【第17夜】
蒼き門 ふたたび

<PART−15>



隠された秘密と真実



その頃…カルタゴに向かっていた弓と【そら】はどうなったのか。

そら >「現在、当チームは地中海上空に到達・・・・・・警告。レンジ3に飛行物体確認。形状は箒及び人間型生物。数は5・・・」
弓 >「………箒で…人間型…5体?…まさか………」
鋼地 >……DS軍団(待)
そら >「識別完了。元絶滅社所属・DS戦団…どうしますか?」
弓 >「…………敵、ね(くす)……敵を前に、他の選択肢はないわね。」
鋼地 >あ、当ててもうた……ボケ失格OTL(笑)
弓 >や、5体とゆー段階で、他にないかと(笑)
翔真 >ボケはともかく、ちとヤバイと思う(^^;
弓 >戦闘?OL?それとも…FCで海ごと?(笑)
鋼地 >真鯛が〜(爆)
そら >FCは時間が掛かるから・・・OLで駆逐しましょう^^
弓 >うい。ではそれいこー
翔真 >南無い(苦笑)と言うかベルもその気配を察したら一時引きそうだ(^^;
GM >DS戦団は…2人を包囲するような形で、徐々に接近していた…
翔真 >むぅ………どうしてDS戦団がこっちに来ていたのかが気になるな……。
そら >「わたしが存在する状態で戦闘を開始した場合、勝率は72%…オーヴァーリンク時に関しての説明は不要と推測します。ただし、どちらのケースでも若干の遅延時間が生じますが…」
弓 >「……………そうね…。…任務優先、といいたいところなんだけど……………」
DS戦団 >「見つけたぞ・・・ブラディ=リリス」「こないだの続きといこうぜぇぇ!」「おおゥやりてェやりてェヤリテェヤリテェ…」「・・・任務開始する」「了解・・・」
弓 >「………ごめんね、皆。………顔見ちゃったら……止まらないわ。…皆殺しにするまで、ね!」
そら >「わかりました。戦闘モードに移行します…ちなみに、どちらの戦法を使用しますか?」
弓 >「…………向こうが、“私”だとわからないと意味がないわね…。1R目は普通に、2R目からOL、どう?」
そら >「・・・わかりました。インフィナイトの用途上彼らへの直接攻撃は出来ませんが・・・応戦は出来ます!」
弓 >「ん。…いいわよ、最初はそれで(そらに頷いて)。………………さて、何の用かしら?…素直に道をあけるなら、肉片くらいは残してあげるわよ?」
2号 >「そうはいかん・・・先日の礼をまだしてないからな」
弓 >「………………勘違いしないで欲しいわね…」

「………お礼をしたいのは、こっちのほうなのよ!!!!」

4号 >「ハ!イキがんじゃねぇや。オメェには一度勝ってんだよぉ・・・そして今度も楽勝さぁ!!」
弓 >ばさああっと翼を広げて、左手に詠唱銃、右手を剣モードに。「………私1人なら…そうだったかもね…。……そら、いくわよ!」
そら >「はい・・・!」
5号 >「そっちのコも一緒に可愛がってやるよ・・・かかってきな?・・・エヒッ」
3号 >「・・・ダメだこいつら・・・(ぼそ)」
1号 >「戦闘開始・・・か」
鋼地 >3号さんが一番まともに見えるぅ(爆)

