【第15夜】
第二次・大魔王作戦
<PART−16>
交錯する運命
GM >さて、弓…上空に上がって【そら】の気配を探るも…反応が返ってこない。
弓 >「……………やっぱり……反応がない……(繭をしかめて、0−Phoneでコールしつつ、気配を探し続ける)」
・・・その時、弓は・・・三笠公園上空に飛び上がる、翠色の輝きを見た・・・
弓 >「……ッ!…(ばさあ、と大きく広げて…どっぎゅーん!)」全速前進突撃〜!
GM >…弓の前に現れたそれは…【そら】のようでいて、そうではない何かであった。翼は【そら】のものより洗練されており、全体が発光する事で揚力を得ているかのようだ…
弓 >「………………貴女は………」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(緋色の眼差しを弓に向ける。ただし・・・関心なさげに)」
弓 >「………………そらじゃない……もう一人のほうね…貴女。………そらは、どこ?」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・(何を言っているのか?と言わんばかりの視線を送る)」
弓 >「…………………(じぃ、と睨み合い)…………貴女は…………………誰……?」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(左拳を挙げる。甲に『00』の文字が輝く)」
弓 >「………………00……。……0Xは、どこ?」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(少し首をかしげる)」
弓 >「…………(溜息ついて)…ここで何をしているの?貴女の目的…存在理由はなに?0Xとはどんな関係なの?」矢継ぎ早に
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・形式名称、インフィナイト00・・・所属、楠ヶ浦学園騎士団【ザ・ノルン】・・・目的、マリキュレイターの破壊」
弓 >「……………………0Xを知っている?…私は、彼女をさがしているのだけど。」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・インフィナイトは私ひとり。他には存在しない・・・」
弓 >「…………(溜息ついて)……これ以上は、無駄みたいね。…………」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・ウィザードとの交戦は、私の行動目的には存在しない・・・」
弓 >「…こっちも闘うつもりはないわ…。……少なくとも、今はね。…………貴女がそら……昨日、貴方が闘った少女……の居場所を知らないなら……用はない…」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・では、行動目的が同じなのか」
弓 >「……………………?…」
【そら】? >「・・・・・・リピート。私の存在目的は、マリキュレイターの破壊」
弓 >「…………“そら”が……………“そら”が、マリキュレイターだって、コト?」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・意味不明。【そら】は・・・沙弥から、この私が与えられた名・・・」
弓 >「…………言い方を変えましょうか…。……貴女が昨日闘った少女が……マリキュレイターだと?」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・不確定要素・・・なし」
弓 >「………………ありがとう、面白い話だったわ…(ふい、と背を向けて)」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・(飛行したまま)」
弓 >「……さて……狂っているのはどの歯車かしらね……。……私か、00のそらか、0Xのそらか、沙弥か………」(00から離れ、再び0Xそらを探しながら、呟く)「…………………それとも…“世界”と言う名の時計そのものか……」
【そら】? >「マリキュレイターは逃亡・・・現在索敵中」
弓 >とりあえず、良く分からんけど、なんか糸が絡まってることだけは良くわかった!(びしっ)
【そら】? >「マリキュレイター殲滅の意思がないなら・・・私は独自行動をとる」
弓 >「……………どこかで……何かが……歪んでる……。…………まぁ、いいわ……。……マリキュレイターだろうが……エミュレイターだろうが……誰であろうと、私の敵になるなら殺すだけだもの。……」
【そら】? >「・・・・・・・・・・・・・・・・・(飛行したまま)」
弓 >「………じゃあね、00(軽く手を振って)。………また……会うこともあるでしょ。」
【そら】? >「交信終了・・・ステルスシェード・・・」
自らを【そら】と名乗る少女は、忽然と姿を消した・・・
弓 >「…………あいつより先に、見つけられれば……いいんだけど…………(ばさっ)」
GM >【そら】の気配は察知できない・・・どこかに隠れているのだろうか。それとも、あの【そら】の言う事が事実なのだろうか・・・?
