れる翔真のもとに、アドノレが到着していた。

「ほれ、点数稼ぐなら急がぬと見せ場が消えるぞ」
アドノレが拳から落とした一滴には、治癒の力…キュア・ウォーターが握られていた。
たちどころに回復し、苦笑しつつも体勢を整え始める翔真。

「点数等気にする程セコイつもりは無いが……立たないと確かにカッコ悪いな」
携えたその天津大鋼にも、【そら】の与えた翠色の輝きが宿る。

そしてその間に、弓は残された唯1匹のクリーチャーを殴りつけていた。
相手の戦闘能力を見切り、防御を捨てて、ただ破壊にのみ特化する。
更に、再行動するアドノレが炎で彩った槍の一撃。
その攻撃は、予想以上のダメージをこのふざけた巨龍に与えていた。

「ボゲェ!ボゲェェェ!!」

アドノレ >効かなくても通る魂狩りのチクチクこそが真髄(笑)
杏音 >リヴァイアサンの蒲焼きおまちっ…にはならなかった(ぁ
鋼地 >……「かわいいリヴァイアサン」が「かわいそうなリヴァイアサン」に思えてしまった(爆)
弓 >その名も「かわリヴァ」(爆)
杏音 >もっと略して「かヴァ」(ぁ
アドノレ >運のわ〜るいひ〜ぽぽた〜ます〜
GM >月曜日に生まれてその週の日曜にはもう埋葬されるのか(笑)
杏音 >三馬鹿〜っ!自分のペットは大事にあつかいなさい〜〜っ!杏音のラビみたいにっ!(ぁ

「運の悪いヒポポタマス」なんて一体いまどき誰が覚えているのだか!?

更に、鋼地と華恋が翔真に接近。それぞれの回復魔法を唱える…。
「『イシュマエル』……大地の想いを……翔真さんに……」
「世話を掛ける……済まない」ほとんど回復した翔真に、華恋はただ微笑みつつ言う。
「これが、私の役目ですから」

「うむ。この感触は悪くない」【そら】がアドノレの槍にも力を与え…
その間に、弓は巨龍へと再攻撃を実行する…が、
その拳は鱗の硬い場所に命中し、ほぼ弾き返されていた。

杏音 >ご主人様逃げたのにがんばるなぁ…りう゛ぁいあさん(笑
翔真 >下手な攻撃食らったりしなければ良いけど(苦笑)

鋼地、杏音の2人が様子見を始めたその時…「かわいいリヴァイアサン」が動いた。
天秤から無数の小さな鯛を投げつける…さながら魚で出来た雨といった風情か。

「うわ…生臭い…」顔をしかめながらも、弓はスラスターを強制駆動して回避。
【そらがそれに続き、翔真もなんとかその場から飛びのく…そして、逃げ遅れたアドノレには。

「『イシュマエル』、対物理障壁展開!」
「リア・ラ・リス・リトス・リアトリス…輝く光よっ!汝の前に集いて障壁となれぇっ!」

GM >『ぴちぴちぴちぴち・・・』しかしそれは全部奇形魚(ぇー
アドノレ >あちこち齧られながらもこっちも齧り返してやる(笑)
GM >腐ってもエミュっても鯛なのに!?(笑)
アドノレ >皆の支援が身に染みてどうにかピラニアと喰らい合いに勝ったらしい(笑)
GM >ピラニアじゃねえっ!!(笑)

アドノレが下がり魔石U1で回復を図る一方、鋼地は弓に更なる付与魔法…ロックハンマーをかけていた。
「我らが『想い』の具現結晶『地龍』よ……汝、かの者に宿りて力を与えよ!!」

付与された大地の魔力が、エヴォリューション効果によって増幅され、
その拳はいまやダイヤモンドに匹敵する硬度となっていた…そして眼下には、気息奄々のクリーチャー。

「………フン…もうその魚面は見飽きたわ。…前回も魚類だったしね………いくわよ。」

「ボゲェェエエエエェ・・・」
その拳の一撃で…巨龍は沈んだ。
これも月匣の成せる業か、飛沫を上げて壁面に崩れ落ちていく…。

・・・戦いは終わった。

鋼地 >「……これで……終わり……?(周囲を警戒)」
そら >「・・・・・・・・・・・敵殲滅、確認・・・付近にエミュレイターの活動、なし。」
杏音 >「……」(あいかわらずキョロキョロしてる娘っこ
アドノレ >「エミュでなければ鯛を量産する便利な奴であったのだが」
弓 >「………私のコピーも、本体もいなかった…。外が心配だわ、急いで戻りましょう!」
翔真 >「だな……。」

その瞬間に光景は一変し…元の客室へ戻っていた。

鋼地 >「……!?」 急いで『イサーク』と『イシュマエル』を収納します(笑)
アドノレ >鏡が割れてたりもしないのか
GM >ああ、鏡は入り口に過ぎないから(笑)ただ・・・問題がいくつか。

