【第17夜】
蒼き門 ふたたび
<PART−03>
暗黒の都市
月匣内部に突入したウィザード達。その前に広がっていたのは…海に面した大都市の光景だった。
その建築様式はおそらくローマ時代のもの…
しかし奇妙な事に、建物は全て…一般の家屋から神殿に至るまで…黒い。
打ち寄せる波は…血のように赤い。そして、天には紅い輪郭を持った、黒い太陽。
GM >パルテノン神殿とか、あのあたりを黒曜石のような物質で作ったような感じと思ってくれたまい(ぁ
弓 >「…………この空間は………何?………海?………」
GM >これが普通の街ならば、海に面した絶好のリゾート地とでも言えるのだろうが・・・。
鋼地 >「……何か……時代が違うって感じがします…………(警戒しつつ)」
アドノレ >「創り手の趣味だからな…時代考証は不可能だろうて」
遥 >「ずいぶんとまた趣味の良い街ですわね」きょろきょろ
翔真 >「ギリシア方面に縁の有るエミュレイター……と言う訳でも有るまいか(フッ)」
アドノレ >(ポーヂングの良く似合う風景だ)
弓 >「……………ギリシャ?……ま……地理考証も無駄、か………。…………ふん……血の海なら渡れるの?黒い太陽の下なら動けるの?(くすくす)」
GM >そして、もう一点。先ほどから・・・この辺りのどこかで、戦いのさなかのような音が響き渡っている。紅い世界の黒い街。その、どこかで。
翔真 >「音の聞こえる方に言ってみるべきか、今の所他にアテが有る訳でも無いしな。」
鋼地 >「そうですね。」
弓 >「……………行きましょう。私達は知ってる、こういう所に、我先に飛び込むコをね。……」
遥 >「・・・・。(例のお調子者がもう入ってるかも・・?」とか思ってたり思ってなかったり
カナタ >「…??…お知り合いなら…加勢しないとです…」ぐっと月衣の中の柄を握って
翔真 >「(半眼)………そうだな、早い所向かった方が良いだろう。」
鋼地 >「……ですね。急ぎましょう。」
遥 >「えぇ、そうしましょう。」
弓 >「………………違うかも、しれないけど。」
GM >現在位置は、街を一望できる丘の上。しかし、街が黒いせいもあって・・・詳しい事は、近付いてみるしかなさそうだ。
アドノレ >「少し視界を広げておくか」(眷属の鴉をバサバサと出す)
弓 >でわ、大きく翼を広げて―――――跳躍!
遥 >んでわ、私も翼広げて剣出して音のする方へ飛び立ち
カナタ >羽を広げて…でもまだ剣は抜かず音のほうへ集中しながら^^
鋼地 >あ、一応……戦闘装備を整えて、『イサーク』と『イシュマエル』をユナイトさせて搭乗します。
翔真 >は、飛んでないの俺だけ?(^^;
各自、気を取り直して戦闘態勢を整える。そう、彼らにとってここは…戦場なのだ。
そして、その「物音」の中心は…
アドノレ >「ふぇっくっちん」(ずずず)
弓 >(耳ぴくん)「――――聞こえた。」
遥 >「ご丁寧に真中でやりあってるみたいですわね」そっちへばさばさー
アドノレ >「見立てどおり中心部だな」
カナタ >「中心…ですか…?」そちらのほうを見ながらゆっくりと…
翔真 >「良し、行くぞ。」と言っても付いて行く事になるのだろうが(ぁ
鋼地 >「了解です。」皆さんについていきます。
GM >吸血鬼である者には、意識にチリチリと微妙な感覚が来ている…この街の何かが、そうさせているのだろうか。
遥 >「・・・・・?(’’(何、この違和感は・・・・」
アドノレ >「何か勘に触るモノがあるな。この手の感覚はあまり良くない事しか無いのだ」
鋼地 >……なんかるるいえのときみたいにリンクしそうで嫌(ありえませんから・笑)
弓 >「…………………………………」
