【第17夜】
蒼き門 ふたたび
<PART−09>
魔術師達、只今移動中
そして、フレースヴェルグ艦内…乗っているのは、弓と【そら】を除く一同である。
そして…なんだかやる気満々の祐介…(笑)
鋼地 >「航法管制異常なし。引き続き巡航速度を維持します。」例によって例の如くサブ操縦席で各種コントロール管理及び操縦補助(笑)
祐介 >「すげぇ・・・なんかこれってアニメかマンガの宇宙戦艦って感じだよなー・・・柊先輩も持ってるって聞いちゃいたけど、乗るのは初めてだぜ・・・」
鋼地 >「これも箒の一種ですよ。」
翔真 >「(苦笑)確かに宇宙にも上がれるが………一応これでもな。」>春日
アドノレ >「ふぉっふぉっふぉ。後で俺様の愛機を見て驚くがいい」(ニヤソ)
祐介 >「え?箒ってのはほら、ウィッチブレードみたいなのを言うんだろ?」
鋼地 >「技術はどんどん進化してますからね。それに……(GPSを指して)これはウィッチブレードなどの箒用と同様の物ですしね。」
祐介 >「ああ、それ(GPS)は見たことあるな。けど、思えば水希って・・・それ使ってても迷ってた記憶があるぜ・・・」
鋼地 >「…………本物ですね、それは(汗)」
翔真 >「……………機械も苦手な様だな(^^;」
遥 >「誰かのように擬似人格に案内を任せるように勧めたほうが良いかもしれませんわね、それは・・・」(笑)
祐介 >「・・・なるほど、GPSにもいろいろあるんだな・・・」
翔真 >「とりあえず……春日、時差を考慮の上でむこうが起きているであろう時間になったらシモンズ嬢に連絡を入れておいてくれ。」
祐介 >「・・・お、おぅ」
翔真 >「済まないな、話の途中で(フッ)」
祐介 >「いや・・・俺の知らない事がまだまだあるんだって思ってたところでさ」
翔真 >「あぁ。俺達みたいな若輩者にはまだ知らない事がこの世にはゴマンと有る。人としても、ウィザードとしても、大きな者になりたいのならたくさんの事を知っておくべきだろう。」
鋼地 >「…………『イサーク』、現在位置と目標位置の確認よろしく。『イシュマエル』、安全航路のシュミレーション、念のためもう一回確認しておいてくれる?(テキパキテキパキ)」(笑)
祐介 >「・・・やっぱ、宇宙戦艦だよなー・・・」鋼地見ながら(笑)
鋼地 >同時に三本ほど箒操っていますが気にしない方向で(待)
アドノレ >「時差ぼけで調子を崩すのはお約束だから誰か押さえておくように」(笑)
祐介 >「・・・自慢じゃないが、海外旅行はこれが初めてだ」
アドノレ >「生贄は決まったな」(笑)
カナタ >生け贄…
翔真 >「………(苦笑)」
祐介 >「ちょ、ちょっと待て・・・生贄って何のことだよ、何の!?」
アドノレ >「気にせんでよいぞ。旅慣れしてない者が苦労するのはよくある事だ。こうして人は成長するのである」(うむうむ)
鋼地 >「…………搭載医療機器、一応暖めておきます(苦笑)」
遥 >「医学で時差ぼけってどうにかできましたの?(’’;」(笑)
鋼地 >「気休め程度ですけどね(苦笑) 何もしないよりはいいかと想ったんで。医学の勉強はしてませんし(汗)」
アドノレ >「寝かしておくのが一番だと思うが」
祐介 >「えーと・・・俺、まだ眠くないぜ?(訝しげに)」
翔真 >「移動に時間が掛かるのは解るな?座標を入力しておけばこの機体は現地まで自動的に向かってくれるが、その間の見張りなどが有る(苦笑)」
遥 >「無理やり寝かすことも出来ますわよ?」別名落ちるとも(爆
祐介 >「いや勘弁してくれ(−−;」
遥 >「ならせめて横になって目を閉じていなさい、少しはマシになるはずですわ」
アドノレ >「いや、体で体験して少しずつ身に着けるのが知恵という物。判らんというなら好きにさせておけば良いと思うぞ」
遥 >「それで自分の身も守れないほど体調を崩されては困りますもの」
アドノレ >「俺様が居る限りそう簡単には死なさん。多少痛い目を見るのはご愛嬌という奴だ」
