【第15夜】
第二次・大魔王作戦

<PART−23>



作戦前にはパーティーを



かくてウィザード達は、消耗した戦闘力の回復に努める事になる…。

弓 >回復と装備の購入を〜
翔真 >そらに今まで何が有ったかを聞き出したいし、澪嬢を送って行くのも有るし……は、確かに回復もしないと。これから正念場(^^;
杏音 >回復だけ…かな…決戦前に華恋ちゃんと希おねーちゃんの様子を見に行って決意でもかためておこ〜(笑
GM >杏音・・・華恋はともかく、希に会うなら再開発地区の希望の園まで行くことになるけど(笑)
弓 >まったくだ!
杏音 >うみょっ…そだった〜(笑)
翔真 >これ以上被標的人物が一人で出歩かない様に(^^
杏音 >なんだかんだで注意されて…華恋ちゃんのお見舞い(?)だけで落ち着きそう(苦笑
翔真 >一人で出て行こうとしたら……恐らくその後でお仕置きが待っているでしょう(爆)
杏音 >ばれないようにこっs…ひぃっ!
そら >「弓さんも回復しました・・・わたしは、これで・・・」
翔真 >「何かこの後用事でも?」
そら >「・・・用事はありません・・・通常の、エミュレイター掃討・・・」
弓 >「……………そら…………まだ、あなたの事情を聞いてない…」今現在、バスタオル1枚(笑)
翔真 > よ………ようやく弓ちゃんのオイシイ姿が見れた……(感涙)
そら >「・・・・・・・・・話すような事でも、ないのですが・・・」
翔真 >「時間が有るなら先程言った通り何が有ったか聞かせてもらいたいが………澪嬢送った後の方が良いか(苦笑)」
ナイトメア >「早月澪の件は俺がやっておく・・・先刻出迎えを取られたしな(笑)それに、周囲に対する情報操作も必要だ」
杏音 >師匠もなかなかヤリ手だなぁ(殴打・笑)
翔真 >「………………………では頼む(^^;」>ナイトメア

ナイトメアはマントを翻し、澪と共に店を後にした。
澪はさぞかし恥ずかしかったことだろう(爆)

そら >「・・・・・・・・・・・・」
弓 >「……………さっき、貴女がいないあいだに…00に会ったの。………だから……私には、話して欲しいな……」>そら
アドノレ >「00?」
翔真 >「…………それも聞かせてもらわないとな……」
杏音 >「…?」なぜかいる(笑)
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・(全員に視線をめぐらせ)」
弓 >「………………皆に聞かれたくない…?…」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・わたし、は・・・(目を伏せる)」
杏音 >「…あ…そういうことなら…杏音外すけど…」(にへら
おやっさん >「・・・そういう訳ではないようだぞ?」
杏音 >「…うに…」座って大人しく聞いてる
翔真 >「………(嘆息)無理強いさせるのは趣味じゃない。話したくないならそう言ってくれれば構わない、少なくとも俺はな。」
アドノレ >「この面子なら滅多な事では動揺せぬ」
弓 >「………(抱き寄せて)……そう。喋りたくないなら…私は無理には聞かない。……でも……00の言っていたことが気になるのは事実なの…。」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたしは、『敵』である可能性が・・・大きくなりました」
翔真 >「…………」
そら >「・・・・・・・・わたしは、昨日・・・インフィナイトに遭遇しました・・・・・・・あれは・・・自分自身を【そら】と呼称しました・・・その目的は、【わたし】の破壊・・・」
翔真 >「…………」アドノレと柊迫嬢の方を見る
杏音 >「……」黙って聞いてる
アドノレ >「『そら』という名は俺様にとって便宜上必要な呼称。そして、その行動をだいぶ前から見てるが敵であるという判断は難しい」
そら >「あれによれば・・・【わたし】は、【そら】ではない・・・・べつのもの、ということです」
弓 >「……貴女がマリキュレイターで…あちらが本物の【そら】…。…そういう主張だったわね…私が会った時も」
そら >「マリキュレイター・・・・・・・・・史上最悪の敵・・・もし、それが【わたし】であるならば」
弓 >「そら……私が聞きたいのは1つだけ。……貴女はどうしたいの?…」
そら >「・・・・・・・・・・・・わかりません」
弓 >「…どっちも同じ姿で、同じような能力、同じ名前、同じインフィナイト………今となっては、15年前の真実なんて、誰にもわからない。…00が言っていることが本当なのか、真逆なのかも」
そら >「同じでは、ありません・・・(翔真さんの方をちらり)」
翔真 >「そうだな………今は外見は似て居るが、確かに違う。」
アドノレ >同じ肉体に見えるけど別物なのは我等が一族も同じ(。。)★\
杏音 >「…だね。…どんなにそっくりでも、杏音達の知ってる『そら』おねーちゃんはいま目の前にいるおねーちゃんだけだよ」(には
弓 >「……貴女が今までの自分を否定して、私達の敵になるのか、それとも、今までどおりなのか…これは…貴女が決めなければ意味がないの。…私達が決めても、教え諭しても、お願いしても、それじゃ意味がないの。」>そら