黒々とした石畳の周囲には…崩壊していく闇色の塊がぶすぶすとくすぶっていた。
町の中心部に進むに従い、これら不定形の闇の塊が…
かつてはクリーチャーであったらしいとわかってくる。
翔真 >「街に……いや、この月匣そのものに食われているのか……?」
遥 >「もしくは、この音の主が打ち倒し進んでいるのかもしれませんわね」
弓 >「あるいは、還ってるのかもしれないわ。…………………黒、闇、影………それから産まれた堕ちたモノが、再びその腹の中へ。」
GM >ああ、ちょうど・・・倒された後のクリーチャーが、地面に染み込んでいるような感じだ。さながら、溶けた雪達磨を思わせるが・・・
カナタ >「……」小さく十字を切って
鋼地 >「……(……堕ちたもの……か……)」
アドノレ >「実際に見に行くのが早いか」
遥 >「ですわね、そろそろ見えても良いと思うのだけれど・・」音のするほう見
GM >街の中心部…それは先ほどの「黒い神殿」のようだ。近付くにつれ、戦いの音が更に大きくなってきている。
翔真 >「……いずれにしろ、中心部に付けば解るかも知れん、急ごう。」
鋼地 >「了解です。」
GM >うむ、そして、特に遥は見るわけだ・・・その神殿の周囲に、また黒い群れが「にゅるっ」と生成され、内部に向かっていくのを。
弓 >どんぴしゃり(笑)
アドノレ >地面から生えてくる?
遥 >「まずいですわね、物量戦になったら先に入った方が持ちそうもありませんわ。急ぎましょう」加速加速ー
カナタ >「はい。中心にいったいなにが…」
その瞬間、遥とカナタは・・・意識を「何か」に持っていかれそうになった。
遥 >「・・・ぁ・・ら?」がくんっっと飛行体制崩れ
カナタ >「……」 セブン『カナタッ!高度が落ちてるわよ!何やってんの!?』 「え?…い、いまのはっ!?」
翔真 >仲良いなゲスト御二人ッ!?(爆笑)
アドノレ >二人とも触手のターゲット?(笑
カナタ >まだ剣抜いてないのにー>ヮ<
鋼地 >……私がFしてたら南洋編の二の舞になってたのか……?(汗)
翔真 >可能性は、無きにしも有らずかと思われ(^^;
GM >それは、一瞬だけの事だったが・・・2人の心に隙を作るには充分だった。その背後に・・・今また生成された、闇の塊が迫る。
アドノレ >心の隙間お埋めします(違
カナタ >「遥さんっ!?危ないっ!」自分も危ないのに気付いてなかった(笑)
弓 >「…チィッ!」
鋼地 >「!?……間に合って……!(小さい声で)」
カナタ >「わっわっわわわっ!?>ヮ<」咄嗟に羽たたんで回転防御(笑)
遥は態勢の崩れが幸いしたか、回避に成功するが…
カナタは鋼地の支援も虚しく、敵に喰らい付かれてしまう。
彼女を背後から抱きすくめたそれは…プラーナと生命力を啜りつつ、
邪悪な波動を身体に流し込んでいく…。
遥 >こちらはがくんっとなったら元居た場所を何かが通過していったということで(´∇`*) 「・・・っ!?」
GM >という訳で、カナタにはダメージが通ったので「収奪」発動(笑)
カナタ >わー…さすがにそれは墜落コースですよぉ(笑)
鋼地 >……踏んだり蹴ったりだ(苦笑)……拾います。間に合えば。幸いにも現在二人乗りモードです(笑)
翔真 >む、では御家族に任せよう(笑)
カナタ >鋼地くん…少し見ないうちにほんと…タクマシクなって(笑)
遥 >兄貴ですから(ぁ
カナタ >「けほけほっ…ま、また油断しちゃいました…」…拾われました^^;
鋼地 >「……っと、気をつけてねカナタ姉さん……相手は……間近にいるんだから。」>カナタ姉さん
GM >闇の塊。人型をした悪意。血の色に輝く目。そして黒々とした翼。