弓 >「…………ステルスシェード……やっかいね、まったく…………『…落ち着いたら、連絡して。……あんまり、1人で無茶しちゃダメよ。』……」メールだけ入れて、学園屋上に戻る
その頃、翔真たちは病院に到着したのだが…ロビーは先刻とは一転して、
大勢のけが人でごった返していた。
杏音 >「……ほえ…うわ…いっぱい…」
翔真 >「何か大事故でも有ったのか?……不味いな。」
GM >そう・・・絶滅社襲撃事件、そして図書館(正確には愛美)襲撃事件の被害者達が、一同が場を外した間に搬入されてきたのである。
杏音 >やっぱりか〜(笑)
アドノレ >誰か通りがかりを捉まえて一言聞いてみよう。捕まらなければ話にならぬが捕まればカリスマが有る
GM >では、アドノレは看護婦から事の次第・・・同時多発月匣について聞かされる。そして・・・病室にもはや空きがない事も。
杏音 >「……これじゃ…待つしかないね。華恋ちゃんは心配だけど…わがままはいえないし……」(しゅんTT
アドノレ >クドラク本人とも医院ともコネが結ばれてるので緊急を要さない患者よりは早めに診てもらえるぞ
翔真 >「……やよいさんに相談して見るか……?」
杏音 >「…うん…しかたないね…杏音じゃ医学の知識は無いし…まだ可能性のあるヒトにみてもらったほうがいいと思うし…」
翔真 >「他に心当たりも無い、医者が駄目なら頼んでみるしか無いか……。」
アドノレ >「心当たりがあるなら試してみよう」
翔真 >「いや……正直確証は無い、ただあの人なら華恋嬢と近い人だと思えるだけなんだが(−−;」
アドノレ >「MonAmiに医療施設があるとは考えづらい。診る為の技術なり搬送先に心当たりがあるなら話を聞くだけで確認できるから待ち時間で動ける」
杏音 >ずっと手握って華恋ちゃん見てるのみ〜…ナニモデキナイふがいなさ_| ̄|○
翔真 >「済まん、直接の心当たりは無い……」
アドノレ >「いや、『やよいに何かが出来ないか』をを聞くことは有効だ…と言う意味だ。ユニオン経由で手が打てないかの確認にもなる」
翔真 >「そう言う事か、解った。直ぐ連絡を取ってみる。」Mon Amiに電話を掛けます。やよいさんに直接のコネは無いけどおやっさんには有るので(^^;
おやっさん >「はいもしもし。こちら喫茶店MonAmiでございます・・・」
翔真 >「お忙しい所済みません、相羽です。やよいさんに少しお伺いしたい事が有りまして……。」>おやっさん
おやっさん >「おぅ、翔真君か・・・どうしたね、やよいに用とは?」
翔真 >「実は、華恋嬢が倒れたのですが……原因が解らなくて、医者に診てもらおうしたのですが急患で一杯になってしまっていてどうしようも無い状況なんです。」
おやっさん >「なに・・・そうか。少し待ってくれ・・・(1分ほど)・・・わかった、すぐ連れてきて欲しい。」
翔真 >「済みません、助かります。直ぐに伺わせてもらいます。」
杏音 >「……ごめんね……杏音が…もっと…もっと…くぅっ…」手ぎゅ…意気消沈TT看取ってるように見えるのは気のせいだっ!