…と、地中海上空でもうひとつの戦いが始まっていたのと同じ頃。
カルタゴでは…ウィザード達が、あばかれた秘密を前にしていた。

祐介 >「お、おい・・・」
鋼地 >「…………うん……確信できた…………」
カナタ >「…〜><」いそいそと髪の毛もどし…自分の顔を否定しているようにも見えるかもしれない^^;
遥 >「・・・なんなんですの?ほんとに(’’;」<確信とかおいとか
カナタ >「あ…あんまり人からかうと…さすがにワタシでも…お、怒りますよ…」少し顔を紅潮させつつ>確信とかおいとか
アドノレ >少し耳に入って後ろに聞き耳
翔真 >「…………」では合わせて沈黙
カナタ >あーあ…同じ顔だと気付かれた…早くカナタの自分の顔嫌い治さないと遥さんに失礼だ(笑)
遥 >その理由は何なのだろう(笑)
祐介 >「・・・・・・・つぅかさ、世の中にはこういう事が結構あるとは聞いてたけど・・・」
鋼地 >「……僕の記憶は……何故だか分からないけれど……『カインの秘宝』に関する記憶がある……秘宝自体の記憶じゃないけれど……そこには……遥さん、カナタ姉さん。二人がいた。」
遥 >「?(’’」秘宝の話っぽいのでちょっとおとなしく聞いてみる(笑)
鋼地 >「そして……僕には貴方たち二人が…………『同じ存在に見えるんだ』。」
カナタ >「…お…同じ?」咄嗟に隣の遥さん見つつ
遥 >「何を言ってますの?カナタさんと私は同じどころか反対・・・ともすれば相反すると言っても良いくらいでしょうに(’’;」属性とかクラスとか
カナタ >「はい…それに…失礼ですけど…似たような顔の人なら世界中に数人いるといいますし…」
翔真 >似た様な人間はいる………俺とアズラエルとか(苦笑)
アドノレ >俺様とサムンゾ(違)
祐介 >「・・・顔だけなら俺も見たけどさ・・・確かに同じ顔だった。ああ、間違いない」
鋼地 >「自分の記憶の癖にはっきりと分からないんだけど……二人の顔を並んで見でてもらって……確信できた。少なくとも……深い繋がりがあると想う……」 っと、そうだ。ここで二つのセブンについても秘宝の記憶から何かたどって見ます〜。
遥 >ぬぬ、気になる…
カナタ >気になりますねぇ(笑)
GM >了解・・・すると、まず判明することがひとつ。ふたつの「セブン」は・・・本来、2本ひと組で使われるはずの剣だった・・・!?
遥 >両手剣なのにΣ( ̄■ ̄;)
鋼地 >あんな馬鹿でかい剣を二刀流!?(汗)
カナタ >二本で18も重量つかうのに(笑)
GM >そして・・・更に開示されたおそるべき秘密とは・・・

遥とカナタは、本来ひとつの存在であった。
すべての吸血鬼の源であり、守護者や魔王に匹敵し得る力を持つ
世界最古の不死者「吸血鬼の神祖」ザ・カイン…
その直系の血を継ぐ、現時点では最後の存在だったのだ。

かつて、世界結界がまだ完全な形になっていなかった頃。
ザ・カインは永遠にも等しい己の時をかけて、2本の剣を創り上げた…
それこそが「七つの美徳」「七つの罪業」。
そのあまりの力ゆえ、普通の者は2本を同じく携える事が出来ない…
ただザ・カイン自身と、その直系の子を除いては。

ザ・カインは更なる放浪の果てに、今はルーマニアと呼ばれる場所の農村で、
とある家の7番目の子たるひとりの娘を知った。
6人の男女に続く最後の子は娘で「エターナ」の名を与えられた…
ザ・カインによれば、彼女こそ「吸血鬼」という種族に対する「究極の救い」となるはずの者であった。
しかし、何故彼がこのような事を企てたかは謎である。

しかしそこに、事態を知ったアンゼロットとロンギヌスが介入、ザ・カインとの間で戦いになった。
これに巻き込まれたエターナの家族は死に絶え、
生まれて間もないエターナと2本の「セブン」は、悉く彼女の手に落ちた。
ザ・カインはこの戦いにあっても無傷だったが、その後の足取りは不明である。

アンゼロットは天界の助けを得て、吸血鬼たちにエターナの事を知られないよう、
その存在を二つに分けた…光の特質を持つものと、闇の特質を持つものに。
魂のみの存在となった前者には、守護天使の翼を触媒とした新しい身体が与えられた。
かくて天使のひとりとなったそれ…アンゼロットにより「カナタ」と名づけられた…には、
正しき導き手として、彼女の母の記憶を移植した「七つの美徳」が託された。
さて、吸血鬼の特質を残す後者には、先のカインとの戦いに巻き込まれた無垢なる魂が与えられ、
本来の能力を封印された上で人の手に託された。
それ故直接「七つの罪業」は託されず、彼女に近しい者の手にゆだねられた。
ただし、それは運命の導きにより、やがて彼女…「遥」と名乗るようになる…の養父から、
彼女自身へと与えられる事になるのだが。

そして、この2人が合一する時、その手にした2本の「セブン」の真なる力は、
事実上不死であるはずの真祖をも滅ぼす事が出来るという。
だが…彼女達がこの世に生まれ落ち、そして分かたれてから既に500年近くの時間が経過している。
おのおの異なる自我を得るに至った2人が、本来の姿となる事は可能なのだろうか…?

