【第15夜】
第二次・大魔王作戦

<PART−29>



決戦! 究極生物



さあ、最後の戦いだ…ここで、各自の配置を見ておこう!


精霊獣
味方後衛 味方前衛 敵前衛 敵後衛

弓 >なぬう!ベルたん一緒なのか!
杏音 >ベルたんもいるのかーーっ

翔真 >それは予想外……(汗)
鋼地 >すんごいことになってる(汗)
翔真 >早く精霊獣倒してベルたんとお話したい(超マテ
弓 >ベルたんハァハァなのね(笑)
翔真 >…………結構可愛いと思うじょ?(爆)
弓 >可愛いのは認めるじょ?(笑)
杏音 >精霊獣天罰っ☆

精霊獣の咆哮が、戦いの火蓋を切って落とす。
しかし、ここで杏音が一瞬出遅れる…

杏音 >「(…くふぅっ……も、もうすこし…抑えてて…もう一人の…ワタシ…)」金髪モードの反動(笑
そら >「・・・・・・・バトルアップ・・・」行動はトップですが、戦闘能力を底上げします。
鋼地 >では、『アナザーアイ』でベルさんと精霊獣をアナライズー。

結果的にトップとなった鋼地は、アナライズ装備を展開する…

「さぁて……さっきは大口叩いたとはいえ……こっちは起き抜けみてぇなもんだからな……
……『イシュマエル』、『イサーク』! しっかり頼むぜぇ!!」

その画面に、データが表示される…

杏音 >てやんでぃな大明神☆
鋼地 >江戸っ子じゃないと思う……多分(笑)
アドノレ >猫?

精霊獣
(L25/クリーチャー)

全属性ダメージ半減 通路封鎖 学習能力
スマッシャー(Sq魔法ダメージ攻撃)
触手(Sq物理ダメージ攻撃)
メガスマッシャー(全範囲魔法ダメージ攻撃)

弓 >ぎゃーす
鋼地 >ば、ばけもんがおる(汗)
アドノレ >通路封鎖となると後衛に飛び込めない?
翔真 >学習能力………これがある意味一番痛い(><;
弓 >そーいやもってたなぁ、そんな能力…
杏音 >おのれ〜っ…杏音の歌全部憶えさせるぞっ!(ぁ

ベール=ゼファー
(L30/魔王級エミュレイター)

黒き炎 小さな奇跡 空間転移 次元斬
斥力場 魂狩り 大いなる怒り 超絶魔力
絶対属性防御<虚> 全魔法(天・虚)

鋼地 >さ、さらにばけもんがおる(汗)
杏音 >いやーん☆さすがずっと前からマ王さま(笑)
翔真 >超絶魔力でジャッジメント=レイ撃たれたら死ねる(^^;
GM >ちなみに精霊獣HP1500/MP750。ベルはHP1000/MP1000!
翔真 >絶望的な値ですな(^^;
弓 >私は属性防御無視できるですが…でも、ブースターも使いきってるしねー><
翔真 >属性防御までは自分もなんとかなりますが……完全属性防御になると流石に辛いです(−−;
杏音 >ベルたん〜(笑)
翔真 >………二撃目から一撃目で撃ちこんだ属性に対する属性防御が上がってそうだ、一撃目に弓ちゃんとランページで全力叩き込む方が良いかな……?
弓 >いきなりいきますかー?
翔真 >行きますー。何か伏せて有ったら済みません(^^;

「面倒な相手には早い所お帰り願うとしよう………!」
「………ここは…お前のいるべき世界じゃない…!」

翔真が低空から、弓が高空から。同時に精霊獣に殺到する…
「空の色彩」による弓の連撃。属性防御をも貫く、翔真のひと太刀。
虚空に2人の軌道が交錯し、精霊獣のいる場所に「Z」印を描く。
だが…与えるダメージ量に対して、精霊獣の生命力は圧倒的に高かった。

そして、精霊獣が動く…触手を四方八方に展開し、次々と光帯を撒き散らす。
その目標は、鋼地と杏音…ふたりは拡大レイ・シールドとマジックシェルで、どうにかしのぐ…!