翔真 >「連れて来てくれだそうだ、診てもらえるらしい……急ぐぞ。」
アドノレ >「うむ」
杏音 >「うんっ!」
翔真 >「彼女の所属して居る銀十字に直接連れて行って診てもらうと言うのも有ったか……?」(ボソッと)
その頃には、既に昼下がりから夕刻にかけての時間…秋だけに、空は既に緋色を帯び始めている。
そんな中…弓は学園屋上に戻ってきていた。
GM >屋上に戻ると・・・既に昼下がり。秋だけに、空は既に緋色を帯び始めている・・・
弓 >「………(壁に背中を預けて、周囲を警戒しながら休息。アンプルを取り出して、空気圧注射しながら)…2日もこれに頼るのは…キツいわね……。………この後は……なんとかっていう娘を監視か………」
GM >弓がそうしていると・・・どこからともなく「どりぃ〜〜〜む・・・」というあの声が(笑)
弓 >上を見上げます(笑)
ナイトメア >「(給水塔の上)リリス・・・無事だったか」
弓 >やはり上か(笑)「………………そっちも、無事みたいね。」
翔真 >用事が終ったら独り言を呟く?(違)
杏音 >ししょぉ〜TT
ナイトメア >「別件を片付けて急行してきた・・・事務所の機能が麻痺しているようなのでな」
弓 >「大規模な襲撃だったみたいね…。……こっちは…(かくかくしかじか)」
ナイトメア >「・・・そうか。敵もいよいよ勢力を結集してきた・・・こちらも対抗する必要があるな」
弓 >「……………今回の夜は、少し長くなりそうね。………で…何か、新しい事実でも判明した?」
ナイトメア >「DS戦団の報告は聞いた・・・お前のクローンらしい相手がいたそうだ。他の連中も、D=ARMS絡みだという事が判明している」
弓 >「……やっぱり、コピーされてたか……(顔をしかめて)……どうなの、戦力的には?」
ナイトメア >「強化人間としての能力は異常に高いようだった、としか報告されていない・・・装備は全てトリニティ製だったようだがな」
弓 >「…………うちでも量産する?(クス)」
ナイトメア >「・・・N2を量産する方が明らかに安い…これ以上トリニティを肥え太らせる必要もあるまい?」
弓 >「…そうね(頷いて)……蒼魔 弓は2人いらない…。…所詮、リリスのコピーはリリムにしかならない。…」
ナイトメア >「・・・・・・・・・・・・・・言いえて妙、だな・・・そのクローンは『リリム』と呼ばれていた」
弓 >「…………センスのないネーミングね…(苦笑して)……他には、なにか?」
ナイトメア >「・・・攻撃の衝撃波だけで事務所の施設を半壊させたのもヤツだそうだ・・・油断ならんぞ」
弓 >「…………わかった、注意する。…………バカ娘ズや…ヤツらのアジト、狙いとか…それらに関しては、進展なし………?」
ナイトメア >「ああ。ただ建造中のベイタワーを中心に、鳳凰院が動き回っている・・・しかしてその内情で動いているのは・・・一条だ。今までのパターンからすれば・・・おそらく近いうちだろうが、ベイタワーを中心に何か手を打ってくるはずだ」
弓 >「………了解。……それで、私にはこれから何か任務があるのかしら?」
ナイトメア >「・・・俺はこれからMonAmiへ行く。お前は引き続き、風祭鈴音の周辺を警戒していて欲しい・・・競合する相手も多いが、うまく利用すればいい進展もあろう」
弓 >「…………わかった。………幸運を…」翼を広げて、寮に戻ります〜
一方、翔真たちは…MonAmiに到着していた。
出迎えたのは、おやっさんとやよいさんである…。
GM >では、MonAmiに到着する・・・店にいるのはおやっさんとやよいさん。
翔真 >「済みません、いきなり押し掛けて……お願いします(礼)」>おやっさん&やよいさん
アドノレ >「衰弱と昏睡。原因は不明だ」
杏音 >「…華恋ちゃんを…おねがいします…」(ふかぶかぺこり〜っ m><m
おやっさん >「まずは2階に運んでくれるかな?寝床はもう作ってある・・・」
翔真 >「解りました。」運びます。役得だなんて思っていられるほどの余裕は無い、多分(苦笑)
