【第17夜】
蒼き門 ふたたび
<PART−16>
噴き出す闇
静けさを取り戻したトフェで、回復行動を続ける一同。
翔真 >「しかし………二人は言わば双子の姉妹の様な者なのだな。美人姉妹で喜ばしい限り(フッ)」
祐介 >「美人・・・ってか、その・・・可愛いって部類じゃないか?」
翔真 >「好みや主観の差だろう(フッ)尤もお前に取っては九条嬢が基準だろうからそこの差かも知れないが(ニヤリ)」
祐介 >「なっ、何を言いますかあんたーっ!?Σ(@@;」
翔真 >「(口元を引き上げて)………解り易い奴だ。とりあえずお前も回復しておけ、恐らくこれからが本番だろう。」
祐介 >「・・・わかったよっ(ぶっきらぼうに)」
その時、レインコールで一同を回復させたアドノレは・・・
先ほどの戦場だったトフェ、その一角でほんのりと輝くものに導かれた。
アドノレ >「…?」確かめに行く
GM >そこには・・・先の石碑と同じような石碑があった。ただ、その姿は明らかに違い・・・小さな子供のような、そんな姿がかたどられているようだ。
アドノレ >そっと手を伸ばす
GM >その像からは・・・古きプラーナの輝きが漏れていた。更に、先の意識とは違う意識が語りかけてくる・・・
『私の名はタニト 時に忘れられた守護者』
『この地を支配していた魔王が その力を解き放とうとしています』
『かつては私がその呪いを中和していましたが いまやその力はなく そして時間がありません』
アドノレ >「望みを述べてみよ。具体的にだ」>タニト
『今の私には これを残すことしか出来ません』
『魔王となったものを討ち この街に平安を かつて魔王により 犠牲とされた子等の名のもとに』
GM >石碑の内部から…鈍い輝きと共に、魔石Sが1個姿を現す。
アドノレ >「我等に潜みし邪悪への道を示せ、我等は汝の想いに応えよう」>タニト
『邪悪の根源は 都の中心 虚栄に飾られ 本来の意図を失った場所』
アドノレ >水を皆にぶちまけた後、地面にしゃがみこんで何かしてるように見える>ALL
翔真 >「………どうした?大丈夫か?」>アドノレ
鋼地 >「……?(アドノレさんのほうをみる)」
遥 >「・・・・・。何をしてるんですの?」濡れ鼠でスカート搾りながら問いかけてみる(ぁ
翔真 >崎守嬢のおみ足がちらり、済まんリカルド(爆死)
アドノレ >いつもと立場が逆だ(笑)
カナタ >「どうか…なさいましたか…?」
アドノレ >「滅びし者達の声が告げている。目覚めし邪悪の位置を」>ALL
その時。トフェ…いや、カルタゴの全域で、天地が激しく震動を始めた。
アドノレ >「託された命の欠片だ」S魔石を持って立ち上がったらぐらぐら
鋼地 >「!? これは……!?」
遥 >「・・・・地震?」辺りを見回してみる
翔真 >「何っ………これは一体……!?」
鋼地 >「うわっ!?(転倒)……(……さすがに……あれだけの後だと……ちょっと……キツイ……かな……)」
祐介 >「おいおいおいおい!? このあたりで地震なんて起きるのかっ、普通!?」
アドノレ >「土地自体が封印ならば、それが揺らぐ事の意味は直ぐに判ろう」
そして、一同は見る…カルタゴの上空には、再び紅月が浮かび上がっていた!
そして…その異変は、地中海上の弓と【そら】の行く手にも…
そら >「・・・広域サーチに反応・・・警告、到達予定地点に紅月!」
弓 >「…………予定を再修正……5分で行くわよ。」
そら >「・・・わかりました。急行します・・・エナージョンウィング、出力・最大・・・っ」
弓 >「ウィングバインダー、オープン………全出力を翼へ。」
弓と【そら】の行く手には、カルタゴの街。そして今…
轟音と共に、その地中から巨大な漆黒の逆十字が出現した!
【トリビア】十字架の発祥は古代カルタゴにあるそうだぞ!なんてこった!!
弓 >( >▼<)つ皿 へー へー へー
翔真 >「………本命が現れた、もしくはその前兆と言う所か……」
鋼地 >「……あれは…………」 またちょっと記憶をたどってみる
祐介 >「なっ、なんだありゃ・・・(不随意デジャ=ヴュ)・・・ヴォルファー・・・!?」
翔真 >「………知って居るのか?」
GM >その時、祐介は不意に激しい頭痛を覚える…!!