そら >「Evolution・・・」
杏音 >「…危なぁ……ちょっと…もう一人のワタシに感謝っ…かな」(てへっ・笑)ノーダメで…そらりん感謝☆
鋼地 >「……っち……さすがに……目が覚めるような一発だぜ……」
弓 >「………………面倒な…」
ベール=ゼファー >「・・・ま、相手は『ザ=マリキュレイター』だし・・・このくらいは、ね」
鋼地 >「ここにはそいつはいやしねぇ。少なくとも『現在』はな(きっぱり)」
アドノレ >「ほぅ、失われた記憶は失われるだけの価値を有しておったようだな」>鋼地
鋼地 >「……っち……感づいてやがったのか…………まあいい。価値とかなんざは俺の知ったこっちゃねぇ。俺はただ、『あいつら』を守る。『現在』はそれだけだ。」
翔真 >「………聞きたい事は有るが、後にしておこう(苦笑)」
杏音 >「100%負けないかぎり…諦めないもんね…諦め悪いから」(てへり☆ 緊張感0(笑)
ベール=ゼファー >「・・・ふふふ・・・でも、これじゃあ海に角砂糖を落とすようなものね?」
弓 >「………海だと思っていたら…ティーカップかもしれなくてよ?」
アドノレ >…女の舌戦(笑)
翔真 >翔真PLはイケナイ想像をした為ただいま修正を受けております(ぁ
ベール=ゼファー >「あぁら。これでも、とある世界を破滅寸前にまで追いやった生命体よ?」
弓 >「…語るに落ちたわね、ベル(くす)…寸前にまで…ってことは、結局止められたんでしょ?」
ベール=ゼファー >「それでも、『勇者』のいないあなた達の、手に負える相手かどうか・・・それじゃあ、あとは高みの見物としちゃおうかな」
弓 >「だったら今回も、リピート・アゲイン…ダ・カーポ…繰り返してあげるわ。」
そら >『・・・・・・・精霊獣風情で我を止められるとでも思ったか・・・愚劣な』
弓 >「……………………こら(ぺしん)……自分を見失わないの。」>そら
翔真 >「………相手に学習能力が有ると言うのを忘れるなよ(苦笑)」
弓 >怒りモードのスーパーサイヤ人では勝てないのです(笑)
鋼地 >明鏡止水ですか(爆)
杏音 >筋肉ば膨張しすぎて動きにくくなるから(ぁ
そら >「……大丈夫…今、ディメンジョン=ガジェットは私の支配下にある…そして、ここがベール=ゼファーが説明したとおりの世界だとしたら…」
翔真 >「………したら?」
杏音 >「…?」
アドノレ >「世界を律する意思?」
弓 >「…………この世界は、貴女の世界でもある…ってコトね。」
そら >「………精霊獣は、私にとって脅威…いや…障害ですらない」
杏音 >「わ…自信満々っ☆そーでなくっちゃ☆」にははっ☆
鋼地 >「……お前の望むままに進め……全力でサポートしてやるからよ(ニヤッ)」>そらさん
そら >「ディメンジョン=ガジェット出力増大・・・MEGA=EVOLUTION!!」

光り輝く翠碧の粒子が、ウィザード達を包み…内なる力を湧き上らせる。
翔真に、弓に、アドノレに…

アドノレ >ベルが居なくなったのなら、地道にメルトでもかけておくか?
翔真 >総合的な被害を軽減は出来るかも知れないけど、スマッシャー系のダメージを減らせるかは微妙かなと。
アドノレ >特殊も対抗系は今ひとつだったようだが
弓 >むしろ対ベル用にMPとプラーナ温存もありかと
翔真 >当るから魂狩りとかで削って行くのがある意味1番堅実と言う話しも(苦笑) 温存には自分も賛成。
アドノレ >温存路線か。後ろに下がって領域作製 抗魔+3で
翔真 >アドノレがある意味生命線ですからねぇ(^^

「強大なモノはそれだけ周囲にも力を放出しておる。少し利用させてもらおう」
後方に下がったアドノレが、気功術のごとき独特の呼気と共に、
周囲に散らばる光の粒子を吸い込む…すると、その全身がほのかな輝きに覆われた。
その間に、翔真がなおも精霊獣に追撃を仕掛ける…

「学習して対応する時間などやらん………!」
戦国の古武士か西洋の騎士か、ウィッチブレードUに騎乗したまま…
精霊獣の存在破砕点とおぼしき場所に、渾身の一撃…

「一閃真伝……絶刃!」

分厚い外郭を切り裂かれてのダイレクトダメージに、精霊獣から悶えるような唸りが漏れた。
「……まだ抜ける……しかし、何時まで持つ……?」

その一撃が怒りに火をつけたか、精霊獣は再び光帯を撒き散らす。
「まだ殺られん……。」「…広範囲に撒き散らすだけの攻撃なんて…当たらない…!」
雨のような攻撃を、次々凌いでいく前衛のウィザード達!!そして…
爆煙の中から、【そら】も無傷で姿を表す。