アドノレ >「色々と隠し芸が多そうだとは思ってたが医療系にまで手が回るとは恐れ入る」
おやっさん >「そういう訳ではないのだがね(苦笑)・・・やよいが、事の次第は知っている」
アドノレ >「緊急事態では無い…と取っても構わぬだろうか?」
おやっさん >「今のところはな・・・ただし、そう時間がある訳でもないのもまた事実だ」
翔真 >「…………詳しい話しを聞かせて頂けますか……?」(華恋嬢を横たえて)
おやっさん >「・・・まず、華恋くんにはここで安静にしていてもらおう」
杏音 >「…そ、そんなに…深刻なんですか…?……どうすれば…」(汗
おやっさん >「これは、誰にもどうにも出来ん事でな・・・今やよいをこっちに呼ぶから、直接聞いて欲しい。」
アドノレ >「うむ」
翔真 >「解りました……済みません。」
アドノレ >「意識が戻るまでは、できる事が無さそうだ。華恋はこちらに預けて俺様は別件に向かうぞ」
杏音 >「あ…うん。ここまでありがとう…^^」(にへら
アドノレ >「慌てる前に次の手を考えろ。何かを失うその前にだ」(きりりっ)
翔真 >「後でまた連絡する。」
アドノレ >「頼んだ」鈴音の件が若葉に任せきりなので…聞くだけなら10分も掛からぬかな(^^;
GM >おやっさんは店に戻り・・・入れ替わり、やよいさんが入ってくる。
翔真 >居住いを正してやよいさんに一礼、お話しを伺います。
やよいさん >「・・・・・・・・・・・華恋ちゃんがこうなることは、実はわたくし・・・とうに予想はついていましたの」
杏音 >「………」黙って聞いてるのみTT
翔真 >「どう言う事なのでしょうか……。」
やよいさん >「・・・・・・・・・単刀直入に申し上げます。華恋ちゃんに残された時間は・・・おおよそ、あと1年」
翔真 >「………」
杏音 >「……そんな……」(青ざめ
やよいさん >「・・・すべては、【大戦】の時・・・当時スクルド=オブ=ノルンだった華恋ちゃんが、マリキュレイターと戦って敗れたことから始まりますの」
翔真 >「…………」黙って話を聞いて居る。
やよいさん >「その時戦死したと思われた華恋ちゃんは・・・5年前、忽然と姿を表した・・・彼女は使ったのですわ。自ら意識する事無く、禁断の能力を」
杏音 >「……禁断の…力…?」
翔真 >「その内容は……?」
やよいさん >「【時空転移】・・・自らの意思によって、時間と空間を超えて飛ぶ能力。けれどそれは・・・諸刃の剣でもありますの」
翔真 >「………」
杏音 >「…時空…転移……諸刃の…剣…」ぎゅっ
やよいさん >「使えば使うほど、その生命を削り・・・最後には死に至る・・・誰もそれを止める事は出来ませんの」
杏音 >「…そんな……」TT
翔真 >「………彼女の空間転移はその時空転移能力の一部だと言う事は無いのですか?」
やよいさん >「・・・・・・空間転移と、時空転移では・・・労力の差が違いすぎますわね」
翔真 >「でもそれでも彼女の時を削って居ると言う事は……?あ、済みません。続きを」黙る
やよいさん >「・・・最初の転移の時、彼女には7年の時間が残されていました・・・けれど、かつての事件で同じ力を再度使ったために、更に生命が削られる結果になっていましたの・・・」
翔真 >「……(端から時が無かったとは……(苦渋))」
杏音 >「…時間に干渉するなんて…確かに生半可な魔力じゃ無理だけど…でも……あと一年だなんて…」ぐずぐずぼそぼそTT
やよいさん >「・・・・・・・・ええ。彼女もそれを知っていて、あえて戦っているのですわ・・・」
翔真 >「……………なんてこった……(片手で顔を覆う)」
杏音 >「嘘だよ…ううん。きっと…なにかあるっ…助ける方法があるんだもんっ…TT」涙ぼろぼろ
やよいさん >「・・・・・・・・ウィザードにとって、戦いの果ての死は覚悟の上・・・まして、もと楠ヶ浦学園の戦士であるならばなおの事・・・」