遥 >「・・・・痛い目を見ても一回やそこらで覚えるとは・・いえ、何も」(ぁ
翔真 >「………否定するのは難しいだろう(苦笑)ともかく、だ…交代では起きるけどな、休めるうちに休んでおけ。」
祐介 >「あ、おぅ・・・じゃあ、そうしておくぜ」そこはそらりん席(ぁ
鋼地 >指定席だったの?(爆)
GM >いやいや、そらりんがいつも座っていた席って意味だ(笑)
鋼地 >……祐介コノヤロウ(蝶待)
その頃、弓は…絶滅社横須賀事務所の地下調整施設にいた。
弓 >いまは両腕に包帯をまいて、ぷかーっと液体の中で浮いてる(笑)
翔真 >居て下さい艦長(笑)
アドノレ >船長と呼べ?(笑)
浦戸 >「具合はどうだ、蒼魔・・・?」登場(笑)
弓 >「…………………正直に言えば、少しだるい…」
浦戸 >「そうか・・・例の連中なら、先刻出発したようだが良かったのか?」
弓 >「……そう…。…行き先は分かってるから。…………追いつけるわ。」
浦戸 >「分かってはいると思うが、術式の安定までには時間が掛かるそうだ・・・今はまだ動かない方がいいだろう。」
弓 >「………………しかたないわね…。……(す、と目を閉じて)…」
浦戸 >「それと、施術中に緋室から連絡があった。秋葉原で何かが判明したそうだが…記録を見ておくか?」
弓 >「…(目を閉じたまま、眠るようにたゆたいながら……小さく頷く)……ええ、お願い。……流して。」
浦戸 >「わかった」するとCRタンクの脇のモニターで映像が再生される・・・
『蒼魔・・・秋葉原で判明した事があるので通信したが、
出られないとの事なので、記録を残しておく・・・』
『例の九条という吸血鬼…その専用装備のウィッチブレードが、北極海で発見された・・・』
弓 >「……………………………なんで北極海…?(−−;」思わず画面にツッコミ(笑)
翔真 >前の夏と同じか?(爆笑)
カナタ >大変だなぁもう…^^;
『……情報源は、ノルウェー支部からの通報…その後アンブラに照会、
シリアルナンバーから判明…北極海で何者かの襲撃を受け…行方不明になったと推測…』
弓 >「……………妙ね…………………氷の上なら問題ないのかしら…。……さっきみたいな低級吸血鬼が海の上に出れるとは思えないけど…」
浦戸 >「…俺は吸血鬼に関しては門外漢だが、そんなものか…」
弓 >「意外ね……」
浦戸 >「…潰し方は知っている。問題は、奴らの生活様式を知らんというだけの事だ。俺は吸血鬼ではないのでな」
弓 >「…………(くす)……だって、考えそうなことじゃない?……不死身で、人間よりも強くて、量産が簡単で、上位者に絶対服従の兵団よ?……」
浦戸 >「だからこそ、潰す事自体に苦はないんだがね…あるいは、報告にあったリヒャルトとやらとでも接触した可能性があるな」
『…この件で、背教者会議に情報照会…結果は…こちらに向かっていたとの事…』
弓 >「………………………そうね………。……悠長に寝てる余裕は……ないか…」
浦戸 >「いや・・・少なくともあと2〜3時間はそのままの方がいいだろう・・・」
弓 >「……………………平気よ…あとは使いながら慣れる……。」
浦戸 >「今動けば、術式が不安定化する・・・そうしたら、意味がないだろう」
弓 >「…………………………わかったわよ…」
浦戸 >「それでいい。それと、秋葉原から連絡があったらそちらに回すがいいか?」
弓 >「…………お願い。…それと、今の情報……フレースヴェルグにもまわしておいて…」
浦戸 >「ああ。誰に送ればいい?」
弓 >「……………箒の方に送れば……誰かが見るでしょ…」
浦戸 >「・・・それもそうだな」
浦戸はコンソールを操作し、フレースヴェルグへとデータを転送した。
浦戸 >「転送終了だ。術式が安定する時間になったら、自動的にポッドが開くだろう・・・それまでに何かあったら、連絡してくれ」
弓 >「……………わかった。…………おやすみなさい…」