転がる魔石。割れた窓。そして、派手に頭をぶちまけられた男の死体。

杏音 >「…これで終わりなn……っ?」(蒼白
アドノレ >「うぬ。この男は…」
鋼地 >ってこれはまずい(汗)
弓 >それはナイトメアに任せよう。Tel〜〜〜
翔真 >「……供養をしてやりたい所だが、時間が惜しい。片付けてくれる所に心当たりが有る者は連絡を……(と言ってる所で弓ちゃんを見て得心)」(笑)
杏音 >「……T人T」変身解いて箒から降りて…手あわせて黙祷
鋼地 >……それに習って鋼地君も手を合わせておこう。
アドノレ >窓割っての侵入だから外で騒いでないかを確かめる
GM >うん、最上階でしかも夜だから、今はまだ騒ぎにはなっていない・・・ただし、ルームサービスがこの部屋に来たらどうなるかは火を見るよりも明らかだな(爆)
翔真 >せめて魔石の回収はして行かないとね(苦笑)
アドノレ >始末は他に任せるにしても、一応顔は確認しておこう
GM >顔はないんだけどね(笑)
弓 >顔なぐりました(笑)

そして、弓はナイトメアに連絡を取っていた。

ナイトメア >「どりぃ〜〜む・・・首尾はどうだ?」
弓 >「……よくないわ。……結局、本体じゃなかった………(かくかくしかじか)…で…ここの処理と、改めて索敵を社にお願いして。」
ナイトメア >「そうか・・・敵さんもここまでは予想済みということか。わかった、事後処理は任せておけ。それと・・・調査に関しては手伝ってもらうぞ」
弓 >「了解………ン、ちょっと待って……」

弓の通話を止めたのは、華恋の言葉。

華恋 >「・・・・・・・・・・・・?・・・妙ですね・・・(死体を見ながら)」
翔真 >「……何か?」そらの動向をちょっと気にしつつですが(笑)
アドノレ >その一言を聞いて改めて観察体勢
弓 >「……どうしたの?」

華恋に言われた時は一瞬得心が行かなかったが、アドノレはすぐにある事実に気づく・・・
今まで、倒されたクラウスがどうなったか。更に、目の前の死体・・・その髪は、黒かった。

アドノレ >とろけるスライス※印だっけか
鋼地 >チーズ!?(爆)
華恋 >「・・・・・・・・・・これは、クラウス=フライではありません。偽者という意味では同じですが・・・クラウス=フライですらありません」
杏音 >「…………」振り向かないで聞いてる
アドノレ >「とりあえず偽者だが髪だけみても似せるつもりが無いのは明白。問題はこれが誰なのか」
鋼地 >「……そうなんですか……?」
翔真 >「………察知して罠は張ったにしては妙だな。」
弓 >「…………どういうこと?」
華恋 >「・・・クラウス=フライは、これまでクローンを替え玉に使用していましたね・・・?」
翔真 >「確証は無いが、そう考えられる所は見た覚えも有る。」
杏音 >「………」無言で立ち上がり
華恋 >「問題は・・・今回に限ってなぜクローンを使わなかったのか、その一点に尽きますか・・・。」
鋼地 >「……何か理由があるのか……それともこの人に目を向けさせておいて裏で何かをする気なのか……」
華恋 >「・・・あるいはその両方って可能性もありますね・・・」
弓 >「………そもそもコイツは、巻き込まれた不幸なイノセントなのか、それとも理由があったのか…?」

鋼地は、イシュマエルのデータバンクにアクセスする…その結果は。

「佐倉 亮(27歳)元輝明学園教師 2年前に事件を起こして解雇、以後行方をくらましていた」

弓 >「…………チッ……ナイトメア…。少し、やっかいなことになりそう……早めに封鎖して。」
ナイトメア >「了解した。今処理部隊を向かわせている・・・諸君は場所を移動した方がいいな」
弓 >「…了解…。……私は念のためにもう少し残って調べるわ。……ああ、死体の身元については、わかったデータを送信するわね。」
ナイトメア >「ああ。頼む(通話終了)」
アドノレ >「身元が割れたら背後関係を洗うのは組織だった所の仕事だな」
弓 >「…(通話終了)………とりあえず、皆はここから離れておいて。おって連絡するから。」
鋼地 >「了解です。」
華恋 >「了解しました^^」
翔真 >「解った、済まない。」とりあえず装備を一通り仕舞った上で退出かな。
杏音 >「……うん…弓おねーちゃん……あとはおねがいします…」
アドノレ >「ルームサービスを追い払うのに手を貸せると思うので暫く残っても構わぬぞ」>弓
弓 >「私1人ならどうとでもなる。…それよりも、他のみんなの脱出を誤魔化して。」
アドノレ >「了解した。では引率するぞ」
弓 >「…そら、また後でね。」
そら >「・・・・・・・・・・・(うなずき、ゆっくりと姿を消す)」
翔真 >「良し、撤収する。」
アドノレ >(あの娘どもも、今は歪みしとはいえ我が守護すべき者達であった…いずれ我が手にて消さねばならぬかも知れぬが…)


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