カナタ >「大丈夫です…これくらいは慣れてますから…それよりも…」黒い影睨んで…でもまだ剣は抜かずに柄をつかみなおして(待)
鋼地 >「……わかった……サポートは任せて。カナタ姉さんは動きやすいように動いてくれて大丈夫だと想う。」
アドノレ >「お出迎えが二人。評価されたのか嘗められたのか…はたまた運が悪いだけなのか」
翔真 >「不意を突いて背後から襲うとは、美人に対するマナーがなって無いぜ……(ニヤリ)」
弓 >「予想通り現れたわね………その膨れ上がった血袋、引き裂いてこの黒一色の街を塗り替えてあげるわ…!」
遥 >「久しぶりに遠慮せずに食事が出来そうですわね」ぺろりと舌なめずり(ぁ
弓 >「…………そうね、私も、久しぶりに……赤いシャワーを浴びれそうだわ―――。」
アドノレ >「運が悪いのは相手の方か」(殺る気十分の面子を見ながら)
GM >カナタを「貪った」方の闇が、ジュルリと口元から音を立てる・・・
翔真 >「後から闇に紛れて殴られ続けるのは面倒だ、速攻で片付けた上で進む。異論は?」>ALL
遥 >「ありませんわ」
鋼地 >「僕もありません。」
カナタ >「……」 セブン『何故迷う?抜けっ!』 「……しかた…ないです…」翔真さんの声を聞いて…すらっと剣を抜く
GM >OK、ではカナタが剣を抜いた瞬間・・・ふたつの「セブン」が、音叉のように共鳴する!
カナタ >「…な、なんですの…共鳴…してる?前よりも…強く…」
遥 >「・・・!?(く、剣が・・またですの?」自分の剣ちら見
鋼地 >太鼓叩かなきゃ!!(蝶待・核爆)
GM >その一瞬だけだが・・・遥とカナタは、互いの意識が「接触」したような感触を覚えた。
遥 >「ぁ・・・?(今、何か・・?」
カナタ >「…ぇ…(この…感覚は?」
GM >だが…それが何か考えている時間はおそらくない。そう、戦いは始まっているのだ。
アドノレ >「無限増殖する相手でない事を祈るとしよう」>翔真
翔真 >「それが解った時点で即突破だ(苦笑)」
弓 >「…術式選択…≪剣じゅ(ソードスペ………いいえ、こっちのほうが…相応しいわね……術式選択≪槍呪文≫(スピア・スペル)…………串刺しに、してあげる。」
翔真 >「………(弓ちゃんも、変わって来ているのか…・・・?)」
先手を取ったのは…翔真だった。
「初太刀で探る、後を頼むっ。」振り抜かれ空間を薙ぎ払う天津大鋼…しかし。
その軌道は、見事に敵どもの死点を捉えていた。
翔真 >虚=火属性の物理攻撃で115点、死点撃ち発生です。
弓 >あれ?(笑)
翔真 >…探って無い(苦笑)「一閃真伝………絶刃!」
遥 >殺る気まんまん(笑)
弓 >これで翔真がやっちゃたら…弓と遥のぶーたれる姿が見れるかも(笑)
遥 >←(ボーっとしてたので文句言えない(ぁ
カナタ >恨みはらすまえに終るなぁ^^
GM >すぱーん! 防御力の高い吸血鬼も、その防御を抜かれてはどーしよーもなかった(爆)
遥 >ぇ、二人とも一刀両断?(笑)
GM >ヤッチマイマシター・・・・・・アメリカンジョークか、これは!!(爆笑)
鋼地 >……のっけから消滅させとる(爆)
カナタ >お悔やみもうしあげます(笑)
遥 >絶好調だ(笑)
翔真 >マナーの悪い……躾のなって無い奴は斬り倒す様です(爆笑)
アドノレ >触って良いのは俺だけだ?(笑)
GM >あっさり真っ二つにされたその「闇」は・・・形を失って床に落ち、染み込んでいく。
遥 >「・・・あら、もうおわってしまいましたの?(’’;」意識接触でボーっとしているうちに(ぁ
GM >吸い込まれていくその身体が、ぽかぁとあちこちで口を開き崩れていく。
鋼地 >「…………」
カナタ >「…」小さくすばやく十字をきって