浦戸が出て行く足音と、扉の閉まる音が聞こえる・・・
さてその頃。フレースヴェルグは、インド洋上空を西へと進み・・・
もうすぐ、サウジアラビア南岸に差し掛かるところである。
鋼地 >「……カナタ姉さん、大丈夫? 何かこの前から元気ないみたいだけど……?」
カナタ >「……はい?…何かいいました…?」
鋼地 >「…………大丈夫?(少し本気でまっすぐ目を見て・笑)」
カナタ >「…大丈夫ですよ^^…ちゃんと目的は理解してる…つもりだし…」
鋼地 >「それだけじゃ駄目だよ(きっぱり)……何かあるなら……話して欲しい。ここじゃ駄目なら、別の場所でもいいから……」
カナタ >「…ご心配ありがとう…でも本当に大丈夫だから^^。ダメな時はちゃんとダメっていいます」頑固者〜>ヮ<
鋼地 >「……(溜息)……本当に駄目な時はダメって言う余裕ないよ……カナタ姉さんは……優しすぎる……(後半ちょっと小声・笑)」
カナタ >「…ワタシは優しくなんてないですよ…ほら。鋼地くんは今出来ることを精一杯がんばってください…ワタシはワタシで頑張りますから」なでなで(笑)
鋼地 >「……今出来ることは、カナタ姉さんの心のわだかまりを解消しようと努力することなんだけど?」(笑)
カナタ >「本当に大丈夫ですのに^^…心配性ですね鋼地くんは」(苦笑)
鋼地 >「親族が何か抱えてるのが見えるのに心配しないと想う?(本気で・笑)」
カナタ >「わかりました…でも今はまだなんとも言えないんです…そのうちきっと…」すくっと立って(全然寝てないけど足取りは普通^^
鋼地 >「……信じてるから……カナタ姉さんのこと。」
アドノレ >カナタとか祐介の後ろで観察中(笑)
祐介 >「うがー、やっぱ眠れんっ」(爆)
翔真 >「済まん、少し煩かったか?」
祐介 >「・・・いや、いいんだ・・・何とかしてみる」
翔真 >「あぁ、そうしてくれ(フッ)」
アドノレ >「戦士たる者食事と睡眠は取れる時に取れるようになっておくことが肝要」
祐介 >「自慢じゃないが授業中はよく寝てたぜ・・・でも今はそんな余裕がなくってな」
アドノレ >「教師の中には抵抗難度の高い催眠音波を出す者も居る。負け戦だぞ」
翔真 >「……………(臥龍学園なら本当に居そうだな)」(爆)
祐介 >「けど・・・なんか、やっぱし落ち着かないな」
翔真 >「………九条を案じているのは解る、ならば尚の事休んでおけ。目を閉じて横になっているだけでも良い。」
祐介 >「努力はしてる(−−;」
翔真 >「ならそのまま続けていろ、有る程度の時間になったら嫌でも起きていてもらうのだから。」
その時、フレースヴェルグに2通のメールが着信した。
翔真 >「ん?何所からだ……?」アドノレが取らなければ自分が開けて見ましょう
GM >メールの差出人は・・・ひとつは「絶滅社横須賀事務所」、これは弓たちからの転送。そしてもうひとつは「横須賀WU」となっている。
おやっさん@メール >『私だ。臥龍学園図書館のマユリくんから連絡があったのだが、こちらに回したほうが適当と思われるので転送しておく』
翔真 >「………助かります(フッ)」後でお礼のメールを送っておかないと(笑)
GM >その内容は、いくつかの吸血鬼にまつわる文書のようだ・・・
吸血鬼、特に古くから続いている血族においては、
多数の配下を効率よく動かす(要は叛乱防止)のため、
様々な(そして、一般には伝えられていない)魔法術式が実用化されていたという。
その多くは、彼らが最も好む行為…『吸血』によってなされていた。
(無論、現在の背教者会議においては禁じられている行為である)
翔真 >「………禁止事項や封印されたものばかりだな(嘆息)」
アドノレ >必ずしも血でなくても良いといふのは瑠那を見れば(。。)★\どばきっ
GM >そして…こうした『支配術式』を組み込まれた吸血鬼は、マスターとなる吸血鬼の命令に絶対服従、とされている。これを無効化する手段は2つ・・・主を滅ぼすか、あるいはより高位の主に仕えるか。