祐介 >「うぐぁ・・・そうだ、ヴォルファー・・・蒼き門の向こう側・・・ッ・・・!!(頭を抱えつつ)」
鋼地 >「……!? 祐介さん!?」
カナタ >「…祐介さま!?…」
祐介 >「ヤツは、俺を狙ってる・・・完全復活のために・・・!!」
遥 >「ど、どうしたんですの?(’’;」
祐介 >「俺にはわかる・・・前にこの気は感じたことがある!間違いない・・・!!」
カナタ >「黒い…十字架……不吉な予感がします…でも…行かないと…!」
遥 >「・・・クロス? 黒くて逆さ、いかにも・・と言うかいっそ古典的ですわね。」
翔真 >「行くしか無いと思う………」
祐介 >「ああ・・・くっ、こいつはヤバい・・・ぜ!!」
そこに、弓と【そら】が到着する…
そら >「トモダチの皆さんを確認しました・・・カルタゴ市内古代遺跡上・・・合流しますか?」
弓 >「……ええ。」
そら >皆さんの前にどーんと着地して(爆)「おそく、なりました・・・」
弓 >不遜にも紅い月をバックに、降りよう(笑)「……………………ごめん。ちょっとトラブルがあった。」
翔真 >紅の光に染まるリリス様(爆)
鋼地 >「……あ……そらさん、弓さん。」
翔真 >「そら?それに弓ちゃん………間に合ってくれたか(笑)」
アドノレ >「よく来たな。邪悪は未だこの地に存在する。戦支度は出来ておるか」>弓
弓 >「……詠唱銃の方はスッカラカンだけどね。……別のモノ、もってきたわ。」
そら >「カルタゴ市内全域に、クリーチャー反応を察知・・・」
遥 >「全域? 現地のウィザードが何とか対応してくれれば良いのだけれど・・・」
GM >天突く高さで聳え立つ黒き逆十字の周囲は・・・黒く濁っている。おそらくは、【そら】の言う通りなのだろうか。
◆ ◆ ◆
さて同じ頃…カルタゴ・ローマ劇場。そこに、3人の人影が集まっていた。
ウィザード達は知る由もなかったが、彼女達こそこの劇場を借りていた者達。
マルクト機関のエージェント、霧島 翼。
瑞鳳学園統合生徒会副会長、日向 芽衣。
そして、シスター姿の謎の女性、エイミ=フューリアス。
彼女たちは、その目的の一環として、ここカルタゴに集まっていた。
…直後に発生する、異常事態も知らずに。
「こんなところまで、出張しないといけなくなるとはね」
「…仕方ないよ。瑞鳳学園もエミュレイターの襲撃で、安全とはいえなくなったし…」
「それに、アルカナの継承者候補は世界中に存在し得ます…
1ヵ月後の開催に向けて、こちらも急がねばなりませんからね」
だが…その周囲に、無数の黒い影が浮かび上がる。
「……これも予想の範疇内って訳、エイミ?」
「…いいえ。これはあり得ない事のはず…やはり、これも『18年前の異変』が…」
当惑げに呟くエイミだが、これだけははっきりしていた。
今戦わなければ、彼女達の計画は水泡に帰すると。
「………来るよ」
エイミを後ろに下げるような形で、戦闘態勢を整える翼と芽衣。
目的上対立している2人にしては、手慣れた動きである。
だが、「敵」は既にその周囲…上空にすら殺到していた…。
カナタ >おおう!?