遥 >Σ( ̄■ ̄;)
翔真 >おぉ………。
カナタ >うわぁうわぁ〜(笑)
鋼地 >……ってすごいな……(汗)
遥 >ど、どえらいことに(’’;
GM >いやぁ、これまとめるのは大変でした(笑)
弓 >なるほどねー。…本来の姿を取り戻したら…私の≪枝≫や、FCよりも、確実に「消滅」を与えるわけかー
GM >まあ、それは吸血鬼の真祖限定なんだけどね。いうなれば「真祖殺しの真祖」(笑)
アドノレ >種族的には人事じゃないのか(笑)
翔真 >”不死”の真祖を滅ぼせるのだから、少なくとも吸血鬼のカテゴリーに含まれるものに対しては確実にそうなる訳ですな。
GM >うむ。少なくとも、アンゼロットがその力を危惧し分割するほどに強大な存在なんだろうね、本来は(爆)
弓 >まぁ、世界でもっともポピュラーな封印方法ですしなあ(笑)
鋼地 >……っというか……なんでんな事知ってんだ守護天使!!(爆)
GM >ああ、それは簡単。鋼地・・・かの守護天使の翼はさて何枚?
遥 >む?カナタさんは蟻塚さんの片翼から?(’’;
鋼地 >…………キャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!(爆)
カナタ >パパ!?(笑
鋼地 >カナタ姉さんのほうが年上でしょっ!?(爆)
GM >パパというか(笑)現在鋼地が纏う…守護を受けている…古来から存在していた守護天使。その片翼が、カナタが「生まれた」時の触媒に使用されているというお話なのです(笑)
弓 >まぁ、きくたけワールドだと、各世界に7人くらい守護天使がいるよーだしねー。
GM >まあ、いってみれば・・・後年に出現する、ソルティレージュの同類のようなものでしょう(笑)
鋼地 >……なんでそんなのがこの子に〜?(笑)
GM >それは既にちこっと説明されてるはずだ…《神霊を纏う者》蟻塚鋼地、と(笑)
鋼地 >それがわからんのじゃぁ(爆) 少なくとも『間宮 満照』時代には無かったし〜(核爆)
GM >確かに、『間宮 満照』としてはね…しかし、今この時点で重要なのはそこではないという事で(笑)
鋼地 >……結局、わかったのは高次霊媒体質であることと何故かアンゼさんの下僕認定されていたことだけか(核爆)
遥 >と、とりあえず。途方もなさ過ぎてぽかーんとしてよう(笑)
カナタ >同じようにぽかーんと…(笑)
GM >当事者2人が茫然とするほど、長い時間が流れていたという訳だねぇ(笑)
祐介 >「なんか・・・この蒼の剣もすげぇけど、あんたらもすごいんだなぁー・・・」>遥、カナタ
遥 >「あ、あは・・・は。 そんな話、信じられるわけ・・・・ねぇ?」思わずカナタさんに振っちゃって見る(笑)
カナタ >「………」思いたくないけど…きっとどこか奥底で信じてしまってるような顔(笑)
翔真 >「降って湧いたような大きな話だ。信じたく無いのも解らんでも無いが………先程のベルの言動から察するに信憑性は高いと思う。」
遥 >「で、でもベルは・・・蟻塚さんを・・(’’;」弱気弱気(笑)
翔真 >「(頭を振って)………封印、と言うか一時的とは言え危機回避の方法も、聞き及ぶ限りアンゼロットが絡む大きな組織等が使う手段に酷似している。その面からも事実で有る可能性は高い。」
遥 >「で、でも・・・(’’;≡;’’) 何かの間違いと言うことも(、、;」おろおろおろおろ
鋼地 >「……少なくとも……『僕の記憶にはそう残ってる』んです……」
GM >高次介入の影響で残った記憶です(笑)
翔真 >「……蒼の剣がウィザードの、強弁すれば人側の”対吸血鬼武器”の極み。そして二振りのセブンがエミュレイター側の同じ物と言う様に俺は思える……。」
祐介 >「いや、むしろ逆なんじゃないか?…そもそも俺は【蒼き門の継承者】…ヤツらの側に立っててもおかしくない存在だって話だしな」
翔真 >「ふむ………なるほど。」
遥 >あれ、生が退屈になりすぎて死を望む吸血鬼の望みを叶える物なんじゃないかなーとか?
GM >まあ、時間軸的にはカルタゴの件から1500年は過ぎていて(つまり蒼の剣よりずっと後)、しかも背教者会議とはまったく関係ないザ・カインの手になるものなので…別の意味もあるかもしれない、と説明しておこう(笑)
遥 >ふむふむ・・(’’
弓 >んー……しかし……それって、遥とカナタが「1つになる」かもしれないとゆーことでは?…そうなったら、人格とかどうなっちゃうのかね(くすくす)
鋼地 >だから、それを確かめるのがいいと想います。「……………アドノレさん、ちょっとお願いしたいことがあります。」
アドノレ >「ん?」
鋼地 >「確か……ゾーンジェネレイターもってませんでした?」
アドノレ >「持っておるぞ」
鋼地 >「……ちょっとハンニバル達に干渉されにくい空間をつくって欲しいんです。」
アドノレ >「ふむ。よかろう」さるがてけてけ歩いてくる「密会の面子はそちらで指定するがいい」
鋼地 >「……一つ試したいことがあります。ご協力お願いできませんか?」>ALL
翔真 >「内容如何、だな(フッ)」>蟻塚
鋼地 >「……成功するかはわかりませんが……二つの魔剣、二人の末裔、この存在の想いを……一つにつなげられればと。」
翔真 >「同じ魔剣使いからとして言わせてもらえば……状況が整い、本当に必要となった時にそれは自ずと成されると思う。」>蟻塚
鋼地 >「……今がその時かは僕にはわかりません。でも、状況を整える手伝いくらいは……できると想います。」
アドノレ >「何をするのか知らんが見てる分には構わん。当事者の意見が先だろうて」
鋼地 >「もちろん強制するつもりはありません。決めるのは僕じゃない……お二人ですから。遥さん、カナタ姉さん、信じられないかもしれないし、僕は魔剣使いじゃないから魔剣と主の関係がどんな物かはわからない……だから……二人自身が、その『セブン』に直接会ってみませんか?」>遥さん、カナタ姉さん
遥 >「た、確かめるにしても。先に今すべきことをしてからでも良いのではなくて?(’’;」当初の目的をー(笑)
カナタ >「そ、そうです…第一…そんなこと急にいわれても…どうやったらいいか…わからないし……」>ヮ<;
GM >カナタの意識に聞こえるはずの「セブン」…実母の声も、今は聞こえないようだ。
カナタ >セブンめ〜…あとでパイルバンカー風に改造しちゃる(何故やつあたり・笑)
祐介 >「・・・って、おふたりさんは言ってるけど・・・どうすんだ?」>鋼地
鋼地 >「…………そうですね……すみません。出すぎた真似をして(深々と陳謝)。さる君もごめんね?」
アドノレ >さるがシュタッと敬礼してアドノレの方へ走ってく
翔真 >「もし、試してみる気になったら、その時は遠慮無く言ってくれ(苦笑)」>崎守嬢&セラフィール嬢
遥 >「え、えぇ・・・(、、;」
カナタ >「…はい…」いちおう頷いておく>翔真さん
祐介 >「ま、結局なるようにしかなんないもんな・・・」
アドノレ >「取りあえず傷を治して、それからどうするかだな」

