【第17夜】
蒼き門 ふたたび

<PART−10>



カルタゴへの道



弓が眠りについてから、おおよそ3時間後。
アラームと共にCRポッドの蓋が開き、人工羊水が排出された。

弓 >ゆっくりと中から出てきて、包帯を解く
GM >両腕の術式が僅かに光り・・・定着・同化した事が確認できる・・・。
弓 >「………………思ったより、醜悪なデザインはないのね。」箒に書かれるよーな模様と文字が、両腕に…メガテンVの魔人の模様のよーに、描かれてる
GM >今のところ、秋葉原からの続報はないようだ…
弓 >「…………じゃあ………追うとしましょうか……………」

その時フレースヴェルグは、スエズ運河を通過し・・・
地中海南岸を西へと進んでいた。

鋼地 >「……現在地中海南岸を巡航中。まもなく目的地に到着します。」おいしい真鯛が取れます(爆)
弓 >では、電話電話〜〜 ぷるるるる
アドノレ >「俺様だ」(笑)
弓 >「……………ごめんなさい。遅れたわね。」
アドノレ >「まだ敵の顔すら拝んでない。急げばお楽しみに間に合うぞ」
弓 >「…………了解。座標ちょうだい、これから追いつく。」
アドノレ >「うむ」(さるの背中をつついてる)
弓 >では、お着替えにロッカールームへ歩きながら、座標を受信(笑)ごそごそと着替えて、最後に、がしゃん、とアタッシュケースを掴む…ケース横には、銀十字の紋章(笑)
GM >そうそう・・・「もうひとりの仲間」には連絡する?(笑)
弓 >うむ、いまやろうと思ってた(笑)「…………………そうね……ここの情勢も良くないし……いったん国外でほとぼりを冷ますのもアリか……」ぷるるるる
そら >「・・・・・・・・・はい、杉崎です・・・」
弓 >「…………………そう名乗ることにしたのね、そら……(微笑)」
そら >「・・・・・・・・はい。そう名乗ることにしました・・・」
翔真 >はう………こんな所に成長が(ホロリ
弓 >「……………うん…。………それで……今、時間あるかしら?…」…かくしかで(笑)
そら >「・・・わたしに、ですか・・・・・・戦闘能力に支障はありませんが・・・」
弓 >「………もちろん、今の貴女は…ただのツール…道具じゃない。……他にやりたいことや、仕事があるなら…無理に、とは言わないわ。」
そら >「いえ…昨夜、エミュレイターと交戦していて…支援に、行けませんでした」
弓 >「…………それは気にしないの(くす)」
そら >「・・・けれど、わたしには報告の義務があります・・・ふたりの00に、遭遇しました」
弓 >「……2人!?」
そら >「ひとりは、インフィナイト00・・・もうひとりは、インフィナイトの模造品フェイク・・・ロンギヌス00、と呼ばれていました」
遥 >模造品Σ( ̄■ ̄;)
鋼地 >ちょっとまってぇ!!(汗)
カナタ >アンゼ様ぁ〜(笑)
弓 >「………ろんぎぬす00…………って……ええ!?…アンゼロットとまたやりあったの!?」
そら >「いいえ、直接交戦はしませんでした・・・ただし、随行していた人物に攻撃されました。理由は不明」
弓 >「………………なら、なおさらしばらく国内にいないほーがいいわね……正直、あの女アンゼロット相手に、国内も国外もないけど………まだマシでしょう…(−−;」
鋼地 >……いつかアンゼさんから自分の事含めて全部聞いてやるぅ!!(爆)
そら >「・・・ほのちゃんからやリカルドさんからも聞きましたが・・・そのロンギヌス00は、件の人物に抱き込まれただけだったようです。しかし・・・弓さんのいう通りかもしれません」
弓 >「………わかった。…いちおう事後処理もあるだろうから、こっちと合流するなら、神代と保険医のセンセにはあらかじめ相談しておいて。」
そら >「・・・わかりました・・・事情は報告しますが、よいでしょうか?」
弓 >「……おーけー……あ……うーん………(ちょっと悩んでる)……………………まぁ、たぶん、もう連絡してあると思うから、いいか…」
そら >「・・・・・・わかりました・・・弓さんといっしょ、いっしょ・・・♪」きっとにこにこしてるのだろう(ぁ
弓 >「…………(くす)……じゃあ、日本海上空で合流しましょう……」
そら >「・・・わかりました・・・♪」
弓 >では、アタッシュケースを、そのままふわりとスカートで包み込むと…ぱっと消えて(笑)(IN月衣)「…………………メジャー…聞こえる?……ブラディ・リリス、出撃許可を申請する。」
浦戸 >「蒼魔か・・・術式はもう安定したか?」
弓 >「…………ええ……良好よ。」
浦戸 >「・・・では、出撃地点を申請せよ。いちおう、だがな」
弓 >「…………そうね………敵のいるところ、さしあたりはカルタゴへ」
浦戸 >「・・・目的は」
弓 >「……見敵必殺。…灰は灰に、塵は塵に。」
浦戸 >「カルタゴ・・・遺跡都市、チュニジアの大統領官邸所在地だな。出撃承認だ・・・ただし、慎重に行動せよ」
弓 >「…………………了解。………ブラディ・リリス、出る…!」