アドノレ >「存在の在り様なぞ自分で決める物だ。たとえ時間が必要であってもだ」
弓 >「…だから、私は貴女に決めて欲しい。…自分が敵かもしれない、そうじゃないかもしれない。…そんなことはどうだっていい。」>そら
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・わたしは・・・エミュレイターとの戦闘時を除き、自らの判断が優先される事はありません。そのように、作製当初からのプログラムによって定義されています」
アドノレ >「人に・組織に従属するというのもまた在り様の一つではあるが、それでもソレを選ぶのは己の役目」
弓 >「…………ごめん、みんな……。…でも、これは…そういうレベルの問題じゃないよ………マリキュレイターとか、エミュレイターとか、ウィザードとか…どっちがホンモノとかニセモノとか…そういうことじゃないの…。今ここにいる【そら】は、これからどうしたいのか、どうするのか………それが大事なのよ。」
そら >「・・・しかし、もしそれが優先されるなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたしは、こわれた・・・・・・・・こわれて、いた・・・?」
弓 >「…(抱き締めたまま、頭を撫でながら)…うん……ゆっくりでいいから……教えて、貴女の気持ちを…」
そら >「(かくん、と膝を落とし)・・・わたしは、何故・・・こう考えた・・・?」
おやっさん >「・・・・・・・・・・(腕を組み成り行きを見る)」
やよい >「・・・・・・・・・・(そらを寂しげな眼差しで見つめ続ける)」
そら >「・・・・・・・・・・わたし、は・・・・・・・・・・・・(かなりの時間の沈黙)・・・・・・・・・・・」
翔真 >「……………」
杏音 >「………」ぼ〜っと静かに成り行きを見てる
弓 >「……………………(撫で続けながら、答えを待ち続ける)」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・たす、け・・・て・・・・」
翔真 >「!………そら。」
そら >「・・・・・・・・わたし、こわれる・・・たすけて・・・たすけて・・・」見開いた瞳から、ぽろぽろと涙がこぼれ始める。
弓 >「……そら……(すごく悲しそうに)……答えては……くれないんだね。」
GM >【そら】の髪は緑色に発光。胸部から光が漏れ出ている・・・
やよい >「何かが始まりそうですわ・・・(ぽつり、と)」
アドノレ >チラリと弓をみて手出しは控える
杏音 >ちょっと驚きながらも…手出しは控えてる(笑)
翔真 >「(変わる事を怖がるな、進む事を恐れるな………今お前は、それこそ『進化』しようとしているのかも知れない。)」欠片に意識を向けつつ
弓 >「……壊れても……答えて……欲しい……(ぽつ、と涙が頬を伝う)」
そら >「・・・・・・・・壊れるのはいや・・・護れないのはいや・・・なのに、なにかがあふれてくる・・・とても、苦しい・・・」
弓 >「……苦しいよね……怖いよね……(ぎゅっ)……ごめんね…。………でも……でも……っ……………貴女が…決めて欲しいの…。…貴女が…何者なのかを。…それが……本当の……………」
そら >「・・・・・・・・・・・・・・ずっと、そばに・・・いたい」
弓 >「……私も………ずっと……そばに………いたいから………」
アドノレ >「…」
杏音 >「……」
そら >「・・・・・・・・・・・・ともだちで・・・いたい」
弓 >「………答えて…くれた…ね……(涙を零しながら、柔らかく微笑んで)……それなら…ともだち…だよ…」
おやっさん >「・・・・・・・・・・・・(ふっ、と息をつく)」
やよい >「・・・『おかえりなさい』(ぽつり、&くす)」
弓 >「…そらが…どんな存在でも…その選択を覚えていてくれる限り………そんなこと関係ないよ。…」
そら >「・・・・・・わたしは・・・【敵】ではない・・・【敵】ではない・・・」
弓 >「…うん…。……きっと…今、はじめて、そらは【そら】になったんだよ…(なでなで)」
アドノレ >「言の葉に込められし言霊。確かに聞き届けた」
杏音 >「……には♪決まりだね〜」にっこり(笑)
そら >「・・・・・・・・・・視覚機能に異常・・・・・・・・冷却機構が暴走しています・・・」
弓 >「…………………うん………」←コイツも泣いてるのに気づいてませんよ(笑)
杏音 >ボドボド?(ぁ
翔真 >ハンカチでも差し出して上げたい(笑)
おやっさん >「・・・・・・・(誰か教えてやれ、と言わんばかりに苦笑)」
翔真 >「『涙』を……取り戻したか(フッ)」
そら >「・・・・・・・・もう、だいじょうぶ・・・・・・ごめんなさい・・・(にこ)」
翔真 >「問題無い。お前が自分で涙とともに『望んだ』事……俺に問っては喜ばしい限りだ。」
おやっさん >「・・・・・・・・・さて。そうとあってはこうしてはおれん(ニヤリ)作戦の景気付けも兼ねて、これから上でパーティーでも始めようか。」
やよい >「そらちゃんは強制参加♪拒否権など、このわたくしが許しませんわ(くすくす)」
杏音 >「にゃは☆うんうん♪やろ〜♪そらおねーちゃんがそらおねーちゃんになったぱーてぃ〜☆…ん?てことは誕生日?」すでにハイ(笑)
翔真 >「美人二人、何時までも泣きっぱなしにさせておく訳にも行きませんからね(苦笑)」>おやっさん
おやっさん >「まあ、そういう事だ(笑)ただし)急遽だからな、派手さに欠けるのはこの際勘弁してくれ?(笑)」

