【第17夜】
蒼き門 ふたたび

<PART−07>



背教者会議の事情



かくして、気絶した祐介を保護し、いったんMonAmiに戻った一同…

GM >集まったウィザード達。リミットブレイク後で目を回したままの祐介。おやっさんとやよいさん・・・そんな現状。
鋼地 >「……命に別状なし……って言うか気絶してるだけ……って所ですね……」
翔真 >ではおやっさん達に詳細を報告しておきます(^^
おやっさん >「なるほど…さて、どうしたものか」
鋼地 >「…僕はたまたま月匣を発見したって言う感じなので……(汗)」
おやっさん >「先ほども、学園内数箇所で月匣の出現が確認された・・・それは何人かが鎮圧したようだが、いずれも共通した特徴を持つ敵だったようだ。さて、どうしたものか」
アドノレ >「早い所手を打たないとウィザード内部で不信に繋がる。会議側とは別勢力である事を公開しておくべきだな」
翔真 >「春日の事に付いては本人が目を覚ましてからにして、まずはあの月匣を作ったエミュレイターについてでしょうか……。」
アドノレ >「吸血鬼陣営の秘密兵器を潰したわけだが、政治的問題は発生するのか?」>遥
遥 >「どうも、会議にとっても都合の良くないものだったみたいですからね、礼は言われても問題は起こらないと思いますわよ?」
アドノレ >「そうなるとソレを起動した者も会議にとって敵と認識されてるわけだ」
弓 >「………………どうしたものかしらね…。……報告だと、もう少し使えるヤツだったんだけど…」
翔真 >「………エミュレイターじゃ無かったのか。」
おやっさん >「九条水希についての情報を、もう一度洗いなおす必要がありそうだな。昨年夏の件の、関係者にもあたってみた方がいいかも知れん」
遥 >「その関係者がそこで伸びてるお調子者なのだけれど、はぁ」
弓 >「……関係者っていっても……ナイトメアと灯は秋葉原よ?……コイツはこのとおりだし……(資料を思い出しながら)……ああ…あと1人(匹?)いたわね…」
翔真 >「その関係者の最後の一人から、詳しい話を聞いてみたいが……連絡をつけれれるのだろうか?」
弓 >「………問題はそこなのよね………。……連絡とりたくても、居場所が…」
遥 >「とりあえず・・・起こします?(’’」(活入れ態勢(渋
アドノレ >騒ぐようなら口を押さえる準備(さる)
翔真 >「他に出来る事が全て完了しているなら、俺は構わないが…まぁ先に崎守嬢には背教者会議に連絡を付けてもらってからでもと、俺は思うぞ(苦笑)」
おやっさん >「とりあえず遥くん、背教者会議とは今後連絡を密にしておいた方がいいかも知れんな。今回の件は彼らからの情報が不可欠だろうからね」
遥 >「ふむ、早速会議に報告でもしておきます?(’’」
翔真 >「どちらを先にするかは任せる。生憎俺はその九条とやらを知らないので判断が難しい。」
遥 >「そうですわね、とりあえず今回の報告だけはしておきましょう」と言うことで
弓 >「………いちおう、こっちも問い合わせはしてみるわ……」
おやっさん >「頼んだよ。それから蟻塚君。先ほど世界魔術協会からも報告があったのだが・・・協会としては、今回の件は我々に一任するそうだ」