一方、通信を終えたフレースヴェルグ…目的地、カルタゴは目の前であった。

祐介 >「・・・やっぱし、眠れなかった・・・」
アドノレ >「弓が後ろからかっ飛んで来るぞ。祐介は戦闘準備だ」
翔真 >「了解した。」
GM >そして、フレースヴェルグはカルタゴ上空に到達する・・・。
鋼地 >「……カルタゴ上空に到達。これより周囲警戒、及び探査に入ります。『イサーク』、『イシュマエル』、お願いね。」
祐介 >「あれがカルタゴかぁ?…なんか予想外だぜ…」

そう、そこは…どこからどう見ても、
古代遺跡が点在しているだけの、ただの高級住宅地であった。

ちなみにチュニジアの大統領官邸も存在するのだった・・・
迂闊にカメラ向けると撃たれるらしいので、気をつけよう!(笑)

鋼地 >今はワールドカップに出ますからねぇ(笑)
翔真 >「………なんとも、コメントの難しい光景だ(^^;」
アドノレ >「人が増えてそれ以外が減っていく。それだけの話だ。この地の守護はとうに失われてるのだろうて」
翔真 >「守護が無いから、奴等の温床となり得ると言うのも有るのか……。」
アドノレ >「人の造り出す守護は好んで他を排斥するから一概には言えんが」(邪笑)
遥 >「まぁ、時代の移り変わりと言う奴ですわね・・・・」

沿岸に残る円形の湖のような地形は、かつての軍港。
そして、ビュルサと呼ばれる丘を中心に、
いくつもの遺跡が割と距離をおいて存在している…

鋼地 >「……これからどうしますか?」
祐介 >「決まってる。今回の黒幕ってヤツを探し出して・・・ぶっ潰す!そのために、ここまで来たんだろ?まさか観光じゃないよな?」
アドノレ >「とりあえず殺る気十分のままで街中歩くのは辞めておけ」
翔真 >「まずは、現地で情報収集……だろうか。」
鋼地 >「となると……とりあえずどこかに着床しないと……」
翔真 >「状況如何ではまた移動と言う事も有り得るからな………警戒だけはしておいて後は臨機応変に、だ。」>春日
祐介 >「・・・へいへい。それにしても、こんなんじゃ気も抜けるよなぁ・・・」
翔真 >「………言ってる傍から気を抜くな。」軽くコツンと(笑)
祐介 >「いっ、いてぇっ!?・・・ところで、降りないのかよ?」
鋼地 >「今着床可能場所の選定中です。」
遥 >ふと思ったんだけど、着陸じゃないんだ?(笑)
鋼地 >あぅっ(笑) SF中毒の末期症状がっ(爆)
祐介 >「あの箒とかでびゅーんって行けないもんかなぁ?」
遥 >「人目につかないところであればそれも出来ますけれどね」
カナタ >「人目につくとマズイですから…」^^;
GM >目の前の遺跡の町は、あくまで閑静なたたずまいをもってそこにあった・・・円形になっている元軍港のあたりなら、隠しておけるぞ(笑)
鋼地 >……当面そこにしておきましょう。特殊工学迷彩シートはまだないでしょうし(汗)
アドノレ >善きに計らえ(笑)
鋼地 >「…………これでよし……っと……(なるべく見られないようにこっそり操作・笑)」
祐介 >「・・・・・・・やっぱ宇宙戦艦だよなー・・・」着水するところを見て。
アドノレ >「BGM要るか?」
祐介 >「・・・・・・いや、よしとく(−−;」