アドノレ >「ただ飯に文句つけるいわれは無い」
杏音 >「あはは♪そ〜しよ☆…なんか最近くらいことばっかだったし…ここはもう楽しむよ〜☆」>そらりん誕生日
翔真 >0−Phoneで日付と時刻を確認しておく(爆)<そらりん誕生日
GM >翔真が見た日付は10月31日・・・・・・ベイタワー完成まで、正味あと約3日・・・。
翔真 >「(0ーPhone閉じ)…………後3日、か……」(ボソ)
弓 >「………その前に………着替えたい……」(ぼそ)
杏音 >すてきな一張羅に(ぁ
やよい >「わたくしのでよろしければ、どうぞ^^・・・装備でしたらその間にオーダーしておけば事足りますし^^」>弓
弓 >「………(じぃ)………上着だけ…羽織るものがあればいいわ……。…ちょっと借ります…」 サイズあわないだろーから(笑)
やよい >「はいはい^^」
弓 >女性キャラ→女性キャラでやってるからギリギリセーフなだけで…よくよく考えたらかなり踏んでるなぁ、私(笑)
杏音 >←すでにできあがってるヤツ一名(ノンアルコール(爆))
弓 >これからパーティで、誕生日で…ヤバい…い、言いたいっ…むちゃくちゃ言いたいっ…!!!