鋼地 >これってNWと関係あったん?(笑)
弓 >ないはずだけど…まぁ、きくたけ世界だしなぁ(笑)
まあ、ぶっちゃけ読者参加企画上がりの公式設定としては「Dear…」の前例もあるし、
イラストレーター同じだし(あかりんや水希も同じようなロザリオ…らしきもの…を持ってる)、
この分ならそのうち、節操なくNWへと統合される事でしょう…って訳で、
公式の先手を打って、読者参加企画「アーケンローズ」からの客演でした。
…ところで本当に大丈夫か、「アニコレドラゴン」…(笑)
◆ ◆ ◆
GM >既にこいつらと戦っているから分かるけど・・・クリーチャーはヴォルファーの眷属(下級吸血鬼)、スラツィト、そして…数はまだ少ないが、ヴォスドもいたりする。
弓 >「到着するなり、忙しいわね…」
翔真 >「イノセントに被害が出る前に片付けたい、急ぐとしよう。」
鋼地 >「……了解です。」
カナタ >「はい…ワタシ達はワタシ達でできることを…」ばさっと羽広げて飛翔
遥 >「わかりましたわ」翼を広げてー・・・月上がってるし平気だよね
弓 >「月が出てるんだし……飛んでも問題ないわね。」ばさばさ
アドノレ >ぶぅわさっ
翔真 >「最短距離で向かう、飛行能力の無い者は箒に搭乗。春日は誰かに乗せて貰え………行くぞ。」
鋼地 >「『イサーク』、『イシュマエル』! 祐介さん、乗ってください!!」>祐介さん
祐介 >「ああ・・・さっきから頭痛がするんでな、頼むぜ」
鋼地 >「……無理なさらないで下さい。貴方にも、未来があるんですから(祐介さん乗せて飛翔)」
翔真 >WBUに搭乗。念の為次元潜航装備を起動させておきます。
GM >ちなみに、飛べば無条件で判明する。逆十字の根元のところには・・・サン=ルイ教会が存在している。そしてその周囲は、スラツィトとヴォスドがみっちりと(爆)
鋼地 >……アノヤロウ(待)
GM >逆十字の表面から連中は現れ…スラツィトとヴォスドは飛べないので、結局そこに溜まるという寸法だ(笑)
翔真 >そこはかとなくダークローチを思い出した(苦笑)
鋼地 >「……あそこには……教会があるはず……」
遥 >「なんとも妙な組み合わせになりましたわね、教会に吸血鬼」おまえが言うか(笑)
そら >「フレースヴェルグを誘導しますか?」
翔真 >「可能で有れば頼む。雑魚を殲滅するには持って来いでもある。」
そら >「わかりました。フレースヴェルグ、遠隔起動・・・」
カルタゴ市内は月匣に包まれ・・・水中から垂直に、無人のフレースヴェルグが浮上する。
GM >さて・・・逆十字に、どんなコースで突入するか。これが問題だろうか?
アドノレ >飛行で接近。根元に砲撃、直後に降下という事になるのだろうが…
遥 >最短ルートくらいしか思い浮かばない(ノ∇≡。
カナタ >最短ルートだから…直進^^;?
弓 >最短ルートといえば…この場合は弾道ルートかね
翔真 >急がば回れと言うのも有りますが………遅れ気味なので敢えて最短ルートに1票。
アドノレ >敵が飛べないのは承知してるが、飛び道具を何も用意して無いという保証も無い
GM >ああ、下級吸血鬼が死の視線を持ってたね。これも対戦済みだからばらしちゃうけど(笑)
アドノレ >精々高度を上げるくらいか?
翔真 >逆十字に突っ込むか、教会に向かうかでも違いますな。自分は教会を推したい。直上から真っ直ぐ降下と言う危険なルートになると思うけど。
鋼地 >う〜ん……私も協会派ですね。一番戦場にしやすいような気もします。高度を上げて上から下にフレースヴェルグ砲撃→急速下降→根元に突入って感じでしょうか……?
弓 >教会を拠点にするのは悪くないですな
遥 >同じく教会ー、今夜の宿がっ!(オマエ
カナタ >うー…カナタの聖地〜…聖職者…シスターともあろうものが…教会を荒らすなどと〜>ヮ<……でもPLが教会に一票(笑)
アドノレ >聖なる地を汚す者を排除するのは問題無いだろ>カナタ
カナタ >気にしないでがしがしやっちゃってください(笑)
◆ ◆ ◆
同時刻、イタリア・ローマ聖王庁。
玉座に座るのは他でもない、ローマ聖王グレゴリオ=ビウス11世。
そして、その前に傅くは…聖剣を携えた、大柄な神父。
「お呼びか、聖王」
「…古代の先達によるカルタゴの封印に、異常が発生している」
「カルタゴ…あのカルタゴの事か。だがかの地には、サン=ルイ教会があったはずだが」
神父の疑問もあらばこそ。聖王は、傍らの映像を示す。
そこには、カルタゴの街に現れた黒き逆十字が映し出されていた。
「遺憾ながら、そのサン=ルイ教会内部で問題が起きた。