翔真 >「…………………(コホン)時間が掛からなかったと言う事で、先に急ごう。」
弓 >「……………………………………(ぶすー)………………先にいく…………」
遥 >「ま、まぁいいですわ。先を急ぎますわよ」ばっさばっさ
アドノレ >「予想以上に血の気が多い面子だったのか…。少し頭を冷やしとけ」レインコール
カナタ >「あわっわっわっ!雨?ぬれる〜っ」>ヮ<ぼーっとしてたからちょっと驚き^^;
翔真 >「済まない……注意する(苦笑)」
カナタ >「…(でもさっきの感覚は…)」なんとなく羽をひろげて飛びながらぼーっと先行く遥さんをみつめつつ
遥 >視線に気付いてカナタさんをちら見しよう(笑)
GM >遥は一瞬「おや?」と思ったものの、どうやら視線が気になっただけらしい(笑)
遥 >でめしょぼーん…プラーナ使ったほうが良かったかな(、、
弓 >「……………………つまらない………」
GM >では・・・「黒の神殿」内部に侵入だ。ものの見事に真っ黒なおかげで、行く手も闇に閉ざされている…。
翔真 >周囲警戒しつつ音の聞こえる方へ。
そして、その視界が開けた。神殿内部の広間は、赤紫色に照らされ…
先に見たのと同じような「闇」が、何体も徘徊していた。
鋼地 >「……これは……(警戒強化)」
GM >さっきの10倍以上と思ってくれたまい(笑)
弓 >「…………ああ……おかわりが、いた…(クス)」
遥 >「ずいぶんとまたてんこもりですわね(’’」
カナタ >「(…視線そらして)わー。なんてかずでしょーかー」棒読み(笑)
鋼地 >「……微妙にわざとらしいよ、カナタ姉さん……」(笑)
カナタ >「え?…あ…すみません…」
アドノレ >「わいて出てくるくちだったようだな」
翔真 >「それこそノンビリ片付けて居る暇は無いかも知れん……例の音がこの先から聞こえてくるならば、だが。」
鋼地 >「……となると……中心を叩かないと……」
その中心は、闇をこり固めたような空間。そしてその手前には、蒼く閃く輝きが見えた。
遥 >「まさか、開きかけて・・?」蒼いところ凝視凝視
カナタ >しょぼんとしてから…気を取り直して青く輝く空間をみつめる
GM >空間が何度かひらめく度に、闇がひとつ消える。だが、闇はその奥底から次々と湧いて出てきている…。
翔真 >やっぱり来てやがったかっ(苦笑)
弓 >「…………………………………ふん…………」
アドノレ >湧いて出るのはどの地点?
GM >その辺の天井とかから湧いて出てる(笑)
アドノレ >「召喚か生成か知らんが敵の生産とどっちのが先に力尽きるか」
GM >闇どもの咆哮が、あちこちに反響している…どうやら蒼い輝きは、じりじりとその闇の奥底へと向かっているようだ…
翔真 >「(エミュレイターの”紅”……目の前の、闇を滅ぼす”蒼”、そして……彼女の”翠”……何となく道理が通って良そうで嫌な感じだ(苦笑))」
カナタ >「味方かどうかはわかりませんが…あれじゃ多勢に無勢。やられてしまいますっ!助けないと…」きゅっと剣を握りしめて
遥 >「わざわざ殺されるのを見にきたわけでもありませんし、先は楽しめなかったし・・行きません?」
弓 >「………………いいでしょう。…予定より早いのが気に食わないけど。」
翔真 >「楽しむ云々は置いておくにしても……確かに放っておく訳にも行くまい(フッ)」
鋼地 >「そうですね……それなら……行きます!」
アドノレ >「助けた所で男でもがっくりするなよ」(ニヤソ)>翔真
翔真 >「………あからさまに肩を落とすほど子供では無いさ(笑)」
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