翔真 >「でも一人の女の子をむざむざ黙って死なせるのは、俺は我慢なりませんよ(苦笑)とにかく、現状で何が打てる手段は有りませんか?」
杏音 >「そうだよっ…このまま指をくわてみてるなんてできないっ!なにか方法…あるんだよね…やよいさんなら…ぐすっ…しってるよねぇ…」TT
やよいさん >「これ以上、華恋ちゃんを戦わせない事・・・ですわね」
杏音 >「…闘わせない…うん…」
翔真 >「有る意味一番難しい事ですか……(嘆息)」
やよいさん >「・・・・・・あるいは、華恋ちゃんの力を封印すること・・・けれど、これはウィザードにとっては不名誉な事ですわ。人によっては、死ぬより辛い事かもしれませんわね」
翔真 >「満足の行く死か……後悔の残る生か……」
やよいさん >「ですから、今はこうして眠らせるより他にないのですわ・・・」
杏音 >「…うん…今あせっても…なにもできないし…せめて…これ以上無理させるわけには…いかないし…」(ぐすぐすえぐえぐ
翔真 >「(嘆息)…………とりあえず、暫くすれば回復して目を覚ますのですね?」
やよいさん >「いいえ・・・今は眠っていていただきます。このベッドに施術をしておきましたから・・・ここに横たわっている限り、彼女は指一本動かせませんわ」
杏音 >「そう…ですか……ありがとうです…^^」(にへら>やよいさん
翔真 >「そうですか……確かに暫く眠っていてもらった方が良いですね、御願いします。」
やよいさん >「これはあくまで、わたくしの一存ですわ・・・身勝手かもしれませんし、きっと華恋ちゃんもこんな事をされるのは嫌かもしれないですけど、わたくしはこれ以上・・・かつての盟友を失いたくありませんの」
翔真 >「………(何かを言おうとして口を開き掛け……そのまま苦笑に移行する)」
杏音 >「………」聞こえてない聞こえてない(笑)
翔真 >「とりあえず、アドノレには事の次第を伝えます……宜しいですね?」立ち上がって0−Phone取り出しながら>やよいさん
やよいさん >「・・・・・・・・華恋ちゃんの真相については、語らないであげてくださいませんか・・・」
翔真 >「………アイツなら心配無いと思いますが……。」
やよいさん >「・・・・・・・・・・これはあくまで、ウルズ=オブ=ノルンとしての要請ですわ」
翔真 >「………やよいさんがそう仰るなら、かつての盟友を想っての要請と受け取っておきます。多少複雑だが……良いな?柊迫嬢……。」
杏音 >「……いわないよ…(…『最良』の方法なんて…この世にあるわけないんだ…)」
やよいさん >「お願いいたしますわ・・・わたくしは、華恋ちゃんと一緒におります」
翔真 >「解りました……。」柊迫嬢を促して退出します。
杏音 >「………わかった…また…来ます……」しぶしぶ出る〜TT
◆ ◆ ◆
守薙 >「・・・・・・ともかく、はっきりした事がふたつある」
鋼地 >「……なんでしょう?」
守薙 >「ひとつは、お前の人脈がアテにならないって事・・・もうひとつは、行動を早めないと邪魔が増えるって事だ」
杏音 >もーりなーぎぃ〜(笑)
弓 >あの上司にしてこの部下ありだな(笑)<もりなぎー
杏音 >おー人事っ!おー人事に電話しろ〜っ!(笑)
鋼地 >育ての親なんであの上司って言わないで〜(核爆)
杏音 >まぁ…この場合おー人事に電話しても無理だろうけど(諦っ>アンゼ軍曹ともりなぎー
弓 >どっかのドジメイド「ごめんなさい、ごめんなさい…うちのご主人様がご迷惑を…(ぺこぺこ)」
鋼地 >「……行動を速める……ですか? もしよろしければどういう行動を想定しているのか教えていただきたいのですが……?」
守薙 >「だから、行動を早めるって言ってるだろう…」
鋼地 >「…………どうなさるのかはともかく……もう少し待ってもらえませんか? ターゲット自身が……ベル陣営に狙われている存在である可能性も出てきたので……」
守薙 >「なら、話はもっと早くなる・・・魔王陣営よりも早く動けばいい。違うか?」