既に『天使』カナタ=セラフィールが赴いているはずだが、
今に至るも到着の知らせがない…」
「ほぅ…アンゼロット直属の天使が、消息を絶つとはな。確かに只事ではあるまいが」
「万一カルタゴの封印が解き放たれれば、世界に未曾有の事態が起きるであろう。
それは断じて止めねばならぬ」
「…それで、この私の出番という訳か。
よろしい…カルタゴの状況、この私が確かめて来ようではないか」
「頼むぞ、グィード…最悪の事態に備え、第一〜第七銀十字騎士団を随行させよう」
聖王の命を受け、神父…グィード=ボルジアは今、立ち上がった。
「承知した…In Nomine Patris,et Filii、et Spiritus Sancti.Amen.」
◆ ◆ ◆
さて、グィード=ボルジアが向かっている、そのカルタゴでは…。
アドノレ >「彼の者は虚栄に飾られ本来の意図を失った場所と申しておった」
翔真 >「………現在、その場所は何処を指すのだと思う?」
アドノレ >「本来なら神聖なる場所が最も汚される。それが敵の流儀と思わぬか?」
鋼地 >「……なら……教会ですね……」
翔真 >「………確かに。」
そら >「戦術演算、完了。周囲の妨害を排除したほうが良いようですね・・・一斉射撃の後、大型の敵はわたしが抑えます。みなさんは、その間に奥へ」
カナタ >「…はい…心苦しいですが…しかたありません…」
弓 >「………………決まりかしらね」
翔真 >「良し、そのプランで行こう。準備出来次第実行開始だ。」
祐介 >「あぁ、早いとこ頼むぜ・・・」
そら >「・・・・・・・・・・・作戦実行時、わたしに策があります(にこ)」
鋼地 >「……策?」
そら >「・・・すぐに、わかります^^」
翔真 >「お楽しみって奴だな……(フッ)」
鋼地 >「……わかった。君を信じるよ。力を貸して欲しい。」>そらさん
カナタ >「では…後方はお任せします…」>そらさん
そら >「・・・・・・・わかりました。後からまいります^^」
弓 >「……じゃ………まずは私が一掃しましょうかね。」
鋼地 >「了解です…………お待たせしました祐介さん。これより……出撃します。」
祐介 >「おう・・・」頭痛に耐えつつ、蒼の剣を出してみる。
弓が、フレースヴェルグの主砲を使ってヴォイドアタックを仕掛ける…
「……………術式強制介入…成功…」
その一撃で、場にたむろしていたスラツィトが瞬時に薙ぎ払われた。
そしてその間隙を縫い…ウィザード達は、教会の敷地内へ突入する。
僅かに出遅れたアドノレと弓だったが…ヴォスドの左右からの一撃を、2人は避けきった。
そら >全員の到達を確認してから「こんな事もあろうかと…フレースヴェルグ、
鋼地 >「……?(警戒しつつもフレースヴェルグを見る)」……謎の機構発動?(待)
弓 >いつのまにそんな改造を(笑)
鋼地 >気付いたらキャラシーに書いてありました(笑) しかも何故か赤字で(爆)
翔真 >ツールコネクトなんだろうか……それともシューティングフォーメーションとかなのだろうか?(違)
フレースヴェルグ全体が、歯車のような音を立て…
宙に跳んだ【そら】をその内部に収納するや、人型の戦闘機械へと分解・変形していく。
更に、奔る光の魔法陣と共に無機質な「構造」が有機的な「身体」へと変容を遂げ…
「インフィナイト…ナンバーワン^^」
そして、そこにあったのは…【そら】の貌をした、巨大な銀色の神像そのものであった。
鋼地 >マヂデー!?(核爆)
カナタ >…人型…(笑)
翔真 >コンバットフォーメーションの方かぁっ!!(爆笑)
GM >【神像】は、ヴォスドと戦い始める・・・なるほど、サイズ的にはつりあう道理だ(笑)
遥 >だ、第七艦隊もどき状態?(’’;
翔真 >ぐあ(汗)ヤバイ………PC達は知らないけれど00が追って来て居る事を考えると、それは大誤解を買う危険性が(滝汗)
GM >そして、全員が逆十字の根元・・・サン=ルイ教会内部に到達する!
アドノレ >1 >屋根を砲撃でぶち破った 2 >ステンドグラスを割って突入 3 >庭に着地し、正面から礼儀正しく入った(笑)
翔真 >4の既に開いていた穴から入ったでFA(笑)
アドノレ >教会の屋根に穴が空いてたりするか?
弓 >やはりステンドグラスが王道では(笑)
翔真 >周囲を警戒、状況を確認します。
鋼地 >とりあえず祐介さんに降りてもらって周囲警戒。
カナタ >降りたって、羽はいちおうそのままで周囲警戒…まだ剣は抜くか抜かないかためらってる^^
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