「…………そら………。……来年もまた、この日に……パーティ、しようね………」

弓 >…言っちゃった(笑)
アドノレ >ふらぐ(笑)
杏音 >あぁぁっ!!
翔真 >死に台詞ですかっ!?(爆)
GM >だいじょーぶっ! マユリだってあれだけ死に台詞吐いたのにピンピンしてるんだから!!(笑)
杏音 >師匠に殺されそうになってたけど(爆)<まゆりん
弓 >重さ的には…負け戦のリベンジぶんと相殺くらいかな(笑)
そら >「・・・・・・・・・・・はい・・・かならず^^」

かくして、MonAmiにおいて、ささやかなパーティーが開かれることになる・・・
魔王陣営との決戦直前。それはさながら、嵐の前の静けさに思えた・・・。

そら >「弓さん・・・・・・もし、必要が出来たらですが・・・あなたとの『オーヴァーリンク』が可能です・・・わたしに・・・あなたのココロが、伝わったから(にこ)」
弓 >「……うん。…そらが答えてくれたから……私も…そらを信じて……安心して、任せられるよ。……その時は…お願いね。」
そら >「ん・・・・(ぎゅ)」
弓 >ぎゅー♪
そら >(ほっぺたぺろん♪)
翔真 >勿体無い………って言うかまだ入って居るのかポチパターン OTL(笑)
そら >ほんのイタズラゴコロです(ぁ
翔真 >誰が原因だぁっ!?(爆)
そら >(にこにこ)
弓 >ちゅー♪(笑)
そら >ぺろぺろ・・・ちゅ・・・♪

その頃、鋼地は意識を取り戻していた。
……ゆっくりと目を開けて……上を見るとそこは……学校とは違った天井。

鋼地 >「……ここは……」

ゆっくりとあたりを見回す……そこは、見知らぬ部屋……
自分の腕には点滴があり、ベットで寝かされていて、
独特の清潔感からここが病院であることが推測できる……

鋼地 >「……病院……そっか……あの時の攻撃で……っは!? 杏音さんは!?」

思い立って、鋼地は気が付いた。身体を動かそうとするも、思うように動かない…。
それは怪我によるものというより……自分で自分の体を操作できないような感覚……

鋼地 >「……!? え……?……これは……何?」

自分の身体が自分のものではないような……
いや、むしろ別の誰かのもののような感覚……彼はひとり、思いをめぐらせる。

鋼地 >「……あの時……大戦の光景が見えた…………? 大戦? 何であれが大戦って分かる……?」

不自然な思考に対する思索が始まる。だがそれは、更なる混沌を心に呼び起こす…

鋼地 >「……僕は大戦を知ってる……いや……体験してる……僕は……あの時に…………死んだ。」

では、何故生きているのか…肝心なところが、わからない。
確かにそれは、今まで考えた事すらなかったはずであり、だからこその当惑である、はずだ…

鋼地 >「……あの時に見えた女の子……沙弥さん……そらさん…………そう……僕は……沙弥さんを知っている…………少し前に……そらさんから話を聞いただけのはずなのに……知っている……いや、覚えている。それに……会っている。」

当惑、当惑、当惑…そうだ、「彼女」はかつてと同じ顔を持っていたではないか。
では…それは何故なのか。疑問が…口を突く。

鋼地 >「……僕が好きなあの子は……そらさん? 沙弥さん?」

「……僕は誰? 蟻塚 鋼地?」

鋼地 >「……志信さんの話だと……大戦時に『蟻塚 鋼地』はいなかった……でも……僕は大戦で……戦っていた。」

相反する事実と記憶。そして導き出される疑問…

鋼地 >「…………恐いよ……自分が自分じゃなくなっていくのが……自分が誰だかわからなくなっていくのが……」

誰もいない病室……一人怯える『二つの時間を持つ少年』……

「…………誰か…………助けて…………」

……この少年を構成している存在は、一体なんなのか。彼が持つ運命とは……
その答えが明かされる時は、刻一刻近づいていた。


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