鋼地 >「……えっと……話が見えないんですが……?」
おやっさん >「これが、今回の件に関する辞令だ。君とカナタ君は、世界魔術協会の代表として横須賀周辺で頻発する吸血鬼型エミュレイターの鎮圧をしてもらいたい・・・とね」
鋼地 >「(辞令を確認)……了解です。それで……半年前の事件とは? 今回と何か関係があるんですか?」
おやっさん >「それをこれから明らかにしていくのさ(笑)」
鋼地 >「はぁ(汗) 了解です……」う〜ん……行動が思いつかん(汗)
翔真 >取り憑かれていただけだけど、吸血鬼と言って想像するのは瑠那だったりするので彼女がちと心配になっている。
GM >ちなみに協会の辞令はアンゼロット名義になっている。持ってきたのは無論ロンギヌス00(笑)
鋼地 >お義母さん直々だ〜(爆)……ってそれって『勅命』って言いませんか?(爆)
アドノレ >連絡してる間に隅っこで回復行動OK?
GM >まあ、次のシーンにはある程度回復するけどね。状況を見て、足りないと思えば今のうちに(笑)
アドノレ >HPの補充が必要な者いれば店内で水をぶちまけて怒られる(笑)
弓 >私も結構ダメージくらってるのよねー
アドノレ >連絡してる者達の後ろに忍び歩き…無言のままぽーぢんぐぽーぢんぐ
鋼地 >何処の仕事人ですか!?(爆)
アドノレ >回復範囲に居るという者は適当に反応してくれ(笑)
翔真 >連絡の邪魔にならない様に無言で感謝の意を現す(^^ノシ
弓 >「ひゃっ!?(電話口抑えて)……ちょっと、電話中に水かけないでよ!」
鋼地 >「……うん……それで…………んひゃう!?(驚)……あ、ごめん、なんでもない……」ダメージ受けてませんがネタのためだけに反応します(爆)
アドノレ >起こすのは報告が終わってからになったから、さるは雑巾とバケツを持ってきて後始末(笑)
翔真 >「アドノレ、ちょっと聞きたい事が有るのだが。」
アドノレ >「ん、なんだ?」
翔真 >「瑠那は、現状でどうなっている?憑かれて居たとは言え、彼女は半ば吸血鬼に近い様な者になって居ただろう?話が聞けるなら聞いてみたいと思ったのだが……。」
アドノレ >「必要とあらば最新情報でも問い合わせるか」クドラクから聞いたまんまを伝えるという事で
翔真 >「まぁ確実では無いだろうから余り負担を掛けるわけにも行くまい。今の所”出来れば”で十分だ。」
アドノレ >ぷるるるるる♪
GM >ではクドラクに繋がる・・・「私だ。今回は何の件だね?」
アドノレ >「瑠那の容態がどんなものか気になってな。忙しくなければで構わんのだが」
クドラク >「あれから容態は安定している。だが、外に出すには生命力が不足していてな・・・何らかの、強力な魔法的触媒を移植する必要がありそうだ」
アドノレ >「実際に何が必要なのかまで判ればこちらでも捜してみるが?」
クドラク >「そうだな。強大な生命力を持つ生き物の体組織・・・といったところか。それも、彼女の『吸血鬼』の身体になじむようなものでなければならん」
アドノレ >「了解した、頭のスミにでも置いておく。それと、最近闇の住人達の間で色々と騒ぎが起こってるようだ。そこを強襲するような馬鹿は少ないと思うが念のため」おもわず前回の敵の姿を頭に浮かべてしまふ
クドラク >「これでも吸血鬼の端くれでね…その事だったら、私もレオンハルトから聞いているとも。万一怪我人が出たら、サポートはさせてもらおう。そういう要請になっているからな」
アドノレ >「できるだけ世話にならずに済みたい者だがもしもの時は頼む。それではまた」

アドノレは、クドラクとの通話を終えた。

アドノレ >クーラーボックスと氷を買って月衣の中にしまっておく「瑠那の容態についてだが…」>翔真
翔真 >「……そうか、解った。済まなかったな、俺も気にかけておく。」
アドノレ >「運がよければ今回の捕り物で何か用意できるやしれぬな」
翔真 >「あぁ、そうであれば良いのだが(フッ)」

一方。遥の連絡相手は…
当然ながら、レオンハルト=ローゼンクラウンであった。

レオンハルト >「(少々待たせながらも電話に出る)やあ・・・それで、経過はどうなってるんだい?」
遥 >「とりあえず、例の継承者は保護しましたわ。月匣で無茶をやらかしていましたけれど・・・」
レオンハルト >「そうか…それなら、今後も当面の間、彼の保護を頼むよ。叛徒たちの動きが、活発になってきたからね」
遥 >「えぇ、善処しますわ・・・。 ところで、その叛徒のことなのですけれど・・・(かくしかで先のエミュ、クリーチャーの外見伝え)に遭遇したのだけれど」
レオンハルト >「ヴォスドだって!? そんな2000年以上前のシロモノがまだ健在だったとはね・・・こいつはちょっと、注意して掛からないといけないようだ・・・。」
遥 >「以前にもなにかやらかしてますの?(’’」
レオンハルト >「ああ。そもそもは背教者会議が創設されるよりずっと以前に、話はさかのぼる・・・我ら吸血鬼が、いまだ地上の一部において覇権を握っていた時代にね」
遥 >「創設以前に?」聞く体勢