かくして一同は、巨大な円形の軍港跡にフレースヴェルグを着水させた。

祐介 >「ぷはー、外だ外だー!!」
カナタ >「くすくす…あんまりはしゃいでると転びますよ^^;」
アドノレ >「ところで誰かに連絡を入れるのではなかったか?」
祐介 >「・・・おぉ、そういえばそうだったぜ・・・すまね(ニナを再度コール)」
翔真 >「春日………。」
祐介 >「もしもし、ニナか? 俺だ・・・祐介だ」
翔真 >「……………(大きく溜息)」
GM >ほどなく祐介の0−Phoneから、少女のなまらでかい声が聞こえてくる(笑)『もしもしー!久し振りにゃにょだ、祐介・・・どーしたにょだ?』
祐介 >「相変わらずだなお前・・・実は(かくかくしかじか)」
ニナ >『にゃ、にゃんだってぇー!?』その絶叫はよーく聞こえる(笑)
翔真 >やはり(笑)
鋼地 >「にゃ、にゃん?(汗)」ツッコミどころが違うぞ(笑)
カナタ >元気な声にはなれている(何故)
遥 >「・・・・・・・・みみ、痛くありません?」(ぁ>祐介
祐介 >「あいつはいつもあーなんだ・・・もう慣れちまった(−−;」
遥 >「そう・・・・」哀れみの目(ぁ
鋼地 >「……(……類は友を呼ぶ……?)」失礼(爆)
祐介 >「・・・って訳でだなぁ・・・(会話中)・・・え、何だって?・・・へいへい。とりあえず気をつけてなー(通話を終わって)・・・なんだかんだで手伝ってくれるらしい・・・あいつ今イギリスなんだけどな(−−;」
鋼地 >その間に…南洋編の銀十字協会のように、どこかウィザード関連施設が見つかればいいのですが(汗)
GM >ああ、ビュルサの丘のすぐ横に、なまらでかい教会があるようだ(笑)
鋼地 >…………それっぽいのはっけ〜ん(爆)
アドノレ >地下墳墓に棺桶いっぱいだったり(笑)
鋼地 >カナタ姉さん、銀十字コネつながりでアポとってもらえません?
カナタ >はいはい〜^^
鋼地 >「……ふぅ……えっと……とりあえず上空から大きな教会を確認したんですが……(ここでカナタ姉さんを見る・笑)」
カナタ >「教会?銀十字関連の施設でしょうか…それだったらお願いすればなんとか…」
鋼地 >「……調べてみてくれないかな? 現地の人の話も聞きたいんだ。」
カナタ >「…わかりました…」それでは…銀十字のコネクションで…電話などで確認したあとお願いを(笑
GM >うむ、どうも現地の教会は(幸いにも)銀十字の管轄下にあったようだ・・・
カナタ >「…はい。どうやらOKのようです」^^
鋼地 >「……よかった。とりあえず、手がかりの可能性が見えてきたね。」
祐介 >「ところで、ここは・・・カルタゴって何処だっけ?」
翔真 >「蟻塚、地図見せながら教えてやってくれ(苦笑)」
鋼地 >「……(溜息)……現在はチュニジア、北アフリカの……(地図使って説明・笑)」
祐介 >「・・・しまった、そこまで教えてねぇ・・・(またニナをコール)もしもし、もしもし!!・・・出ねぇ・・・OTZ」
翔真 >「………計画建てて行動を起こさないとそう言うハメになる、学んでおけ。」>春日
祐介 >「・・・・・・俺が悪うござんした・・・今回ばかりはなOTZ」

そしてその時。遥とカナタは、また感じた…互いの「セブン」が、またしても感応している。

遥 >「・・・・・・・・。(また騒いでる・・・(’’;」とか
カナタ >「……(セブン…)」またいろいろ悩みとかがもやもや
鋼地 >「…………カナタ姉さん……?(やっぱり心配そうに・笑)」

それと共に、一瞬だが…この遺跡都市の光景に、
先刻も見た暗黒の大都市がオーバーラップして感じられた。
前よりも、強烈に。眩暈がする程に。

カナタ >「…!?…また…っ?さっきの…」ふらっ
鋼地 >「カナタ姉さん!?」必死で支えます〜。
遥 >すこしよろめき〜<眩暈 「・・・っ。(ここが、そうですの・・?」

だが、一瞬視界が戻れば…そこはあくまで、閑静な高級住宅地の顔。
果たして、この遺跡都市には何が隠されているのだろうか?

◆ ◆ ◆

そして…日本海上空。
弓が到達した空域には、既に緑の髪の少女…【そら】がいた。

弓 >「……………はやいのね、そら…。…2人は、行ってもいいって?」
そら >「・・・・・・わたしのためになるのなら・・・反対はしないそうです・・・^^」
弓 >「そう…………じゃあ、いきましょ……!」
そら >「・・・・・・はい」

2人のウィザードたちは、仲間を追って西へ向かう…が、
その後方を飛ぶ、もうひとつの存在があった。


「・・・・・・・・・・発見・・・」


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