「…MAXIMUM=RAGE…」

鋼地 >みんな避けましたか……すごいなぁ(感嘆)
アドノレ >俺様は器用に目標からそれてる(笑)
杏音 >すごいなぁ(笑)
アドノレ >プラーナのMP変換…回った(笑)
鋼地 >は〜い。では前衛に出て皆さんに『啓示』です。
翔真 >了解です、感謝(^^
弓 >やっほーい(^^)いつもありがとー

「善きにつけ悪しきにつけこの場には力が満ちている。
それだからこそ奴のような存在があるのだが、それは我にもまた同じように作用する」

アドノレはなおも、力に満ち溢れた気を取り込んでいく。
「『そら達』の『想い』の力……ちょっくら便乗させてもらうぜ!」

その間に、鋼地の力が作用し…前衛陣の能力は、極限にまで引き上げられた!

その力をもって、弓が再び突貫する…精霊獣の両側を、時間差で挟撃!
しかし、なおも活動を続ける精霊獣…やはり、その生命力は圧倒的なものであった。
更に、その外形が変化を始める…緩慢ではあるものの、より戦闘的に…

そら >「……現状においては『成長』以上の『破壊』を叩き込めばよい……」
杏音 >「…うわ…なんだろ…何するのかなするのかな」(わくわく)こいつは緊張感ないなぁもう(笑)

【そら】と呼ばれた少女は…精霊獣の正面、上空にポジションを定め…右腕を突き出した。
「……ディメンジョン=ガジェット能力解放、『破壊の右腕』リンク…」

その右腕に、虚空より光の粒子が集まり…巨大な破壊砲を形成していく。
それは…本来あるべき位置を取り戻した【右腕】の能力。そして…

「モードシフト=フュージョンキャノン」

それは…この世界のすべてを蹂躙し得る、究極の【破壊】。
…だが、その後には何も起こらなかった。それは…

そら >「…システム管制に問題発生…『単体』での発射は不可能…ウィザードのサポートを要する…」
アドノレ >「兵器としての不完全な進化。されど人として生きるならその方が良かろうて」
弓 >「……………まだ、後が残ってるけど…確かに、このデカブツに時間とられるのもシャクね…」
そら >「……そう、私は誰かの力になるために生まれた…だから、力をあわせるのが…一番いい」
杏音 >「…完璧なものなんて何もない…頼って…頼られて…はじめて完璧に近くなれる☆…ワタシにできることがあるなら…手伝うよ☆」(にはは)
鋼地 >「……(……隣にいれねぇのが悔しいのは……『俺達』の勝手な我侭だよな……)(キリッと集中再開)」
弓 >「…………リンク解放…≪捻れた世界樹の枝≫…FCモードスタンバイ…!」
翔真 >「……………無理はするなよ。」

翔真が、自ら炎を宿した天津大鋼で精霊獣に斬り付け…時間を稼ぐ。
その間に…【そら】を後ろから抱きしめるように、弓がシステムを接続していく。

「≪砲呪文≫起動…呪法ライフリング・セット…バレル・フルオープン!
…≪破壊の右腕≫…アクセス…オールグリーン…接続…。」

「メタルハート同調。ライフリング回転開始…フルチャージ…」
…互いの構えた砲門が連動、回転を開始する。
ふたりの鼓動は今、完全に同調していた。

「フ

「…………………その無駄にでっかい身体から…臓物をブチ撒けなさい!!!」
「…マキシマム……フルファイア…ッ!」

災いの双塔から放たれた、全てを滅ぼす奔流…
それは精霊獣に触れただけでその存在を跡形もなく粉砕し…
空間を引き裂いて、その背後の紅月まであっけなく貫通した。

翔真 >鬼だ(笑)
杏音 >あんた鬼や〜 ONIGUNSOUや〜(だまれPL
アドノレ >持ち前のHPを考えればまだ…
鋼地 >……こちらの計算が間違っていなければ……瞬殺(笑)
弓 >ついんたわーもーどで係数増えたらしい(笑)
鋼地 >っていうか2匹殺しておつりがくるよ(爆)
弓 >あ、それで、リンク維持したままでお願いします(笑)
GM >うむ(笑)ついでに、紙一重でなんとかしのいだベル(ぁ
杏音 >しのいじゃったのね…よかった(安心←こら)
翔真 >…………『小さな奇跡』か?(苦笑)

