【第15夜】
第二次・大魔王作戦

<PART−21>



運命の対決・そしていまひとりの「D」



杏音と鋼地が、クラウス=フライと相対していたのと同じ頃。
弓は、5人の強化部隊「DS戦団」と交戦中だった…

弓(「捩れた世界中の枝」) 2号・断部(ライオットS/白兵戦用)3号・爪野(ライオットJ/高機動戦用) 1号・天駆(リーダー。ドラゴンウィングα)
4号・深水(ライオットP/射撃駆逐戦用)5号・渾(ライオットF/特殊戦用)
味方後衛 味方前衛 敵前衛 敵後衛

弓 >ふむふむ2匹前衛で、3匹後衛かぁ…さてさて…どこまで粘れるかなぁ
GM >それぞれ闘気配分は・・・1号は命中、他は魔導に全ぶっこみ。アナライズがないので数値は不明〜
弓 >魔導ッ!?ちょっと予想外だなぁ…んじゃ、こっちも魔導に5点回避に2点っと。アナライズなんかせんわっ
GM >では・・・イニシアティブでレッツゴー!!
弓 >いにいに〜…くるりんぱ…ごろりんぱ…ぷるりんぱ…なんか運を使いきった気がします(笑)
GM >こちらは3号がF、5号はC…更にC。でもって4号は「縮地の術」!
弓 >ものすごい高機動戦なヨカン(笑)
GM >まったくだ…これだけいて20以下がぎりぎり20の3号しかいない(笑)
弓 >60いかなかったなぁ…(しくしく)まぁ、姑息にいこう、姑息に(笑)

先手を取ったのは、後方…4号・深水。ミサイルポッドとダブルバレルの魔導砲が展開し、
無数のミサイルと光帯が、弓に向かって降り注ぐ。

「死ね死ね死ね死ね死ねやぁーっ!!」

もたらされる無数の破壊は、常人ならば確かに回避する事も、受けきることもおぼつかない。
だが、弓は幸いにも強化人間…一瞬を永遠へと引き伸ばす事が出来る。
その動体視力にしてみれば、無数に降り注ぐ攻撃すらも止まって見えるのだ。

「ちぃっ…数が多いっ!」
戦いを挑んでは見たものの、あきらかに多勢に無勢…DS戦団の戦闘力も、弓の予想した以上だった。

「当然さ・・・クラウスがいってたよ。君たちはすぐバラバラになるから、潰し易いってね」
1号・天駆が冷ややかに答える。
包囲されては袋の鼠…弓は後退しつつも、後方の5号・渾に向けて『右腕』から2発斉射した。
だが、その光帯は5号・渾から展開した異常な形のアームによってそらされ、命中しない…
「ち…っ…」

その5号・渾が、前進しつつ触手を伸ばす…2号・断部がエアブレードを仕掛け、衝撃波が弓を襲うが…
弓の翼は自在に出力を制御し、普通ではあり得ない動きをみせた。
衝撃波はその弓の横を通過し、無人の道路に直撃する…地割れが、残った。

「………(左から攻撃1.2秒後…回避…続いて後方に)」
弓が計算した通り、先の攻撃を外された深水が再び仕掛けてくる。

「だから死ねってぇのよぉぉお!!」
降り注ぐ無数の弾丸は、その場に大破壊を呼んだ…が、弓には一発もかすっていない。

「フィールド出力…調整…」
弓は日ごろ使わない魔法を使用してみる…ディストーション=フィールド。
MPの少ない強化人間にとっては、かなりの大技である。
だが…そこに、1号・天駆が射撃を仕掛ける。

「悪いけど・・・君はもう旧式なんだ」
狙い済ましたビームライフルの一撃…幸い急所は外れたものの、ダメージは決して小さくない。

GM >ぶっ!? ダメージファンブル・・・それでも60ダメージ!!
弓 >29点もらい! 「…かはっ…!」
1号・天駆 >「旧式兵器は新式兵器に駆逐される・・・当然の論理だよ・・・」

「うざってぇぇぇ!!1号、俺に撃たせろォォォォ!!」
その脇から、またしても無数の光帯とミサイル…
2号・断部と5号・渾を前進させつつ…長射程の4号・深水による支援射撃。
DS戦団は、確実に弓の戦闘力をそぎ取っていた…。