遥 >「遺跡の調査のほうは・・?(’’」話聞いててすっかり忘れてた人(笑)
翔真 >「………当初の予定通り他の遺跡も調べてみるかどうか、くらいだな(嘆息)」
カナタ >「(これでいいの…これで…セブン…あなたは何も喋らなくていい…答えを聞かなくてもいい…!)」きゅっと月衣の柄握って

かくして、一同はダメージの回復に専念する事になる…
そして、地中海上空での戦いもまた、終わっていた。
本来魔王を相手に出来るオーヴァーリンク…所詮DS戦団風情では、
太刀打ちできる道理はなかった
のだ…。

鋼地 >か、かわいそう……いっぽーてきな虐殺だ(爆)
遥 >い、一時は人数に任せてぼこぼこにしてきたのに今度は省略されちょる・・・
弓 >「…あははははははははは」
GM >DS戦団の5人は・・・悉く砂浜の上に投げ出された格好だ。「ば、莫迦な…前回のデータと違う…」
そら >「・・・リンクアウト。敵はすべて、戦闘機能を失いました・・・」
弓 >「(にっこりと微笑んで)……今日の私は、急いでいるの…だから…“見逃してあげる”わ(くすくすくす)」 とゆーわけで、トドメさされるより屈辱をぷれぜんつ(笑)
そら >「・・・・・・・・・・^^」殺さなかった事に対するリアクションらしい(ぁ
弓 >「いきましょう、そら。………無駄に消耗してしまったわ。…時間も、体力も、魔力も。」
そら >「・・・わかりました。チュニジア、カルタゴへの予想到着時間は・・・7分弱です」
弓 >「…トータル20分の遅れね……回復しながら、ゆっくり行きましょ。到着時間、15分に修正。」
そら >「・・・はい。弓さん・・・コンディションに問題はありませんか?」
弓 >「……(両腕を見ながら)…うん…、…OLでちょっと熱を持ってるけど…すぐに収まる。」
そら >「・・・わかりました。問題ないレベルに調整します^^」
弓 >「…ありがと。まだ馴染んでないだけだから、だいじょぶよ。……いきましょう。」
そら >「・・・はい^^」


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