辺りには、大破壊の際に巻き起こったエネルギーの奔流。
そして、打ち抜かれた紅月を中心に、月匣が…壊れていく。

杏音 >「…す…すごい…こんなに…力が…」(汗
鋼地 >「……(……相変わらず……だな……まったく……)」
翔真 >「気を抜くな……まだベール=ゼファーが居る……。」
ベール=ゼファー >「………な、何よ…破壊力を倍加できるなんて聞いてないわよ…!?」
杏音 >「…え?…うわ〜…アレ避けたのか耐えたのかしらないけど…伊達に魔王級じゃないや…」ぼそっと(汗笑)
弓 >「…………言ってないもの。(くすくすくす)」>ベル
鋼地 >「……17年で変わった……ってことじゃねぇのか?」
翔真 >「………精霊獣だけが成長する訳じゃ無い………(フッ)」
アドノレ >「危険視されるのも当然か。だが、そらの周りに人が集まる内は心配する必要も無い」
そら >「……言ったはず…この程度は障害にすらならない、と」
ベール=ゼファー >「ふ…でも、さすがは『ザ・マリキュレイター』…そして、その呪いに囚われた者達、ってところかしらね…どっちが化け物かわかりゃしない」
アドノレ >「化け物か。人を超えたところに在ると吼えた所で人の理から外れる事が出来ぬようだな」>ベル
翔真 >「呪いと言うより美人の加護だな。それにウィザードやエミュレイターなんぞ、元から化け物とさして変わり有るまい(フッ)」
鋼地 >「どっちも存在してることには変わりねぇだろう(溜息)……まあ、俺は人並み以上に頭悪ぃから難しいこたぁわかんねぇけどよ。」
杏音 >「人は成長する生き物…前と同じように考えてたキミの誤算だね♪」にっこり>べるたん
ベール=ゼファー >「・・・でもね。めぼしい『世界の敵』がいなくなれば・・・次はあなた達の番・・・」
弓 >「…そーね…私は否定しないわよ。……うん、確かに私たち、バケモノよね。」
翔真 >「………それでも良いんじゃ無いのか?まぁそれまでにはもう少しマシな解決手段が生まれて居るかも知れん(苦笑)」
アドノレ >「その通りだ。故に我は神ではなく魔王の呼称をうけたのだからな」
弓 >「……ま…でも…人間だって善人ばかりじゃないように……善いバケモノもいるってことね。…」
翔真 >「(チラッと弓とそらを見て)………諦めずに努力を続ければ、彼女達の様にトモダチにもなれるだろうからな。」
弓 >「…さて、ベール=ゼファー…できればこのまま観念して、死んでくれないかしら?…ついでに…(ちら、とアンネリーゼを見て)…このコのクラスメイトも返してもらうわよ。」
杏音 >「さぁ!トモダチを返してお縄につくか!お縄についてからトモダチを返すかっ!どうするっ?」指さしずびしっ!(笑)>ベルたん
ベール=ゼファー >「ふふっ、人間達に関しては知らないわ。クラウスが勝手にやった事だし…それに、私はあなた達みたいな『化け物』と、正面からやりあう気はないの」
鋼地 >「こだわるなぁ(苦笑) まあ、俺の『想い』もかわりゃしねぇけどよ。」
弓 >「……………じゃ…それは…他のヒトに任せましょ。………」
ベール=ゼファー >「・・・さて、おしゃべりの間に状況が変わってきているみたいよ。」

その時、天井からそびえる「ベイタワー」が粉みじんに砕け、消滅した。

杏音 >「…な、何?今度は…?」箒しっかり持ってあたりきょろきょろ
アドノレ >「いちいちやる事が派手なやつめ」
鋼地 >いやな予感がぷんぷんするわ〜(爆)
弓 >「……(消えるベイタワーを見ながら)……人間達が私の…私たちのことをどう思うかなんて、知った事じゃないわ。」
翔真 >「……………」ベルから目を離さず

そして、消滅したベイタワーを中心に…破壊された大地が、街の姿をとっていく。

弓 >「……(再生される街を見ながら)……トモダチは好き………敵はキライ…誰だって、そうよ…」


PREVIOUS CHAPTER NEXT CHAPTER

インデックスに戻る