弓(「捩れた世界中の枝」) 2号・断部(ライオットS/白兵戦用)5号・渾(ライオットF/特殊戦用) 3号・爪野(ライオットJ/高機動戦用) 1号・天駆(リーダー。ドラゴンウィングα)4号・深水(ライオットP/射撃駆逐戦用)
味方エリア 味方前衛 敵中衛 敵後衛

弓 >避けろっプラーナ20点!…あちゃー、くらった
GM >ぼがーん!!68ダメージやっぱり物理!
弓 >35点〜。爆炎から吹っ飛ばされて、校舎の大時計に激突(笑)

「くあああっ!!!」

「おとなしく眠れ・・・このっ!!」

そこに、3号・爪野が動く…瞬撃に2号・断部からのエア・ダンスを受けて弓に肉薄するが、
弓はこれをからくも回避する…。

「……ぜぇ…………ぜぇ………はぁ…はぁ……………………フィー…ルド……安定化……」

1号・天駆 >「随分がんばるね…くたばり損ないが」
弓 >「…は………怖いの…?……旧式の私が…(クス…と、血だらけになりながら妖艶に微笑)」
1号・天駆 >「言うねぇ。でもD=ARMSプロジェクトなんて、とっくに終了してるんだ・・・用済みの実験体は廃棄しなくっちゃ・・・絶滅社にはそれが出来ないみたいだから、僕たちが代わりにやってあげるよ」
弓 >「………いな…せ………よ……(ぼそぼそ)……余計な…お世話よ!!!!!」
1号・天駆 >「……おあいにくさま」ヴォイドアタック+霞刃!
弓 >いあ、もーそれはどうにも(笑)
GM >では・・・虚属性魔法ダメージにて77ダメージ!!
弓 >22点へらして45点…重傷突入〜。これでローブもずたずたに〜(笑)

「きゃあああああ!」
ビームライフルによって翼を撃ち抜かれ、破片と鮮血が羽根のように舞い散る。
弓は、これで戦闘能力をほぼ失ってしまっていた…。

弓 >ずる…と時計台から落ちて、地面にぐしゃ(笑)
1号・天駆 >「・・・・・・・・・・僕の奥の手は・・・必要、なかったね」
弓 >「か…くは……生命力危険域に突入…」
5号・渾 >「・・・どうするよ、コイツ?」まだ行動残ってるのでヤりたげ(爆)
4号・深水 >「塵も残らず吹き飛ばすかぁ?」こちらも撃ちたげ(爆)
3号・爪野 >「勝手にしな・・・興味もない」>4&5号
2号・断部 >「1号・・・どうする」
1号・天駆 >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(弓を見つめながら)」
弓 >「……は………どう…した…。……撃たないの…?」
4号・深水 >「おぉ? 撃って欲しいなら俺がどでかいのぉぶち込んでやるぜぇぁ?気が狂っちまうくらいになぁ?(じゃこじゃこじゃこんっ、と次発装填)」
5号・渾 >「・・・・・・いや、相手は女だ・・・俺が遊んだ方が面白い(触手うねうね)」
弓 >「誰だってかまわないけど………急がないと……怖い人が来るわよ…(クス…)」
5号・渾 >「黙れコルルラァアァ!」動けない弓の身体を、触手でまにあっくに縛り上げ…なおこれでアームド分HP消費!(爆)
弓 >アホか!(笑)
2号・断部 >「・・・俺がまだこいつの肉をぶった斬ってない。俺がやる」
弓 >「…………そう……ね。………がぁっ!……どう…せなら………剣…がいいわね………(触手で締め上げられつつ、2号に)」
4号・深水 >「ンだとゴラァァ!?このままブチ込むぞワレェエ!?(Pユニットのでかい銃口つきつけ)」
2号・断部 >「・・・(ブレード抜いて)さて、どこから斬ってやろうか・・・」
弓 >(…………残存ブースターパックのエネルギーを全て魔力炉へ……せめて…1人は……道連れにする…)
2号・断部 >「(弓の喉元に突き付け、すっと軽く下に)・・・・・・・・・ただ斬ったんじゃ、他の連中が納得しないんでな・・・手足切断だけで許してやる」
弓 >「………どうもご親切に…」
2号・断部 >「まずは・・・その忌まわしい『右腕』からだ(ブレードを弓の『右腕』に・・・ざくっ!!)」
弓 >右手に来た瞬間、≪コンビネーション≫&≪捨て身≫&≪VA≫&≪SS≫&≪エネルギーブースター≫で刺し違える気まんまん(笑)
2号・断部 >「・・・ぐは!?」派手にダメージ受けて吹き飛ぶ!
弓 >ぐい、と右手に伸ばされたブレードを、左手で掴んで…自分の身体を貫かせながら、自分の右腕を伸ばす!「………は……その少ない脳みそ、ブチ撒けなさいな………バァーカ………」
4号&5号 >「テメェェ!?」
弓 >「………………はぁ………気持ち……イイわね………この…痛み……(がく)」