レオンハルトの談話に耳を傾ける遥。
一方その頃、弓は…

GM >絶滅社ではナイトメア、灯ともに留守だけど、メジャーがいる(笑)「蒼魔か・・・報告確かに受け取った。他の地域での同種事件も、ひとまず鎮圧されたようだ」
弓 >「他の地域…?……ここだけじゃなかったのね。」
浦戸 >「ああ。臥龍学園内でいくつか、お前の報告にあったのと同じエミュレイター、およびその眷族の活動が確認された」
弓 >「………やっかいね…。…それで、半年前の事件で…資料にあったミズキの方が…よくわからないけど、裏切ってるかもしれない。それで、もう1人の方に連絡を取りたいのだけど…連絡先とかわからないかしら?」
浦戸 >「九条水希が、か…背教者会議からの情報では協力者という事になっていたが…もうひとり、ニナ=シモンズに関してはナイトメア達も直接接触をした訳ではないようでな」交戦はしたけど(笑)
弓 >「……そう…ならしかたないわね。……ここにいる男の方から聞くことにするわ。……あ、それから………やっぱりさっきの新しい術式、結構負担が大きいみたい…。…後で再調整にいくわ。その時に、銀十字から借りたい装備もあるから…要望書はメールで出しておくわ。」
浦戸 >「了解した。その他情勢に変化があったら連絡するように」
弓 >「リリス、任務了解……オーヴァー」

通話が終了した後、弓は不満もあらわにアドノレへと詰め寄る…

弓 >「………急にやるから、もろに濡れちゃったじゃない……(ぶー)」
アドノレ >「衣装に血が染み込む前に処置してやったぞ」(笑)
翔真 >「…………(平常心平常心……)」
弓 >「遅いわよ(−−#……まぁいいわ、お礼はいっとく。…(しゅー、と排熱して、乾かしながら)」
アドノレ >「俺様の見立てでは深い傷がもう少し残ってる筈だが?」
弓 >「………お見通しね……。…一度戻るつもりだから…その時でだいじょうぶとは思うけど………(ばさ、とスカートをたくしあげて傷を確認してる(笑))」
アドノレ >「眼福眼福」
翔真 >「っ………(少しは気にして欲しいものだ(^^;)」くるっと背を向けておこう(笑)
弓 >「……………だいじょぶね…そんなに深くない…。………っ……と…(ばさ、とスカート下ろして)………(照れるでもなく、怒るでもなく、いつものように妖艶に微笑むでもなく……なんとも微妙な表情を浮かべて、すとん、と椅子に座る)」
鋼地 >「(看病中)……? 何かあったんです……?」
弓 >「………………………何も…」
鋼地 >「……そうですか……了解です。」
翔真 >「(弓ちゃんの様子をちらり)…………(子供が出来たとかじゃ、無いよな?……って俺は何を考えているんだ(汗))」
弓 >「…………………しまったな……補給申請する弾丸間違えた……。」

さて一方、鋼地は…

鋼地 >こちらは……学園の友人(ウィザード関連)にいろいろ聞いて、吸血鬼関連で特殊な奴がでてきていないかを聞いてみます。
GM >すると・・・学内の友人達の中には、今回の件について詳しい者はいないようなんだけど・・・図書館に常駐しているマユリを紹介してくれる(笑)
鋼地 >何で彼女が?(爆) それは、どう紹介されたんです?
GM >無論「俺たちじゃ分からないけど、図書館に物知りな女生徒がいるんだ」って感じだ(笑)
鋼地 >あぁ、なるほど……機会があったら聞きに行こう(笑)アドレスはさすがに回ってこないでしょうから……直接会いに行く暇はないでしょうし……『インテリジェンス・アイテム(一回目)』でリヒャルトに付いて詳しく聞けますか?
GM >リヒャルトについては・・・この物語冒頭で明らかにされた情報を追認する形になるね。
鋼地 >ふむふむ……了解です〜。それも一応報告しておきます〜。
GM >それと、鋼地。「インテリジェンス=アイテム」オリジナル要素として、リヒャルトが最初に確認された場所も、教えてあげよう。

その場所は、世界史において重要な位置を占める場所であった・・・
それは、今は存在しないかつての大都市。
そして、イノセント社会の中で、その大都市はこう呼ばれていた・・・
・・・『カルタゴ』と。