鋼地 >「……彼女がベルであろうとなかろうと、ベル陣営が来る前に彼女を確保する……ということですか?(少し表情が変わって)」
守薙 >「それが一番安全だろう?(何を今更という顔で)」
鋼地 >「問題は『確保』ということです。同意を求めて『保護』という形ならまだしも……」
守薙 >「それは俺が判断する問題だ・・・この件を任されているのは俺。すなわち俺が指揮官だ」
鋼地 >「……では……指揮官に対して部下が提言する権利はありますか?」
守薙 >「ないとは言わないさ。だが、決めるのは・・・・・・俺だ」
鋼地 >「では……一つ、よろしいですか?」
守薙 >「・・・・・・・・他に方法があるはずだ、とか言うなよ?」
鋼地 >「他の方法は思いつきません。ただ……今、行動を起こすのは早急だと想います。現時点で彼女はベルよりも狙われているほうが高いです。今『確保』にいったらおそらく彼女を護ろうとする人たちを全員敵に回してしまうことになります……それに、ベル陣営に先を越されたとしても、その護ろうとする人たちが妨害するので時間はあると想います。」
守薙 >「・・・・・・・で、どうするんだ? 他の連中がターゲットをどうにかするのを、黙って見てろって言うのか?」
鋼地 >「……情報収集です。彼女が本当にベルなのか……それを相手に気付かれないように裏側で。」
守薙 >「・・・そんなのは身柄を抑えてからでも出来るだろうが・・・お前、一体誰の味方なんだ?」
鋼地 >「少なくとも敵対の意思はありません。ただ……現状を考えると身柄を抑えることは人間関係などによって慎重にならなきゃいけないと想ったんです。敵対対象である可能性と庇護対象である可能性が両方存在するので。」
守薙 >「・・・アンゼロット様のご命令だからこそ、すべてが許されるんじゃないのか?(怪訝)」
鋼地 >「……アンゼロットさんの依頼は全てを許すマスターパスポートじゃないと想います。ちゃんと相手を見定めてしっかり対処しないと……逆にアンゼロットさんに御迷惑をかけることになってしまいますから……」
守薙 >「大丈夫だ。今回の件はアンゼロット様も承認しておられる。逆に、ターゲットがベール=ゼファー本人だったとしたら大手柄もいいところじゃないか?」
鋼地 >「もしも相手がベル陣営に狙われたイノセントだったら……逆に大変なことになってしまいます……世界の守護者が守護対象に危害を加えたなんて事になったら……」
弓 >「まぁ、アンゼロットとだしね」と言われる(笑)
鋼地 >それを言っちゃあおしまいです(爆)
守薙 >「・・・お前、俺の話のどこを曲解したらそうなるんだ? 先に保護しておけば、問題はないだろうが」
鋼地 >「すみません……もしよろしければ、具体的な保護の方法を教えてもらえませんか?」
守薙 >「身柄を抑えて世界魔術協会まで移送する。その後で調査なぞいくらでもできるだろうが?」
弓 >どっかのドジメイド >「 ア ン ゼ ロ ッ ト が ん ば っ て ま す ! (ごめんなさいっ!)」
鋼地 >「……相手にはどう話すんです? イノセントの場合、話し方がむずかしめだと想うんですが。」
守薙 >「そんなもんどうとでもなるだろうが・・・それとも何か? まさかお前・・・他の連中の利益になるように動いちゃいないだろうな?」
鋼地 >「僕はただ、イノセントやウィザードをエミュレイターとして扱いたくないんです……ちゃんと相手にお話してからなら全然問題ないです。」
守薙 >「・・・・・・それで、つまり俺に『ただ指をくわえて見ていろ』って意見か?」
鋼地 >「……ベルの疑いがあるのは彼女だけですか? 他にも候補の方はいらっしゃらないんです?」
守薙 >「今のところ確認はされていない・・・だから、まず怪しい相手からあたってみるんだろうが」
鋼地 >「確かにそれはもっともなんですが……相手の周りが複雑すぎるのと……様々な可能性がある点から……正面から攻めるのではなく脇を固めたほうがいいと思ったんです。」