1号はその場を動かず、3号は事の成り行きをただ静観・・・どちらかといえば冷笑的に。
倒れた弓に、4号と5号の影が迫る…

弓 >ぷらーな内包値14点つかう〜。さて、どうなるのだろう、わくわく(笑)
GM >・・・その後の事は、薄れた意識の中でしか覚えていない。ただ分かったのは・・・自分がまだ、生きていること。我に返った時、DS戦団の姿がそこにはなかったこと。
弓 >えー(なんで不満そうなんだ(笑))
GM >それでも手足を一度潰されたのだろう、現在回復はしているが・・・凄まじい痛みが残っている。あと衣服もずたずたね、とーぜん(笑)
弓 >とうぜんでしょう(笑)このままもずく酢に漬けこまれるかと期待したのに(笑)
GM >ちなみにHPは重傷値+1ね(笑)で・・・DS戦団のいた場所には、黒ずくめの影が立っている。
弓 >「………………っ……………ぁ……」
??? >「……どうやら命は繋いだようだな(アームライザーをパタン、と収納)」
弓 >「…………くっ…(身体を起こそうとして)……あぐっ!…ぅ…(激痛に倒れる(笑))」
??? >「応急処置しかしていない・・・無理に動けば傷が開く」
弓 >「……………誰……よ………(顔だけ起こして)」
??? >「……前に会ったはずだがな…」

黒い影の周囲の空間が歪み、その中から黒ずくめの男が現れる。

『ディー』 >「……あの連中は追い払った…少なくとも、今ここに戻ってくることはない」
弓 >「…………ディー……。……意外ね………アナタに助けられるなんて…」
『ディー』 >「元絶滅社D=ARMSプロジェクト所属。ベール=ゼファー配下、DS戦団…それが理由だ。お前を助けたのはあくまで余禄だ」
弓 >「……どうりで…ね。………そりゃ…恨み骨髄にまで染みてるか…」
『ディー』 >「・・・・・・無謀な戦いだったな・・・まあ、命を拾ったならばそれもいい」
弓 >………………(憮然としてる)…………………いちおう……礼言っとくわ…。……借りにしといて。…」
『ディー』 >「・・・・・・あくまで余禄といったはずだ。見返りなどはなから期待していない」
弓 >「…私がイヤなの(ふん、と)。」
『ディー』 >「・・・・・・ともあれ、月匣は消えた。まもなくお前の仲間も来るだろう・・・(靴音を立てて歩き出し)」

『ディー』は傍らに停めてある、例のモンスターバイクに跨り…イグニッションを入れる。
彼が言うように、紅月はとうに消えていた…

弓 >「……助けてもらったことについては礼を…ありがとう。……でも…アイツラは私の獲物よ……いい?」
『ディー』 >「なら、よく考えるといい・・・どうすればいいのか、をな(ヘルメット被る)」

『ディー』を乗せたモンスターバイクは、その場から走り去っていく。
満足に動くことも出来ず、その後ろ姿をただ見送る弓。

弓 >「……………(どがっ!と砕けたままの右腕で、背後の校舎の壁を殴りつけて)…っ…!…まだ…足りない………」


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