鋼地 >カルタゴぉ!?(核爆)
GM >うん、ローマとの戦争で滅ぼされた、あのカルタゴだ。伝承によれば、カルタゴが滅んだ後その上には塩が撒かれた、というね(笑)
鋼地 >えっと、これも報告〜……今度は北アフリカか(待)
翔真 >海外へ出張るのかな(笑)
アドノレ >スワンボートの勇姿がまた異郷の地へ
遥 >秋葉原じゃ済まなくなったなぁ、起き手紙(笑)

遥とレオンハルトの通話は、なおも続いていた。

レオンハルト >「その頃、我々吸血鬼は確かに世界の覇権の一部を握っていたんだけど・・・それはすべての者が同意の上でのものではなくてね。つまり、我々は同時にいくつもの派閥に分かれて争ってもいたわけだ」
遥 >「まぁ、そうですわね・・・元々個の主張の強い種ですもの。」
レオンハルト >「そうだね(苦笑)問題のヴォスド、というのはその頃の産物で・・・とある派閥の本拠地で、殺戮兵器として大量に創られていたものだよ。」
遥 >「大量に・・・?(’’; で、その急進的な派閥と言うのは・・?」
レオンハルト >「うん、非常に長い話になるんだけど・・・元はといえば我らの神祖、ザ=カインが創り出した真祖たちの中から別れた一部の者達なんだ」
弓 >そっからか!本気で長いな!(笑)何千年ぶんだよ!(笑)
鋼地 >何千年ですまない気がしまーす(爆)
翔真 >聞くほうも寿命が無いので気長に聞けるから(笑)
弓 >うう、おもわずツッコンデしまった(笑)
鋼地 >それが日常茶飯事な私はダメ人間ですか?(爆)
アドノレ >ツッコミ体質(笑)
レオンハルト >「彼らは長じるに及んで、我々の種族全体にとっても余りに危険な存在となったため、その当時の有力な吸血鬼たちが集まって、その本拠地・・・『ツァルガド』と呼ばれた都を封印することになった」
遥 >「殲滅、はできなかったんですのね(’’」
レオンハルト >「ああ。滅ぼすには余りに強大すぎる連中だったそうだからね。そして長い戦いの末、彼らはようやく封印され・・・廃墟となった大都市の上には塩が撒かれた。その生き残り達が・・・要するに、今回の事件の黒幕なんだよ」
遥 >「なるほど・・・その黒幕についての情報は頂けまして?」
レオンハルト >「そうだね、だがその前にもう少し説明しておかないと…生き延びた彼らは、ツァルガドの廃墟に封印された彼らの真祖や、数多くの同胞を脱出させるため・・・研究の末に特殊なルートを作り上げた」
遥 >「特殊なルート・・?(’’」オウム返しで聞くばかり(ノ∇≡
レオンハルト >「それが『蒼き門』…それが開かれると言うことは、封印された多数のヴォスドや、叛徒達の祖・・・凶悪なヴァンパイアロード達が復活するという事だ。でも、幸いにもそれは御門家に察知されて…結局封じられた『蒼き門』を監視するために、『門の一族』が設けられた訳さ。」
遥 >「なるほど・・・・」
レオンハルト >「その最後の生き残りが、九条水希…もっとも僕が保護した時、彼女は例の『坂石兄妹』の下僕になり下がっていたけどね」
鋼地 >下僕…………(トホヒメ・爆)
遥 >「なるほど・・・ところで、先に話のあったリヒャルトとやらは、その門から・・・?」
レオンハルト >「いいや。今のところ、出てきたのは例の兄妹のケースくらいだね。むしろリヒャルトは叛徒の中心人物として、外側から『蒼き門』を開くつもりだ」
遥 >「ならば彼の指示で動いている者がいる、と言うことになりますわね」
レオンハルト >「ああ。実は、絶滅社にはその殲滅を依頼したんだよ・・・坂石兄妹は既に滅ぼされているけど、確実にそれ以外の連中はいるだろうからね…ともあれ、奴ら叛徒達に『蒼き門の継承者』を渡す訳には行かないんだ」
遥 >「まぁ、それはわかりましたわ・・・彼が勝手なことをしなければ、ですけれど・・・」
弓 >危うく敵に捕獲されかかってたけどな!(笑)
レオンハルト >「九条の報告では、かなり頼りない少年だそうだが・・・頼んだよ」
遥 >「頼りないだけならば良いのですけれどね・・まぁ、心得ましたわ」


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