守薙 >「そして悠長に、ターゲットが敵の手に渡るのを待てと?」
鋼地 >「守薙先輩は信頼してないかもしれませんが……彼女を敵の手から護ろうとしている人がたくさんいるのは事実です。それに……そうなる前に、こっちが脇を固めるように努力したいと想っています。」
守薙 >「・・・だがな、それは俺たちの任務じゃない。俺たちの任務はあくまで・・・危険性をなくす事だ」
鋼地 >「彼女の事は任せておいて、他の可能性を潰してくことは……危険性の軽減にはならないんですか……?」
守薙 >「・・・・・・・そういうのはお前が勝手にやればいい。他の勢力も、風祭鈴音をめぐって動いている・・・今夜にも大きな動きがあるだろう。今度ばかりは、遅れは取れない。俺は俺の任務を果たす」
鋼地 >「……失礼ながら正直な意見を言います。彼女は先輩をストーカーだと想っています。その彼女を説得するのは正直難しい気がしてます。もし同意を得られない場合でも彼女を連れ出そうとした場合……それは、『保護』ではなく『誘拐』になりますよ?」(そろそろ最悪の可能性を考え出してきました >苦笑)(
守薙 >「俺たちは世界のために動いているんだ・・・イノセントならそれだけで充分。エミュレイターならその場で撃滅すればいい。」
鋼地 >「……世界の防衛のために……個人の権限を無視する……それが……『最良』の選択……か……(呟くように)」
守薙 >「それともお前、相手の事を思いやってるつもりなんだろうが・・・相手が本物のベール=ゼファーだったらどうするつもりなんだ?」
鋼地 >「それを見分けるために脇を固めようとしてるんですよ(苦笑)」
守薙 >「お前のいう事は確かに『正論』だろうさ・・・だが、いつでもそれが通じるとは限らない。そして、これだけは覚えておけ・・・俺たちの敵は、常識外の連中なんだ」その場から去ろうとする。
鋼地 >「……最後に一つ……先輩の計画の実行は……いつですか?」
守薙 >「・・・・・・・今の話で、お前に100%の信頼を置く事ができないと分かった以上、教えても意味がない・・・アドノレや他の連中に流されるのがオチだろうからな」
鋼地 >「…………分かりました…………お気をつけて…………何かわかったら、メールを送らせて頂きます…………」
守薙 >「それじゃあな・・・くれぐれも俺の邪魔はするなよ」
鋼地 >「……………………」何も答えられない(苦笑)
守薙はストロングホールドを取り出し、次元潜行装置を使って飛び上がる。
・・・その目的は、もはや言わずもがな。
鋼地 >「……(……守薙先輩やアンゼロットさんは『最良』の方法を目指している……でも……僕は……)」
杏音 >同じ事をなぜか鋼地くんと同調するように考えていた杏音だった(ぁ
鋼地 >こっちの『最良』の方法とは、『世界のために個人を捨てる』という方法ですぞ〜(笑)
杏音 >え〜っ…やだ〜個人捨てたくないもん(わがままだなおいっ
鋼地 >では別の方法を考えるのです。『最良』は『最高』じゃないんですから(爆)
アドノレ >そう、わがまま通すために悪の道へ(笑)
鋼地 >……ふと思ったこと……鋼地君、守薙先輩と一騎打ちしなきゃ駄目っぽい?(爆)
翔真 >したければ止めはしませぬ(笑)
鋼地 >データ的には勝てないっぽいです(笑)
翔真 >今の内はどう言っていても良いですが、いざやる時になったら、気持ちで負けていたらもう勝てませぬ…と、昔誰かに言われた気が(苦笑)
弓 >いいんでないですか?一騎打ち。こーゆーのは、勝ち負けよりも、拳で語り合うのが重要と聞きました(笑)
鋼地 >あ、ありがとうございますー。では、かっこ悪いけど現場へGO……とりあえず、走って向かう方向で。月もでてないのに箒には乗れない(苦笑)
GM >次元潜行装置はないのかっ・・・さすがの守薙も掛けて行ったけど(笑)
鋼地 >付いてますよー。でも、弓さんたちの監視の邪魔になる可能性が高いことぐらいわかる(笑)
PREVIOUS CHAPTER | NEXT CHAPTER |