弓 >あとは、お兄様(笑)の血を吸う…(爆)
遥 >水希それにやられてる説濃厚だなぁ(’’
GM >ああ、何を隠そう坂石兄妹にそれをやられてるんだ、水希は(笑)
遥 >坂石兄妹は既に過去形でわ(笑)
翔真 >術式が残って居れば、誰かがそれを利用する事は考えられる………レオンハルトなら後者の手段をとって安全装置としていそうだし。
GM >そゆ事。坂石兄妹の支配から水希を解放するために、レオンハルトはその術式を多少変更した・・・曲がりなりにもあの兄妹は「ザ・カイン」に連なるツァルガドの吸血鬼。だからレオンハルトの力をもってしても、それが限界だったらしい。
遥 >ふむふむ
鋼地 >あの時アナライズ間に合ってれば調べられたかも(汗)
GM >どちらの方法にせよ、翔真の言及どおり術式は残り続ける・・・そこが、この場合の問題点だろうね。
翔真 >「今回は、主を滅ぼしてその術式を無効化して置きたい所だ(嘆息)」
鋼地 >「……となると……それが当面の目標でしょうか……?」
祐介 >「なるほどな。つまりはそいつをやっつければ、水希は助かるわけか・・・」
翔真 >「………九条嬢を先に見付けたとしても抑えておけるかは難しい。先日の様に彼女による被害は防げるかも知れんが、確実性は欠けるな。」
アドノレ >「主が危機感を感じれば下僕を呼び戻す。運が悪ければ水希とも戦うわけだ」
翔真 >「しかし、このまま春日を問題となる敵の親玉の所へ行かせると………奴等は門を手に入れ、開く為にあらゆる手段を取ってくるだろう。」
祐介 >「その時は・・・俺が説得する。俺が堕ちかけた時、あいつがそうしてくれたように・・・」
遥 >「術を施されているなら説得も難しいと思うけれど・・・(’’」
翔真 >「………優先順位を間違わなければ、意味は有るだろう。呼び掛けが効果を露す所まで状況も持って行く事が前提だ。」
アドノレ >「壁役が時間稼いでる間に本体を叩かせてもらうさ」(ニヤソ)
カナタ >「…出来る限りの支援はしますが…」
祐介 >「それなら、その主とやらをはっ倒せば済むんだろ?」
遥 >「まぁ、そうですけれどね。レオンが手を焼いた相手であることを考えるとあまり楽観は出来ませんわ」
祐介 >「俺には・・・これがある。」月衣から蒼の剣取り出し
カナタ >「でも…無理は禁物です。死んでしまっては元も子もないですし…」
遥 >「大層な武器を持っていても腕が伴っていなければ意味がありませんわ」はぁ、とため息(笑)
カナタ >ぐさっと刺さって小さく落ち込んでいるカナタ(TヮT
祐介 >「この『蒼の剣』は・・・吸血鬼にはよく通じるんだ。当てられさえすれば、勝てなくはない」
遥 >「その前提がなってないといってるんですわ・・・」頭抱えるよ、もう(笑) 量産吸血鬼に一発も当てないでいっちゃうんだから(笑)
カナタ >「まぁまぁ…下手な鉄砲かず撃てばあたるといいますし…いつかきっと(苦笑」>遥さん
遥 >「数試す前に命がなくなっていないことを祈りますわ」(ノ∇≡。
鋼地 >「……カナタ姉さん……それ……軽くトドメさしてるよ…………(溜息)」(爆)
カナタ >「そうならないように…ちゃんと見張ってないといけませんね…」ただでさえ全然寝てないのに疲れたため息(はぁ>遥さん
祐介 >「今度こそ、うまくやってみせる・・・」
翔真 >「………剣が最期にモノを言うのは俺達魔剣使いだ。お前の様な転生者の最期の武器は…………積み重ねて来た時だと、俺は思う。」
アドノレ >「何が一番正しいかは誰が最後に笑うかで証明される。俺様の楽しみの為精々長生きするのだぞ」
翔真 >「そうだな………まだやり残している事も有る(フッ)」
フレースヴェルグは、その間にも地中海へと差し掛かっていた…
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